365LeatherBackpack

<イベント>ココチブランド受注会「路地裏の靴作家 vol.20」(6月18日~26日)開催の詳細なご案内です!

 

こんにちは、インタレストです。

 

6月18日(土)~26日(日)の会期にて、靴作家・森田圭一さんによる「ココチブランド」の受注販売会「路地裏の靴作家 vol.20」を開催いたします!

 

 

実は、当店インタレストが開業間もない頃、「一緒にイベントをやってみませんか?」と声をかけてくれて、さらに右も左も分からない私たちスタッフにいろいろなことを教えてくれたのが森田さんで、そのイベントこそが「路地裏の靴作家 vol.1」でした。

そののち他のブランドとイベントができるようになったのは、すべてこのvol.1のおかげといっても決して言い過ぎではありません。

それから丸10年、コロナ禍のさなかも含めて半年毎に1回、必ず回を重ねて次回はキリのいい「vol.20」を迎えることができます。改めまして、本イベントを支え続けて下さっているお客様皆様と、いつも一緒にイベントをつくり上げてくれる森田さんに、心からの感謝を申し上げます!

さらにタイミングが良いことに、今年は森田さんのブランドkokochi sun3自身の創業15周年イヤーでもあり、10・15・20と数字が美しく並んで、今からとても楽しいイベントになりそうでワクワクしているところです。

 

 

以上のような気持ちがあって、今回のイベントのフライヤーでは、当店別注モデルであるhold-on hiを採用しました。

これはココチブランドの15周年イベントに向けて、森田さん自身が撮影してくれた画像です。それにしてもこの靴、これからもまだまだ新しい物語を紡いでくれそうな予感・・・!

 

 

 


 

 

さて、今回も会期中は、以下でご紹介する新作靴や新レザーをはじめ、ココチブランドを代表する定番靴たちを、インタレストの店頭にてもれなく取り揃えます。

中には革やその他の素材調達の関係で、大人気の靴でも今後はオーダー頂けなくなるモデルもあります。ぜひ本会期中に多くの靴をご試着頂いて、ご自身だけの1足をオーダー頂けましたら幸いでございます。

 

6月25日(土)・26日(日)の両日は、ココチブランドの靴作家・森田圭一さんが来京&在店予定です。ご検討頂いているオーダー内容や足・靴周りのお悩みについて、ぜひ直接ご相談頂けましたらと思います。

また新たな試みとして、6月25日(土)には、革靴や革小物のケア(=磨き・カビ除去・染め替え)の職人も在店する予定です。有名デパートで長年シューケアを担当したプロの職人によるケアサービスを、お手頃価格でお気軽にご利用頂けます。(本件はまた改めてアップデートいたします。)

 

なお、会期を通してご来店予約等は一切ご不要です。ご自身のタイミングで、どうぞお気軽にご来店下さいませ。

 

 

 

 

本記事では、イベントの詳細とメイントピックにつきましてご案内いたします。目次はこちらです。

 

  • TOPIC 0: 過去最もご好評を頂いているサービス、「ラストカスタマイズ」をぜひご検討下さいませ
  • TOPIC 1: 新革「ネーブ」とともに、ココチブランドが誇る定番靴たちをフィーチャー
  • TOPIC 2: 新作サンダル「GYATOR007」をお披露目いたします
  • TOPIC 3: 新革続々!過去最高に多彩な「華」のあるレザーラインナップに
  • <主に初めてのお客様へ> 「ココチブランド受注会」とは?

 

 

(以下の画像は、今年1月に開始した前回vol.19の店頭の様子です。ぜひ今回も、ご一緒に楽しい時間を過ごせましたらと思います!)

 

 

 


 

 

ココチブランド(=kokochi sun3、kokochi sqir)

靴作家・デザイナー:森田圭一

靴作家&靴デザイナー・森田圭一さんが1足1足ゼロから制作する、ハンドメイド革靴のブランドです。
kokochi sun3(ココチ・サンサンサン)がカジュアルライン、kokochi sqir(ココチ・スクイル)がドレスラインです。
お好みのモデルを、お好みの革&色で、足型を取って木型と合わせるジャストサイズでオーダー頂けます。
森田さんは常に「履く人の側」に立って物事を考える、クリエイターとしては希有な人柄です。
そんな森田さんにしか生み出せない、私たちの心をくすぐるユニークなデザインと、
彼によるハンドメイドだからこその「一人ひとりにとっての履き心地の良さ」を、一生涯味わって頂けます。

 

  • どこよりも情報満載のココチブランドのポータルサイト(当店ウェブサイト内) >こちらから
  • これまでお客様にオーダー頂いた靴の詳細についてのコラム「お客様のココチ」 >こちらから

 

 

 

 

 


 

 

 

★TOPIC 0: 過去最もご好評を頂いているサービス、「ラストカスタマイズ」をぜひご検討下さいませ!

 

 

TOPICの「0」ということで、「大前提として」という想いを込めまして、「ラストカスタマイズ」サービスのご利用を強くオススメさせて頂きます。

 

森田圭一という靴作家は、自身のクリエイションを一方的に打ち出すわけではまったくなく、むしろ過去一貫してお客様のお声(=ご要望やお悩みなど)に真摯に向き合いながら、常にそれを自身の制作活動に反映させてきた、この業界ではまったく珍しい「お客様の側に立つクリエイター」です。

従って、これまでお客様のお声に反応する形で大小様々なサービスが提供され続けてきていますが、中でもこの「ラストカスタマイズ」については、インタレストがココチブランドをお付き合いをしている過去10年間の中でも、一番といって良いくらい評判が良いサービスです。

 

 

「ラストカスタマイズ」は、一言でいうなら、一人ひとりのお客様の足に合わせた木型(=ラスト)を22,000円(税込み)でおつくりするサービスです。

ただし、「木型からつくる本格靴」「ビスポーク」などから発せられる、「超高額」「複数回のやり取り」などのイメージからすると、まったく想像できない内容です。価格は上記の通り「22,000円」ですし、やり取りは「15分程度で1度だけ」です。

一度おつくりした「My木型」は、同じ木型をつかって制作する靴であれば、何度でも無料でおつかい頂けます。たとえば、「zanpano」制作時に「My木型」をつくると、その後「Brooklyn」「The Hike」などの制作時にも、その「My木型」をご利用頂けます。

この「ラストカスタマイズ」の詳細については、この日のブログ記事(2021年6月21日付)の「TOPIC 1」で、そのコンセプトや森田さんの想い、また実際の具体的な測定方法に至るまで、丁寧にご紹介しております。ぜひご一読下さいませ。

 

 

率直なところ、これだけ簡易的なシステムで、ご利用下さったあらゆるお客様から強烈にお褒め頂けるということは、1年前のサービス開始時には想像できませんでした。

「こんなに履き心地が良い靴を履いたのは本当に初めて!」「同じココチの靴なのにこんなに違うの??」「これで22,000円でいいんですか??」などなど、私たちもビックリするような評価を多数・・・というより、ほぼすべてのお客様から頂いています。

今では、特徴的な足型のお客様が、木型毎にラストカスタマイズサービスをご利用になるということも少なくありません。一方で、オリジナルの木型の形に近い足型をお持ちのお客様には、本サービスは一切ご不要です。

お一人おひとりのお客様の足に向き合い誠実にご対応いたしますので、まずはぜひお気軽に、私たちスタッフや、6月25日(土)・26日(日)については森田さんまでご相談下さいませ。

 

 

 


 

 

★TOPIC 1: 新革「ネーブ」とともに、ココチブランドが誇る定番靴たちをフィーチャー!

