経年変化のこと

<イベント> (3/3) 靴作家・森田圭一「路地裏の靴作家 vol.24」(6/8~)のご案内:「どのようなイベントか」、定期的な修理・メンテナンスなどのご案内

 

こんにちは、インタレストです。

 

 

6月8日(土)~16日(日)の会期にて、靴作家・森田圭一さんが制作する革靴・革小物の受注販売会「路地裏の靴作家 vol.24」を開催いたします。

1年に2度のメイン受注会なので、会期末の週末6月15日(土)・16日(日)の2日間は、森田さんも来京&在店いたします。

 

 

*本記事で掲載している価格は、すべて「税込み価格」です。

 

 

 

 

 

★イベント:靴作家・森田圭一「路地裏の靴作家 vol.24」(6/8~)開催のお知らせ(全3本)

 

  1. BUILDのカラーオーダー解禁、魅惑的な新革の詳細なご案内 >こちらから
  2. 足数限定のインタレスト別注レザー2種類の詳細なご案内 >こちらから
  3. 「どのようなイベントか」、定期的な修理・メンテナンスなどのご案内 >本日の記事です

 

 

以下、靴作家・森田圭一さんによるハンドメイド革靴の受注会「路地裏の靴作家」がどのようなイベントかについて、詳しくご案内いたします。

現会場での開催が今回が最後となります関係で、特に皆様から修理のご依頼方法が変更となりますので、この点を中心にお知らせいたします。

 

 

 


 

 

1, イベント「路地裏の靴作家」とは?

 

 

「路地裏の靴作家」とは、インタレストでお取り扱いしている靴作家・森田圭一さんによるハンドメイド革靴をフィーチャーし、そのパーソナルオーダーを承る受注会です。ミニイベントも合わせると、過去30回以上開催しています。

 

 

靴作家・靴デザイナー:森田圭一

靴作家&靴デザイナー・森田圭一さんが制作する革靴や革小物をご紹介しています。
お手頃なイージーシューズからハンドソーン製法による本格革靴まで、
お好みのモデルを、お好みの革&色で、足型を取って木型と合わせるジャストサイズでオーダー頂けます。
森田さんは常に「履く人の側」に立って物事を考える、クリエイターとしては希有な人柄です。
そんな森田さんにしか生み出せない、私たちの心をくすぐるユニークなデザインと、
彼による手作業だからこその「一人ひとりにとっての履き心地の良さ」を、
メンテナンスや修理を繰り返しながら、一生涯味わって頂けます。

 

  • 森田さんが制作する革靴をご紹介するポータルサイト(当店ウェブサイト内) >こちらから

 

 

 

 

 

 

森田さんが手掛ける靴は本当に幅広くて、2万円台のイージーシューズから、4~5万円台の本格レザースニーカー、6~7万円台のマッケイ製法、10万円~のハンドソーン製法、13万円~のノルヴェジェーゼ製法まで、ありとあらゆる革靴をオーダー頂けます。

 

本イベントでは、以上のようなたくさんのラインナップの中から、お好みの革靴を選んだ上で、サイズ、革や素材の種類・色などを自由に選んで頂いて、まさに「世界に1足だけのハンドメイド革靴」を、パーソナルオーダーでおつくり頂くことができます。

その後、森田さん自身が革を裁断するところから制作し、数ヶ月間の納期を経てお手元にお届けいたします。

 

 

 

 

たとえば、こちらの画像で並ぶ6足はすべて同じ「Dawn」というモデルですが、それぞれサイズ・革や素材の種類や色が異なります。このように、お好みのモデルをお好みのデザインでオーダー頂けます。

これまでたいへん多くのお客様からパーソナルオーダーを頂き、たくさんの創意工夫でもって生まれた靴たちの画像を、当店ウェブサイト内の森田圭一さん関連の情報をまとめたポータルサイトで掲載しております。ご自身のオーダーのご参考にして頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

★イベントでご試着頂いた上でオーダー頂けます

 

革靴をオーダーしてみたくても、試着なしでというのはご不安だと思います。そこで本イベント開催中は森田さんの工房から多くのサンプル靴を借り受けて、会場には100足以上の革靴や、ときには革バッグなど革小物がズラリ並びます。

普段は見ることのできない靴やサイズが揃いますので、それぞれのお客様のお好みのモデルやご自身のジャストサイズもきっと見つかるはずです。ぜひイベントにご来場頂きまして、まずはたくさんの靴をご試着頂けましたらと思います。

 

(画像は前回1月に開催した受注販売会開催中の店頭の様子です。)

 

 

 

★靴作家・森田圭一さんも在店します

 

イベントには作家の森田さん自身も在店します。

 

今回vol.24では、6月15日(土)・16日(日)の2日間、来京&在店予定です。ご検討頂いているオーダー内容や足・靴周りのお悩みについて、ぜひ直接ご相談頂けましたらと思います。

 

(以下の画像は、1月に開催した前回vol.23の店頭の様子です。ぜひ今回も、ご一緒に楽しい時間を過ごせましたらと思います。)

 

 

 


 

 

2, お足元の革靴のリペア(=修理)につきまして

 

 

2024年6月下旬以降、当店インタレストの実店舗営業終了後の、革靴の修理・メンテナンスについてご案内いたします。

 

 

その前に、こちら3枚の画像を。過去のイベント開催時に1日でお預かりした修理依頼の靴たちです。

こうした通常メンテナンスの修理依頼が多くあるというのは、つくり手にとっても、私たち販売店にとっても、とても大きな喜びです。これからもドンドン履いて、ときどき修理して、森田さんがつくった革靴たちを育てていって頂きたいです。

オーナー様皆様、いつも本当にありがとうございます。

 

 

 

 

★前提として~「行きつけの修理屋さん」をお持ちになることをオススメいたします

 

さて、今後の大前提といたしまして、まずはご近所か足を運ぶことが可能なエリア、もしくはオンラインの対応がキチンとしている個店などで、「行きつけの修理屋さん」をお持ちになることをオススメしたいと思います。

以下に続く通り、これまでに近いご案内をさせて頂くことができるのですが、今までと違う点として、今後は必ず送料がかかります

 

たとえば、革靴でダントツ多い2種類の修理、すなわち「ソール裏のゴム交換」と「ヒール修理」の場合、簡単な修理のため、これまで通りですと工賃より送料の方が大きくなる可能性が高いです。

とりわけこの2種類の修理については、革靴を履いていれば必ず必要になる必須メンテナンスですので、近所でサクッと直してもらえるに超したことはありません。そもそも洋服好き・革靴好きにとって、修理や調整は日常茶飯です。

それなので、ご近所を歩いて探してみたり、あるいはネットなどで調べて、可能なら足を運び、簡単な修理から依頼して徐々に信頼を深めていって、将来的に「ここなら大丈夫」という修理屋さんをつくって頂くのが一番良いです。

これは、私たち自身の経験的にもそう考えていますし、また森田さんと話してみても「『つくる人』と『なおす人』は知識も技術も違うので」と同様の意見です。

 

 

