<メンテナンスガイド>大きな負担を強いられる夏の洋服たちを長持ちさせるために必要なこととは?

こんにちは、インタレストです。

今日の記事は「コラム」の予定で書いていたのですが、書き始めてみるとそこそこの長さになってしまったので・・・と、こんなことばかり言っている気がしますが(笑)、ともあれ「コラム」兼「メンテナンスガイド」に格上げです。夏場に着る洋服を長持ちさせるために必要なことについて、私たちなりの見解をまとめております。

文字だらけの記事になってしまって恐縮ですが(汗)、ぜひご参考になさって下さいませ!


 

暑い日が続く夏場は私たちの身体と同様、着ている洋服にも大きな負担がかかっている気がしています。仮に一日中外にいるようだと、汗で濡れては乾き、濡れては乾きを繰り返しているので、生地や繊維がかなり傷みやすい環境だといえます。

私自身の経験的・実感的に、汗をかいたとき(=水で濡れたとき)に半乾き(生乾き)のイヤなニオイが出てくると、そろそろその洋服は限界なのかなという持論があります。私自身どうも鼻が利くようでニオイにかなり敏感なこともあって、大切な洋服のメンテナンスには相当気をつかっているので、それにもかかわらずそのニオイが出てくるということはそろそろなのかな・・・と。

「半乾きのニオイが出てしまったときにどうするか」については、Googleなどで調べれば山ほど対策が見つかります。ただ、漂白剤をつかうなど総じて洋服の傷みがすすんでしまうと考えられる内容も多く、個人的にはあまりオススメしたくないんですよね。あと、一度そのニオイが出てしまうと、どうこうしてもそのうちニオイが復活してしまうという印象があります。それなので、逆に言うなら、いかにそのニオイが出るのを先延ばしできるかがポイントになってきます。


 

「半乾きのニオイが出るのをいかに先延ばしできるか」。水洗いができる洋服を着ているという前提ですが、夏場に着る洋服を長持ちさせるには、「着たらその日のうちに洗う」「頻繁に着すぎない」「洗剤をつかいわける」の3点が基本になると、個人的な経験から考えています。

 

1, 着たらその日のうちに洗う

私・店長Dは自他共に求めるモーレツな汗っかきで、たとえば朝の出勤だけでしっかりしたハンドタオルがビッショリ濡れてしまいます。同じく汗っかきの方であれば共感して頂けるのではないかと思うのですが、「気温」もさりながら「湿度」が苦手です。気温30度で湿度30%の日よりも、気温25度で湿度80%の日の方がはるかに多くの汗をかきます。(真夏の雨の日は地獄です・・・苦笑)

というわけで、真夏に私に1日着られると洋服たちはヘトヘトになっているので、「放っておくとダメになっちゃうんじゃないの・・・」と直感したことが、私が毎日その日のうちに洗濯するようになったきっかけだったのではないかと思い返されます。

夏場に着た洋服をその日のうちに洗うようになったのはもう20年くらい前のことだと思いますが、いまの自分の洋服たちの状態を見るに、この直感は正しかったのだと感じます。(その頃買ったTシャツもまだまだ現役です。)

ところで、私は前職ではスーツを着る仕事をしていました。ご参考までに、スーツで通勤される方であれば、まずジャケットは「着なければいけない場面」を除いて着ないで手で持つことと、パンツの下に量販店などで売っている清涼ステテコなどを履くこと(=パンツを皮膚に直接当てない)、この2点はスーツを長持ちさせるために絶対といっていい必要な対策です。

帰宅後は、最低24時間はクローゼットにしまわずに干しておく。そして他のスーツを着回すことで1着を頻繁に着すぎない。これで1点1点のスーツの持ちが俄然違ってきます。消耗品だと割り切りがちなビジネスシャツについても、帰宅後すぐに洗って(→ネクタイを締める襟周りは特別なケアを)、そして頻繁に着すぎないことを徹底すると意外なほど長持ちします。

 


2, 頻繁に着すぎない

これは洗濯が好きすぎる私が優秀なクリーニング屋さんに諭されたことなのですが、「洗えばいいというものでもないんですよ。洗うことは生地にダメージを与えることでもあるんです。」

「洗えばいいというものでもない」。考えてみればその通りです。洗濯機で洗うと、水流や脱水などで生地が引っかかれたり引っ張られたりしますからね。洋服の持ちを良くするためには、「洗う回数」を減らすということも重要です。

私たちが「ゆっくりと年月をかけてお気に入りの洋服を増やしていって頂きたい」とお話ししているのは、まさにこのことがその最大の理由です。着回す洋服が多ければ多いほど、その1点1点は長持ちするのです。ついついお気に入りを着すぎてしまうお気持ち、同じ洋服好きとして強く共感いたしますが、それと末永く付き合っていくためにも、「お気に入りを増やしていく」ということも一方で強くオススメさせて頂きたいです。

 


3,  洗剤をつかいわける

あとは洗う際の洗剤ですね。まず、粉末洗剤は基本的に洋服相手にはつかいません。部屋着や寝間着なども含めて、「服」を洗うには、粉末洗剤はあらゆる機能が強すぎる気がします。そしてこれも実感的に、粉末洗剤でガシガシ洗っている洋服は傷みが早くなり、例の半乾きのニオイが出始めるタイミングも早くなるという印象を持っています。

ご参考までに、とても洗浄力が強い粉末洗剤は、ひときわ汚れまくる各種タオルなどの消耗品や子供服などの洗濯で大活躍してくれます。洗う対象には「長く持つ必要がない」という共通点があるかなと思います。

私は自分の洋服の洗濯については、蛍光剤・漂白剤の入っていない中性の液体洗剤を数種類つかいわけています。「白くする」「泥汚れを落とす」など強力な洗浄力をうたう洗剤は避け(=私たちの日常生活では過多な機能です)、目に見えないたんぱく質(←皮脂や汗)をしっかりと落とすことを売りにした洗剤がオススメです。

もっとも前者については、食事などで付いてしまったシミを落とすときに活躍してくれたりするので、洗剤のラックに並んでいると便利ではあります。一般的な漂白剤をつかうよりも、(洋服にとって)相対的に安全です。

エマール・アクロンなどのいわゆる「おしゃれ着洗い用」洗剤は、粉末洗剤とは逆に洗浄力がとても弱いので、それらが有する「縮み防止機能」が必要なウールニットなど、特殊な洋服を洗うときくらいしかつかいません。

 


本日は以上です!

すべて私の経験と実感に基づく話で、科学的な根拠などは一切ありません。その点はご理解頂きました上で、ご参考にして頂ける部分についてはぜひご活用頂けましたら嬉しいです。皆様の楽しい洋服ライフの一助となりましたら幸いでございます♪

 

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