こんにちは、インタレストです。
★ただいま靴作家・森田圭一さんによるココチブランド受注会を開催中です!
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★本気のスニーカー選びは難しい!~なぜいま「Dawn」をご紹介しているのか
インタレストオリジナルの新作スニーカー「Dawn」、たいへんご好評頂いております!連日ご来店下さっているお客様皆様、またご興味をお持ち下さっているお客様、誠にありがとうございます!
ところで、本日は店頭でお客様とも話題になる「スニーカー選びは難しい」ということについて、短いエッセイ風につらつらと書いてみたいと思います。
私たちがなぜ森田さんに「Dawn」をつくってもらったのか、いったい何のための、誰のためのスニーカーなのかについて、より深く知って頂けましたら嬉しいです。
スニーカー選びの難しさは、財布選びのそれに近い感覚?
さて、スニーカーとえいば、種類自体はそれこそ星の数ほどあるし、また「履きつぶす→買い替える」を前提に買う場合はそうでもないのですが、スタイリングの構成メンバーとして、長年足元を支えてくれるものをと考えたとき、私たちは「本気のスニーカー選びは難しい」という感覚を持っています。
前者でいうと、たとえばスポーツをするときに履くスニーカーは、フィッティングや機能性が最優先で、それが劣化したタイミングで買い替えることになりそうです。子どもたちと公園で遊ぶときに履くスニーカーも、「ドロドロになってもいいものを」という観点で選んでいる気がします。
後者については、私がよくつかう”たとえ”で言いますと、「財布選び」にかなり近いです。お財布って探すと全然見つからなくないですか?(笑) 何年も何年も探しても「これだ!」というものとは出会えない。デザインはもちろん、機能性も重要なので、それらが上手に噛み合う1点がなかなかない・・・汗。
実はこの感覚を他の方と共有するのは難しいかもしれないと考えていたのですが、ご来店下さるお客様が口々に「スニーカーって難しい!」「ずっと探しているのに見つからない!」と仰るので、「ああ、自分だけじゃないんだ!」とかなり驚き、そして嬉しく感じています。
そう、「スニーカーは難しい」んです。安ければいいわけでも、高ければいいわけでもないし、ディテールが富んでいるだけに自分の好みのデザインにピッタリ合うものもない。すごく気に入ったデザインでも足に合わない。足に合ってもサイズがない・・・といったご経験、おありの方も少なくないと思います。
「白いスニーカー」を探して十余年・・・
再び私事で恐縮ですが、私・店長Dは「白いスニーカー」という、言葉にすれば単純明快なアイテムを探し続けていました。いま愛用している白いスニーカーは、調べてみると2007年に発売されているので、実に15年間履き続けています。
結構な頻度で履いていますが、丁寧にメンテナンスもしているので、見た目は2~3年物に見えるかもしれません。そういう扱い方をするのにふさわしい相棒だと思っていて、その意味では位置づけは高級革靴と何ら変わりません。良いつくりなので、今のところ目立った故障もありません。
それだけに、その相棒スニーカーの負担を減らすために、「まったく同じ履き方(=この場合は「合わせ方」)ができる白いスニーカーがもう2~3足欲しい」と、探し続けて10年以上経っています。が、2~3足どころか、1足も買えていません。
それこそお財布のように、「探していないときにサクッと見つかるかも」と考えていますが、今のところ出会えていません。
たくさんの方にとって「この1足」と思って頂けるスニーカーをつくりたい
以上のような背景があり、森田さんから「またオリジナルの靴をつくってみないか」という提案をもらったとき、「スニーカー選びは難しい」と身をもって知っている自分たちが、「たくさんの方にとって『この1足』と思って頂けるスニーカーを目指すチャレンジをしてみたい」と直感しました。
「履きつぶす用」ではない、ご自身にとって宝物になるようなスニーカーを。年齢を重ねたオトナの方の足元にふさわしいスニーカーを。そして、どんなスタイリングも自在にこなしてくれる透明感のあるスニーカーを。
