こんにちは、インタレストです。
この日のブログ記事で速報しました通り、1月22日(土)~30日(日)の会期にて、靴作家・森田圭一さんによる「ココチブランド」の受注販売会「路地裏の靴作家 vol.19」を開催いたします!
会期中は、以下でご紹介する2種類の新作靴(=各サイズ取り揃えます)と今回から(今回のみ?)おつかい頂ける新作レザーをはじめ、ココチブランドを代表する定番靴たちを、インタレストの店頭にてもれなく取り揃えます。ぜひ多くの靴をご試着頂いて、ご自身だけの1足をオーダー頂けましたらと思います。
1月29日(土)・30日(日)の両日は、ココチブランドの靴作家・森田圭一さんが来京&在店予定です。ご検討頂いているオーダー内容や足・靴周りのお悩みについて、ぜひ直接ご相談頂けましたらと思います。
本記事では、イベントの詳細とメイントピックにつきましてご案内いたします。目次はこちらです。
- ★大切なお知らせ:会期中は全日、ご来店予約ご不要です。ぜひお気軽にお越し下さいませ。
- TOPIC 1: ココチ流トレッキングブーツ「THE HIKE」がリニューアルリリース
- TOPIC 2: 新作靴「THE LANDSCAPES」のお披露目
- TOPIC 3: 魅力的な新作が加わって、過去最高に多彩な「華」のあるレザーラインナップに
- <主に初めてのお客様へ> 「ココチブランド受注会」とは?
ココチブランド(=kokochi sun3、kokochi sqir)
靴作家・デザイナー:森田圭一
靴作家&靴デザイナー・森田圭一さんが1足1足ゼロから制作する、ハンドメイド革靴のブランドです。
kokochi sun3(ココチ・サンサンサン)がカジュアルライン、kokochi sqir(ココチ・スクイル)がドレスラインです。
お好みのモデルを、お好みの革&色で、足型を取って木型と合わせるジャストサイズでオーダー頂けます。
森田さんは常に「履く人の側」に立って物事を考える、クリエイターとしては希有な人柄です。
そんな森田さんにしか生み出せない、私たちの心をくすぐるユニークなデザインと、
彼によるハンドメイドだからこその「一人ひとりにとっての履き心地の良さ」を、一生涯味わって頂けます。
★大切なお知らせ:会期中は全日、ご来店予約ご不要です。ぜひお気軽にお越し下さいませ。
目下、新型コロナウイルスのオミクロン株が全国的に拡大し、インタレストのある東京都では「まん延防止等重点措置」の発出が予想されておりますが、本記事を書いている1月16日時点では、全日ご来店予約はご不要とさせて頂きます。
(今後事態が予想以上に大きく変化した場合には、また改めてそのときの方針をご案内申し上げます。)
当店インタレストでは、コロナ禍のなかで効果的とされている基本的な対策を油断することなく継続していますし、またそもそも過去にいわゆる「密」の状態になったことはありません。
加えて、店内が2組のお客様がいらっしゃるときにご来店頂いたときは、時間をずらして再度お越し頂くなどをお願いしておりまして、お客様も皆様快く応じて下さっています。本会期中も、これまで通りの方法でリスクを回避できるものと考えております。
唯一、森田さん在店予定の2日間(1月29日・30日)は、数組のお客様をお相手させて頂いているときなど、タイミングによってはご入店頂けない可能性がございますので、ご来店前にお電話でお問い合わせ頂けますと、ご足労頂く際に安心かと存じます。
それぞれのお客様ご自身の対策を整えて頂きましたら(=特にマスクのご着用は必須とさせて頂いております)、あとはぜひお気軽に店頭まで足をお運び頂けましたら幸いでございます。
★TOPIC 1: ココチ流トレッキングブーツ「THE HIKE」がリニューアルリリース
昨年末の速報でもお知らせいたしましたが、私たちインタレストにとって最も思い入れの強い靴の一つであり、私・店長D自身がダントツで履きまくっているkokochi sun3の靴であるトレッキングブーツが、その名を「THE HIKE」と改め、リニューアルリリースされました。
下で詳細に書きますが、構造的にはハイキングもできてしまう屈強な靴ですが、お住まいの地域で気軽に楽しむ普段履きにこそ最適な靴です。老若男女あらゆる方に広く履いて頂ける万能靴でもあります。
私個人の5年の着用による実感と、そして何より5年前にオーダー下さった多くのお客様からのきわめて高い評価という、これ以上なく信頼性の高い実績とともに、ココチブランドの中でも屈指の「日常靴」として強くオススメいたします。