こちらご参考までに、画像1枚目&2枚目が「ソール裏のゴム交換」、画像3枚目&4枚目が「ヒール修理」、それぞれBEFORE/AFTERです。

上でも書きましたが、この2種類は革靴を履く方にとっては必ず発生する必須メンテナンスであり、修理屋さんにとっても「基本のき」といえる作業です。こうした基本的な修理については、チェーン展開している一般的な修理屋さんにまかせるのも便利です。なんといっても、その場でやってくれますしね。

 

 

 

ちなみに、どこに依頼しても(=森田さんに預けても)素材の問題で修理前から多少見た目が変わることも多いですが、ソール裏なのでデザイン全体への影響は小さく、少なくとも私たちはまったく気にしません。

一例を挙げますと、ゴムソールの場合、かかとだけ削れてしまったときに、経験と矜恃のある修理屋さんだと、以下のようにかかと部分だけ切り取って別パーツを埋め込むという方法を勧めてくれるときがあります。工賃は、高価なオールソール交換の数分の1で済みますので、素晴らしい提案です。

別パーツの新品をつかいますので、以下のように見た目の齟齬が生じる場合もあるのですが、よく考えてみると、ゴムなので履いていればすぐに汚れるし黄ばみますよね。しかも、色が切り替わっているのはソールなので、知っている本人以外は誰も気づきません。これなら工賃の圧倒的な安さを優先したいです。

以下の画像6枚、奇数枚目が修理前(BEFORE)、偶数枚目が修理後(AFTER)です。画像5枚目&6枚目、上から見たらこの通り、ソールは見えません。

 

 

 

★今後の革靴の修理のご依頼についてのご案内

 

一方、もちろん地方にお住まいだったり、あるいはその他の事情で近くで修理屋さんを探すのは難しいという方もいらっしゃいますし、「多少お金はかかっても今まで通り森田さんに依頼したい」という方もいらっしゃると思います。

さらに、故障の度合いが大きかったり、デザインに大きくかかわるアッパー関係の修理だったりする場合は、森田さんに直接依頼しないと大事故になりかねません。

そこで今回、本件について森田さんと打ち合わせを重ねた結果、以下のご提案をさせて頂きます。

 

 

1, 平時 (=イベント会期中以外)
  • 森田さんとお客様の間で連絡を取って頂き、両者間の「直送直帰」となります。
  • 修理工賃、往復の送料を、お客様にご負担頂きます。お支払い先は森田さん(「こうべくつ家」)です。

 

 

2, イベント会期中
  • イベント会場にお持ち込み頂いた場合は、その場でお預かりし、往路の送料を当店で負担して工房に送ります。
  • 戻しは、森田さんから直接お客様へお送りすることになりますので、靴をお預かりする際にご住所等の個人情報を頂くか、当店で管理している情報を森田さんに伝えることにご同意頂きます。
  • 修理工賃、復路の送料を、お客様にご負担頂きます。お支払い先は森田さん(「こうべくつ家」)です。

 

 

<ご注意事項>
  • 以上の修理依頼を承ることができるのは、過去に当店インタレストでお買い上げ頂いた靴のみです。森田さんに相談する際、「インタレストでつくった靴なんですけど」と一言添えて頂けると、スムーズに手続きが進むと思います。
  • 今後私たちインタレストは、修理関係の物流・商流(=連絡とお支払い)双方にかかわりません。私たちが間に入ると手続きが多くなり、時間もかかり、何よりお客様の金銭的ご負担も大きくなるためです。
  • 今後の修理関係の連絡先はインタレストではなく、森田さんの工房となります。森田さんの工房「こうべくつ家」のウェブサイト内、こちらの問い合わせフォームお電話などでご相談下さいませ。

 

 

 

 

 

★「近所の修理屋さんにまかせるか、森田さんに預けるか」について

 

ソール裏の基本的なメンテナンスは近所の修理屋さんにまかせるとして、それ以外については「分からない」という方が多いと思いますので、以下でいくつか判断の参考にして頂けるような例をご紹介いたします。

 

 

1, ソール部:森田さんの靴ならではの意匠まで削れている場合

 

こちら、画像1枚目&2枚目が「ソール裏のゴム交換」、画像3枚目&4枚目が「ヒール修理」、それぞれBEFORE/AFTERです。申し上げた通り、これだけであれば近所の修理屋さんにまかせるのが良いです。

一方、この靴の場合、画像3枚目でヒールの2層目が赤いのと、さらにその上段に「Uの字」の特殊なパーツが入っていますよね。これは森田さん独自の意匠なので、仮にここまで削れてしまった場合は、森田さんにご相談頂くことをオススメします。

重要なのは、そこまで削れる前に、ヒールであれば一番外側の1層が削れてなくなるくらいのタイミングで、近所の修理屋さんに出すことです。これを繰り返している限り、大きな修理にはなりません。

 

 

 

 

2, ソール部:オールソール交換が必要な場合

 

こちらは、画像1枚目が修理前(BEFORE)、画像2枚目が修理後(AFTER)です。

メインソールにしっかり&大きな穴が空いてしまっている(=画像1枚目)このケースは、オールソール交換という大きな修理が必要で、そのために必要な木型を持っている森田さんに相談して頂く方が良いです。実際、この靴は森田さんの工房に送られました。

一方、画像2枚目を見ると、ソールが別メーカーの素材になっているのが分かります。これは森田さんが、普段懇意に付き合っている修理屋にまかせたことによるものです。「『餅は餅屋』で、修理は彼にまかせた方が普通にうまいんです」と、森田さん。

レザーソールの靴でオールソール交換まで至らないために最も効果的なのは、新品時からソール裏にゴムを貼ることです。「ゴムが薄くなったら貼り替える」を繰り返していれば、メインソールは一切削られないままです。

 

 

 

以下の画像6枚、奇数枚目が修理前(BEFORE)で偶数枚目が修理後(AFTER)です。

全体的に削れてすり減ったラバー系のソールも、以下のようにオールソール交換修理によって、新品に貼り替えることができます。

ソールは新品になってもアッパーはすっかりやわらかくなじんでいるので、極上のフィッティングのまま、機能性を完璧に回復させることができます。つくりの良い革靴だからこそ味わえる、至高の楽しみ方です。

 

 

 

以下の画像6枚、奇数枚目が修理前(BEFORE)で偶数枚目が修理後(AFTER)です。

レザーソールで靴をつくったけれど足腰や膝などへの負担が気になる。そういう場合は、オールソール交換でラバーソールに貼り替えることができます。

このケースの場合、仮にソールがまだ傷んでいなくても、すぐ交換修理をする価値が大いにあります。ぜひ一度ご相談になってみて下さいませ。

 

 

 

2, アッパー部:修理に失敗するとデザインが大きく損なわれるケース

 

アッパーのトラブルについては多種多様で、例を挙げればきりがないのですが、基本的にはデザインに直接かかわる故障についてご相談頂くのが良いと思います。(相対的には、圧倒的にソール修理のご相談とご依頼が多いです。)

逆に、”かすり傷”や”切り傷”、”シミ”や”汚れ”など「外的刺激によって革に入った傷や汚れ」については森田さんは専門外ですので、その点はぜひご理解下さいませ。

 

 

以下、いくつかのアッパー修理のケースについて、奇数枚目に修理前(BEFORE)、偶数枚目に修理後(AFTER)の画像を掲載していますので、ご参考にして頂けましたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

本日は以上です。

 

本記事は、全3本のうち3本目の記事です。これで予定していた原稿はすべてアップしましたので、ぜひ繰り返し楽しんで頂けると嬉しいです。

 

★イベント:靴作家・森田圭一「路地裏の靴作家 vol.24」(6/8~)開催のお知らせ(全3本)

 

  1. BUILDのカラーオーダー解禁、魅惑的な新革の詳細なご案内 >こちらから
  2. 足数限定のインタレスト別注レザー2種類の詳細なご案内 >こちらから
  3. 「どのようなイベントか」、定期的な修理・メンテナンスなどのご案内 >本日の記事です

 

 

なお、引き続きInstagramで情報のアップデートが続きますので、そちらのチェックもぜひお願いいたします。

 

会期は6月8日(土)を初日に、6月16日(日)までです。森田さんの在店は6月15日(土)・16日(日)の2日間です。ぜひ今からご予定下さいませ。多くのお客様のご来店を、心よりお待ちしております!

