こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。
本日はシリーズ｢お客様のココチ｣(→新日記の記事、旧日記の記事)、お客様によるココチブランドのオーダー靴をご紹介いたします。
本日は、昨年下半期(＝2021年7月～12月)にオーナー様にお渡しした靴の一部をご紹介いたします。(vol.2も後日アップいたします。)
本日ご紹介するのは、ふっくらした形がココチらしい靴から、華奢なレディースのハイヒール、つっかけのレザーサンダルから、なんだかくしゃくしゃっとしたかわいい靴など、本当に幅広いです。
オーダーを頂いた靴のジャンルがあまりに幅広く、テーマ分けが困難だったため、今回は｢お客様のココチ｣史上初めて、｢あいうえお順｣にご紹介してしまいます。
これらを森田さんひとりが制作してくれて、その後の調整･リペアまで相談できるという驚きを、改めてお客様と共有できましたらうれしいです。
また、これほどにココチブランドのレパートリーが広がってきたこの10年間が、感慨深く思い起こされます。
森田さん自身が持つ｢まだ世の中にない新しい靴を生み出したい｣という作家としての想いと、お客様から頂く｢こんな靴がほしい｣という想いと、その両方に森田さんが向き合ってきたことの結晶なのですよね。
先日のブログで速報しました通り、今月末にはココチブランドの受注販売会を開催いたします。
店頭に100足以上の靴が揃いまして、最後の週末には作家の森田さんも在店する予定です。
この機会にぜひお好みの靴を選んで頂きまして、そのデザインなどのご参考にして頂けましたらうれしいです。
それでは以下、6足の靴をご紹介いたします。
・kaza-ana(風穴) ＞靴の詳細はこちら
ココチブランドの｢顔｣のひとつとも言えるkaza-ana。私自身も愛用していることを、先日のブログでご紹介させて頂きました。
一枚革がやわらかくなじんで足を包み込んでくれるので、とても気持ち良く履けます。特に夏場は、通気性が良いのでオススメです。
今回おつくりしたkaza-anaは、以前他のお客様からもオーダーを頂いたことのある、ブラック一色の潔いデザインです。
オーダー時には、革の色や素材、ステッチの色、革ひもの色、ソールの色などもお選び頂けます。
そうそう、kaza-anaは、つま先の出っぱり具合が一足一足異なるので、それもいつも楽しみです。
オーナー様は、甲周りが大きめで合う靴がなかなか見つからない、というお悩みをお持ちでした。
店頭で採寸させて頂いた数字を基に、森田さんとのディスカッションも重ねて、甲周りを調整して制作してもらいました。
完成した靴を履いて頂いたときに、｢バッチリです！｣とお喜び頂けて、本当にうれしかったです。
・GYATOR(ギャートル)001 ＞型違いのGYATORの詳細：005、006
おそらく5年以上前におつくり頂いたことと思いますが、画像と同型の初代GYATORをご愛用中のお客様から、｢あまりによく履くので、2足目がほしくて。｣とオーダーを頂きました。
こちらは森田さんがアイアン染めを施したレザーで制作されています。(＋5,500円のオプション料金がかかります。)
グレー？ ネイビー？ ブラック･･･？ なんとも言えない良い色に仕上がっています。
ご来店時に、ご愛用中のGYATORも見せて頂いたのですが、格好良く育っていました。2足あると履きわけることもできますし、靴の寿命も延びるので安心ですね。
ちなみに先日のブログで、他のお客様ですが、まさに同モデルのGYATORのオーバーホール(＝フルリペア)をご紹介いたしました。
｢毎日履いて、履きすぎてしまった。｣とその方は仰っていましたが、オーバーホール後は、見た目も履き心地もしっかり生まれ変わって良くなりました。
作り手の森田さん自身が修理するので、おそらくご想像以上に様々なご対応が可能です。
(画像1枚目がリペア前のBEFORE、2枚目がリペア後のAFTERです。)
・noema(ノエマ) ＞靴の詳細はこちら
