こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

昨年11月に開催した壺草苑販売会｢天然藍が染めるふく 2016年秋冬｣にて承りました｢お客さま私物の藍染め｣が、入荷いたしました！

壺草苑販売会の会期中のみ承りますこの企画は、今回で3回目となりました。工房の熟練した職人による誠実でストイックな仕事ぶりによって、今回も、どの洋服もステキな仕上がりとなっております。本日はその一部をご紹介いたします！

(5月にまた同じ企画を行う予定ですので、ご興味がございます方はぜひご参考になさって下さいませ。染められるもの・染められないもの、事前にご確認＆ご理解頂きたいことなどにつきましては、1年半前のこの日の日記にて詳しくご案内しております。)

  

 

以下の画像は、BEFORE→AFTERの順に掲載しております！お楽しみ下さいませ♪

(インタレストでは、壺草苑の単色染めの濃さを表現する記号として、便宜的に以下のように表現しています。0番＝染めなし、1番＝淡淡藍、2番＝淡藍、3番＝中藍、4番＝濃藍、5番＝濃濃藍。)

1．コットンの淡藍むら染めのコートに3番単色を重ね染めした場合

こちらは、お客さまが長年着ていらっしゃった私物のコート(＝元も藍染めだそうです)を、一段濃い色に重ね染めいたしました。織り地が入って、少し厚みのあるコットン生地で、面積もかなりあります。水を含むと重たくなるので手作業で染めるのは大変だと思いますが、工房の職人がしっかりと染め上げてくれました！
  

  

  

寄って見ると、織り地の中までしっかりと色が入っています。お客さまからもご満足頂けまして、たいへんうれしく感じております！
  

 

2．コットンデニム生地のロングワンピースを、グラデーション染め（3番→5番）した場合

元々はカジュアルな印象だったデニムワンピースが、ドレスのように美しい、グラデーション染めのワンピースに仕上がりました！壺草苑のグラデーション染めは、着丈の長いアイテムほど、その端から端にかけてジワリジワリと色が変わるさまをお楽しみ頂けます。ロングワンピースはその美しさが本当によく表れる素材だと思います！
  

  

化学染料で染められたデニム生地も、天然藍できれいに染まるんですね！
  

背中のくるみボタンもきれいに染まりました！
  

 

3．コットン100％のTシャツやカットソーを、ななめグラデーション染めや藍返し(重ね染め)した場合

こちらはメンズのTシャツを、ななめグラデーション染め(2番→5番)しています。まるで天の川が流れるかのような美しさです。当店では、ななめグラデーション染めは、アイテムを問わず人気があります！
  

  

 

こちらのタートルネックカットソーも、一見同じななめグラデーション染めに見えますが、実はこちらは4番→5番(濃藍染め→濃濃藍染め)と、より濃いグラデーションで仕上がっております！色の強弱が強くないほうがお好みというお客さまのご希望でした。

こうした微妙なニュアンスも、ご希望がございましたらお伺いいたします。工房にはいつも｢可能な範囲で｣と伝えているのですが、ほとんどのケースでその通りに仕上げてくれるので、その真面目で誠実な仕事ぶりに、本当に驚かされております。
  

  

 

藍染めは生地を強化して丈夫にしてくれますので、がんがん着て洗ってを繰り返す夏服にはピッタリです！たくさん着て変色した白いTシャツやブラウスなども生まれ変わりますので、お心当たりがございましたらぜひご検討下さいませ。

 

最後は、板締めのTシャツの上から、2番単色の重ね染め(＝藍返し)です！元々美しい板締め柄ですが、重ね染めをすると印象がガラリと変わりますね！こんなこともできてしまいます♪
  

 

過去に承りましたお客さま私物の藍染めのBEFORE / AFTERは、この日の日記でも数多くご紹介しております！ご興味がございましたら、ぜひご覧下さいませ。

明日も通常営業で、皆さまのご来店やお問い合わせ、オンラインストアのご利用を心よりお待ちしております！

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