 

 

これは今回の会期vol.20に限った話ではなく、向こう1年くらいかけて、オーナー様の足を長年支え続けてきた定番モデルに改めてスポットライトを当てて、それぞれフィーチャーし直していきたいと、森田さんと話しています。

その「はじまり」となる今回は、森田さんが「手に入れたばかりの限定レザーです」と見せてくれた、「ネーブ」というフルタンニンの新革レザーをフィーチャーし、これに合いそうなモデルをいくつかピックアップしてみたいと思います。

 

 

ベジタブルタンニンなめしのバケッタレザー、数量限定の新革「ネーブ」

 

新革「ネーブ」の表面には白いパウダーがかかっているように見えますが、これは仕上げでつかわれているワックスで、ベースは染色工程のないベジタブルタンニンなめしによるバケッタレザーで、色は革本来の美しい「ナチュラル(≒ベージュ)」です。

靴にしても新品のときは、部分的に真っ白で上がってくるかもしれませんが、しばらく履いていると革の繊維がなじんでナチュラルカラーに変わっていき、経時変化でしっかりと飴色に焼けていくカッコ良いエイジングをお楽しみ頂けると思います。

森田さんが、いまこの革をつかって自分が履く用の“THE MUSIC”を制作中とのことなので、これが上がり次第またレポートいたします。(制作中にもドンドン革の表情や色味が変わっていくそうで、その意味でもワクワクしますね。)

 

 

ところで、同じフルタンニンのバケッタレザーということで、ALASKAと比べたくなりますが、両者の最も大きな違いは、ALASKAがヌバックレザーのワックス仕上げで、こちらのネーブはスムースレザーのワックス仕上げという点です。

ヌバックは表革の表面(=いわゆる「銀面」)を剥いでいる革で、そのぶんしなやかでやわらかい傾向があり、また銀面がないのでマットでしっとりした表情になります。定番レザー「ALASKA」はこちらです。

一方、スムースレザーでは銀面がそのまま残っているので、ヌバックに比べると新品時はハリ感が強く、何より光沢がありスタイリッシュな印象があります。新革「ネーブ」はこちらです。

 

 

要するに、ネーブには、いわゆる「フルタンニンのナチュラルレザー感」が、とても強くあります。

私たちは既に実物のサンプルにも触れていますが、コシもあってツヤ感もあり、乾いた感じもまったくないので、質はしっかり良さそうと感じます。「日に日に焼けていくフルタンニンの上質なナチュラルレザーが欲しい」というお客様にはうってつけです。

厚みは、肉厚なALASKAと比べても同じくらい(2.5~3mm程度)あり、その意味でもかなりしっかりとした革です。

このネーブを使用する際のオプション価格は+5,500円(税込み)で、ALASKAと同額です。ALASKAと同様、革の在庫は常に不安定で、今回限りとなる可能性もあるそうです。基本的には先着順ですので、つかってみたいというお客様はぜひお速めにご検討下さいませ。

 

 

 

「ネーブ」でつくりたい靴 #1: 「THE MUSIC」

 

実は、森田さんと私たちがインタレストが共通して、「ネーブに合うのはこの靴!」と筆頭に挙げたのが「THE MUSIC」でした。

電話で話していて、私たちの直感と森田さんの感覚がまったく一緒だったことにとても驚きました。森田さんは、「自分用にネーブでTHE MUSICをつくることを決めています」とまで話していました。絶対に合いますよね。想像するだけでゾクゾクしてきます。

 

「THE MUSIC」は、1年半前のリリース以来、当店インタレストでも、そして森田さんの工房でも、とてもご好評を頂いている靴です。

オーナー様からの評価では、その一見したときの見た目とは違って、むしろ様々な洋服のスタイリングに合わせやすく、また構造的に靴の中側が快適で、履いているときのストレスが極端に少ないのだそうです。性別問わず人気というのも大きいですね。

 

kokochi sun3 「THE MUSIC」

価格 (税込み): 80,300円~

サイズ: 22.5~27.5cm (それ以外のサイズも+3,300円で制作可)
素材: すべての革
納期: オーダー時から約4ヶ月

*この靴についての詳細 >この日のブログ記事(2021年1月17日付)の「TOPIC 1」

 

 

 

この「THE MUSIC」のベースはマッケイ製法なので、そのままつくるとシャープでコンパクトな見た目になります。まずはこの見た目にできることが大きいです。

以下の画像は、初めてご来店下さった女性のお客様が、「こんなに高い靴買ったことないけど」と勇気を出してオーダー下さった1足です。アッパーは馬革ワインのみ、ソールはマッケイ製法で、最もシンプルにおつくりしたバージョンです。

先日この靴を履いてご来店下さったときには、「履きやすすぎて毎日のように・・・毎日履いたらダメですよね・・・?」と、お話し(ご相談?笑)下さいました。本格革靴は毎日履くと傷みが速いので「最低でも2~3日おきに」とアドバイスさせて頂きましたが、伺ってとても嬉しい気持ちになりました。

 

 

一方、「ソールカスタマイズ」サービスでマッケイ製法→ノルベジェーゼ製法に変更しておつくりしたのがこちらの画像です。マッケイのつくりからうって変わって、重厚で雄々しい靴に仕上がっています。もう本当、とんでもなくカッコ良かったです。

アッパーは馬ダークブラウンで統一しているので、凜としたシンプルさでグッときます。

 

 

もう1足だけご紹介。こちらも「ソールカスタマイズ」サービスでマッケイ製法→ノルベジェーゼ製法に変更しておつくりしています。

いや~この靴も、入荷時に取り出したとき震えましたね・・・。ALASKAのナチュラルとラズベリーのコンビで、側面をぐるり1周するノルベジェーゼ製法ならではのハンドソーンチェーンステッチもピンク色です。

ALASKAをつかっているので、真上のダークブラウン単色と比べると、こちらの方がワイルドな雰囲気です。

ディテールは結構凝った仕様のモデルなのですが、この通り仕上がりは一貫してシビれるカッコ良さになります。この「THE MUSIC」は足元の人気ぶりから定番化間違いなしなので、ぜひ改めて強くオススメさせて頂きたいです。

 

 

 

「ネーブ」でつくりたい靴 #2: 「Tramp-hi」

 

実は実は、新革「ネーブ」でつくる「Tramp-hi」も絶対にカッコ良いはずと、森田さんとほぼ同時に提案して、電話で大いに盛り上がりました。

ネーブはこれ以上ないくらいのナチュラルレザーなので、「THE MUSIC」とか「Tramp-hi」のようなクラフト感の強いモデルとの相性が良いと思います。とんでもなくカッコ良く仕上がると思います。

 

Tramp-hiは、もうかれこれ10年近く前のリリース以来ずっとオーダーを頂き続ける靴で、その背景に、kokochi sun3の中でも最も具体的な”ストーリー”のある靴です。全ラインナップの中でも、ブランドを、そして靴作家「森田圭一」を、最もリアルに感じることのできる靴の一つではないかと思います。

もっというなら、2013年のリリース当時と、2022年現在で、森田さんがつくる「Tramp-hi」はきっとまったくの別物なんだろうなと。こういう「違い」(=「良い or 悪い」ではありません)が出やすいモデルという意味でも、創設15周年イヤーを迎える今オーダー頂く意味があるかと思います。

 

 

kokochi sun3 「Tramp-hi」

価格 (税込み): 93,500円~

サイズ: 22.5~27.5cm (それ以外のサイズも+3,300円で制作可)
素材: すべての革
納期: オーダー時から約4ヶ月

*この靴についての詳細 >小冊子「路地裏と靴音 vol.1」(2013年8月付)にて

 

 

 

 

「ネーブ」でつくりたい靴 #3: 「THE LANDSCAPES」

 

この靴は「定番」というより、つい1年前にリリースされた「準・新作」です。

サンプルでつくられた「ジオラマ」という革でつくられた靴の印象が強すぎて、頂くオーダーは「このジオラマのサンプルのまま」というのがほとんどなのですが、実際には単色でつくってもカッコ良いと思います。

上で挙げた「THE MUSIC」「Tramp-hi」と同様、森田さんによるクラフトワークが冴えわたる靴なので、「ネーブ」だけでつくられる「THE LANDSCAPES」が見てみたいです。「うねり」のある動的な靴なので、フルタンニンのネーブが大活躍するはずです。

 

 

kokochi sun3 「THE LANDSCAPES」

価格 (税込み): 84,700円~

サイズ: 22.5~27.5cm (それ以外のサイズも+3,300円で制作可)
素材: すべての革
納期: オーダー時から約4ヶ月

*この靴についての詳細 >この日のブログ記事(2022年1月17日付)の「TOPIC 2」

 

