こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

本日はシリーズ「お客様のココチ」(→新日記の記事旧日記の記事)、お客様によるココチブランド(=kokochi sun3+kokochi sqir)のオーダー靴をご紹介いたします。

 

本日は、ココチブランドの定番靴であるらるごzanpano、そして今春の新作靴YOIN 2足、計4足をご紹介いたします。

ビジネス用にとオーダーを頂いたらるごから、新品時からヴィンテージ靴のような顔つきのzanpano、そして今春リリースされた雨風に強いYOINと、ココチがハンドメイド靴ブランドとしてご提案できるシーンの幅広さをご確認頂けることと思います。

今後、それが皆様のオーダーでさらに広がりを見せてまいります。ぜひご覧頂きまして、オーダーのご参考になさって下さいませ。

 

以下、表記価格は本記事の公開日時点の税抜価格です。


 

★お客様のらるご:馬革ダークブラウン+ロウ・ブラウンソール

  • オリジナル:68,000円
  • ソールカスタマイズ:マッケイ→ハンドソーンダブル・ダイナイト=18,000円
  • ソール裏ゴム張り:なし=0円
  • スペシャルレザー:なし=0円
  • その他オプション:コバウィール=5,000円
  • 合計91,000円+税

 

らるごについて、当店オンラインストアでは以下のようにご案内しております。

らるごは、kokochi sun3のラインナップの中ではオーソドックスな形の靴です。

ブラウンやブラックなどの単色でお作り頂ければ、「ビジネスでもkokochiを履きたい」というご希望にもお応えできるかと思います。また、パーツごとに革の色や種類を切り替えれば、カジュアルな雰囲気にもなります。

ひもでフィット感を高めることができ、履き心地の良さに定評があります。

 

上の説明にもありますが、こちらは男性のお客様から「ビジネス用に」とオーダーを頂いたらるごです。

ダークブラウンのアッパー、ツヤと光沢のあるロウ・ブラウンソールの仕様で、端正な靴に仕上がっています。

画像2枚目のソール裏はダイナイトソール、ドレスシューズ向けのラバーソールの代表格です。

ダイナイトソールは、靴を裏返して見ないと、ゴムソールだとはほとんど気づかれないのではないかと思います。見た目はカジュアルにせずに、でもゴムソールですのですべりづらくてケアも楽です。

ソールの種類も様々に選んで頂けるようになりましたが、とてもここでその全てをご説明することができませんので、店頭でぜひお気軽にご相談下さいませ。

こちらのらるごの靴ひもは、カントリーシューレースです。ほどよいボリュームがkokochi sun3の靴の雰囲気によく合っていて、脱着時のすべりも良いのでつかいやすいです。

それにしても馬革のこの表情、良いですね。こちらのらるごでは、シボが多めの部分を選んで制作しています。

馬革は丈夫でケアも楽なので、当店ではとても人気があります。ケアはコロニルのスプレーだけで何年も経っている、というお客様も多いかと思います。「革靴がほしいけどケアは億劫で・・・。」という方にはとてもお勧めです。このらるごも、お仕事でがんがん履いて頂けることと思います。
 

 


 

★お客様のzanpano:セロナチュラル+ロウ・ブラウンソール

  • オリジナル:91,000円
  • ソールカスタマイズ:なし=0円
  • ソール裏ゴム張り:あり=2,500円
  • スペシャルレザー:なし=0円
  • その他オプション:柿渋染め、ブロークン加工=5,000円~
  • 合計98,500円+α+税

 

zanpanoについて、当店オンラインストアでは以下のようにご案内しております。

zanpanoは、kokochi sun3が誇る本格派ワークブーツです。

ハンドソーンウェルト&ダブルレザーソールでクラフト感があり、堅牢な作りと履き心地の良さが大きな特徴です。ディテールはメンズのワークブーツですが、そのレディースサイズをしっかりご用意しているのがkokochi sun3ならではです。

細身の木型をつかっているため、カジュアルだけでなくきれいめな服装など、幅広いスタイリングに合います。ハイカットブーツでありながら、後ろから見るとかかとのタブが低く軽やかな印象のため、一年を通じて履いて頂けます。

 

こちらのzanpano、いつもとひと味もふた味も違います。私も入荷して開いたときに、良い意味でビックリいたしました(笑)。まるで長年履き込まれたヴィンテージの靴のような仕上がりです。

工程としては、ココチブランドのオリジナルレザー「セロ」のナチュラルでzanpanoを制作して、柿の渋で革を染めて、さらに後でご説明する「ブロークン加工」を施すという手間がかけられています。

靴をひっくり返してソールを見ると、実は完全な新品であることがわかります。

 

ブロークン加工については、ちょうど作家の森田さん自身による動画がありました。まさにzanpanoをブロークン加工しています。とてもわかりやすい内容ですので、ご興味がございましたらぜひご覧下さいませ。

『 靴のブロークン加工 〜その靴を長く履いて〜 』

 

こちらのzanpanoでは、靴ひもまでクタクタに。そして履き口もこの仕上がりです。zanpanoの履き口って、たしかに履きこむうちにクタッとしてくるんですよね。

革表面のシミも、kokochi sun3の靴では「味わい」になります。オーナー様に、ここからさらに履きこんで育てて頂けるのが楽しみです。

 