その観点で私たちが「こういう感じかな」というデザインイメージを森田さんに伝え、それにこの日のブログ記事で詳細にご紹介した森田さんの解釈(←これが素晴らしくて・・・泣)が加わって生まれたのが、今回ご紹介している新作スニーカー「Dawn」です。
1足目のサイズ「3」(=24.0~24.5cm相当)を「白いスニーカー」でつくってもらったのも、それが絶対にウソがつけないデザインだからです。ラフのサンプルを送ってもらっている段階で強い手応えがあったので、フライヤーなどでつかうメインの1足にするにふさわしいと、入荷前からワクワクしていました。
これが入荷してきたとき、店長Dはすぐに、この靴の色違いを揃えていけば自分自身の長年の「スニーカー問題」が解決すると感じ、本当に胸が高鳴りました。そして実際に足を入れたときの想像以上の「履き心地の良さ」で、より多くの「スニーカー難民」の方に足を入れて頂きたいと、いっそう強く感じました。
そう、Dawnは森田さんが1足1足手作業で製作してくれるスニーカーなので、「白いスニーカー」ならずとも、ご自身の好きなデザインで、ご自身のサイズでオーダー頂くことができます。このことも、Dawnをよりスペシャルたらしめていると自負しています。
靴は足を守る道具:お客様のオーダーの決め手は「履き心地の良さ」
ところで、これまでの会期中に見に来て下った方は、InstagramやDM、ブログなどでご覧になった「雰囲気」を求めてご来店下さったのですが、実物を履かないとわからない「履き心地の良さ」に驚いて、それが決め手になってオーダーを頂けるケースが多く、このことが本当に嬉しいです。
私たちには「靴は足を守る道具である」という大前提があるので、「履き心地が悪い靴」というのは「足を守る」以前なので、もう語呂からして矛盾があると考えています。どんなに気に入ったデザインでも、履き心地が良くないと、年齢を重ねながら10年以上履き続けることはできませんよね。
さらに、私は自分用につくってもらったデザインを、今日まで丸3日履き続けていますが、履き心地が良い上に「まったく蒸れない」という事実に本当にビックリしています。朝から晩まで履いていてもまったく蒸れないので、ニオイも一切ありません。
モーレツ汗っかきの店長Dは、そもそも天然繊維・合繊問わず、布製のスニーカーは履けません。表革は絶対にレザーのスニーカーを履きますが、市販のものはライニングで合皮をつかったり過剰にクッション剤が入っていたりで、「まったく蒸れない」はなかなか望めません。
オーダー下さったお客様が「外出先の昼食とかで突然靴を脱ぐことになっても安心ですね」と笑いながら仰っていましたが、これは本当にその通りだなと思いました。
(余談ですが、以下の2枚の画像のように、私自身は靴ひもをクロスさせて履くのでそのように入れ替えていますし、スニーカーは”ひも”を結んだまま脱着するので、一番手前のホタンホールはつかっていません。このあたりも、オーナー様次第で自由にカスタマイズして下さいませ。)
本日は以上です。
Instagramでは、入荷したDawnの全デザインを多彩な洋服と合わせて撮影したスタイリングをご覧頂けます。
繰り返しになりますが、スニーカー自体のデザインに透明感があるので、合わせる洋服のカテゴリ・色・素材を一切選びません。スタイリング画像をご覧頂きますと、そのことを改めてご確認頂けるかと思います。
実は、もともと本日のブログ記事でそのスタイリング画像をまとめようと考えていて、その前段としてショートエッセイを書いていたのですが、書いたらそれだけでそこそこのボリュームになってしまったので(汗)、スタイリング画像のまとめは向こう数日内に改めてご紹介させて頂きます。
そもそも、内容としては本日の記事もとても大切で、これで私たちがなぜDawnをつくったかを多くのお客様とシェアさせて頂けましたらとても嬉しいです。
そして「百聞は一見にしかず」、そして「百見は一試着にしかず」ということで、ぜひ店頭で一度履いて頂けましたら幸いです。
引き続き、多くのお客様のご来店・ご参加を、心よりお待ちしております!
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