 

 

 

 

 

<お問い合わせ>

  • 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
  • 定休日や臨時休業日以外で当店からのお返事が届かない場合は、(1)ご入力頂きましたメールアドレスにお間違いがないか、(2)そのメールアドレスがPCからの受信を許可する設定にして頂いているか、をもう一度ご確認頂いた上、お手数ですが再度フォームよりお問い合わせ下さいませ。
  • なお、店頭の営業日であれば、お電話( 03-6457-5360 )でのお問い合わせが早くて確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さいませ。

 

 

<イベント> (2/3) 靴作家・森田圭一「路地裏の靴作家 vol.24」(6/8~)のご案内: インタレスト別注レザー2種類の詳細なご案内

 

こんにちは、インタレストです。

 

 

6月8日(土)~16日(日)の会期にて、靴作家・森田圭一さんが制作する革靴・革小物の受注販売会「路地裏の靴作家 vol.24」を開催いたします。

1年に2度のメイン受注会なので、会期末の週末6月15日(土)・16日(日)の2日間は、森田さんも来京&在店いたします。

 

 

*本記事で掲載している価格は、すべて「税込み価格」です。

 

 

 

 

 

★イベント:靴作家・森田圭一「路地裏の靴作家 vol.24」(6/8~)開催のお知らせ(全3本)

 

  1. BUILDのカラーオーダー解禁、魅惑的な新革の詳細なご案内 >こちらから
  2. 足数限定のインタレスト別注レザー2種類の詳細なご案内 >本日の記事です
  3. 「どのようなイベントか」、定期的な修理・メンテナンスなどのご案内 >こちらから

 

 

以下、本日は入荷したばかりの当店インタレスト別注レザー2種類について、詳細にご紹介いたします!

 

 


 

 

TOPIC 3: 当店別注のイタリアプレミアレザー2種類をつかってオーダ頂けます!

 

 

まずは前回の記事からの引用です。

 

 

今年1月の受注会で、残り会期2日間で急遽導入が決まったのにもかかわらず、その2日間だけで即完売(=予定足数到達)となったレッドに続き、今回も足数限定で、プレミアムイタリアレザーを2色(=2種類)、当店インタレスト別注で特別にご用意いたします。

これまで「この色があったらいいのに」というお客様のお声が特に多かった2色を、森田さんや革問屋さんと相談した上で、そのそれぞれの色の魅力を最大限楽しんで頂ける種類の革でセレクトしています。

 

申し上げるまでもなく、この別注プレミアムレザーはビルドのモデルだけでなく、当店オリジナルスニーカー「Dawn」をはじめ、ラインナップされているすべてのモデルでおつかい頂けます。

 

 

 

なお、画像でご覧頂けるのが実物で、「各1枚」の入荷ですので、いずれも限定足数でのご案内となります。

(革問屋さんが親身になってくれたり、森田さんが間に入って話をしてくれたり、結果的にとても状態の良い、革靴に適した個体を送ってくれました。感謝!)



もし、この時点で確定オーダーを頂ける場合は、そのぶんの革を確保いたしますので、その場合は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

 


 

 

1, イタリア・ベジタブルタンニンなめし「マルゴー」: 「ジラソーレ(=ひまわり)色」

 

 

 

 

 

「ジラソーレ」はイタリア語で「ひまわり」の意味で、実物の色味はイエローとオレンジがムラ感を持って混じり合った、とても奥行きのある、そしてとても鮮やかな「やまぶき色」です。

この色味についてはインタレストオープン当初から、私たちスタッフはもちろん、お客様でお好きな方もとても多いのですが、ずいぶん長い年月ラインナップされていなかったので、機会があったら絶対に復活させたいとずっと考えていました。

今回のイベントでは、スニーカーやサンダル、イージーシューズなどをフィーチャーする上、人気のビルドブランドのカラーオーダー解禁もあり、「ここしかない」と考え、マルゴーとこの色味とのバツグンの相性の良さもみて、迷わず即決で別注しました。

 

 

 

 

前回の記事で画像付きでご説明しましたが、マルゴーは革特有の経時変化において、その「速さ」も「振り幅」も特筆されます。私たちの感覚では、想像の3倍くらいのスピードで、想像の3倍くらいの経時変化を見せます。

半年もすれば、内側から革本来の「飴色」がグググッと上がってくるはずですが、その飴色と新品時のやまぶき色が同系統なので、きっと互いに引き立て合い、それこそ想像を絶する美しさと、唯一無二の色味があらわれるのではないかと思います。

加えて、これもマルゴー特有の変化として、新品時のスクラッチ加工(≒キズ加工)によるザラザラした質感とマットな表情が、つるっとした質感とつややかな光沢を放つ表情に、これも劇的にかわっていきます。

新品時の鮮やかなやまぶき色に、内側から上がってくる飴色が乗り、かつ美しい光沢が上がるさまを想像するだけで、本当にワクワクさせられますよね・・・!

 

 

 

「マルゴー」はどの色でも多少のムラ感がある革なのですが、上記の強い経時変化による色味の変化とツヤがあがってくる質感の変化で、半年もすればまったく気にならなくなります。

また、もともとのスクラッチ加工(キズ加工)と色味のムラ感、たっぷりのオイリングで、汚れや雨風などへの耐性も高く実用性もバツグンです。頑強なショルダーレザーならではのコシもあって、相当な負荷を与えてもそうそうヘコたれません。

 

こちらの寄りの画像、左側下部はボケてしまっていますが、新品時のサークル状のスクラッチ加工の雰囲気をご確認頂けるかと思います。

ちなみに、キズ加工といっても、革の銀面(=表面の一番外側の層)を削り取ってしまうような荒っぽいものではなく、このように全体的に小さな「かすり傷」で入っている程度です。事実、銀面が生き生きとしているからこその素晴らしい経時変化をお楽しみ頂けます。

 

 

 

このマルゴー(ジラソーレ)は新しい革で、現時点での採用例はありませんので、前回の記事のマルゴー・フォッグ(トルケーゼ)と同様、Dawnザンパノ・カップBUILD#007ミュールの3モデルで、3Dのカラーシミュレーションをしてみました。

