オンラインストアへ インタレストのインスタグラムへ お問い合わせ


 
最近の記事

Tag: kaza-ana


<お客様のココチ>オーバーホール事例(第2回):履きこまれたkaza-ana(風穴)が生まれ変わりました!

こんにちは、インタレストです。

本日は、かなり履きこまれたココチブランドkaza-ana(風穴)のリペアをご紹介いたします!

 

1年ほど前に、かなり履きこまれたココチブランドの「ギャートル」のリペアを「オーバーホール事例」として本ブログでご紹介いたしました

今回も、それと同じくらいの生まれ変わりですので、オーバーホール事例(第2回)としてご案内いたします。

 

 

★修理前

 

ココチブランドを象徴する靴のひとつである「kaza-ana」。新品時の形はこちらのリンク先でご覧頂けますが、くるぶしくらいまでの高さがある靴です。

修理のためお預かりしたkaza-anaは、驚くほどに履きこまれていて、アッパーがぺしゃんこになっていました。

私たちも初めて見る状態です。むしろ、ここまで履きこんで頂いたことに、皆で感動を覚えました。

 

BEFORE

 

かかとがつぶれて、オーナー様は履きづらさを感じておられるとのことでした。

よく見ると、片方のかかとのレザーは破れて穴が開いていました(画像1枚目)。また、普通は見えることのない、靴底を支える「シャンク」というパーツも出ていました(画像2枚目)。

 

ご参考までに、新品のkaza-anaと、10年物のスタッフ私物と、並べて撮影してみました。

一番右が新品、中央がスタッフ私物(10年物)、一番左が今回お預かりしたkaza-anaです。あまりうまく撮れなかったのですが、かなり変化していることは伝わりますでしょうか。

 

 

 


 

★修理後

 

工房に送ってから数ヶ月後、しっかりとかかとが立ち上がって、元のkaza-anaの形になって戻ってきました。

ぺしゃんこだったアッパーの革が元に戻ったことに私たちも驚きましたし、少なくない修理代をご負担下さったオーナー様も、本当に喜んでおられました。

愛着のある靴を、こうしてまた履き続けることができるのは、作家の森田さんの協力もあってこそだと感じます。

 

AFTER

 

かかとの穴が開いていた部分は、グリーンの革で補修されています。むしろデザインのようで格好良いですね。ソールのゴムも交換されています。

 

リペアの際は、ソールも含めて一度ほとんど解体して、作り直したそうです。簡単には説明できないほどの作業があったそうで、かなり大変だったようです。

でも、森田さんのおかげでこうして履きこまれた美しさをこのkaza-anaが見せてくれて、本当にうれしいです。

ココチブランドのオーナー様皆様、靴のトラブルがございましたら、ぜひお気軽にご相談下さいませ

 

 


 

 

ココチブランドの情報は、以下のポータルサイトにまとめております。皆様のオーダーやお問い合わせを心よりお待ちしております。

・kokochi sun3 / kokochi sqir ポータルサイト >こちらから

・リペア価格の一覧など > こちらから

 

 


 

 

 

★インタレストの現在の営業体制につきまして(2022年7月更新)

 

 

当店インタレストでは、コロナ禍のなかで効果的とされている基本的な対策を油断することなく継続していますし、またそもそも過去にいわゆる「密」の状態になったことはありません。

最も有効な対策の一つとされる「常時換気」も可能な立地で、その点でもご安心頂けます。

 

もちろん、多くのお客様に安心してご来店頂けますよう、基本的な感染予防は引き続き徹底しております。重要なご案内事項は以下の通りです。

 

  • 引き続き、店内では必ずマスクをご着用頂きますようお願いいたします。スタッフもマスクをしてお相手させて頂きます。こちらも引き続き、入店時、店頭で設置しているアルコールで手指の消毒をお願いいたします。
  • 営業時間は12:00~18:00を継続いたします。18:00~19:00につきましては事前にご来店予約をして下さったお客様をお待ちする時間とさせて頂きます。火曜及び第1・第3・第5水曜定休に変更ございません。
  • 基本的に、一度にご入店頂けるのは2組4名様までとさせて頂いております
  • なにぶん狭い店内なので、今後もご入店のタイミングをお待ち頂くなど、「密」を避けるためのお願いは随時させて頂きたく存じます。ご不便をおかけすることもあるかと存じますが、ご理解を賜りますようお願いいたします。

 

 

 

<お問い合わせ>

  • 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
  • 定休日や臨時休業日以外で当店からのお返事が届かない場合は、(1)ご入力頂きましたメールアドレスにお間違いがないか、(2)そのメールアドレスがPCからの受信を許可する設定にして頂いているか、をもう一度ご確認頂いた上、お手数ですが再度フォームよりお問い合わせ下さいませ。
  • なお、休業日以外であれば、お電話( 03-6457-5360 )でのお問い合わせが早くて確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さいませ。

