*注意
本コラムでは、インタレスト店長Dのマニアックでオタクな部分がまき散らされております。終始異様なテンションでお届けいたしますが、その臨場感こそをお伝えしたいため、初稿を大きくは手直しせずにリリースしております。どうぞあしからずお許し下さいませ。
東京オリンピックの開会式で、ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー、そしてモンスターハンターのメインテーマが流れたことを、例によって開会式が終わってから知った私は、家族が録画してくれていたものを慌てて見直して、打ち震えるほどの感動を覚えました。
特に、日本の入場曲がモンスターハンターだったことには本当に驚きました。
この3作のうち、モンスターハンターだけが最新作が発売されたばかりで(といっても半年前ですが)、私自身、毎日夜寝る前に1~2時間狩りに出かけることがルーティンであること、そしてそれ以上に「モンハンがあのドラクエ&FFと肩を並べたのか・・・」と、このことが感無量で泣けて仕方がなかったです。
私のような音楽好きからすると、ドラクエ・FF・モンハンあたりは、ゲームであると同時に音楽です。それぞれ後世に残るであろう名曲を数多く生み出し、かつそれがシリーズを追う毎に新たにアレンジされて生まれ変わるということを繰り返していて、毎回新作が出るたびにその音楽を聴くのが大きな楽しみになっています。
もっともモンハンだけがアクションゲームですので、音楽に聴き入って酔っていると、目の前のモンスターにボコボコにされてしまいます(笑)。これ、本当にめちゃくちゃよくあります。音楽が聴きたくて狩りに行くモンスターも多く、口ずさんで盛り上がっていると案の定やられてしまうという・・・。
さて、日本の入場曲でつかわれたのはモンスターハンターのメインテーマである「英雄の証」という曲です。
作品毎にどこでつかわれるのかが違うのですが、最新作の”RISE”では粋の極みでした。このモンスターを倒すとストーリークリアといういわゆる「ラスボス」の狩りの際、そのボスに相当ダメージを与えて「あと少しで倒せる」というタイミングで、それまでの曲(←この曲も名曲!)から切り替わって、終盤のBGMとして流れ始めるのです。
イヤホンで聴きながらプレイしていたので、初回はあまりの感動に鳥肌が立ちまくって、そのときになぜか異様に緊張して、それまで順調だったのに突然崩れて負けてしまいました(笑)。なんだかこの曲に申し訳ない気持ちになりました。
モンハンにはそれぞれの作品にそれぞれの強いファンがいて、相対的な話はできないのですが、私個人としてはこちらの”RISE”のアレンジが過去最高に好きです。特に前奏部分がカッコ良すぎて震えます。ラスボスで流れてくるのを想像すると・・・いや~・・・。
おもしろい動画を見つけました。歴代「英雄の証」を聴き比べるという、ファン必聴のメドレー集です。こうして聴いてみると、「違う曲?」というくらいアレンジが多彩でスゴイですね。
以下では、最新作”RISE”で、私自身が特にカッコ良くて大好きなモンスターの狩猟音楽をピックアップしてみました。
ぜひイヤホンやヘッドホンで、大音量で聴いてみて頂きたいです。「モンハンは音楽でもある」という私の持論を、少なからずご理解頂けるのではないかと思います。
プレイしたことのない方だとまったく分からないと思いますが、モンハンは基本的に討伐対象のモンスターと出会うまでは無音です。(川のせせらぎとか虫の鳴き声、草木の揺れる音など自然音だけが聞こえてきます。)
それで、そのモンスターがいるところまでハンターを運んでいって、「いざ!」とモンスターに自身を気づかせた瞬間に音楽が鳴り始めます。中には、ぜいたくにも「自分自身の曲」を持っているモンスターがいて、彼らの音楽が作品毎にアレンジし直されていきます。
そして、作品として日本の「和」がテーマになっている”RISE”のアレンジでは、尺八や三味線など和楽器がつかわれていたりして、これがまたたまらなくカッコ良いです。こちとらハンターなのでそのモンスターはすべて討伐すべき「敵」なのですが、心では彼らへの愛が止まりません。笑
怨虎竜マガイマガド 「悪逆無道」
“RISE”で初登場、パッケージにもなっている主役モンスターで、個人的に”RISE”で一番好きなモンスターで、そして一番好きな音楽です。その見た目とは裏腹に、変幻自在に&曲線的に動き回るモーションが圧巻で、ついつい音楽に聴き入ってしまうこともあり、しばらくは翻弄され続けましたね。
それにしてもこの曲、サビに入った瞬間切ないメロディになる流れが天才的です。強い強いマガイマガドに会いたくて、この音楽が聴きたくて、毎日必ず狩っちゃいます。いや~ホント好き。
雷狼竜ジンオウガ 「閃烈なる蒼光」
もう言うことないです。”RISE”のジンオウガは歴代最高にカッコ良くて、この音楽のアレンジも間違いなく過去一でカッコ良いです。というか、サビ部分が新たに追加されていますよね、これ。オーケストラのコンサートで聴きたい。
初めて”RISE”のジンオウガと出会ったときはあまりにカッコ良くて、あまりに音楽が良すぎて、イヤホンで聴いていたせいもあって、興奮しすぎて普通に泣きました(笑)。あのときの感動は忘れられません。あとから追加された強化個体「ヌシ・ジンオウガ」はめちゃくちゃ強くて、マガイマガドと同じくらい好きです。
泡狐竜タマミツネ 「妖艶なる舞」
モンハンの「美」の象徴。容姿からしていかにも和風で、”RISE”の世界観と、そして音楽アレンジに一番ピッタリハマっていると思います。サビ部分の三連符が続く流れがステキすぎて悶絶。タマミツネは、一貫してしなやかで麗しいモーションを繰り返すのと、何よりあの泣き叫ぶような咆哮が好き。それ以外も好きだけど。
それにしても、私もご多分に漏れず、当初このタマミツネ(上位クエスト)には本当に苦しめられました。初めて勝ったときは心臓がバクバクで手が震えていました。
天彗龍 奇しき赫耀のバルファルク 「銀翼の凶星」
キリがないので本記事の最後、ラストはもちろん「奇しき赫耀(くしきかくよう)のバルファルク」。シルバーの体躯に「真っ赤」をまとうその姿は美麗の極み。ああ美しや・・・見惚れますね。。。フツーにすごく強くて、今でもしょっちゅう負けます。だからこそ好き。
ラスボスを倒したあとじゃないと戦えないというスペシャル感と、それに恥じない現環境下で最強のモンスター。そしてその音楽があまりにロマンチックで、プレイしながら毎回大声で歌っちゃいます。イヤホンしているときは完全に変態です。”RISE”のアレンジは雄大で壮大。ホーンのつかい方が絶品です。
この記事を怒濤のように書いていて、気持ちがまた昂ぶりました。
さあ、今日も一狩り行こうぜ。