このnoemaは、｢レザースニーカー｣としてリリースされたモデルです。価格も他のココチブランドの靴と比べておさえめです。
けれど、やっぱりココチブランドなので、一般的なスニーカーのように使い捨てではなく、ソール交換ができて、長年にわたって履いて頂けます。
軽めの靴をお探しの、ご年配のお客様からもご好評を頂いております。革の種類や色など、様々にお選び頂けますので、オーダーも楽しいと思います。
このnoemaは、アッパーはKuduのグレー。Kuduは見た目はヤギに似たウシ科の動物で、発色が良く、とてもやわらかく柔軟性にも優れています。表革は、よく見ると表情が豊かです。
・marco(マルコ) ＞靴の詳細はこちら
marcoも長年にわたって当店で人気があり、多くのお客様にご愛用頂いているモデルです。
光沢のある革でブラックなどの濃色単色でつくればお仕事でも履いて頂けますし、ホワイトのスエードでつくるとさわやかで合わせやすい一足に。いずれも店頭にサンプルがございます。
こちらはオーダーメイドならではの、きれいなカラリングをお楽しみ頂けるデザインです。こんなふうに、革を切り替えてツートーン、スリートーンでオーダーを頂くことも多くあります。
アッパーの革はすべて上述したKuduで、色はブルー、キャメル、ブラウンなどをつかっています。
ブルーの部分のみ革のスエード面(＝裏面)が表にくるようにつかわれていて、Kuduのスエード面特有のベロアのような美しさが見られます。ずっとなでていたくなるきめ細やかさです。
なんと、かかともカラフルに、一層目がグリーン、二層目がターコイズ、と色が変えられています。
歩くときにチラリと見えて、なんともオシャレです。
・THE MUSIC ＞靴の詳細はこちら
MUSICは、つま先がぷっくりして、なんだかココチブランドらしい遊びゴコロのつまったデザインです。
今は廃番となったブランド初期の｢たいこのおと｣という靴を彷彿とさせてくれます。
こちらのMUSIC、実はサンプルと同じデザインでのオーダーを頂きました。けれど、｢こんなサンプルあったっけ･･･？｣と思ってしまうくらい、状態の良い革で仕上がってきてくれました。
革は生き物なので、個体差があります。このアッパーは馬革のワインです。深みがあり、とても良い色ツヤです。水に強く丈夫なので、お手入れも楽です。
実は、オーナー様はたまたま通りがかりでご来店頂いたのですが、そのときたまたま店頭にあったこの靴のサンプルを見て、ひと目ぼれして下さいました。
その後ご検討下さり、後日わざわざオーダーのためにお越し頂いたときは、本当にうれしかったです。
・Rille(リル) ＞靴の詳細はこちら
本日の最後は、レディースのドレスシューズです。当店の洋服の着用画像は、すべて私がこのRilleを履いて撮影しています。
このRilleは、私たちが森田さんに、｢LOKITHOのドレスにも合うヒール靴がほしい･･･。｣と話していたところ、あるとき森田さんがリリースしてくれたモデルです。
オンラインストアをご覧頂くとわかる通り、どんな服にも合いますし、春夏秋冬一年中履ける優秀な靴です。
また、私だけでなくお客様からも、｢見た目の印象よりも安定感があって歩きやすい！｣と驚いて頂けることが多いです。
こちらのRilleは、アノネイという高級レザー(＋9,900円)で制作させて頂きました。きめがとても細かくて美しいです。
撮影時に、鏡のように自分の顔が映りこむようで、ため息が出ました。
靴の裏のつま先部分に、すべり止めのゴムを貼っています。(＋2,750円) ソールがすり減ってきたときは、このゴムの交換だけで済むので安心です。
それにしても、美しいです･･･。お手入れにつきましても、私たちもご相談を承りますし、プロのシューシャイナーに磨いてもらうこともできますので、ぜひご安心下さいませ。
ココチブランドの情報は、以下のポータルサイトにまとめております。皆様のオーダーやお問い合わせを心よりお待ちしております。
・ココチブランド ポータルサイト ＞こちらから
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