 

せっかくの機会ですので、zanpanoができあがるまでの動画も以下にご案内いたします。ハンドメイド靴が丁寧につくられる工程を、ぜひお楽しみ下さいませ。

(ちなみにこちらは2015~2016年の動画ですが、今もこの動画を初めてご覧になって、ココチブランドの靴のオーダーにお越し下さる方が多くいらっしゃいます。ありがとうございます。)

『 一枚の革が靴になるまで 1/4 』

 

『 一枚の革が靴になるまで 2/4 』kokochi sun3

 

『 一枚の革が靴になるまで 3/4 ・ kokochi sun3 』

 

【 一枚の革が靴になるまで 4/4 ・ kokochi sun3 】

 

 


 

★お客様のYOIN:セロ・ナチュラル+ロウ・ブラウンソール

  • オリジナル:82,000円
  • ソールカスタマイズ:ハンドソーンダブル・ダブルレザー=24,000円
  • ソール裏ゴム張り:あり=2,500円
  • スペシャルレザー:なし=0円
  • その他オプション:なし=0円
  • 合計108,500円+税

 

YOINについて、当店オンラインストアでは以下のようにご案内しております。最近の新作なので、説明も長くなっておりますが、お付き合い頂けましたら幸いです。

「オブリークトゥのラスト(=木型)をつかって、ワイドパンツに合うようなワークブーツがつくってみたかったんです」と、森田さん。

オブリークトゥというのは、親指部分が一番長くなる「つま先」の形で、たとえばビルケンシュトック社製の靴やサンダルなどが有名ですが、ココチブランドでもサンサンサンラインで「OTO」という、女性・男性問わずたいへん多くのオーナー様からご好評を頂いている人気モデルが存在します。

ただし、私たち自身「オブリークのワークブーツ」というのは見たことがありません。それを森田さんにぶつけると、「でしょ?笑」と一言。そのイタズラっぽい答えに「ああ〜なるほど〜」と、長い付き合いになる私たちは瞬時に「だからこそなんだな」と理解しました。

さらに「見た目が結構ゴリッとするのでは?」と聞いたところ、めちゃくちゃ嬉しそうに「でしょ?!実際野暮ったいですもん。笑」と。もはやオフィシャルの資料でも、「50年後も色褪せない不滅の野暮ったさを足元に」とか書いてありますし。笑

これはもう「まぎれもなくサンサンサンの新作だ」と感じたのでした。「戻ってきたぞ〜!」と、どんどんワクワクしてもきました。

「ペコスブーツなのにオブリークトゥ」「ワークブーツなのにステッチダウン製法」といったアンバランスさは、たとえば「ワークブーツなのに内羽根式」というzanpanoや「チロリアンブーツなのにサマーシューズ」というCrazy Duckなどを彷彿とさせます。

真上から見ると、その見た目はOTOにも似て。さらに、思い切り「野暮ったさ」がにじみ出るはずのこの靴が、画像を見る限りどこか洗練された表情をしているのは、「それは間違いなくスクイルを経たことが大きいです。意識的ではないので、自然に入ってきているのかもしれません。」(森田さん)

森田さんが「試行錯誤の末にできあがったこの靴を眺めていると、今までの作品たちのエッセンスが、まるで残像のように浮かび上がるんです」と語るように、実はこの1年ぶりのサンサンサンの新作靴は、「今現在の靴作家・森田圭一でしか生み出すことのできない、真にココチらしい靴、kokochi sun3らしい靴」であるといえます。

もちろんこれはいつも通りですが、あらゆるサイズでもおつくり頂けるのはもとより、革の種類や色を自由にお選び頂けたり、そしてソールカスタマイズによってソール構造をアップグレードすることも可能です。

スタイリングとしては、王道的にワイドパンツやデニムパンツと合わせるのはもちろん無敵のカッコ良さですが、私たちインタレストとしては、たとえばレディーススタイルでは、「きれいめワンピース×雨の日用長靴」の組み合わせのような、まさにこれも「アンバランス」な合わせ方も見てみたいと感じます。

細身のきれいめスラックスをブーツインしてしまったり、ショートパンツ&レギンスに合わせて足元だけ膨らませてしまったり、あるいはインタレストでいうとLehのような「まったく別の香り」とブレンドするのもいかにもステキそうです。

あることをきっかけに、森田さんの中をたゆたうように残っていた「余韻」というセンテンス。この靴から自然と感じられる数々の「ココチらしさの残像」。あるときこの両者が森田さんの頭の中で美しくつながって、この新作靴は「YOIN (余韻)」と名づけられました。

「ココチらしさ」の一つに、これも以下でお話しする「デザインのアンバランスさ」という重要な要素がありますが、私たちインタレストからすると、森田さん自身が「不滅の野暮ったさ」と表現するこの靴の見た目と、日本語の透明感やそのニュアンスの美を象徴するような「余韻」という言葉の組み合わせもまた、実にココチらしいと感じられてなりません。

 

