<メンテナンスガイド>「令和の靴磨き」からピックアップした、革靴ケアの細かなテクニック4選です!

こんにちは、インタレストです。

ごく個人的なことなのですが、ここのところ「令和の靴磨き」と称して、店長D私物の革靴たちのケアを続けています。少なくないのでコツコツ、コツコツと・・・。

今日はたまたまスタッフYにカメラを持ってもらえたので、いくつか細かなテクニックをご紹介できればと思います。(「革靴のケアの仕方」など大きな話についてはこちらの「メンテナンスガイド」をまとめたページから、それぞれの用途・目的に応じてピックアップして頂けましたらと思います。)

なお、いつも通りすべて我流なので、他にもっと良い方法があるのかもしれません。その点はどうぞあしからずご了承下さいませ。

 

 

1, 有色クリームをつかうときに便利なキッチングローブ

素手で有色クリームをつかうと、当たり前ですが手に色が付きます。爪の隙間に入ったりすると洗ってもなかなか落ちず・・・汗。そんなとき、私の経験上、薄手のキッチングローブがとても重宝します。

 

クリームで汚れても、このまま石けんで手洗いをすると一瞬で落ちてきれいになります。(この点も素手との大きな違いです。)

以下の画像、画像1枚目が手洗い前(BEFORE)で、画像2枚目が手洗い後(AFTER)です。ゴムなのでその辺に干しておけば数分で乾きますし、繰り返しつかい続けることができます。

 

まとめると、以下のように欠点はほぼなく長所はたくさんあるのでとてもオススメです。

  • 手が汚れない
  • (薄手なので)素手でケアをしているのとほぼ同等の感触でできる
  • 石けんで洗うと簡単に&きれいに汚れが落ちるので繰り返しつかえる
  • とても入手しやすい(=ドラッグストアで買えます)
  • 安価である

ケアをする立場では、特に2番目の「ほぼ素手でしているのと同等の感触」というのがとても大きいです。それなので、高価で厚みのあるグローブはかえって不便です。安価で薄手のものをお選び頂くのが良いです。

 

 

2, 有色クリームは相当履き込んでからで充分

有色のクリームをつかうのは、革の色が薄くなったり表面が剥げたりしてからで充分です。それまではむしろ、余分な成分が入っておらずケアもしやすい無色のクリームをつかった方が良いと思います。手が汚れにくいので、自然とケアのハードルも低くなります。

こちらの画像、ヒールの部分のブラックが薄くなって、革のブラウン味が見えているのがお分かりになりますか?(直射の太陽光の下だともっと露骨で、剥げたように見えます。) 私に関していえば、こうなって初めて有色クリームをつかいます。

 

 

3, ソール側面の着色ではモウブレイ「シュークリームジャー」が手軽でオススメ

これは以前にも何度か書いていますが、モウブレイの汎用クリームである「シュークリームジャー」は着色力と「光らせる力」双方がとても強いです。それなので、ソールの側面など摩耗や傷みが強い部分に色を入れたいときは、このクリームをつかうのがオススメです。

本来はそれ用のクリームがあったりするのですが、そこまで買い集める必要は個人的にはあまり感じません。一方で「シュークリームジャー」はビジネスシューズ向けなどのケアで必ずつかうクリームなので、これをつかうのが一石二鳥かなと思います。

今回のこの革靴のケアでも、アッパーではモウブレイ「クリーム・ナチュラーレ」のブラックを、ソール側面では同じく「シュークリームジャー」のブラックをとつかい分けています。

 

ちなみに、ココチブランド(=kokochi sun3+kokochi sqir)で最も多くオーダーを頂く「ロウ・ブラウンソール」が剥げてきたときには、「シュークリームジャー」のミディアムブラウンをつかうとちょうど良い色味です。

このことはココチブランドの靴をお持ちのお客様には、ぜひ知っておいて頂きたいことです。革靴の見映えにとってソールの側面はとても重要で、このクリームを塗っただけで見違えますし、決して高価ではありませんので、ご自宅向けに1点お持ち頂くことをオススメいたします。

 

こちらのソール側面、画像1枚目がBEFORE、画像2枚目がAFTERです。

 

 

4, ソールの裏面にはときどきモウブレイ「デリケートクリーム」を

意外に見過ごしがちのポイントですが、そして指摘されれば当たり前のことなのですが、革靴で最も大きな負荷がかかる部分はソールの裏面(=地面に接する部分)です。

このソールの裏面、保護&すべり止め防止のゴム張りをしていない場合は、ハードな着用や乾燥によるヒビ割れなどを予防するために、ときどきモウブレイ「デリケートクリーム」を与えてあげると良いと思います。

デリケートクリームであれば、乾いてしまえばすべりやすくなることもなく、かつソールには不要なロウ分なども含まれていないのでとても安心です。もともとシミになりにくいクリームですが、そもそもソール裏などシミになってもかまわないわけですから、いろいろ考えずに塗って広げてあとは乾かせばOKです。

 

革靴のメンテナンスでは、最後の仕上げでこのケアをしてあげると忘れないかもしれません。

 

 

店長Dによる「令和の靴磨き」はまだまだ続きます・・・。

 

 

★プロのシューシャイナーによるケアサービスをローンチ予定です

こういった革靴の定期的なメンテナンスはとても大切なのですが、自分自身でやるとなると億劫で・・・という方も多いかと思います。

そこで、4月のココチブランド受注販売会の際にも告知いたしましたが、インタレストでは本年2019年より、大手百貨店のシューケアコーナーも受け持っているプロのシューシャイナー(=靴磨き職人)による有料の靴磨きサービスを、汚れ落としからハイシャインまでフルラインナップでローンチする予定です。

当然ながら、ココチブランド以外の革靴であっても、あるいはスニーカーでもあっても、「革靴」であればご依頼を承ります。

「予定」と書いていますが、お持ち込み頂けましたら承る体制は既に整っております。もしご興味がおありでしたらぜひ店頭で私たちスタッフまでご相談頂けましたらと思います。(以下の画像は、そのシューシャイナーによる仕事です。)

 

BEFORE

AFTER

 

 

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本日は以上です。

 

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