以下は、革の組み合わせ次第で無限にあるカラーデザインのうち数例ですが、ぜひオーダーのご参考になさって下さいませ。

(再掲:本記事に掲載している価格は、すべて「税込み価格」です。)

 

 

No.1: Dawn pattern A  (52,800yen)

 

 

 

No.2: Dawn pattern B  (50,600yen)

 

 

 

No.3: Zanpano Cupsole  (58.300yen)

 

 

 

No.4: mules  (35,200yen)

 

 

 



インタレスト別注マルゴー(ジラソーレ)。

イエロー系のレザーでは、うそ偽りなく、過去最高の質感と色味だと思います。ぜひご賞味下さいませ。

 

 

 


 

 

2, イタリア・ベジタブルバケッタ・ピットなめし「ヴァスカボックス」: 「ヴェルデ(=緑)色」

 

 

 

 

 

「ヴェルデ」は、イタリア語でシンプルに「緑」の意味です。前回レッドで大いに盛り上がったバケッタ製法によるヴァスカボックスというイタリアレザーで、今回はグリーンを別注いたしました。

色をグリーンにした理由はシンプルで、当店オリジナルスニーカー「Dawn」をリリースしたとき、「グリーンでつくりたい」というお声をたくさん頂いたのですが、グリーンの革の在庫(←今回と別の革)が3足分くらいしかなく、多くのお客様に諦めて頂いたという悔しさがあったからです。

また、真上でご紹介した「マルゴー」のジラソーレ色と同様、今回フィーチャーするスニーカー・サンダル・イージーシューズなどカジュアルシューズとの相性が、素晴らしく良い点も大きいです。

 

 

 

さらに革を「ヴァスカボックス」にした理由は、高級感あるシボ感と、その鮮やかな発色の素晴らしさにあります。

ブラックやDKブラウンなどの定番色ならまだしも、今回のようなカラーレザーではまず見かけない、上品で美しいシボ感による「天然革らしさ」は、労力も時間もお金もかかるクラシックな「ピット槽なめし」による、タンナーの丁寧な仕事によるところが大きいです。

そのピット槽なめしにより革の質感も素晴らしく、理想的な厚みがあり、かたすぎもせず、やわらかすぎもせず、柔軟性もバツグンで、靴にすると本当に快適な履き心地になります。

こちらの寄りの画像、この革の美しいシボ感を分かりやすく見て頂けると思います。

 

 

 

そして前回のレッドでわかった、この革の驚きの発色の鮮やかさにも、改めてご注目頂きたいです。くすんだり褪せたりすることなく、バッチリ原色のグリーンで染色されています。

前回のグリーンはスエードで、この革も発色の良さに定評がありましたが、今回は表革のシュリンクレザー(=シボ感)と質感は真逆で、前回と比べたこの対照性もとても良いと感じています。

 

なお、この革もベジタブルタンニンなめしの革なので経時変化はあると思いますが、4ヶ月間くらいレッドを履き回していて、あくまで個人的にですが、その色味の変化はほとんど感じません。(多少色味が濃くなったかもしれませんが、それが飴色が上がってきたからなのかもしれません。)

変化の大小は色の種類にもよると思いますが、少なくともマルゴーと比べると、その変化の「振り幅」も「速さ」もずっと控えめだと思いますので、グリーンの色味を長く楽しんで頂けるとも思います。

 

 

 

 

ヴァスカボックス(ヴェルデ)は、上掲マルゴー(ジラソーレ)と同様新しい革なので、こちらもDawnザンパノ・カップBUILD#007ミュールの3モデルで、3Dのカラーシミュレーションをしてみました。

こちらもぜひご参考になさって下さいませ。

 

No.1: Dawn pattern A  (52,800yen)

 

 

 

No.2: Dawn pattern B  (52,800yen)

 

 

 

No.3: Zanpano Cupsole patternA (58.300yen)

 

 

 

No.4: Zanpano Cupsole patternB (56,100yen)

 

 

 

No.5: mules  (35,200yen)

 

 

 

 

インタレスト別注「ヴァスカボックス」(ヴェルデ)。

美しいシボ感と鮮やかな発色で、「他では見ることのできないグリーンレザー」をご用意できたと自負しています。この革をつかって、ぜひ新しい革靴のオーダーをご検討下さいませ!

 

 

 

 


 

 

★上記2種類の別注レザー使用時のオプション料金につきまして

 

マルゴー(ジラソーレ)・ヴァスカボックス(ヴェルデ)ご使用の際のオプション料金は、基本的にはブランドが設定しているプレミアムレザー代「+7,700円」と同じです。

たとえば、ビルドのミュールをつくるときは、本体27,500円+革代7,700円=35,200円となり、これは他のプレミアムレザーをつかったときと、まったく同じ価格です。

これ以外に、一部モデルについては「+3,300円」のケーススニーカーのかかとなどワンポイントでつかう場合などの「+1,100円」のケースとがあります。

オプション料金は、モデルやつかい方によってこの3通りのいずれかとなります。具体的にはかなり複雑なので、店頭やお電話などで、個別に&丁寧にご案内させて頂きます。

 

 

 

 


 

 

本日は以上です。

 

前回の記事で「今回は単にカラフルなだけでなく、かつてないくらい彩度も高い」と書きましたが、前回と今回とで、その意味するところをお分かり頂けたかと思います。

原色のレッド・グリーン・やまぶき色にターコイズ。いずれも革靴用途では間違いなく「非定番色」で、滅多に取り扱うことはできません。今回のこの貴重な機会を、ぜひお見逃しなきようお願いいたします!

 

 

本記事は、全3本のうち2本目の記事です。既に3本既にアップ済みですので、以下のリンク先から繰り返しお楽しみ頂けましたら嬉しいです。

 

 

★イベント:靴作家・森田圭一「路地裏の靴作家 vol.24」(6/8~)開催のお知らせ(全3本)

 

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  2. 足数限定のインタレスト別注レザー2種類の詳細なご案内 >本日の記事です
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会期は6月8日(土)を初日に、6月16日(日)までです。森田さんの在店は6月15日(土)・16日(日)の2日間です。ぜひ今からご予定下さいませ。多くのお客様のご来店を、心よりお待ちしております!

 

 

 

 

 

<お問い合わせ>

  • 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
  • 定休日や臨時休業日以外で当店からのお返事が届かない場合は、(1)ご入力頂きましたメールアドレスにお間違いがないか、(2)そのメールアドレスがPCからの受信を許可する設定にして頂いているか、をもう一度ご確認頂いた上、お手数ですが再度フォームよりお問い合わせ下さいませ。
  • なお、店頭の営業日であれば、お電話( 03-6457-5360 )でのお問い合わせが早くて確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さいませ。

 

 

 

<イベント> (1/3) 靴作家・森田圭一「路地裏の靴作家 vol.24」(6/8~)のご案内: BUILDのカラーオーダー解禁、魅惑的な新革の詳細なご案内

 

こんにちは、インタレストです。

 

 

6月8日(土)~16日(日)の会期にて、靴作家・森田圭一さんが制作する革靴・革小物の受注販売会「路地裏の靴作家 vol.24」を開催いたします。

1年に2度のメイン受注会なので、会期末の週末6月15日(土)・16日(日)の2日間は、森田さんも来京&在店いたします。

 

 

*本記事で掲載している価格は、すべて「税込み価格」です。

 

 

 

 

 

彩度高めのカラフルなレザーで、真夏に履きたいハンドメイド革靴をオーダーしませんか?