こちらは女性のお客様からオーダーを頂いたYOINです。ナチュラルの色でつくるとかわいい印象になりますね。防水スプレーをつかえば、雨の日も履いて頂けます。

革の切り替えにハンドステッチのワンポイントが入って、そのデザインがまた良いですね。ロウ・ブラウンソールの光沢とツヤ感で、カジュアルになりすぎず、きれいめのスタイリングにもバッチリ合う万能靴になっています。

すべり止めのつま先のゴムは「あり」です。この仕様ですと、雨の日に、ソールトニック(=レザーソール向け防水リキッド)をつけなくても大丈夫です。

 

このセロのナチュラルという革は、実は上でご紹介したzanpanoと同じ革なんです。ブロークン加工をする前の新品時はこの表情となります。

セロについて、オンラインストアでは以下のようにご紹介しております。将来の経年変化が楽しみです!

2019年新作のオリジナルヌメ革です。オリジナル4色+工房後染め4色=計8色です。(工房後染め4色は+5,000円のオプション料金)

「ヌメ革」とは広義では「ベジタブルタンニンなめしによってつくられた革」を意味します。その大きな特徴として、「いかにも革らしい有機的な表情」と「分かりやすいエイジング(=育てがいの大きさ)」の2点が挙げられます。中でもceroのナチュラルは、狭義の「ヌメ革」である「ベジタブルタンニンなめしによってつくられた染色されていない牛革」に相当し、美しい飴色に焼き上がるという、ヌメ革の象徴的かつ典型的な素晴らしいエイジングを見せます。

また、ceroには一般で流通しているヌメ革ではあまり見られないもう一工夫があります。「最終仕上げのプレス(=これを施すと皺のない、ツヤのある一般的なヌメ革になります)を極力せず、革本来の質感である皺や、しなやかさ、素朴さが出るようにしました。オイルをたっぷり含んでいるので、鈍いツヤ感が出ています。」(森田さん)

 

 


 

★お客様のYOIN:馬革&鹿革ワイン+マット・ブラウンソール

  • オリジナル:82,000円
  • ソールカスタマイズ:ノルベジェーゼ・ダブルレザー=36,000円
  • ソール裏ゴム張り:なし=0円
  • スペシャルレザー:鹿革=2,000円
  • その他オプション:なし=0円
  • 合計120,000円+税

 

本日最後にご紹介するのはこちらのYOINです。同じYOINですが、革やソールを変えると、こんなに雰囲気が変わります。

アッパーは馬革のワイン(表革)と、鹿革のワイン(裏革=スエード)です。革の種類も、表裏も変えて、ツートーンに切り替えたデザインです。

実はこの仕様、筒の部分にはやわらかい鹿革をつかうことで履き感を良くする一方で、つま先やかかとには汚れやダメージに強い馬革をつかうことで、靴として丈夫になりケアも楽になる・・・という、実際のつかい勝手の良さも兼ね備えたデザインとなっています。本当に工夫がこらされていると感じます。

最初にご紹介したらるごも馬革で制作されていましたが、馬革はケアが本当に楽で、この光沢も長く続きます。

ちなみに馬革は、革がつくられたときのロットによって表情も様々に異なりますので、「どんな革で仕上がってくるかな。」とその振り幅を楽しみにお待ち頂けましたらうれしいです。

そして、こちらのYOINで圧巻なのはこのソールの仕様です。以下でご説明するノルベジェーゼ・ダブルレザーソールの仕様にカスタマイズされていて、ソール周りのステッチ3本は、チャコールグレー、グレー、ホワイトと異なる3色に。ソールの仕様をしっかり主張しています。

 

このソールの製法についても、森田さんによる動画がありました。ここではとても説明ができませんので、こちらの画像をご覧頂けましたらうれしいです。

実はひと針ひと針、森田さんの手で縫われているという、驚くほど手間がかかった仕様となっています。

そのぶん強固なつくりとなり、長年にわたって履いて頂いたときに、革のなじみ方や履き心地の良さも、他とは異なることと思います。

ノルウェイジャン製法の靴

 

 

先ほども書きました通り、ソールの種類も様々に選んで頂けるようになりましたが、お客様が履かれるシーン、普段のスタイリング、ご予算などによって最適なソールは異なってきます。店頭でぜひお気軽にご相談下さいませ。

 

 


 

ココチブランドの情報は、以下のポータルサイトにまとめております。ぜひご覧頂きまして、お気軽にご来店&お問い合わせ下さいませ。

・kokochi sun3 / kokochi sqir ポータルサイト >こちらから!

・kokochi sun3 / kokochi sqir 店頭在庫の一覧 >こちらから!

 


 

★大切なお知らせ

キャッシュレス・消費者還元事業に伴うインタレストの店頭・オンラインストアでの「5%ポイント還元」につきまして >こちらから

10月1日の消費税増税後も、どうぞ安心してインタレストのお買い物をお楽しみ下さいませ。

 


 

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

 

インタレストは店頭(火曜定休)オンラインストア(24時間)にて営業しております。多くのお客様のご来店とオンラインストアのご利用を、心よりお待ちしております。

 

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