 

 

 

 

「ネーブ」でつくりたい靴・・・ではなくバッグ #4: 「365 Leather Backpack」

 

靴に負けず劣らずたくさんのオーダーを頂いている、大人気の「365 Leather Backpack」。こちらも新革「ネーブ」でおつくりすることができます。

 

画像のナチュラルカラー、ALASKAでつくるとこのようにマットでやさしい仕上がりになりますが、ネーブでつくると光沢のある美しい仕上がりになると思います。(もっとも、ネーブの新品は「真っ白」ですが。笑)

 

 

kokochi sun3 「365 Leather Backpack」

価格 (税込み): 62,700円

素材: ALASKA or ネーブ
納期: オーダー時から約1ヶ月半

*寸法は以下の通りです。(多少の個体差はご了承下さいませ)

本体正面より
タテ:380mm
ヨコ:300mm

本体サイド
タテ:380mm
マチ:100mm

バックポケット
タテ:260mm
ヨコ:255mm

その他
ストラップ長さ:710mm~860mm
重さ:1,200g

*このバッグについての詳細 >この日のブログ記事(2021年1月17日)の「TOPIC 3」

 

 

以下の画像、奇数枚目のバッグと偶数枚目のバッグは、まったく別のお客様頂いた別々のバッグなのですが、ココチブランドならではで、このようにパーツ毎のカスタマイズが可能です。ぜひお気軽にご相談下さいませ。

 

 

こちら2枚の画像では、ALASKAブラックの経年変化をご確認頂けます。

お客様の私物のバックパック、毎日つかって下さっていて、お目にかかる度にエイジングが進んでいます。画像2枚目、右下に写っているスニーカーが新品のALASKAブラックの色味(ややブルーがかっているのが特徴)で、これがエイジングによってカーキみを増していきます。

ネーブの場合は、ホワイト→飴色と劇的な経時変化を見せるはずです。バッグはお日様の光を浴びやすいので、エイジングは本当に楽しいと思います。

 

 

 

 


 

 

★TOPIC 2: 新作サンダル「GYATOR007」をお披露目いたします!

 

 

ココチブランドの受注会は1月と6月に開催していますが、特に本格的な夏を迎える直前である6月の回で人気なのが、サンダル「GYATOR(ギャートル)」シリーズです。

今回は新作#007がそのラインナップに加わり、この数年最も人気のある#005とともに店頭でお試し頂けます。

 

 

GYATOR007:”チロリアンシューズのようなサンダル”という唯一無二さ

 

価格(税込み): 47,300円
サイズ: 「1」~「6」 (22.0cm~28.0cm)
レザー: ALASKA (詳細はこちらのページ)
色: 8色展開 (詳細はこちらのページの下方)
納期: オーダー時から約3ヶ月

*新革「ネーブ」もおつかい頂けます。

 

 

 

 

お馴染みのギャートル・シリーズの新作が完成しました。
第7作目となる本作は、チロリアンシューズ。

「自然界に直線はない」と数々の建造物を創ったフンデルト・ヴァッサー。
その有機的な曲線にインスパイアされ出来上がったのが本作となります。

うねるような手縫いのモカはずっと眺めていられる。
木型のカタチを上手に使えたんじゃないかなと思っています。

表面にワックス加工されたイタリアンレザー”ALASKA”は、
使い込むうちに施されたワックスが落ち、革本来の色が顔を覗かせます。

その後はフルタンニンレザー独特の、
茶味を帯びてくるエイジングをお楽しみいただけます。

 

【 ミッドソール・アウトソール 】

カップ状になった足に触れるミッドソールは、
全てレザーで作られています。

汗をかき、それを吸収したミッドソールは柔らかくなり、
体重の多くかかる部位が沈みます。

そのことにより、ミッドソールは、
履き手の足なりに変化してくれます。

また、アウトソールには、
ビブラム社製・ウッドストックソールを採用。

軽く、耐摩耗性に優れた
モアフレックス 素材を使用することにより、
より快適な歩行と、減りにくさを備えることができました。

”リペア を施しながら、長く履くためのサンダル”の、
大切な要素がソールに詰まっています。

(ココチブランドのオフィシャルサイトより引用)

 

 

ここ数作のギャートルたち、少なくともその見た目はもはや”サンダル”ではまったくありませんね。笑

ただし「つくり(≒ソール機構)」はサンダルなので、ブランドがラインナップする「靴」たちと比べるとお手頃価格でオーダー頂けます。

靴ひもを緩めにしておいて、スリッポンのように気軽に履いて頂くのももちろんアリです。

 

 

サイズはもちろん、色も在庫のあるものであれば自由にお選び頂けます。(上でも書きましたが、新革「ネーブ」も、オプション料金なしでおつかい頂けます。)

 

 

せっかくチロリアンなので、このように色を切り替えておつくりするのもステキですね。

 

 

 

GYATOR005:定番的人気を誇る、つま先を守ってくれるサンダル

 

価格(税込み): 44,000円
サイズ: 「1」~「6」 (22.0cm~28.0cm)
レザー: ALASKA (詳細はこちらのページ)
色: 8色展開 (詳細はこちらのページの下方)
納期: オーダー時から約3ヶ月

*新革「ネーブ」もおつかい頂けます。

*「GYATOR005」についての詳細 >この日のブログ記事(2020年6月6日付)の「TOPIC 3」)

 

 

 

 

 

足の指が見えないサンダルがあれば・・・

昨年、各地イベントにていただいた、
お客様の声がカタチになりました。

デザインコンセプトは、
「花屋さんが履いていそうな、素朴なサンダル」

作り手が、履き手と直接つながったことで
誕生したサンダルです。

履いていただく皆さんの
思いを飲み込んで、咀嚼して。

出来上がった新しいこのサンダルを
楽しんでいただければ幸いです。

表面にワックス加工されたイタリアンレザー”ALASKA”は、
使い込むうちに施されたワックスが落ち、革本来の色が顔を覗かせます。

その後はフルタンニンレザー独特の、
茶味を帯びてくるエイジングをお楽しみいただけます。

 

(ココチブランドのオフィシャルサイトより引用)

 

 

 

何を隠そう当店インタレストでも、歴代GYATORシリーズで最も人気があるのが、こちらの#005です。

森田さんも私たちも「お客様の声によって生まれた」と書いていますが、まさにそのお声の通りご好評を頂いています。機能的には、歩いているときに「つま先」をぶつけて怪我をすることを防ぐことができ、見た目では程よい「靴感」を演出することができます。

上の#007もこちらの#005もオーダー後3ヶ月で納品いたします。

 

 

 

 

 


 

 

★TOPIC 3: 新革続々!過去最高に多彩な「華」のあるレザーラインナップに!

 

 

このTOPIC3は、基本的には前回vol.19と同様です。(今回の新革「ネーブ」については、冒頭TOPIC1で触れていますので、ここでは割愛しています。)

一部、現在ではおつかい頂けない革や色の部分について修正を加えていますが、現在ココチブランドでおつかい頂ける革のラインナップの豊富さは、改めて目を見張るものがあると思います。間違いなく過去一番で充実していますので、お目当ての靴のオーダーに、ぜひセレクトしておつかい下さいませ。

 

 

1, ヴィテッロ・フィオーレ (BLK、NVY)

*アップチャージ(税込): +13,200円

 

革が好きな人であれば100人いれば100人が知っているという、イタリアが誇る世界で最も有名なタンナーの1社であるGUIDI&ROSELLINI社(=以下、単にGUIDI)による、「仔牛の花」という粋な名前の付いた、彼ら独自のバケッタ製法によるナチュラルなカーフレザーです。

 

もともと在庫が不安定だったため、店頭に足を運んで下さった方にのみブラックをご紹介させて頂きましたが、現在はそのブラック(画像4枚目)に加えて、とんでもなくカッコ良いネイビー(画像3枚目)がラインナップに加わっています。

こうしてブラックと並べて撮影しても、色味の違いがわからないくらいダークな色味のネイビーです。信じられないほどカッコ良いので、ぜひ実物をご覧頂きたいです。

 