 

今回は全ラインナップのなかでも特に、今からオーダー頂いても十分(納品が)間に合う、「真夏に快適に履きたい靴たち」をフィーチャーいたします。

日本の夏のモーレツな暑さのなか、「ある意味何も考えずに選んで間違いない」「軽くてやわらかい」「脱着のわずらわしさがない」「ずっと履いていても蒸れない」などの機能を備えた、具体的にはスニーカーやサンダル、カジュアルシューズなどを、ブランドを問わずご紹介いたします。

もちろん、会期中の店頭にはそれらをはじめとして、靴作家・森田圭一さんが1足1足ハンドメイドで制作する革靴たちが、いつも通り100足以上ズラリ勢揃いします。2万円台で買えるイージーシューズから10万円以上するハンドソーン製法の本格革靴まで、自由にご試着&オーダー頂けます。

 

そして以下のトピックで詳しくご提案いたしますが、これらの靴たちを、彩りあふれたカラフルな限定レザーたちでオーダーするのはいかがでしょうか?

今回は単にカラフルなだけでなく、かつてないくらい彩度も高いです(笑)。森田さんとも「久しぶりにカラフルに楽しくいきますか!」と、話しているところです。当店インタレストの別注レザー2色にもご期待頂きまして、ぜひ今から心もご予定もバッチリご用意頂けましたら嬉しいです。

 

 

 

 

★イベント:靴作家・森田圭一「路地裏の靴作家 vol.24」(6/8~)開催のお知らせ(全3本)

 

  1. BUILDのカラーオーダー解禁、魅惑的な新革の詳細なご案内 >本日の記事です
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  3. 「どのようなイベントか」、定期的な修理・メンテナンスなどのご案内 >こちらから

 

 

 


 

 

 

TOPIC1: BUILDブランドの各モデルのカラーオーダーを承ります!

 

 

森田さんがつくる革靴たちのなかでも、冒頭お話しした「真夏に快適に履きたい靴たち」の筆頭ともいえるのが、BUILD(以下、「ビルド」)ブランドの各モデルです。

 

本会期では、本来は白・黒・グレージュなどのジビエレザーのみで展開されるビルドブランドの靴たちについて、こちらの画像のT-bar shoes(#006)のように、工房が目下ラインナップするすべての革をつかってカラーオーダーをして頂けるようになります。

たとえば、このT-bar shoesをオーダーするときは、靴の本体価格27,500円に、「ヴァスカボックス」というイタリア産プレミアムレザー使用のオプション料金7,700円を加えて、計35,200円でオーダー頂けます。(色を変更しても素材がプレミアムレザーでない場合は、オプション料金は発生しません。)

 

 

 

ちなみにこのT-bar shoesは見た目のかわいいデザインもさることながら、それ以上にその履き心地の良さでたいへんご好評を頂いています。「他が履けなくなる」というお声も複数頂くほどです。

(以下は、ジビエレザーをつかったビルド仕様なので、オプション料金はかからず27,500円でオーダー頂けます。)

 

 

 

 

もちろん、以下に続く画像でご覧頂ける各モデル=今回の新作であるミュール(#007)や、大人気のスニーカー(#005)、また初期の名作であるダービーシューズ(#001)、サイドゴアのスリッポン(#002)などでも、カラーオーダーを承ることができます。

ミュールについては森田さんのInstagramで情報がリリースされて以降、既に多くのお問い合わせを頂いていますし、既存モデルのいずれについても、2足、3足と、色を違えてリピート頂いているヒットモデルたちです。

今回の会期中、それぞれサイズを揃えてサンプルをご用意いたしますので、カラーオーダーのご検討も含めて、ぜひ楽しくご試着頂けましたらと思います。

 

 

 

 

ところで、ビルドブランドは、デザインもつくりも限りなくシンプルながら、メンテナンスや定期的な修理を経て長く履いて頂ける、靴作家・森田圭一さんによるハンドメイド革靴です。ラインナップ全体の中で、価格がきわめてリーズナブルである点も、その重要な特徴です。

もともとビルドブランドの各モデルは、その素材としてジビエレザーをつかう靴としてデザインされているため、それ以外の革でつくられる靴たちは、姿形は同じであってもビルドブランドのそれではありません。

そのため、こちらの画像でご覧頂けるように、本来インソール(中敷き)に刻印される「BUILD」のブランドロゴは入りません。この「ココチでもなくビルドでもない」という無垢なスペシャル感が、またクールでカッコ良いと感じます。

実はこれは森田さんが計画しているプロジェクトの先行的なご提案で、このサービスによりラインナップの中でも相対的に日常づかいしやすく、また安価でオーダー頂きやすいビルドの靴たちを、サイズのみならず、これからは色についてもご自身のお好みでオーダー頂けるようになります。

 

 

 

 


 

 

TOPIC2: 当店別注レザー2種類と、ブランド提案の新革が皆絶品です!

 

 

1, インタレスト別注のプレミアムレザー(2種類)をつかった靴をオーダー頂けます!

 

こちらは、森田さんからビルドの各モデルのカラーオーダー解禁の話を聞いて、その瞬間に即決した新企画です。

 

前回1月の受注会で、残り会期2日間で急遽導入が決まったのにもかかわらず、その2日間だけで即完売(=予定足数到達)となったレッドに続き、今回も足数限定で、プレミアムイタリアレザーを2色(=2種類)、当店インタレスト別注で特別にご用意いたします。

これまで「この色があったらいいのに」というお客様のお声が特に多かった2色を、森田さんや革問屋さんと相談した上で、そのそれぞれの色の魅力を最大限楽しんで頂ける種類の革でセレクトしています。

 

既に発注済みで、入荷し次第撮影をして、次のブログ記事やInstagramで詳しくご紹介する予定です。私たち自身ワクワクしていますし、皆様におかれましてもぜひ続報を楽しみにお待ち頂けましたら嬉しいです。

ちなみに、これは当然のことですが、この別注プレミアムレザーはビルドのモデルだけでなく、当店オリジナルスニーカー「Dawn」をはじめ、ラインナップされているすべてのモデルでおつかい頂けます。

 

 

 

 

 

2, ブランド提案の新革のいずれも、クオリティ・カラーともに絶品です!

 

 

以下、3種5色の新革・準新革をご紹介いたします。この素材難の時代に、素晴らしいクオリティのレザーをご用意できています。ぜひご注目下さいませ!