(ちなみに、以下のサンプルたちでつかわれている新作レザーの数々もそれぞれに強烈な魅力を放つもので、実はそれらを「TOPIC 1」としようか最後まで迷ったくらい、今回のイベントの大きなトピックの一つです。本記事の下の方、「TOPIC 3」で詳細にご紹介しておりますので、ぜひこのままお付き合い下さいませ。)
この靴「THE HIKE」の前身がリリースされたのは、実に5年前、2016年の秋冬シーズンです。
以下は、そのときに本ブログで書いた内容から引用したもので、この靴の魅力を端的にお伝えできていると思います。
森田さんのハンドソーン(手縫い)によって生まれる、街歩きのための洗練されたトレッキングブーツです。
トレッキングブーツが本来持つ機能面の特長(=雨雪への強さ・足首周りの安定感・Dカンの使用によるヒモの通しやすさなど)はそのままに、「zanpano」や「Brooklyn」と同じ細身の木型を使用することで、細身のスラックス等のビジネスカジュアルスタイルや、女性ならワンピーススタイルにも合わせられるような、見た目が洗練されたブーツに仕上がっています。
おそらくご想像よりもずっと軽く、革のなじみの良さやミドルカット丈の仕様が効いていて、歩きやすく、合わせやすく、季節も問わないため、とても普段づかいしやすいです。つかう革にもよりますが、構造的には雨の日向け用途でも活躍します。
ボディの革を自由にお選び頂けるのはもちろん、パーツ毎に革の種類や色を変えられたり、ソールを縫い合わせるステッチの色を選べたりと、オーダーのハンドメイド靴ならではの自由度もさらなる広がりを見せています。
「ソールカスタマイズ」と「ラストカスタマイズ」によってさらに快適に
前身の靴がリリースされたあとに導入された、ソールカスタマイズサービスとラストカスタマイズサービスが、今回はご利用頂けるというのもとても大きいです。
ただでさえ履き心地の良さと合わせやすさに格別定評のあるこの靴を、よりお客様のご要望やお好みに合った靴としておつくりすることができます。
たとえば、ソールカスタマイズによってホワイトラバーソールの仕様にすれば、クッション性があるため膝や股関節にとてもやさしく、また雨の日や雪の日もすべらず快適に履いて頂ける、より機能的な靴になります。
数年前にイベントの企画で特別におつくりしたこの靴のように、Vibram社(=世界最大のラバーソールメーカー)のMOREFLEXソールをつかえば、重さも劇的に軽くすることができます。この靴のオーナー様もつい先日、「結局この靴を一番履いているかも」と仰っていました。
ソールカスタマイズサービス導入により価格面でも柔軟性が増し、前身の靴ではソールの規格が1つのみで、ゆえに価格も10万円以上で固定されていましたが、今回はステッチダウン製法による72,600円(税込)~からノルベジェーゼ製法による112,200円(税込)まで、ご予算とお好みに応じてパーソナルオーダー頂くことができます。
ご参考までに、上掲ホワイトラバーソール仕様の靴の場合、下の画像1枚目のステッチダウン製法だと72,600円(税込)、画像2枚目のハンドソーン(ダブル)製法だと92,400円、側面にチェーンステッチが入るノルベジェーゼ製法だと105,600円となります。
(それぞれの製法についての説明は、ここでは省略させて頂きます。ぜひお気軽に店頭でお尋ね下さいませ。)
また、つい半年前にリリースされたラストカスタマイズサービス導入により、よりオーナー様の足なりに沿ってフィットする、最高の「自分だけの1足」としてパーソナルオーダー頂くこともできます。
約半年前のラストカスタマイズサービス導入以降、このサービスをご利用頂いて実際にその方のためのラスト(木型)をつくって納品させて頂き、フィードバックも頂き始めていますが、過去に例をみないくらいご好評を頂いています。
「自分の木型があるとこんなに違うのかと感じる」「人生で一番快適なフィット感」「この靴は自分の足では履けない(合わない)と思っていたけど、どの靴よりも快適に履けている」などなど、私たちも驚くような表現でお褒め下さっています。
(ラストカスタマイズサービスについては、この日のブログ記事をぜひご参照下さいませ。)
