こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

本日はシリーズ「お客様のココチ」(→新日記の記事旧日記の記事)、お客様によるココチブランドのオーダー靴をご紹介いたします。

 

本日ご紹介するのは、ココチブランドの新サービス「ラストカスタマイズ」でおつくりさせて頂いた靴の一部です。

 

「ラストカスタマイズ」については、半年前のブログの「TOPIC1」で詳しくご説明しています。以下、その抜粋です。

 

今回ココチブランドより新しくご提案する「ラストカスタマイズ」は、その方法についても料金についても、いわゆる「木型からつくる靴」「ビスポーク」などのイメージからすると、120%ポジティブな意味で、まったくもって想像できない内容です。

そしてこのことについては、ココチブランドのウェブサイトにて、森田さん自身が丁寧に分かりやすく説明してくれています。どういうサービスなのか一度にお分かり頂けるので、以下のリンク先にてぜひご一読頂けましたらと思います。

 

STORY ~ “ My木型を作る” 足にあった靴を気軽に作るためのラスト・カスタマイズ

 

特に、既に何度かこのサービスをご提供している私たちスタッフの立場から、「これこそが魅力です!」とハッキリと申し上げることができるのが、(1)ものすごく簡単であること、(2)ものすごくお安いこと(後述)、の2点です。

本サービスのローンチ時の料金は、消費税込みで22,000円です。

いわゆる「フルオーダー」の価格の、特に高価なケースをご存知だと、「あり得ない」を超えたような料金設定であるとお感じになることと思います。

この料金には、1足1足手作りで制作するメジャリングシューズと、それから工場から買い取る木型の代金が含まれているため、私たちからすると「ペイするのかしら」と心配になってしまうレベルです。汗

(2021年6月12日のブログより抜粋)

 

 

 

ラストカスタマイズのコンセプト、具体的な流れなどは上述した2021年6月12日のブログに詳しく書かれてありますので、ぜひそちらをご覧下さいませ。

ラストカスタマイズでおつくりした靴への反響は、前回のブログの通りです。以下、抜粋いたします。

約半年前のラストカスタマイズサービス導入以降、このサービスをご利用頂いて実際にその方のためのラスト(木型)をつくって納品させて頂き、フィードバックも頂き始めていますが、過去に例をみないくらいご好評を頂いています。

「自分の木型があるとこんなに違うのかと感じる」「人生で一番快適なフィット感」「この靴は自分の足では履けない(合わない)と思っていたけど、どの靴よりも快適に履けている」などなど、私たちも驚くような表現でお褒め下さっています。

 

 

 

本日ご紹介する靴のほとんどは、「オーナー様の足に、その靴の木型が合わず、今までは制作を諦めていた」というケースです。

たとえば、靴の木型に対して甲周りが大きすぎる、小さすぎる、など。けれど、このラストカスタマイズのおかげで、そういった場合でも諦めることなく、好きなモデルの靴をおつくり頂けるようになりました。

 

革は柔軟性があるため、履いて頂くうちになじみが生じて、ある程度お客様の足にフィットしていきます。

ラストカスタマイズの必要があるかどうかは、店頭でヒアリングさせて頂いて、サンプルを履いて頂いたり、足型をお取りしたり、様々な情報を集めた上で作家の森田さんが判断してくれます。

無理に・無駄に勧めることはもちろん一切ありませんので、どうぞご安心下さいませ。

 

 

それでは以下、5足の靴をご紹介いたします。

 


 

・zanpano① >靴の詳細はこちら

まず、半年前のブログ(お客様のココチ)でご紹介したzanpanoは、「ラストカスタマイズ」でおつくりした一足でした。

そのときに詳しく説明していましたので、以下、抜粋します。

今年1月に「復刻」したzanpano。zanpanoは、私自身も10年近く履き続けています。革靴ですので通気性が良く、夏も履けて、本当に便利です。ソールもなじんで履き心地は抜群です。

レディースサイズでも展開される本格的なワークブーツは珍しく、このzanpanoは内羽根式のスマートなデザインのためワンピースやスカートなどとの相性も良く、上に着る洋服を選びません・・・と、語り出すと止まらなくなります。(笑)

 

zanpanoのオーダーを下さるお客様は、性別も年齢も幅広いです。当店では男性女性半々くらいだと思いますし、20代の方からご年配の方まで、多くの方にご愛用頂いております。