 

 

<お客様のココチ>2021年下半期のオーダー靴ご紹介 vol.1

こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

本日はシリーズ「お客様のココチ」(→新日記の記事旧日記の記事)、お客様によるココチブランドのオーダー靴をご紹介いたします。

 

本日は、昨年下半期(=2021年7月~12月)にオーナー様にお渡しした靴の一部をご紹介いたします。(vol.2も後日アップいたします。)

 

本日ご紹介するのは、ふっくらした形がココチらしい靴から、華奢なレディースのハイヒール、つっかけのレザーサンダルから、なんだかくしゃくしゃっとしたかわいい靴など、本当に幅広いです。

オーダーを頂いた靴のジャンルがあまりに幅広く、テーマ分けが困難だったため、今回は「お客様のココチ」史上初めて、「あいうえお順」にご紹介してしまいます。

これらを森田さんひとりが制作してくれて、その後の調整・リペアまで相談できるという驚きを、改めてお客様と共有できましたらうれしいです。

 

また、これほどにココチブランドのレパートリーが広がってきたこの10年間が、感慨深く思い起こされます。

森田さん自身が持つ「まだ世の中にない新しい靴を生み出したい」という作家としての想いと、お客様から頂く「こんな靴がほしい」という想いと、その両方に森田さんが向き合ってきたことの結晶なのですよね。

 

 


 

 

先日のブログで速報しました通り、今月末にはココチブランドの受注販売会を開催いたします。

店頭に100足以上の靴が揃いまして、最後の週末には作家の森田さんも在店する予定です。

この機会にぜひお好みの靴を選んで頂きまして、そのデザインなどのご参考にして頂けましたらうれしいです。

 

 

 

それでは以下、6足の靴をご紹介いたします。

続きを読む

<お客様のココチ>オーバーホール事例(第1回):履きこまれた「ギャートル」(=レザーサンダル)、kaza-ana(=再掲)

こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

本日は、ガッツリと履きこまれたココチブランドのレザーサンダル、「ギャートル」のお直しをご紹介いたします。

 

さっそく、BEFOREです。2018年にお買い上げ頂いて、夏場は毎日履いて下さったそうですが、そのことがすぐにわかりました。

ここまで履きこまれたココチブランドのサンダルは、私たちも初めて見たため、思わず興奮いたしました。

 

つま先とかかとのステッチが切れて、この部分のホールドが効かなくなっていました。

甲の部分のみで留まるため、歩くときにかかとが浮いてしまうとのことでした。

それでも履いて履いて、ここまでご愛用頂いていることに、私たちは感動を覚えました。

 

「・・・もうこの靴、無理ですよね?」

「とりあえず、森田さんに送ってみましょうか?」

 

 


 

 

工房に届いたこのサンダルを見た森田さんは、パーツ代、組み立て直し代、ステッチ代と、丁寧に修理の見積を出してくれました。

新しく同じレザーサンダルをおつくりするよりはずっと少ない金額で済み、ほとんど一足をつくり直すくらいの手間と時間を考えると、いつものことながら森田さんの誠実さを感じました。

とはいえ、リペアの中では大きめの金額となり、たとえば一般的な新品のレザースニーカーも買えそうな金額でもあったため、オーナー様に改めてご相談させて頂きました。

 

私はその場にいなかったのですが、オーナー様は少し検討された後、「このサンダルが自分と一緒に朽ちていく姿が見たいので・・・」という趣旨のことを仰って下さったそうです。

 

そして、1~2ヶ月ほどかけて、サンダルのリペアが完了いたしました。

 

 


 

 

以下が「リペア後」、AFTERの画像です。

しっかりと元の形を取り戻して、ヴィンテージ感のある、ものすごく格好良いサンダルになりました。

 

つま先とかかとが立ち上がったことで、履き心地が格段に向上したと、オーナー様は仰って下さいました。

甲周りの革はすでになじんでいるので、オーナー様の足にピッタリ寄り添って、新品時よりもさらに履き心地は良いことと思います。

 

甲周りの革には、森田さんがたっぷりオイルを入れてくれたそうです。万が一、将来的にこの部分の革がダメになっても、交換ができるそうです。もちろん、ソールのゴムも新品です。

 

また改めて何年も履いて頂いて、調子が悪くなったときはお気軽にご相談頂けましたらうれしいです。

 

 


 

 

このサンダルを見て、私も自分自身のkaza-ana(風穴)を、森田さんにフルリペアしてもらったときのことを思い出しました。

 

インタレストのオープン当初(=2012年)、私の所有するココチの靴はkaza-ana1足しかなかったため、2012年は毎日kaza-anaで過ごしていました。

(今は、お客様には、革靴を履く頻度は3日に1度にして下さいとお話しております。笑)