THE HIKEは、ココチブランドの中では相対的に幅狭の木型でつくられていますので、幅広のお足のお客様はラストカスタマイズでご自身に合う木型をおつくりした方が、より快適に気持ち良く履いて頂けるかもしれません。
ラストカスタマイズをご利用頂いても、見た目はまったくといって良いほど変わりませんので、その洗練されたフォルムはそのままお楽しみ頂けます。
ご参考:前身から新作「THE HIKE」への修正点につきまして
森田さんに前身のトレッキングブーツとTHE HIKEの違いについて尋ねたところ、「zanpanoのリニューアルのときと同じで、木型やデザインは変えていませんが、経験を重ねてデザインや履き心地などの面で改善したディテールがたくさんあって、型紙は完全に新しいものになっています」という回答でした。
具体的にいくつかのポイントを挙げながら教えてくれましたが、履く人の快適さや楽しさを底上げしてくれるような修正点がたくさんあって、単に「またサンプルを作り直しました」ということではまったくなく、紛れもなく「リニューアルリリース」です。
私自身も含め、前身の靴をお持ちのお客様にとっても、まさに魅惑的な新レザー(TOPIC3参照)とともに、改めてオーダー頂く価値が大いにあると思います。
ところで、イベントのフライヤー画像に、新作靴「THE LANDSCAPES(→TOPIC 2)とともに映っている前身のトレッキングブーツが、何を隠そう私・店長Dの私物(5年物)です。あえて履き込まれたこの靴をつかいました。
高頻度で履きまくっていることと、あえてケアらしいケアをほとんどせずに履き倒していることとで、ヴィンテージのような香りが漂う、我ながらとんでもなくカッコ良い靴に育っていると感じています。
ココチブランドの靴たちに限らず、私自身が履いてきた数多くの靴たちの中でも、間違いなくTOP5に入る履き心地の良さです。
履き感はスニーカーのような気持ち良さである一方で、360度レザーでつくられているため、真夏に長時間履いても一切蒸れずにニオイも出ないという、スニーカー最大の弱点を克服している点も最高です。
先ほど挙げさせて頂いたお客様だけでなく、他の多くのオーナー様から「結局トレッキングばっかり履いてるんですよね」というお声をたくさん頂く、正真正銘の名作靴です。各サイズサンプルを取り揃えますので、ぜひこの機会に、まずはご試着からお試し下さいませ。
★TOPIC 2: 新作靴「THE LANDSCAPES」のお披露目
昨年初秋にリリースされた、まったくの新作靴「THE LANDSCAPES」を、今回初めて関東地方にてお披露目いたします。
この靴を初めて見たときは、Tramp-Hiを見たときと同じ「ガツン!」という衝撃を覚えました。
真上のTOPIC 1でご紹介した洗練されたトレッキングブーツも森田さんの作品、そして半ばアートのようなこの靴もやはり森田さんの作品なのです。この好対照こそが、彼の作家性の際立つ魅力であるとつくづく思います。
そしてこの「THE LANDSCAPES」については、ココチブランドのオフィシャルサイトで森田さん自身の言葉で、余すことなく語られています。まるで短編のファンタジー小説のようなトキメキを覚えるかと思いますので、以下のリンク先より、ぜひご一読頂けましたらと思います。
特に、ちょうどTramp-HIのときにそうであったように、その「創作ストーリー」に共感頂ける方にとっては、この靴が生涯のパートナーになってくれるかもしれません。
THE LANDSCAPESの履き心地や見た目につきまして
この靴については、ちょうどタイミングが合って昨年末に送ってもらうことができ、私たちスタッフは既に試着することもできました。
強烈な見た目に打ちのめされるこの靴ですが、履き心地はまるでスニーカーのようにスマートです。重さはあるのですが、相対的にフィット感がとても良いので「かかと」は抜けず、驚くほどに不快感がありません。要するに、革靴としての機能面ではまったく申し分ないものとなっています。
見た目としては、Tramp-Hiと同じ木型がつかわれているため、つま先部分に大きな捨て寸があって、お持ちの靴を履いているときと比べると大きく見えます。この独特の存在感も、この木型・この靴の大きな魅力の一つだと思います。
★TOPIC 3: 魅力的な新作が加わって、過去最高に多彩な「華」のあるレザーラインナップに
この項目をTOPICの「1」にしようかと散々迷ったくらい、目下のココチブランドのレザーラインナップには「華」があります。