さらに新サービス「ラストカスタマイズ」によって、今まで主に甲回りが大きくてzanpanoが履けなかったというお客様にも、この靴をご提案できるようになりました。オンラインストアのzanpanoのページには、この10年ほどの間にオーダーを頂いた、たくさんのzanpanoの画像をアップしています。ぜひこの機会にご検討下さいませ。

 

さて、今回オーダーを頂いたこちらのzanpanoは、革もフォルムも美しくて、撮影しながらウットリしてしまいました。革は、La Strada(ラ・ストラーダ)のブラウンです。(→La Stradaの詳細は2日前のブログにて。)

今年1月に「復刻」したこのzanpanoは、ライニングやミッドソールなど素材の見直しなどを経ているということですが、その中には作り手の森田さんにしか知り得ない様々な工夫や試行錯誤があることと思います。詳細はぜひ今週末に、作家の森田さんに直接お聞き頂けましたらうれしいです。

 

   

 

 


 

・zanpano② >靴の詳細はこちら

こちらのzanpanoは、前回のブログで店長Dが大興奮しながらオススメしている新革、ヴィッテロ・フィオーレのブラックで制作しています。以下、そのブログからの抜粋です。今はこの革でお好きな靴をオーダー頂けますので、ぜひこの機会をお見逃しなくご利用下さいませ。

 

革が好きな人であれば100人いれば100人が知っているという、イタリアが誇る世界一有名なタンナーの1社であるGUIDI&ROSELLINI社(=以下、単にGUIDI)による、「仔牛の花」という粋な名前の付いた、彼ら独自のバケッタ製法によるナチュラルなカーフレザーです。

GUIDIレザーならではのオイリーでヌメッとした質感と、表面を覗き込んでも見えないくらいのキメの細かさが素晴らしく、この最高峰の高級レザーをココチブランドが扱うと聞いたときには、「ついに!」と身体が震えるほどのモーレツな興奮を覚えました。

GUIDIレザーといえば、その豊かなエイジングがその最大の魅力です。新品時はマットなその質感は、おそらく履き込まれてていくにつれて、美しくナチュラルな光沢を放つ、つややかな表情に育っていくはずです。それもご存分にお楽しみ頂きたいと感じます。

 

 

革はやわらかく、触れ感はぬめっとしています。今店頭にあるこの革のサンプルを触っても、気持ち良いです。この革が足を包み込んでくれると本当に気持ち良いと思いますし、エイジングも楽しみです。

 

zanpanoは、靴ひもについても、太さや形、素材を選べるので悩みどころです。今回は最終的に森田さんが、高級な感じが出て良さそうと言って、在庫があった紗乃織(さのはた)靴紐というものを選んでくれました。

 

 


 

・zanpano③ >靴の詳細はこちら

上の靴と同じ革、ヴィッテロ・フィオーレのブラックで制作させて頂いたzanpanoです。

ラストカスタマイズで木型を調整していることと、森田さんが手作りするハンドメイド靴ということで、こう見えて、一足一足顔つきが異なるんですよね。何十足というzanpanoを撮影してきているので、その「顔つき」の違いも楽しんでいます。

 

ソールは革でできているため、厚みがあっても履いていくうちに、オーナー様の足に沿って屈曲するようになります。そのためどんどん履き心地が良くなるんですよね。

 

上のzanpanoとディテールの違いはいくつかあります。まず画像1枚目、ソール周りのコバ(=せり出した部分の上端)に、ウィール(=ギザギザの模様)が入っています。機能面での違いはほとんどありませんので、デザインのお好みで選んで頂けます。そして画像2枚目、丸ひもがつかわれることによって、より軽快な印象に仕上がっているように感じます。

 

 


 

・THE MUSIC >靴の詳細はこちら

前回の「お客様のココチ」でもご紹介させて頂いたTHE MUSIC。”足元に音楽を”というテーマでリリースされた靴の開発ストーリーは、こちらのココチのページにてお読み頂けます。

 

こちらのTHE MUSICは色づかいが絶妙です。つかわれている革「ALASKA」は、ベジタブルタンニンなめしによるオリジナルレザーで、エイジングによる変化がとても楽しみな革です。