 

GUIDIレザーならではのオイリーでヌメッとした質感と、表面を覗き込んでも見えないくらいのキメの細かさが素晴らしく、この最高峰の高級レザーをココチブランドが扱うと聞いたときには、「ついに!」と身体が震えるほどのモーレツな興奮を覚えました。

GUIDIレザーといえば、その豊かなエイジングがその最大の魅力です。新品時はマットなその質感は、おそらく履き込まれてていくにつれて、美しくナチュラルな光沢を放つ、つややかな表情に育っていくはずです。それもご存分にお楽しみ頂きたいと感じます。

 

サンプルでは、THE HIKEで1足つかわれています。

一見してブラックだと思われるかもしれませんが、これが新色のネイビーです。森田さんはこのサンプルを制作しているときに、「これ見て!やばい!」と画像を送ってきてくれました。滅多にないことです。

ちなみに森田さんは、このサンプルのために、ソールもステッチも「ひも」も全部ダークネイビーに染め上げているそうです。彼の強い想いが感じられます。この1足をご覧頂くためだけでも、イベント中に足をお運び頂く価値があるくらいの代物だと感じています。

 

 

 

2, ジオラマ (MAP、SNOW、BLK、NVY、BRN)

*アップチャージ(税込): MAP+11,000円、SNOW+5,500円、その他±0円

 

THE LANDSCAPESのデザイン&制作と強くリンクして生まれた、ココチブランドオリジナルのヴィンテージの「ニベ革」です。

ニベ革とは裏革で、本来はタンニング(=皮を革として生成する工程)で整える毛足をあえてそのままにして、荒々しくワイルドな表情のままになっている革のことです。(美しく整えられた裏革が、一般的にスエードと呼ばれます。)

 

 

それにしても、ココチ流ニベ革は強烈なまでに荒々しく、それゆえに雄々しくたくましい表情に仕上がっています。THE LANDSCAPESだけでなく、それこそTHE HIKEや別のモデルでつかっても絶対にカッコ良いです。ヴィンテージレザーならではの「奥行き」のようなものも感じます。

このあたりの詳細につきましても、森田さん自身が語るTHE LANDSCAPESのページで紹介されています。

特に”MAP”という名前のついた、森田さん自身が後染めで加工している独特の色について、革の名前が「ジオラマ」となった経緯も含めて、ぜひご一読頂けましたらと思います。

 

  • THE LANDSCAPES~その製法や素材について >こちらから
  • 創作ストーリー~kokochi sun3 THE LANDSCAPES 「空から見下ろす景色と靴と」 >こちらから

 

 

 

THE HIKEのサンプルでも、1足採用されています。ディテールがトレッキングブーツなので、ニベ革との相性も抜群ですよね。

 

 

 

3, ジビエ (NAT)

*アップチャージ(税込): 5,500円

 

野山や森で、あくまで人間にとっての「害獣」として駆除されているイノシシ。肉は駆除する方々当人であったり、特別な卸先であったりで調理され料理として振る舞われているそうですが、これまでその皮は「産業廃棄物」として処理されているそうです。

森田さんが普段から親しく付き合うタンナーがその現状をみて、その皮をすすんで引き取った・・・は良いものの、分厚くカチカチに固いその皮は、徹底したタンニングによって「革」にしてもなお、扱いにくい素材だったようです。

タンナーからこの革の使い道について相談を受けた森田さんは、その状態のジビエの「革」を自分の工房で自身の手で、革靴の素材としてつかえるものに加工し、タンナーと繰り返し検討を重ねてその状態で納品してもらえる見通しが立ったそうです。

 

 

森田さんは、このジビエレザーについて、とても興味深い話をしてくれました。

「単に『皮』を『革』にしただけの状態で、二次加工はほとんど何もしていない状態です。それなので、10足つくって10足納品して、たとえば5年後・10年後に『全員集合!』とできたら、絶対に1足1足違う表情に育っているはずなんです。色も違うだろうし、表情も違うと思う。そんな風に、お客さんと一緒にストーリーをつくっていける、すごくおもしろい革だと感じているんです。」

 

私たちインタレストは、このナチュラルさが極まったジビエレザーと、美しさが極まったヴィテッロ・フィオーレとが同時にラインナップされ、そしてまったく同じモデルの靴で採用できるというココチブランドの多様性・柔軟性に、改めて底知れないワクワク感を覚えました。

このジビエレザーは、THE HIKEのサンプル1足で採用されています。森田さんをして「絶対にこの革をつかってTHE HIKEをつくりたかった」と言わしめる作品、こちらもぜひ店頭でその実物をご確認下さいませ。

 

 

 

4, アラスカとアマゾニア

*アップチャージ(税込): 5,500円

 

アラスカ

 

アラスカはもうリリースされてから2年ほど経つので、ココチブランドを見て下さっているお客様からすると定番レザーになりつつあると思います。ブランドがラインナップしているすべての革でも屈指のナチュラルレザーで、イタリアのタンナー”La perla Azzurra(ラ・ペルラ・アズーラ)”社製の強靱なバケッタレザーです。

この革については、この日のブログ記事をぜひご参照下さいませ。

当時ご紹介したこの革の魅力については、お客様の足元でエイジングを重ねるのを拝見している今にいたっては、そのとき以上に素晴らしいものと感じています。

 

在庫している色のラインナップは常に変動していて、現在おつかい頂けるのはPNK・NAT・IVORY・DKBRN・GRY・BLK・BLUの7色です。

ちなみに、次にご紹介するKuduレザーと同様、リリース当初は期間限定レザーだったのですが、ともに評判が良いため、在庫が安定している色を中心に森田さんがストックしてくれるようになっています。いつまでおつかい頂けるかわかりませんので、ぜひあるうちに採用頂けましたらと思います。

(とにかくよく焼ける革なので、たとえばピンクとラズベリー、あるいはナチュラル・アイボリー・グレーあたりは、1年くらいすると同じような色に育っているかもしれません。笑 このモーレツなエイジングの楽しさも唯一無二でアラスカでしか味わえませんので、ぜひご賞味下さいませ。)

 

 

 

私・店長D個人的には、当時のブログ記事でも書いています通り、この革の見た目・表情や強度の高さからして、THE HIKEとの相性がバツグンに良いという感覚がありましたが、今回森田さんもこの革のNATをつかってサンプルを1足用意してくれています。

このTHE HIKEはきっとこんがり焼けて、信じられないくらい美しい飴色に育っていくことと思います。それを見るのが今から楽しみでなりません。

 

 

以下、アラスカをつかっておつくりした「お客様のココチ」です。

 

 

アマゾニア

 

そして、まったく同じタンナーによる別のバケッタレザー「アマゾニア」が、NVYとBRNの2色でラインナップされています・・・が、2022年6月現在、ともに在庫はわずかとのことです。

このアマゾニア、厚さも硬度もおおよそアラスカに近いですが、それと比べるとかなり鮮やかな色味なのが特徴的で、定番色ながらこれまでにない雰囲気の、とても爽やかな革靴になります。

下にこの革のNVYでおつくりしたTramp-Hiの画像を掲載していますので、ぜひご参照下さいませ。新品時の爽やかな雰囲気も良いですが、焼けて色が濃くなっていくであろう未来の方がずっと楽しみな靴です。(「焼けて色が濃くなった」バージョンの画像も掲載しております。)

 

 

左が新品、右が1年物です。たった1年で・・・!