間違いなく過去一番で充実していますので、新作靴であるTHE HIKEやTHE LANDSCAPESのオーダーに、またはお目当ての定番靴のオーダーに、ぜひセレクトしておつかい下さいませ。
今回も、今を逃すと二度とおつかい頂けないかもしれないレアレザーもあったりしますので、ぜひお見逃しなきようお願いいたします。
1, ヴィテッロ・フィオーレ (BLK、NVY)
*アップチャージ(税込): +13,200円
革が好きな人であれば100人いれば100人が知っているという、イタリアが誇る世界で最も有名なタンナーの1社であるGUIDI&ROSELLINI社(=以下、単にGUIDI)による、「仔牛の花」という粋な名前の付いた、彼ら独自のバケッタ製法によるナチュラルなカーフレザーです。
半年前は在庫が不安定だったため、店頭に足を運んで下さった方にのみブラックをご紹介させて頂きましたが、今回はそのブラック(画像4枚目)に加えて、とんでもなくカッコ良いネイビー(画像3枚目)がラインナップに加わりました。
こうしてブラックと並べて撮影しても、色味の違いがわからないくらいダークな色味のネイビーです。信じられないほどカッコ良いので、ぜひ実物をご覧頂きたいです。
GUIDIレザーならではのオイリーでヌメッとした質感と、表面を覗き込んでも見えないくらいのキメの細かさが素晴らしく、この最高峰の高級レザーをココチブランドが扱うと聞いたときには、「ついに!」と身体が震えるほどのモーレツな興奮を覚えました。
GUIDIレザーといえば、その豊かなエイジングがその最大の魅力です。新品時はマットなその質感は、おそらく履き込まれてていくにつれて、美しくナチュラルな光沢を放つ、つややかな表情に育っていくはずです。それもご存分にお楽しみ頂きたいと感じます。
サンプルでは、THE HIKEで1足つかわれています。
一見してブラックだと思われるかもしれませんが、これが新色のネイビーです。森田さんはこのサンプルを制作しているときに、「これ見て!やばい!」と画像を送ってきてくれました。滅多にないことです。作り手をここまで興奮させる革、実物と会うのが今から楽しみでなりません。
(いや、もうこれはもう自分で私物をつくってしまいそうです・・・笑。)
ちなみに森田さんは、このサンプルのために、ソールもステッチも「ひも」も全部ダークネイビーに染め上げているそうです。彼の強い想いが感じられます。この1足をご覧頂くためだけでも、イベント中に足をお運び頂く価値があるくらいの代物だと感じています。
2, ジオラマ (MAP、SNOW、BLK、NVY、BRN)
*アップチャージ(税込): MAP+11,000円、SNOW+5,500円、その他±0円
TOPIC 2でご紹介した新作靴THE LANDSCAPESのデザイン&制作と強くリンクして生まれた、ココチブランドオリジナルのヴィンテージの「ニベ革」です。
ニベ革とは裏革で、本来はタンニング(=皮を革として生成する工程)で整える毛足をあえてそのままにして、荒々しくワイルドな表情のままになっている革のことです。(美しく整えられた裏革が、一般的にスエードと呼ばれます。)
それにしても、ココチ流ニベ革は強烈なまでに荒々しく、それゆえに雄々しくたくましい表情に仕上がっています。THE LANDSCAPESだけでなく、それこそTHE HIKEや別のモデルでつかっても絶対にカッコ良いです。ヴィンテージレザーならではの「奥行き」のようなものも感じます。
このあたりの詳細につきましても、森田さん自身が語るTHE LANDSCAPESのページで紹介されています。
特に”MAP”という名前のついた、森田さん自身が後染めで加工している独特の色について、革の名前が「ジオラマ」となった経緯も含めて、ぜひご一読頂けましたらと思います。
THE HIKEのサンプルでも、1足採用されています。ディテールがトレッキングブーツなので、ニベ革との相性も抜群ですよね。
3, ジビエ (NAT)
*アップチャージ(税込): 5,500円
野山や森で、あくまで人間にとっての「害獣」として駆除されているイノシシ。肉は駆除する方々当人であったり、特別な卸先であったりで調理され料理として振る舞われているそうですが、これまでその皮は「産業廃棄物」として処理されているそうです。
森田さんが普段から親しく付き合うタンナーがその現状をみて、その皮をすすんで引き取った・・・は良いものの、分厚くカチカチに固いその皮は、徹底したタンニングによって「革」にしてもなお、扱いにくい素材だったようです。