 

 

 

マルゴー・フォッグ (トルケーゼ)

 

まずは、新革「マルゴー・フォッグ」のトルケーゼという色をご紹介いたします。(この革は現時点ではこの1色のみのご用意です。)

こちらも現在アトリエ在庫ありで、会期中様々な靴で採用しオーダー頂けます。

 

 

 

この「マルゴー・フォッグ」は、当店在庫のDawn(22.0cm)でグレーの色を採用している「マルゴー」という革に、ワックス加工が施された別バージョンです。「フォッグ=fog」は「霧」という意味ですが、ちょうどマルゴーに霧がかったような見た目ですよね。

ただこのホワイトワックスは、時間が経過するにつれて革に浸透していきますので、最終的には白い部分は無色透明になり、新品からは予想できないくらい光沢が上がります。

この「トルケーゼ」という色の場合、ターコイズの色と革本来の飴色が上がってきて、光沢と相まって、さぞやミステリアスな表情に育つはずです。

 

 

 

さらにいうと、もともとマルゴー自体がバケッタ製法によるベジタブルタンニンなめしの革で、それにさらにワックスをかけ、スクラッチ加工を施し、マルゴー・フォッグのこの表情ですので、キズやら汚れやらはまったく目立たないと思います。

表面にたっぷりかかっているワックスのおかげで、相当な期間クリームやオイルを入れるメンテナンスも不要で、間違いなく雨にも強く、とんでもなく扱いやすい革だと思います。

「革靴は雑に&テキトーに履きたい」「メンテナンスが面倒くさい」という方も、このマルゴー・フォッグで本格的なプレミアムレザーを、ごく気軽に&気楽にご堪能頂けます。

 

 

 

さて、このマルゴー・フォッグは新しい革で、現時点での採用例が上のサンダルくらいしかりませんので、Dawnザンパノ・カップBUILD#007ミュールの3モデルで、3Dのカラーシミュレーションをしてみました。

以下は、革の組み合わせ次第で無限にあるカラーデザインのうち数例ですが、ぜひオーダーのご参考になさって下さいませ。

(再掲:本記事に掲載している価格は、すべて「税込み価格」です。)

 

No.1: Dawn pattern A  (49,500yen)

 

 

 

No.2: Dawn pattern B  (49,500yen)

 

 

 

No.3: Zanpano Cupsole  (55,000yen)

 

 

 

No.4: mules  (35,200yen)

 

 

 

 

マルゴー (グレー)

 

こちらは今回リリースの新革ではありませんが、時間が経てば経つほどオススメ度が急上昇しているので、今だからこそのテンションで改めてご紹介いたします。

 

この「マルゴー」は、真上でご紹介した「マルゴー・フォッグ」の大元の革で、ホワイトワックスによる加工が入っていないバージョンです。ベジタブルタンニンなめしの革で、表面にスクラッチ加工(≒キズ加工)が施されているのが特徴です。

ちなみにキズ加工といっても、革の銀面(=表面の一番外側の層)を削り取ってしまうような荒っぽいものではなく、ごく小さなサークル状のキズがヒトでいうところの「かすり傷」で入っている程度で、事実以下でご覧頂けるような、銀面が生き生きとしているからこその素晴らしい経時変化をお楽しみ頂けます。

それにしてもこの革、事前に聞いてはいたのですが、想像の3倍くらいのスピードで、想像の3倍くらいの経時変化を見せます。そして時間が経過した方が間違いなく、しかもはるかにカッコ良いといえる革です。上のマルゴー・フォッグをオススメしているのも、この経時変化の美しさが、その最大の理由です。

 

 

 

 

以下、ザンパノ・カップ(55,000円)が新品時、Dawn(49,500円)が半年モノ(←わずか半年です 笑)のマルゴー(グレー)です。

画像でどこまでお伝えできるか分からないのですが、新品時はマットで光沢はあまりなく、色味はグレー、実際の質感もどちらかといえばザラザラしていて、これが半年経つと、銀面が美しい光沢をたたえ、色味はブラウングレーになり、質感はツルツルとは言わないまでもサラサラくらいに、劇的に変化します。

なんといってもこの光沢と、カーキ味があるブラウングレーの唯一無二の色味が最高にカッコ良いです。またこの色味は、モノトーン系のスタイリングでもカラフルなスタイリングでも大活躍してくれるという、実用的な魅力も大きいです。

 

 

 

「グレー系」というより「ブラウン系」の渋い革をお探しというときは、ピュアなブラウンレザーと一緒に、この革の採用をご検討頂くのも良いと思います。頑丈さや雨への耐性という意味でも、自身を持ってオススメできる革です。

 

 

 

 

ヴァスカボックス (レッド)

 

「あれ?まだあるの?」というお声も聞こえてきそうなこちら、前回1月の受注会で大好評だった「真っ赤」なイタリアンレザーですが、その後いくつかの理由で森田さんがもう1枚だけ在庫したそうで、現時点でもう数足分オーダー頂けるようです。

この革「ヴァスカボックス」は、マルゴーと同じタンナーによるイタリア産のベジタブルタンニンなめしの革で、手間・労力・時間のかかるピット槽鞣しならではのシュリンク加工による美しいシボ感と、鮮やかで均一な色味が、その大きな魅力です。

この高級レザーで、ワインでもない朱色でもない、正真正銘の「真っ赤」の色味という潔さが、大人気の秘訣です。市販で探そうとしても、まず見つかりません。

 

 

 

 

私・店長Dも、迷わず私物買いをし、2足目のDawnをオーダーしました。過去何足か赤いスニーカーを買って愛用していましたが、革の質感・色味・履き心地の良さ・価格面・・・どれをとっても、過去最高の満足度です。

まだ制作途中の靴もあり、オーダー頂いたぶんすべてではないのですが、撮影できている靴たちを以下でご紹介いたします。もう5足はつくれないくらいの在庫だと思いますので、気になっているというお客様はぜひお早めにオーダー下さいませ。

 

 

 

ザンパノ・カップ(55,000円)は、ちょうど「×ホワイト」「×ブラック」両方のオーダーを頂けたので、ご参考にして頂きやすいと思います。

 

 

 

なお、ヴァスカボックスでいうと、レギュラーカラーであるブラック・ミディアムブラウン(色名「カスターニャ」)も、もちろんたいへんオススメです。

均一なシボ感と美しい光沢で素晴らしい高級感のある革なので、この大定番色2色であれば、職場によってはビジネス用途でも十分履いて頂ける革靴をつくることができます。

 

 

 

 

 

 


 

 

本日は以上です。

 

本記事は、全3本のうち1本目の記事です。既に3本既にアップ済みですので、以下のリンク先から繰り返しお楽しみ頂けましたら嬉しいです。

 

★イベント:靴作家・森田圭一「路地裏の靴作家 vol.24」(6/8~)開催のお知らせ(全3本)

 

  1. BUILDのカラーオーダー解禁、魅惑的な新革の詳細なご案内 >本日の記事です
  2. 足数限定のインタレスト別注レザー2種類の詳細なご案内 >こちらから
  3. 「どのようなイベントか」、定期的な修理・メンテナンスなどのご案内 >こちらから

 

 

会期は6月8日(土)を初日に、6月16日(日)までです。森田さんの在店は6月15日(土)・16日(日)の2日間です。ぜひ今からご予定下さいませ。多くのお客様のご来店を、心よりお待ちしております!

 

 

 

 

 

<お問い合わせ>

  • 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
  • 定休日や臨時休業日以外で当店からのお返事が届かない場合は、(1)ご入力頂きましたメールアドレスにお間違いがないか、(2)そのメールアドレスがPCからの受信を許可する設定にして頂いているか、をもう一度ご確認頂いた上、お手数ですが再度フォームよりお問い合わせ下さいませ。
  • なお、店頭の営業日であれば、お電話( 03-6457-5360 )でのお問い合わせが早くて確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さいませ。

 

 

 

<お客様のココチ>2023年上半期のリペアの一部をご紹介いたします!