 

 

 

5, KUDU(クードゥー)

*アップチャージ(税込): 5,500円

 

KUDUというのは日本語で「クードゥー」「クーズー」などと呼ばれる、見た目はヤギに似たウシ科の動物で、まずはとにかくその裏革(=スエード)の美しさに定評があります。発色が実に鮮やかで、なでるとベロア生地のようなつややかな光沢が上がります。やわらかく柔軟性にも優れており、かつ起毛皮革なので防水スプレーを用いれば雨の日でも安心して履いて頂けます。

一方、流麗で上品な裏革とはまさに好対照で、その表革については俗に「トラ」と呼ばれる強いシワやアタリが革全体に縦横無尽に走っていて相当に野性的です。もちろんどの色の表or裏を、どの靴向けにつかうかは、お客様皆様が自由にお選び頂けます。

 

 

ワイルドな表革の荒々しさ、端正な裏革の上品さ、そしてその極限的なやわらかさ。いま、ココチブランドの靴をパーソナルオーダー頂く際に、インタレストで最も採用率の高い革がKUDUレザーです。

現在安定しておつかい頂けるのは、CAM・DK-BRN・BLK・GRNの4色です。

 

 

こちら、各色の表革・裏革の対比をぜひ改めてご覧下さいませ。

 

 

ここで写っている3色のうち、ご用意できるのはGRNのみで、しかも残りわずかとのことです。

   

 

 

以下、KUDUレザーをつかっておつくりした「お客様のココチ」です。

 

 

 


 

 

 

以上が今回のトピックで、これ以降では、ココチブランド受注会「路地裏の靴作家」とはどのようなイベントかにつきまして、毎回ご案内している内容をアップデートしてお伝えいたします。

 

特に今回が初めてのご参加となるお客様におかれましては、ぜひご一読下さいませ。イベントをいっそうお楽しみ頂けるかと思います。

 

お客様の“365 Leather Backpack”を撮影させて頂きました。明日からの週末、多くのお客様のご来店やご注文を心よりお待ちしております!

こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

本日も多くのお客様から、靴や洋服などのご注文やお問い合わせを賜りまして、誠にありがとうございました。

ココチブランドの靴は、「履いてみると本当に履き心地が良い。」と驚かれることが多いです。特に、長年足に合う靴を探していらしたお客様からそう仰って頂けて、とてもうれしく感じると同時に、しっかりと靴をお届けしないとと、身が引き締まる思いでした。ありがとうございます。

 

店頭で靴をお試し頂けるのは今週末までとなります。この貴重な機会に、ご来店が可能な方は、ぜひお立ち寄り下さいませ。

なお、すでにご予約が入っている時間帯もございますので、ご来店前にお電話でご来店予定をお知らせ頂けましたら幸いでございます。その場で、あいている時間をご案内させて頂きます。

 

 


 

以下は、お客様が数ヶ月間つかっていらっしゃる “365 Leather Backpack”です。あまりに格好良かったので、店頭で撮影させて頂きました。

メインのレザーはブラックで、他にレッド、グリーンのレザーを組み合わせて、こんなふうにパーツ毎に色を変えることができます。素晴らしいデザインですよね。シビれました。期間限定でこちらのページからご注文頂けますので、ぜひご利用下さいませ。

 

 


 

 

★店頭営業に関する当店の対策とお客様へのお願いにつきまして

 

こちらのリンク先にて詳細にご案内しております。ご来店頂きます前にご一読頂きますようお願いいたします。

特に、店内では必ずマスクをご着用頂けますようお願いしております。お客様皆様のご理解を賜りますよう、心よりお願いいたします。 (ご着用頂けない場合は、ご入店をお断りさせて頂く場合がございます。)

 

 

<お問い合わせ>

  • 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
  • 定休日や臨時休業日以外で当店からのお返事が届かない場合は、(1)ご入力頂きましたメールアドレスにお間違いがないか、(2)そのメールアドレスがPCからの受信を許可する設定にして頂いているか、をもう一度ご確認頂いた上、お手数ですが再度フォームよりお問い合わせ下さいませ。
  • なお、休業日以外であれば、お電話( 03-6457-5360 )でのお問い合わせが早くて確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さいませ。

 

<イベント開催中>ココチブランドの期間限定販売 “365 Leather Backpack”の魅力をご紹介いたします!

こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

★ただいまココチブランド受注販売会を開催しております!(~1月31日)

 

連日ご注文やお問い合わせ、そしてご来店のご予約を頂いておりまして、本当にありがとうございます。心より御礼申し上げます。

 

 


 

今回の目玉となるトピックのうち、新作靴”THE MUSIC”と、復刻版”zanpano”につきましては、店長Dがイベントの詳細をご案内する記事で詳しく書いております。

本日は、もうひとつのトピックである新作、”365 Leather Backpack” についてご紹介いたします。期間限定での販売となりますので、ぜひこの機会をお見逃しなくご利用下さいませ。

 

 


 

kokochi sun3 / “365 Leather Backpack”

 

こちらは私自身、店頭で実物を見て、「ほしい!」と直感いたしました。オンラインストアで通信販売も開始したところ、実際にご注文も頂いておりまして、本当にありがたく、やりがいを感じております。ありがとうございます。

以下、私自身が感じた魅力をご紹介させて頂きます。

 

 

・魅力その1:収納力

ココチブランドのオフィシャルページでも画像付きで説明されていますが、想像以上にたくさんの物が入ります。

計測すると、サイズは高さ38cm×幅30cm×マチ9cmですが、革には柔軟性があるので、もっと厚みのあるものを入れても大丈夫です。

私自身、昼夜2食分のお弁当と、時にはノートパソコンも持ち運ぶので、マチがたっぷりの大きい革バッグを持ち歩いていますが、その荷物も全部入ってしまいます。

デザイン性が高くて収納力のある大きい革バッグはなかなかありませんし、価格も高くなりますので、見つけたときには「即買い」をお勧めいたします。(本アイテムは、期間限定での販売です。)

ココチブランドですので、調子が悪くなったときの修理なども承ります。その点もどうぞご安心頂けましたらと思います。

 

 

・魅力その2:雨・水に強い

実は、撮影時にサンプルのバッグが椅子から倒れて地面に落ちてしまい、雨上がりの直後で地面が濡れていたので、「しまった・・・!ごめんなさい!」と心の中で叫んだ出来事がありました。(もちろん、商品の撮影中には、こうした失敗はしたことがありません・・・!)

しかし、バッグを取り上げてみたら、地面の水は水滴となって革表面に留まっていて、それをはらったら一切何ごともなかったように元に戻ったので、ビックリいたしました。

つかわれているイタリア産バケットレザーのALASKAが、本当に水に強く、汚れもつきづらいということを実感した出来事でした。

ALASKAについては、この日の記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧下さいませ。以下はその一部の抜粋です。

 

ココチブランド史上最強のオーガニックレザー

バケッタ製法の最大の特徴は、ベジタブルタンニンで丹精込めてなめしたレザーにもうひと手間、動物や魚の脂をたっぷり加えるという点にあります。そのためバケッタレザーはとてもオイリーで、触ったり揉んだりするとヌメッとする独特の質感があります。

また、「ベジタブルタンニンなめし+たっぷりの脂」なので、色味についても風合いについても「革界随一」といえるきわめて豊かな経時変化(エイジング)を見せます。これまでココチブランドでご案内してきたすべてのレザーの中で最もオーガニックであり、革好きの方にはたまらない、最高に楽しい革であると思います。

 

 

 

 

・魅力その3:パーツ毎に色を変えてお客様だけの1点を

本アイテムにつきましては、パーツ毎に色をご指定頂いて、お客様だけのスペシャルな1点をおつくりすることができます。

具体的にどこのパーツの色を変えられるのかは、近日森田さんに確認して、別途オーダーを下さったお客様にご案内させて頂きます。ALASKAは全9色の展開ですので、革在庫があればそれらの中からお選び頂けます。

また、背面のポケットとサイドのファスナーは、右側につけるか、左側につけるかを、お客様にお選び頂けます。ふだん何気なくバッグを肩にかけるときに、右肩にかけるか左肩にかけるかに合わせて選んで頂くと、つかい勝手を大きく向上させてくれること思います。

(ファスナーや金具も、アンティーク調で格好良いです・・・!)