タンナーからこの革の使い道について相談を受けた森田さんは、その状態のジビエの「革」を自分の工房で自身の手で、革靴の素材としてつかえるものに加工し、タンナーと繰り返し検討を重ねてその状態で納品してもらえる見通しが立ったそうです。
森田さんは、このジビエレザーについて、とても興味深い話をしてくれました。
「単に『皮』を『革』にしただけの状態で、二次加工はほとんど何もしていない状態です。それなので、10足つくって10足納品して、たとえば5年後・10年後に『全員集合!』とできたら、絶対に1足1足違う表情に育っているはずなんです。色も違うだろうし、表情も違うと思う。そんな風に、お客さんと一緒にストーリーをつくっていける、すごくおもしろい革だと感じているんです。」
私たちインタレストは、このナチュラルさが極まったジビエレザーと、美しさが極まったヴィテッロ・フィオーレとが同時にラインナップされ、そしてまったく同じモデルの靴で採用できるというココチブランドの多様性・柔軟性に、改めて底知れないワクワク感を覚えました。
このジビエレザーは、THE HIKEのサンプル1足で採用されています。森田さんをして「絶対にこの革をつかってTHE HIKEをつくりたかった」と言わしめる作品、こちらもぜひ店頭でその実物をご確認下さいませ。
4, アラスカとアマゾニア
*アップチャージ(税込): 5,500円
アラスカ
アラスカはもうリリースされてから2年ほど経つので、ココチブランドを見て下さっているお客様からすると定番レザーになりつつあると思います。ブランドがラインナップしているすべての革でも屈指のナチュラルレザーで、イタリアのタンナー”La perla Azzurra(ラ・ペルラ・アズーラ)”社製の強靱なバケッタレザーです。
この革については、この日のブログ記事をぜひご参照下さいませ。
当時ご紹介したこの革の魅力については、お客様の足元でエイジングを重ねるのを拝見している今にいたっては、そのとき以上に素晴らしいものと感じています。
在庫している色のラインナップは常に変動していて、現在おつかい頂けるのはPNK・RASPBERRY・NAT・SIL-GRY・DKBRN・GRY・BLK・BLUの8色です。
ちなみに、次にご紹介するKuduレザーと同様、リリース当初は期間限定レザーだったのですが、ともにあまりに評判が良いため、在庫が安定している色を中心に、森田さんがストックしてくれるようになっています。いつまでおつかい頂けるかわかりませんので、ぜひあるうちに採用頂けましたらと思います。
(とにかくよく焼ける革なので、たとえばピンクとラズベリー、あるいはナチュラル・シルバーグレー・グレーあたりは、1年くらいすると同じような色に育っているかもしれません。笑 このモーレツなエイジングの楽しさも唯一無二でアラスカでしか味わえませんので、ぜひご賞味下さいませ。)
私・店長D個人的には、当時のブログ記事でも書いています通り、この革の見た目・表情や強度の高さからして、THE HIKEとの相性がバツグンに良いという感覚がありましたが、今回森田さんもこの革のNATをつかってサンプルを1足用意してくれています。
このTHE HIKEはきっとこんがり焼けて、信じられないくらい美しい飴色に育っていくことと思います。それを見るのが今から楽しみでなりません。
以下、アラスカをつかっておつくりした「お客様のココチ」です。
アマゾニア
そして、まったく同じタンナーによる別のバケッタレザー「アマゾニア」が、NVYとBRNの2色、今回新たにラインナップされています。
このアマゾニア、厚さも硬度もおおよそアラスカに近いですが、それと比べるとかなり鮮やかな色味なのが特徴的で、定番色ながらこれまでにない雰囲気の、とても爽やかな革靴になります。
下にこの革のNVYでおつくりしたTramp-Hiの画像を掲載していますので、ぜひご参照下さいませ。新品時の爽やかな雰囲気も良いですが、焼けて色が濃くなっていくであろう未来の方がずっと楽しみな靴です。
5, KUDU(クードゥー)
*アップチャージ(税込): 5,500円
KUDUというのは日本語で「クードゥー」「クーズー」などと呼ばれる、見た目はヤギに似たウシ科の動物で、まずはとにかくその裏革(=スエード)の美しさに定評があります。発色が実に鮮やかで、なでるとベロア生地のようなつややかな光沢が上がります。やわらかく柔軟性にも優れており、かつ起毛皮革なので防水スプレーを用いれば雨の日でも安心して履いて頂けます。