タンやインソールはALASKAの「ラズベリー」で、色をさしています。靴ひもはそれに合わせて、森田さんが赤く染めています。オーダー靴ならではの仕事の丁寧さですね。

ソールのぐるり一周のステッチもレッドで、きれいなツートーンのカラリングです。

 

ソールはノルベジェーゼダブルレザーソール仕様。見た目は重厚感がありますが、このソールももちろん革でできているので、なじむとオーナー様の足に沿って屈曲するようになります。

格好良い上に、履き心地も良いので、ぜひ安心してお試し頂きたいです。革なので通気性も良くて、一年中気持ち良く履いて頂けます。

 

ソール上の側面の赤いぐるり一周のチェーンステッチは、森田さんがひと目ずつ、手で縫っているんです。(下で動画をご紹介いたします。)

以前、森田さんがこのチェーンステッチを店頭で実演してくれましたが、針と糸をあっちこっちから刺したり通したり引いたりしていて、ビックリいたしました。手間はかかりますが、一生ものと言える堅牢なつくりです。

 

そのチェーンステッチや靴ひものアップです。ALASKAの革の表情も良いですよね。

 

 

この「ノルウェイジャン製法」による靴作りの様子を、4年前に森田さんが以下の動画で公開していました。ぜひご覧下さいませ。

ノルウェイジャン製法の靴

 

 


 

・Tramp-Hi >靴の詳細はこちら

本日最後にご紹介するのはTramp-Hiです。疾走感のあるストーリーの強い靴で、出で立ちも独創的で、この靴からココチブランドのファンになって下さったお客様も多いです。

詳細は、小冊子「路地裏と靴音 vol.1」で丁寧にご紹介していますので、ぜひ楽しくご覧下さいませ。

 

レディースサイズでこのブーツの形をご用意できるのも、稀有なことだと思います。見た目は重厚感がありますが、足にしっかりフィットするので、サイズが合っていれば実際に履いて歩くと重さは気になりません。旅行で一日中履いたという方もいらっしゃいました。

 

こちらのTramp-Hiは、上述したALASKAと同じタンナーによる「アマゾニア」という革のネイビーをつかっています。青みが強めのレザーに、ホワイトで色をさして、とても洗練されたデザインに仕上がりました。

 

ソールのツヤのあるブラウンとの相性もバッチリですね。ひもを通す部分のハトメもホワイトで、スニーカーのようなスポーティーさとのギャップもたまりません。

 

トリプルレザーソール仕様、独特の馬の蹄鉄のようなヒール。試行錯誤を繰り返しながら、森田さんがオリジナルで作ってしまったというのが驚きです。(=詳しくは、路地裏と靴音 vol.1にて。)

 

 


 

 

ココチブランドの情報は、以下のポータルサイトにまとめております。皆様のオーダーやお問い合わせを心よりお待ちしております。

・kokochi sun3 / kokochi sqir ポータルサイト >こちらから

 

 


 

 

★インタレストの現在の営業体制につきまして

 

2021年9月末に緊急事態宣言が解除されて以降、インタレストの営業体制はほぼ平時の通常営業となっております。ぜひこれまで以上に、お気軽に足をお運び頂けましたら幸いでございます。

もちろん、多くのお客様に安心してご来店頂けますよう、基本的な感染予防は引き続き徹底してまいります。重要なご連絡事項は以下の通りです。詳細につきましては、この日のブログ記事をご参照下さいませ。

 

  • 引き続き、店内では必ずマスクをご着用頂きますようお願いいたします。スタッフもマスクをしてお相手させて頂きます。こちらも引き続き、入店時、店頭で設置しているアルコールで手指の消毒をお願いいたします。
  • 営業時間は12:00~18:00を継続いたします。恒久化するかどうかは未定ですが、スタッフの働き心地の良さもあり、今後もベースの閉店時間は18:00とさせて頂き、18:00~19:00につきましては事前にご来店予約をして下さったお客様をお待ちする時間とさせて頂きます。火曜定休は変更ございません。
  • 宣言下でお願いしておりました、(18:00~19:00の時間帯以外の)事前のご来店予約のシステム、ご来店人数の制限などは停止しております。ぜひいつでもご都合の良いタイミングで、ぜひお気軽にご来店下さいませ。

 

 

 

 

<お問い合わせ>

  • 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
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