 

 

世界で1点だけの、毎日つかえるレザーバックパック。ぜひご検討下さいませ。皆様のご注文お問い合わせを心よりお待ちしております。

 

 


 

 

★店頭営業に関する当店の対策とお客様へのお願いにつきまして

 

こちらのリンク先にて詳細にご案内しております。ご来店頂きます前にご一読頂きますようお願いいたします。

特に、店内では必ずマスクをご着用頂けますようお願いしております。お客様皆様のご理解を賜りますよう、心よりお願いいたします。 (ご着用頂けない場合は、ご入店をお断りさせて頂く場合がございます。)

 

 

<お問い合わせ>

  • 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
  • 定休日や臨時休業日以外で当店からのお返事が届かない場合は、(1)ご入力頂きましたメールアドレスにお間違いがないか、(2)そのメールアドレスがPCからの受信を許可する設定にして頂いているか、をもう一度ご確認頂いた上、お手数ですが再度フォームよりお問い合わせ下さいませ。
  • なお、休業日以外であれば、お電話( 03-6457-5360 )でのお問い合わせが早くて確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さいませ。

 

オンラインストアにココチブランドの新作”THE MUSIC”、”復刻版zanpano”、”レザーバックパック”の画像をアップいたしました!通信販売も承ります。

こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

オンラインストアのココチブランドのページに、本日撮影した新作 “THE MUSIC“、”復刻版zanpano“、”365 Leather Backpack” の画像をアップいたしました。

今日は思ったよりも早く雨がやんでくれたため、早めに撮影ができてうれしいです。

様々な角度からのたくさんの画像をご覧頂けます。いずれも素晴らしい仕上がりで、撮影しながら自分が欲しくなってしまいました。ぜひご確認下さいませ。

 

 

先ほど、店長Dがインスタグラムに投稿しておりましたが、ただいま東京は緊急事態宣言下ということで、オンラインストアからもそのままご注文頂けるように手配しております。

革の色などいろいろ選択して頂けることがあるため、ご興味がおありの方は購入前後にぜひお気軽にお問い合わせ下さいませ。私たちも追って詳細を各アイテムのページに加えてまいります。

皆様のご利用を心よりお待ちしております!

 

 


 

 

★店頭営業に関する当店の対策とお客様へのお願いにつきまして

 

こちらのリンク先にて詳細にご案内しております。ご来店頂きます前にご一読頂きますようお願いいたします。

特に、店内では必ずマスクをご着用頂けますようお願いしております。お客様皆様のご理解を賜りますよう、心よりお願いいたします。 (ご着用頂けない場合は、ご入店をお断りさせて頂く場合がございます。)

 

 

<お問い合わせ>

  • 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
  • 定休日や臨時休業日以外で当店からのお返事が届かない場合は、(1)ご入力頂きましたメールアドレスにお間違いがないか、(2)そのメールアドレスがPCからの受信を許可する設定にして頂いているか、をもう一度ご確認頂いた上、お手数ですが再度フォームよりお問い合わせ下さいませ。
  • なお、休業日以外であれば、お電話( 03-6457-5360 )でのお問い合わせが早くて確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さいませ。

 

<イベント>ココチブランド受注会「路地裏の靴作家 vol.17」(1月23日~31日)開催のお知らせです!

 

こんにちは、インタレストです。

 

靴作家・森田圭一さんによるハンドメイド革靴「ココチブランド(=kokochi sun3+kokochi sqir)」、その1年に2度のメイン受注会「路地裏の靴作家」の第17弾開催につきましてお知らせいたします!

今回は、いわゆる「密」を100%避けることで安全に&安心してご参加頂けて、かつご来店頂けるすべてのお客様に森田さんと直接のコミュニケーションを取って頂ける、まったく新しいカタチのイベントとしてご案内いたします!「ひょっとすると今まで以上に楽しいかも?!」と、森田さんと話しているところです。

 

 

 

 

もちろんイベントそのものとしても、大きな柱が2本ガツンとあり、きわめて魅力的なラインナップになっています。

ポップで突き抜けたココチ、シックでオトナらしいココチの両方を、ともにベクトルを振り切った内容でご提案いたしますし、場合によってはその両者を融合させてしまうこともできるという、ハンドメイド革靴の楽しさを全方位的にお楽しみ頂けるココチブランドならではの胸躍るイベントです。

 

 

 

 

★ココチブランド受注販売会を、まったく新しいカタチで開催いたします!

 

まずは目下、一番重要で大切なことにつきまして、森田さんと当店インタレストから大切なご提案をさせて頂きます。

インタレストがある東京都、そして森田さんのアトリエがある兵庫県ともに緊急事態宣言下にある目下の状況、そしてイベントにご興味をお持ち頂けるお客様の安全と安心という視点に鑑みて、今までにない、まったく新しいカタチでのイベント開催を予定しております。

森田さんの在京・来店がかなわない今、かえってより「密」に森田さんとコミュニケーションをとって頂けるようにと、何度も打ち合わせをして企画いたしました。

 

 

具体的には、以下の通りです。

  1. 完全予約制とさせて頂き、各時間帯に1組様ずつをご案内いたします
  2. 店頭にご滞在時、森田さんとのオンラインコミュニケーション(iPad)を常時可能な状態にいたします

 

 

「1」の「完全予約制」につきまして

これは申し上げるまでもなく、ご来店下さるお客様の安全と安心を最優先するものです。森田さんの都合の良いタイミングを事前にお客様にお知らせし、皆様から来店のご予約を頂戴できればと考えております。

もっとも堅苦しいものではまったくなく、たとえば当日ご来店頂けそうになったらお電話を頂戴し、ご都合の良い時間帯が埋まっていなければ、喜んでご希望通りにご案内いたします。

「1組」の定義につきましては、ご友人同士の場合は2名様まで、ご家族の場合は3名様までとさせて頂きたく存じます。

 

具体的な日時につきましては、以下のリンク先にてオンラインでご予約頂きます。森田さんが対応可能な日にち・時間帯につきましても、以下のリンク先にてご確認頂けます。(お電話やお問い合わせフォームでももちろん承ります。)

 

★ココチブランド受注販売会~ご来店日時のご予約フォーム>こちらから

 

なお、ピンポイントで「○日の○時」とご指定頂くのではなく、可能な限りたくさんの日にちと時間帯を頂戴できましたら、お客様と森田さんのスケジュール調整がしやすく、たいへんありがたく存じます。

 

もちろん、「その日のその時間しかダメ」という場合は別ですが、そうでない場合は、複数の時間帯をご指定頂けましたら幸いでございます。

頂いた日時より、当店と森田さんとで調整させて頂きまして、後日確定の日時をお知らせいたします。

 

 

 

 

「2」の森田さんとのオンラインコミュニケーションにつきまして

「2」については、フィッティングやデザインをはじめ、制作の裏話、靴や革への想い、またはあらゆるお悩みやご相談などにつきまして、iPadをつかって森田さんと顔を向け合いながら直接お話頂けるよう手配いたします。ご来店の予約を下さった時間につきましては、常時森田さんとつながります。

これは、平時であれば会期末の週末に森田さんが来京&在店してくれていたときのサービスを連日可能にするもので、オンラインとはいえ、1組1組のお客様へのご提案のクオリティは今まで以上に向上するかもしれないと期待しているところです。

 

ココチブランドの靴を森田さんと一緒に構想するプロセスは、それを制作する作家自身によるパーソナルカウンセリングそのものです。そんな「ぜいたく」な時間&空間を、より濃く深くご体感頂ける貴重な機会にさせて頂きたいと、スタッフ一同張り切っております!

多くのお客様のご予約のお申し込みを、心よりお待ちしております!