一方、流麗で上品な裏革とはまさに好対照で、その表革については俗に「トラ」と呼ばれる強いシワやアタリが革全体に縦横無尽に走っていて相当に野性的です。もちろんどの色の表or裏を、どの靴向けにつかうかは、お客様皆様が自由にお選び頂けます。
ワイルドな表革の荒々しさ、端正な裏革の上品さ、そしてその極限的なやわらかさ。いま、ココチブランドの靴をパーソナルオーダー頂く際に、インタレストで最も採用率の高い革がKUDUレザーです。
現在安定しておつかい頂けるのはCAM・LT-BRN・DK-BRN・GRY・BLKの5色(画像1枚目が表革・画像2枚目が裏革)です。
こちら、各色の表革・裏革の対比をぜひ改めてご覧下さいませ。
また、「あと数足なら作れるかも」(森田さん)というのが、BLU・GRN・YELの3色(画像1枚目&2枚目が表革・画像3枚目&4枚目が裏革)です。
以下、KUDUレザーをつかっておつくりした「お客様のココチ」です。
以上が今回のトピックで、これ以降では、ココチブランド受注会「路地裏の靴作家」とはどのようなイベントかにつきまして、毎回ご案内している内容をアップデートしてお伝えいたします。
特に今回が初めてのご参加となるお客様におかれましては、ぜひご一読下さいませ。イベントをいっそうお楽しみ頂けるかと思います。
1, ココチブランド受注販売会「路地裏の靴作家」とは
「路地裏の靴作家」とは、インタレストでお取り扱いしている靴作家・森田圭一さんによるハンドメイド靴「ココチブランド(=kokochi sun3+kokochi sqir)」をフィーチャーするイベントで、通常1年に2回(1月と6月)開催しています。
普段インタレストの店頭で在庫しているココチブランドの靴は合計30足程度なのですが、本イベント開催中は工房から多くの靴を借り受けて100足以上の靴が店頭にズラリ並びます。
普段は見ることのできない靴やサイズがしっかり揃いますので、それぞれのお客様のお好みのモデルやご自身のジャストサイズもきっと見つかるはずです。
(画像は前回6月に開催した受注販売会開催中の店頭の様子です。)
★現品靴をお買い上げ頂くか、「世界で1足だけの靴」を新しくつくるか
イベント開催期間中にココチブランドの革靴をお求め頂く方法は、(1)店頭に並ぶ現品靴のお買い上げ、(2)パーソナルオーダーによる新しい靴の制作、の大きく2つの方法があります。
(1)店頭に並ぶ現品靴のお買い上げにつきまして
ご自身のお好みのモデル&デザインの靴がジャストサイズであれば、それをそのままお持ち帰り頂けます。
(画像は前回6月に開催した受注販売会開催中の店頭の様子です。)
(2)パーソナルオーダーによる新しい靴の制作につきまして
新規パーソナルオーダーにつきましては、普段の店頭で承っている方法とまったく同じです。お好みの靴のモデルを、お好みの革と色をつかって、ゼロからおつくりすることができます。4ヶ月間の制作期間を頂きますが、靴のお代以上の、たとえば「オーダー料金」などが別途発生することはございません。
(お支払いにつきましては、オーダー時に前金50%を頂きまして、靴が完成してお渡しするときに残りの50%を頂戴しております。)
これまでたいへん多くのお客様からパーソナルオーダーを頂き、たくさんの創意工夫でもって生まれた靴たちを、日記の「お客様のココチ」(→新ブログの記事、旧ブログの記事)というコラムで詳細にご案内しております。
また、当店ウェブサイト内のココチブランドのポータルサイトでは、それら「お客様のココチ」の画像一覧を掲載しております。ご参考にして頂けましたら幸いです。
最近はソールカスタマイズやラストカスタマイズなど「できること」が飛躍的に増えていて、きわめて柔軟にお客様のご要望やお好みにお応えできる一方で、特に初めてのお客様にはオーダーの仕組みが少し複雑に見えてしまうかもしれませんが、デザインと、そしておつくり下さったあとのメンテナンス・修理につきましては、私たちと森田さんとでしっかりサポートさせて頂きます。
初めてココチブランドの革靴をオーダー下さるほとんどのお客様が、「オーダー靴自体が初めて」というお客様です。「世界に一足だけの靴」をおつくりするお手伝いを、誠心誠意努めさせて頂きます。ぜひご安心頂きまして、どうぞお気軽にご相談下さいませ。