こんにちは、インタレストです。

本日は、前回(=今年の1月)のココチブランドの販売会で承ったリペアの一部をご紹介いたします。

(先日開催した販売会のリペアは、職人が鋭意作業中ですので、完了次第ご案内を差し上げます。)

 

コロナ禍で一時期減っていたリペアの足数も、また増えてきた印象でとても嬉しく感じています。

お手持ちのココチブランドの靴で、もし気になる症状がございましたら、お気軽にご相談下さいませつくり手の森田さん、そしてプロのお直し屋さんと共に、多くの事例にご対応させて頂いております。

(主なリペアの価格は、こちらのページにてご確認頂けます。)

 

 


 

★ハイヒールの傷、破れ

 

こちらはお客様のRilleですが、私自身もよく経験しているトラブルです。

ヒール部分に小さな傷ができています。今回は傷が小さかったので、糊で革を留めて目立たなくさせることで済みました。

破れの大きさによっては革の交換をする場合もありますが、おそらくご想像よりも少ない費用で済みますので、お気軽にご相談下さいませ

 

BEFORE

 

AFTER

 

 

 


 

★ヒール(かかと)の簡易交換or一層交換

 

こちらは最も承ることの多いケースです。今回は、MUKUzanpanoBrooklynのかかとのゴム部分の交換です。

交換する層が少ないほど費用も少なく済みますので、イメージ的には1層目がなくなってしまう前にお持ち頂くか、お電話・お問い合わせフォームでご相談下さいませ。(画像をお送り頂くと、お見積等、より正確なご案内ができるかと思います。)

 

BEFORE

 

AFTER

 

 

 

BEFORE

 

AFTER

 

 

 

BEFORE

 

AFTER

 

 

AFTER(この靴だけBEFOREを撮り忘れました。汗)

 

 

 


 

★中敷きの交換

 

zanpanoで、片足だけ中敷きが外れて浮いてしまうというケースです。中敷き自体がだいぶ痛んでいたため、新しい中敷きに交換いたしました。

歩行中に中敷きがずれると歩きづらいと思いますので、ぜひお気軽にご相談下さいませ

 

BEFORE

 

AFTER

 

 

 


 

★レザーの破れ補修

 

アートのようなオリジナルレザーのTHE HIKE。(このオリジナルレザーも、革の流通の関係で廃番になりました。)

その履き口を、飼っているうさぎさんにかじられてしまったというケースです。

修理前は中のスポンジも見えていましたが、新しい革を当てて縫い留めることで、きれいに直って目立たなくなりました。

 

BEFORE
 

 

AFTER

 

 

 


 

★オールソール交換(1):hold-on hi

 

この日のブログでご紹介したhold-on hiのオールソール交換です。ブログの該当部分を以下に引用いたします。

 

★9年物のhold-on hiのいま

 

さて、こちらの画像のカッコ良すぎる靴は、当店のあるお客様がお手持ちのなかでも特にご愛用下さっているという、オリジナルモデルhold-on hiの初号機(=森田さんが当店に納品してくれた最初の1足)です。お買い上げ下さったのは2014年6月ですので、実に9年物の姿です。

もともとブラウン単色で淡泊だった表情は、オーナー様の足を守り続けてきたことによるキズやシミ、あるいは革の「焼け」と「褪せ」両方による変色により、きわめて立体的な顔つきになっています。震えがくるほどカッコ良く育っています。

一方、たくさん履いて下さっているのでビブラム社の強固なラバーレザーもすり減って、実用面でも見た目でも履きづらさを感じるようになったとのことで、今回オールソール交換の修理を承りました。(工賃は靴の構造や底面の種類によってそれぞれですが、平均的に15,000円~20,000円くらいです。)

ソールを交換すれば、この先の10年だって楽勝でこなしてくれます。アッパーはワイルドかつ艶っぽく育っているので、ますます大活躍してくれそうです。このオールソール交換は、オリジナルのhold-on hiはもちろん、SE hold-on hiでも、もちろん承ることができます。

 

 

新品時の画像を見つけました。この靴自体もそうですが、写真の撮り方も含めて、何もかも懐かしい・・・笑。

   

 

 

 

 

以下、リペアのBEFORE/AFTERです。リペア後も、すでにアッパーは育っているので、本当に良い表情をしています。

 

BEFORE

 

AFTER

 

 

 


 

★オールソール交換(2):marco-mid

 

こちらは期間限定でオーダーを承った、壺草苑による天然藍染めレザーのmarco-midです。実はこの日のブログで、森田さんが手に持っているのがこの靴です。

たくさん履かれて、ものすごく育っていて、愛おしいです。貴重な天然藍染めレザーの経年変化も見ることができて、嬉しいですね。本当はこの靴だけで、1回分のブログが書けそうです。

 

BEFORE

 

 

オールソール交換と、つま先部分を補強するためゴムを貼りました。ゴムを貼ることで、だいぶ「持ち」が違ってくるので安心感があります。

 

AFTER

 

 

 


 

 

ココチブランドの情報は、以下のポータルサイトにまとめております。皆様のオーダーやお問い合わせを心よりお待ちしております。

・kokochi sun3 / kokochi sqir ポータルサイト >こちらから

・靴作家・森田さんが制作する Dawn by Interest > こちらから

・リペア価格の一覧など > こちらから

 

 

 


 

<お問い合わせ>

  • 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
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  • なお、休業日以外であれば、お電話( 03-6457-5360 )でのお問い合わせが早くて確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さいませ。

 

 

<エッセイ> 本気のスニーカー選びは難しい!~インタレストがなぜ森田さんに「Dawn」をつくってもらったのか

 

こんにちは、インタレストです。

 

 

★ただいま靴作家・森田圭一さんによるココチブランド受注会を開催中です!

 

  • イベントの詳細と木型やソールのカスタマイズサービスなど各種トピックのご案内 >こちらから
  • インタレストオリジナルの新作スニーカー「Dawn」リリースのご案内 >こちらから
  • 入荷したDawnの全サイズ(=全デザイン)6足の詳細なご紹介 >こちらから
  • 会期中のインタレストの店頭の様子 >こちらから
  • エッセイ: 本気のスニーカー選びは難しい!>本日の記事です

 

 

 

 

 

★本気のスニーカー選びは難しい!~なぜいま「Dawn」をご紹介しているのか

 

 

インタレストオリジナルの新作スニーカー「Dawn」、たいへんご好評頂いております!連日ご来店下さっているお客様皆様、またご興味をお持ち下さっているお客様、誠にありがとうございます!

ところで、本日は店頭でお客様とも話題になる「スニーカー選びは難しい」ということについて、短いエッセイ風につらつらと書いてみたいと思います。

私たちがなぜ森田さんに「Dawn」をつくってもらったのか、いったい何のための、誰のためのスニーカーなのかについて、より深く知って頂けましたら嬉しいです。

 

 

 

スニーカー選びの難しさは、財布選びのそれに近い感覚?