 

平時であれば以下の画像のような。こんな風にオンラインでつながって頂けたらとワクワクしております。

 

 

 

 

 


 

 

ココチブランド(=kokochi sun3、kokochi sqir)

靴作家・デザイナー:森田圭一

靴作家&靴デザイナー・森田圭一さんが1足1足ゼロから制作する、ハンドメイド革靴のブランドです。
kokochi sun3(ココチ・サンサンサン)がカジュアルライン、kokochi sqir(ココチ・スクイル)がドレスラインです。
お好みのモデルを、お好みの革&色で、足型を取って木型と合わせるジャストサイズでオーダー頂けます。
森田さんは常に「履く人の側」に立って物事を考える、クリエイターとしては希有な人柄です。
そんな森田さんにしか生み出せない、私たちの心をくすぐるユニークなデザインと、
彼によるハンドメイドだからこその「一人ひとりにとっての履き心地の良さ」を、一生涯味わって頂けます。

  • どこよりも情報満載のココチブランドのポータルサイト(当店ウェブサイト内) >こちらから
  • これまでお客様にオーダー頂いた靴の詳細についてのコラム「お客様のココチ」 >こちらから

 

 

 

 


 

 

 

それでは改めまして、本イベントの重要なトピックにつきまして、たくさんの画像たちとともに本記事にて一挙にご紹介いたします。

なお、本記事の引用部分の出所はすべてココチブランドのオフィシャルページです。

 

 

 

★TOPIC 1: ポップなココチが皆を笑顔に!新作靴”THE MUSIC”のリリース

 

ココチブランドの新作靴”THE MUSIC”。

この靴の見た目は、比較的新しいお客様がご覧になれば、その度肝を抜くような痛快さで圧倒され、また私たちスタッフのように5年10年ブランドを見てきたお客様がご覧になれば、「あのときのココチ・・・?」というような強い郷愁を誘うであろう、とにもかくにも「ココチの靴」感が全開のポップシューズです。

 

森田さん自身はことさら強調しませんが、この”THE MUSIC”の開発コンセプトやテーマ設定は、目下のコロナ禍のもと鬱々とした毎日をすごす私たちの胸を強く打つものです。

そしてこの新作靴のインスピレーション源となったスティービー・ワンダーの”Sir Duke”。誰もが知るスタンダードソングですので、仮にタイトルはご存じなくても、イントロが流れた瞬間に「あ!この曲とこの靴!」と、たくさんの「なるほど!」が一挙に降ってくることと思います。

どうかぜひ、”Sir Duke”を流しながらでも、こちらのリンク先からこの靴の開発ストーリーをご一読頂けましたらと思います。ただそれだけで、ココチブランドが自分に寄り添ってくれているような安心感を得られるかもしれません。

 

 

kokochi sun3 “THE MUSIC”

価格 (税抜き): 73,000円~

サイズ: 22.5~27.5cm
素材: すべての革
納期: オーダー時から約4ヶ月

*22.5~27.5cm以外のサイズも+3,000円のオプションで承ることができます。
*価格にはALASKA使用のオプション+5,000円が含まれます。(それ以外の革をつかう場合の詳細は下記)
*その他、ソールカスタマイズ等の有料オプションの組み合わせにより最終的な価格が決定いたします。

 

カーラジオから流れてきたのはポップミュージック
あのキラキラとした体験を靴として表現できたら
 
ありったけのアイデアを、余すところなく詰め込んだ
“音楽”という名の靴を、お楽しみください

 

 

 

 

 

1, “THE MUSIC”のデザイン・構造・制作プロセスについて

 

デザインと構造、制作プロセスの要点などについても、まずはココチブランドのオフィシャルページの該当部分をご一読頂けましたらと思います。

作家自身の言葉で、とても詳細に説明されています。

 

驚きと楽しさをカタチに宿す:デザインについて >こちらから

これでもかと詰め込んだアイデアたち。
賑やかだけど、決して喧しくならないよう心がけました。
1日をワクワク過ごせる、靴のデザインについて。

 

長く履くということ:素材・技術について >こちらから

日用品として長く履くために必要な技術や、
施された素材についてご紹介します。

 

 

 

 

以下では、私たちが気になった点について森田さんに確認したことを、いくつかお知らせいたします。皆様のオーダーを検討する材料にして頂けましたらと嬉しいです。

 

 

2, 定番のマッケイ製法の靴たちとの価格差について

 

この”THE MUSIC”のオリジナルの製法は、上掲リンク先にあるようにマッケイ製法です。

ココチブランドの同じカジュアルラインkokochi sun3のマッケイ製法による靴といえば、大人気定番のサーカスCrazy Duckmarcoなどがありますが、それらに比べて価格帯がやや割高である点について尋ねたところ、きわめて明快で簡潔でした。

それはすなわち、「有料オプション(+5,000円~)であるイタリア産バケッタレザー”ALASKA”をつかう前提だから」なのだそうです。(ALASKAについては、こちらのリンク先で詳しくご紹介しております。本当に素晴らしいクオリティの革です。ぜひご一読下さいませ。)

 

 

 

では、「ALASKAをつかわず別の革でつくるときはどうか」となるのですが、これについての回答も明快で、「2mm厚の強固なALASKAをつかう場合はライニングなしの一枚革でつくれるものの、他の革のときは型崩れなどが心配されるためライニングありの構造になるため、そのぶんのチャージを想定している」とのことでした。

要するに、「ALASKAをつかう」or「ライニングを張る」というチャージの分をそのまま、他のマッケイ製法の靴たちに上乗せしている価格設定になっています。

「正直構造的に相当手間と時間のかかる靴で、そのぶんも乗せられるものなら乗せたいくらいなんですが、実際は乗せてないです。」(森田さん) 「あ、これ書いていいですか?」(インタレスト) 「どうぞどうぞ。笑」(森田さん)

こちらの画像、馬革ワインでつくられた”THE MUSIC”です。ライニングありです。

 

 

なお、こちらの画像にあるようにヒールの積み上げで一層一層色を変えることができるのですが、こちらは今回は無料で承ることができます。

 

 

 

3, ソールカスタマイズが可能です!

 

さて、「たいこのおと」など往年の名作靴を思い出させるルックスの、突き抜けたポップ感がある新作靴”THE MUSIC”ですが、その頃の靴たちと圧倒的に違う点が、「ソールカスタマイズが可能である」という点です。

つま先がくるるんと持ち上がったデザインも、きわめてココチらしくうるっとくるものがありますが(笑)、これもたとえばハンドソーン製法でつくれば、かなり見た目がスッキリとシャープになったりします。

会期中に店頭に並ぶサンプルたちが、それぞれいろいろな製法でつくられているため、ぜひ見比べて&履き比べてみて頂けましたらと思います。私たちも現時点では画像でしか見ていませんが、ノルベジェーゼ製法による”THE MUSIC”には強烈なカッコ良さがありますね・・・!

 

なお、「ソールカスタマイズとは?」については、こちらのリンク先にて詳細にご案内しております。オリジナルの製法であるマッケイ製法のほか、ハンドソーン製法、ノルベジェーゼ製法など、個々のお客様のお好みやニーズに対応して様々なソール機構での制作が可能です。ぜひ合わせてご検討下さいませ。

 

こちらはノルベジェーゼ製法による”THE MUSIC”です。アッパーとソールの境の部分にあるクロスステッチが、その固有の特徴です。

 

 

 

4, モディファイドラストによる制作も可能です!

 

さらにこれはとても大きいことで、新作靴”THE MUSIC”は、オリジナルラストと比べて「足幅が狭く甲が低い」モディファイドラストでの制作も可能です。「幅狭甲低」のお客様におかれましても、安心してオーダー頂くことができます。

 

“THE MUSIC”でつかわれているラスト(=木型)は、MUKUサーカスをはじめ多くの靴でつかわれている大定番のものですが、幅も甲も相対的にやや大きめで、足幅が狭く甲が低い足のお客様がこのラストでつくられた靴を履かれたときに、ご自身のジャストサイズを履いてもジャストフィッティングにならないことがあります。

 

こちらの画像、スタッフYが他のココチブランドの靴で履いているサイズである「24.0cm」のMUKUを履いたときの足元です。

MUKUには靴ひもがないため甲部分がしっかりフィットしていなければいけませんが、ご覧の通り完全にガバガバで「かかと」も浮き放題です。日常づかいにはとても耐えられません。

 

 

当時インタレストで多く発生していたこの問題について、「なんとかできないものか」と森田さんが実際に動いてくれて、「モディファイドラスト」(=「修正された木型」)が生まれました。このことについては、こちらのリンク先にてそのプロセスも含めて詳細にご紹介しております。ぜひご一読頂きたいです。

こちらの画像、左がオリジナルラスト、右がモディファイドラストです。

 

 

これは要するに、たとえばオリジナルラストとモディファイドラストそれぞれによる2種類の「23.5cm」が存在するということです。お客様の声が作り手にダイレクトに届く、ココチブランドだからこその圧倒的なサービス内容だと考えています。