(ご参考までに、以下の8足はすべてブギウギ5EYEというレディースヒールブーツです。ボディの革の種類や色、革の切り替え、ひもの色、ソールの種類や色・・・と、オーナー様それぞれによりデザインは様々です。)
2, お足元のココチブランドの靴のリペア(=修理)を承ります
おかげさまで日頃から多くのお客様がご愛用下さっていて、ヒールの交換と前ゴムの張り替えのご依頼はどんどん増えております。(毎回数十足の靴をお直ししたり、あるいは工房に送り返しています。)
革靴のソールの裏は完全に「消耗品」なので、傷んだりなくなったりするのが当然ですし、そうなったら必ず修理・交換が必要です。逆に申し上げれば、その部分の修理・交換さえしていれば、誠実に作られた良質な革靴は長い年月履いて頂くことができるのです。
本会期中にお持ち込み頂ければ、往復の送料が無料になります。ぜひこの機会をご利用下さいませ。
- リペア対象の靴は履いてこられるのではなく、お手持ちになってご来店下さいませ。会期中にお預け頂けましたら往復の送料がかかりませんので、このタイミングでのリペアがとてもオススメです。
- 参考価格(=「税抜き価格」)ですが、主な工賃は以下の通りです。ゴム張り2,500円、ヒール交換(左右両足)2,200円~3,300円、インソール交換1,600円、前インソール挿入1,000円・・・などです。
- インソール交換(←木型が必要)など、事前のご連絡が必要な場合もございます。「その場でやってもらえるかどうか分からない」という場合には、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
靴のヒール部分は、履いていれば必ず削れてなくなります。
でも、修理すれば、こうしてヒール部分は新品状態に戻ってくれるのです。
MUKUなどのクレープソールももちろん修理可能です。
この通りです。
最近はオールソール交換のご相談も増えてきました。もちろんご対応可能です。
こちらがオールソール交換修理後です。モアフレックスソールへの張り替えをさせて頂きました。(この日の記事もご参照下さいませ。)
以上、今回も長い記事にお付き合い下さりありがとうございました!
それでは、1月22日(土)~30日(日)のココチブランド受注会「路地裏の靴作家 vol.19」、多くのお客様のご来店を心よりお待ちしております!
★インタレストの現在の営業体制につきまして
2021年9月末に緊急事態宣言が解除されて以降、インタレストの営業体制はほぼ平時の通常営業となっております。ぜひこれまで以上に、お気軽に足をお運び頂けましたら幸いでございます。
もちろん、多くのお客様に安心してご来店頂けますよう、基本的な感染予防は引き続き徹底してまいります。重要なご連絡事項は以下の通りです。詳細につきましては、この日のブログ記事をご参照下さいませ。
- 引き続き、店内では必ずマスクをご着用頂きますようお願いいたします。スタッフもマスクをしてお相手させて頂きます。こちらも引き続き、入店時、店頭で設置しているアルコールで手指の消毒をお願いいたします。
- 営業時間は12:00~18:00を継続いたします。恒久化するかどうかは未定ですが、スタッフの働き心地の良さもあり、今後もベースの閉店時間は18:00とさせて頂き、18:00~19:00につきましては事前にご来店予約をして下さったお客様をお待ちする時間とさせて頂きます。火曜定休は変更ございません。
- 宣言下でお願いしておりました、(18:00~19:00の時間帯以外の)事前のご来店予約のシステム、ご来店人数の制限などは停止しております。ぜひいつでもご都合の良いタイミングで、ぜひお気軽にご来店下さいませ。
<お問い合わせ>
- 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
- 定休日や臨時休業日以外で当店からのお返事が届かない場合は、(1)ご入力頂きましたメールアドレスにお間違いがないか、(2)そのメールアドレスがPCからの受信を許可する設定にして頂いているか、をもう一度ご確認頂いた上、お手数ですが再度フォームよりお問い合わせ下さいませ。
- なお、休業日以外であれば、お電話( 03-6457-5360 )でのお問い合わせが早くて確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さいませ。