 

さて、スニーカーとえいば、種類自体はそれこそ星の数ほどあるし、また「履きつぶす→買い替える」を前提に買う場合はそうでもないのですが、スタイリングの構成メンバーとして、長年足元を支えてくれるものをと考えたとき、私たちは「本気のスニーカー選びは難しい」という感覚を持っています。

前者でいうと、たとえばスポーツをするときに履くスニーカーは、フィッティングや機能性が最優先で、それが劣化したタイミングで買い替えることになりそうです。子どもたちと公園で遊ぶときに履くスニーカーも、「ドロドロになってもいいものを」という観点で選んでいる気がします。

後者については、私がよくつかう”たとえ”で言いますと、「財布選び」にかなり近いです。お財布って探すと全然見つからなくないですか?(笑) 何年も何年も探しても「これだ!」というものとは出会えない。デザインはもちろん、機能性も重要なので、それらが上手に噛み合う1点がなかなかない・・・汗。

実はこの感覚を他の方と共有するのは難しいかもしれないと考えていたのですが、ご来店下さるお客様が口々に「スニーカーって難しい!」「ずっと探しているのに見つからない!」と仰るので、「ああ、自分だけじゃないんだ!」とかなり驚き、そして嬉しく感じています。

そう、「スニーカーは難しい」んです。安ければいいわけでも、高ければいいわけでもないし、ディテールが富んでいるだけに自分の好みのデザインにピッタリ合うものもない。すごく気に入ったデザインでも足に合わない。足に合ってもサイズがない・・・といったご経験、おありの方も少なくないと思います。

 

 

 

「白いスニーカー」を探して十余年・・・

 

再び私事で恐縮ですが、私・店長Dは「白いスニーカー」という、言葉にすれば単純明快なアイテムを探し続けていました。いま愛用している白いスニーカーは、調べてみると2007年に発売されているので、実に15年間履き続けています。

結構な頻度で履いていますが、丁寧にメンテナンスもしているので、見た目は2~3年物に見えるかもしれません。そういう扱い方をするのにふさわしい相棒だと思っていて、その意味では位置づけは高級革靴と何ら変わりません。良いつくりなので、今のところ目立った故障もありません。

それだけに、その相棒スニーカーの負担を減らすために、「まったく同じ履き方(=この場合は「合わせ方」)ができる白いスニーカーがもう2~3足欲しい」と、探し続けて10年以上経っています。が、2~3足どころか、1足も買えていません。

それこそお財布のように、「探していないときにサクッと見つかるかも」と考えていますが、今のところ出会えていません。

 

 

 

たくさんの方にとって「この1足」と思って頂けるスニーカーをつくりたい

 

以上のような背景があり、森田さんから「またオリジナルの靴をつくってみないか」という提案をもらったとき、「スニーカー選びは難しい」と身をもって知っている自分たちが、「たくさんの方にとって『この1足』と思って頂けるスニーカーを目指すチャレンジをしてみたい」と直感しました。

「履きつぶす用」ではない、ご自身にとって宝物になるようなスニーカーを。年齢を重ねたオトナの方の足元にふさわしいスニーカーを。そして、どんなスタイリングも自在にこなしてくれる透明感のあるスニーカーを。

その観点で私たちが「こういう感じかな」というデザインイメージを森田さんに伝え、それにこの日のブログ記事で詳細にご紹介した森田さんの解釈(←これが素晴らしくて・・・泣)が加わって生まれたのが、今回ご紹介している新作スニーカー「Dawn」です。

 

1足目のサイズ「3」(=24.0~24.5cm相当)を「白いスニーカー」でつくってもらったのも、それが絶対にウソがつけないデザインだからです。ラフのサンプルを送ってもらっている段階で強い手応えがあったので、フライヤーなどでつかうメインの1足にするにふさわしいと、入荷前からワクワクしていました。

これが入荷してきたとき、店長Dはすぐに、この靴の色違いを揃えていけば自分自身の長年の「スニーカー問題」が解決すると感じ、本当に胸が高鳴りました。そして実際に足を入れたときの想像以上の「履き心地の良さ」で、より多くの「スニーカー難民」の方に足を入れて頂きたいと、いっそう強く感じました。

そう、Dawnは森田さんが1足1足手作業で製作してくれるスニーカーなので、「白いスニーカー」ならずとも、ご自身の好きなデザインで、ご自身のサイズでオーダー頂くことができます。このことも、Dawnをよりスペシャルたらしめていると自負しています。

 

 

 

 

 

靴は足を守る道具:お客様のオーダーの決め手は「履き心地の良さ」

 

ところで、これまでの会期中に見に来て下った方は、InstagramやDM、ブログなどでご覧になった「雰囲気」を求めてご来店下さったのですが、実物を履かないとわからない「履き心地の良さ」に驚いて、それが決め手になってオーダーを頂けるケースが多く、このことが本当に嬉しいです。

私たちには「靴は足を守る道具である」という大前提があるので、「履き心地が悪い靴」というのは「足を守る」以前なので、もう語呂からして矛盾があると考えています。どんなに気に入ったデザインでも、履き心地が良くないと、年齢を重ねながら10年以上履き続けることはできませんよね。

 

さらに、私は自分用につくってもらったデザインを、今日まで丸3日履き続けていますが、履き心地が良い上に「まったく蒸れない」という事実に本当にビックリしています。朝から晩まで履いていてもまったく蒸れないので、ニオイも一切ありません。

モーレツ汗っかきの店長Dは、そもそも天然繊維・合繊問わず、布製のスニーカーは履けません。表革は絶対にレザーのスニーカーを履きますが、市販のものはライニングで合皮をつかったり過剰にクッション剤が入っていたりで、「まったく蒸れない」はなかなか望めません。

オーダー下さったお客様が「外出先の昼食とかで突然靴を脱ぐことになっても安心ですね」と笑いながら仰っていましたが、これは本当にその通りだなと思いました。

 

(余談ですが、以下の2枚の画像のように、私自身は靴ひもをクロスさせて履くのでそのように入れ替えていますし、スニーカーは”ひも”を結んだまま脱着するので、一番手前のホタンホールはつかっていません。このあたりも、オーナー様次第で自由にカスタマイズして下さいませ。)

 

 

 


 

 

本日は以上です。

 

Instagramでは、入荷したDawnの全デザインを多彩な洋服と合わせて撮影したスタイリングをご覧頂けます。

繰り返しになりますが、スニーカー自体のデザインに透明感があるので、合わせる洋服のカテゴリ・色・素材を一切選びません。スタイリング画像をご覧頂きますと、そのことを改めてご確認頂けるかと思います。

実は、もともと本日のブログ記事でそのスタイリング画像をまとめようと考えていて、その前段としてショートエッセイを書いていたのですが、書いたらそれだけでそこそこのボリュームになってしまったので(汗)、スタイリング画像のまとめは向こう数日内に改めてご紹介させて頂きます。

 

そもそも、内容としては本日の記事もとても大切で、これで私たちがなぜDawnをつくったかを多くのお客様とシェアさせて頂けましたらとても嬉しいです。

そして「百聞は一見にしかず」、そして「百見は一試着にしかず」ということで、ぜひ店頭で一度履いて頂けましたら幸いです。

 

 

引き続き、多くのお客様のご来店・ご参加を、心よりお待ちしております!

 

 

 

 

 

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