 

 

履きすぎて、かかとのステッチが切れてしまったkaza-anaについて森田さんに相談したところ、フルリペアを施してくれました。

店長•Dが書いた当時のブログが見つかったので、以下にご紹介いたします。なんと、2013年の記事です。

改めて読み返して、当時から変わらず森田さんは、単にデザインして魅せるだけでなく、単につくるだけでもなく、「履く人の側」に立って物事を考える、稀有なクリエイターであるということを再認識いたしました。

本日のテーマは、「故障した靴のリペア(修理)」です。とりわけ今回は、森田さんの手元で一度靴が解体されて、丸ごと作り直されるというフルリペアをご紹介できる、貴重な機会となりました。私は今回のkaza-anaのフルリペアは、「オーバーホール」と呼びたいです。

「オーバーホール」。

Wikipediaによると、「機械部品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い、新品状態の性能状態に戻す作業」とあります。時計などでよくつかわれる言葉ですが、今回のkaza-anaのリペア(=修理)はまさにこのオーバーオールに他なりません。

実は、もともとはこの「かかと」のステッチが切れたのを森田さんに相談したんです。ステッチは消耗品ですので、これはハードに履いていれば仕方がないということで、すぐに「じゃあ送って下さい」という話になりました。

そうしたら、森田さんがまるで(靴の)医者のように、マズそうなところをどんどん見つけては、それをどんどん直していってくれました。普段からkokochi sun3のブログをお読みになっている方は、既に目にされたかもしれません。何をやってくれたのか。それがこちらです。

 

続きは以下よりご覧頂けます。

 

<メンテナンスガイド>故障したkokochi sun3の靴のリペア(修理)につきまして。>こちらから

 

 

(以下の画像は、森田さんのブログから拝借しています。)

 

 

 


 

 

 

 

★インタレストの現在の営業体制につきまして

 

2021年9月末に緊急事態宣言が解除されて以降、インタレストの営業体制はほぼ平時の通常営業となっております。ぜひこれまで以上に、お気軽に足をお運び頂けましたら幸いでございます。

もちろん、多くのお客様に安心してご来店頂けますよう、基本的な感染予防は引き続き徹底してまいります。重要なご連絡事項は以下の通りです。詳細につきましては、この日のブログ記事をご参照下さいませ。

 

  • 引き続き、店内では必ずマスクをご着用頂きますようお願いいたします。スタッフもマスクをしてお相手させて頂きます。こちらも引き続き、入店時、店頭で設置しているアルコールで手指の消毒をお願いいたします。
  • 営業時間は12:00~18:00を継続いたします。恒久化するかどうかは未定ですが、スタッフの働き心地の良さもあり、今後もベースの閉店時間は18:00とさせて頂き、18:00~19:00につきましては事前にご来店予約をして下さったお客様をお待ちする時間とさせて頂きます。火曜定休は変更ございません。
  • 宣言下でお願いしておりました、(18:00~19:00の時間帯以外の)事前のご来店予約のシステム、ご来店人数の制限などは停止しております。ぜひいつでもご都合の良いタイミングで、ぜひお気軽にご来店下さいませ。

 

 

 

 

<お問い合わせ>

  • 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
  • 定休日や臨時休業日以外で当店からのお返事が届かない場合は、(1)ご入力頂きましたメールアドレスにお間違いがないか、(2)そのメールアドレスがPCからの受信を許可する設定にして頂いているか、をもう一度ご確認頂いた上、お手数ですが再度フォームよりお問い合わせ下さいませ。
  • なお、休業日以外であれば、お電話( 03-6457-5360 )でのお問い合わせが早くて確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さいませ。

 

 

<お客様のココチ>「ブラック」のココチたち:kaza-ana、marco、ブギウギ5EYE、Rille、largoSQ

こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

本日はシリーズ「お客様のココチ」(→新日記の記事旧日記の記事)、お客様によるココチブランド(=kokochi sun3+kokochi sqir)のオーダー靴をご紹介いたします。

 

たまたまお客様の気分が重なったのか、昨年は「ブラック」のココチのオーダーを多く頂きました。

本日は、その一部をご紹介いたします。靴のモデルは様々で、kaza-ana、marco、ブギウギ5EYE、Rille、largoSQの5モデル、計7足です。

 

定番色のブラックも、選ぶ革によって雰囲気がまったく変わります。その違いをお楽しみ頂きつつ、ココチのオーダーのご参考になさって頂けましたらうれしいです。(最後の1足は、ブラックではありませんがlargoSQつながりで、ダークブラウンの靴をご紹介しております。)

 

 

それでは、以下ご覧下さいませ。(表記価格は本記事公開時点の税抜価格です。)

続きを読む