ご自身の足の形を把握していらっしゃるお客様はもとより、そうでないお客様におかれましても、店頭で私たちが計測させて頂く足型をもとに、森田さんと一緒に適切なラストによる適切なサイズをご提案させて頂きますので、サイジング・フィッティングのお悩みがおありの場合も、ぜひお気軽にご相談下さいませ。

 

 

 


 

 

★TOPIC 2: オトナなココチが魅せる一生物。zanpanoが「これぞ」という新革で復刻

 

そのブーツに足を入れ、靴紐を結び、家の扉を開ける。
凛と過ごす1日の始まりは、心地よい高揚感とともに靴音を鳴らす。
慎ましくありながらも、存在感のあるそのブーツに、私は絶対的な信頼を抱いています。

名前はzanpano(ザンパノ)。
イタリアの巨匠、フェデリコ・フェリーニの作品である映画「道」にインスパイアされ、
2010年にリリースされた、ハンドソーン・ウェルテッド製法の堅牢な革靴。

あれから10年の歳月を経て、再リリースすることとなったザンパノ。
そのきっかけとなったのが、お客様が持ち込まれたリペアが必要なそれでした。
「もう俺の足みたいなもんやねん」とお客様。

週に2回、10年間履き続けたそれを見た時、
その美しいエイジングに思わず感嘆の声をあげたのと同時に、
今の知識と技術で、もっと良い靴に生まれ変わらせることができないだろうかと、
思いを巡らすようになり、考察が始まりました。

 

 

もし「ココチブランドを代表する靴を一足挙げて」と尋ねられたら、私たちインタレスト迷わずこの靴”zanpano”と答えます。

一見すると一般的なレザーワークブーツに見えるのですが、その実、たとえば内羽根式のワークブーツという要素一つとってもきわめて珍しいです。機能性がすべてといって良い「ワークブーツ」というカテゴリで、その「美しく端正な造形」と引き換えに「足入れの悪さ」という代償を払うのはまったくなじまないからです。

その他、細身の木型で履くときれいめに見える、かかとが低く後ろから見るとミドルカットブーツに見えるなど、およそワークブーツらしからぬ、ココチブランドならではの遊び心と美学によって、逆説的に「美しくスマートに履けるワークブーツ」という類い希な存在感を得るに至り、今もなお不動の人気を誇る大定番靴です。

 

 

kokochi sun3 “zanpano”

価格 (税抜き): 91,000円~

サイズ: 22.5~27.5cm
素材: すべての革
納期: オーダー時から約4ヶ月

*22.5~27.5cm以外のサイズも+3,000円のオプションで承ることができます。
*ソールカスタマイズ等の有料オプションの組み合わせにより最終的な価格が決定いたします。

 

 

 

 

 

1, zanpanoと「サスペンダオイル」

 

このzanpano、私たちがインタレストをオープンした10年前は「サスペンダオイル」という、現在は廃番になってしまっているレザーでつくるのが定番でした。

独特の光沢としなやかさに加え、その赤みのあるブラウンの色味も実に美しく、さらには強烈な「履かれた感」が出るエイジングにも味があり、当時大人気の革でした。

この「サスペンダオイル」というレザーは、いくつかの理由があって、5年以上前に廃番になりました。ものすごくビックリして、残念で残念で仕方がなかったという当時の心境をハッキリと覚えています。

そして、森田さんが今回出会った10年物zanpanoは、まぎれもなくその「サスペンダオイル」でつくられた1足です。こちらの画像が、その靴の実物です。

 

 

 

2, 「La Strada(ラ・ストラーダ)」~「サスペンダオイル」をブランドオリジナルで復刻

 

この靴との再会に衝撃を受けたという森田さんは、当時サスペンダオイルをつくっていた姫路市のタンナー(=革の生産工場)である「山陽レザー」を訪ね、今度はブランドのオリジナルレザーとしてこのサスペンダオイルの復刻に挑むことになります。

山陽レザーというと、「ピットタンニング」という原初的なベジタブルタンニンなめしで有名です。それは現在では全国でも数カ所しかないという、原皮をタンニンにつけるピット槽をつかって、たいへんな手間暇と時間をかけてなめす(=「皮」を「革」にする)工程です。

「東の栃木レザー・西の山陽レザー」と全国にその名がとどろく有名タンナーである山陽レザーに単身乗り込んだココチ(心地)を聞くと、「いや、フラ~ッと、こんちは~って。笑」と、森田さん。

かくして、「日本が誇る山陽レザーがつくるココチブランドのオリジナルレザー」である「La Strada(ラ・ストラーダ)」が誕生したのです。特にこちらの画像の左から2番目のブラウンをご覧になり、かつてのサスペンダオイルを思い出されるお客様も少なからずいらっしゃると思います。

 

 

率直にいって今回誕生したラ・ストラーダ、これは既に革サンプルを手にしているのですが、私たちの知る限り、ココチブランドのオリジナルレザーの中でも屈指のクオリティではないかと思います。

ハリとコシがしっかりとありながらも、やわらかくしなやかで、程よくオイリーで。色艶も良く、繊維も均一で美しく。長年の高強度の使用(←革靴として)にもきっと耐えるであろう頑丈さも、間違いなく備えています。

さらにこの革、実にzanpanoと合うのですよね。もうこれは、往年のサスペンダオイルによるzanpanoを知る者としては、ジーンとくるものがあります。

もっとも、zanpano以外のモデルでももちろん(無料で)採用頂けます。上でご紹介した新作靴”THE MUSIC”で採用というのも、両者の強烈なアンバランスで最高にカッコ良いのではないかと思います。

当時のココチブランドをご存知のお客様にも、そして新しくお求め頂ける新規のお客様にも、胸を張り自信を持ってオススメできる逸品レザーです。ブラウン・ブラック・グレー・グリーンの4色展開です。

 

 

 

3, 「zanpanoの復刻」の真意とは??

 

今回、実はこれまで一度もドロップしたことがない(・・・というよりずっと人気がある)zanpanoに対して、森田さんがあえて「復刻」という単語をつかったこと。

当初私たちはこのことに違和感を覚えていたのですが、それ向けに開発された新革ラ・ストラーダをはじめ、ライニングやミッドソールの素材の見直しなど、いわゆる「仕様の変更」を伴っているということで合点がいきました。それらについては、ぜひこちらココチブランドのオフィシャルページにてご確認下さいませ

 

ところで打ち合わせのとき、「・・・ということは、今回の新革「La Strada」の誕生とzanpanoにスポットライトが当たったことは、すべてその10年物zanpanoとの再会がきっかけということですか?」と聞くと、「そうです。まさにその通りです。」と即答してくれました。

ココチブランドのハンドメイド革靴は、やはりそれをご愛用下さるオーナー様あってこそなのだなと、改めて強く感じ入りました。今回のラ・ストラーダとzanpanoも「一生履ける靴」としてのご提案です。私たちも全力でサポートいたしますので、ぜひ末永くお楽しみ頂けましたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 


 

 

★TOPIC 3: “365 Leather Backpack”~日々の暮らしに寄り添うデイパック

 

日常を不便なく過ごせる
容量を持つバックパックができました
 
平日も休日も
ビジネスもプライベートも
様々なシチュエーションでお楽しみください

 

 

イタリア産バケッタレザー”ALASKA”の一枚革でつくられるバックパック”365 Leather Backpack”も、インタレストでは今回初のお目見えとなります。

ココチブランドのレザーバッグは隠れた人気アイテムで、実は在庫限りのアイテムは即完売、オーダーアイテムも常に走っている状態が続いています。

ただし今回は特に、姿形と機能性が特に優れていて、さらには最高のエイジングを見せるであろう”ALASKA”をつかったレザーバッグということで、インタレストでも大きくフィーチャーしたいと直感いたしました。

 

まずはぜひ、こちらココチブランドのオフィシャルページにてその概要をご確認頂けましたらと思います。

なお、サンプルでいくつか機能的に不便な点が明らかになっていて、それは修正された上で納品されます。言葉でご説明するのが難しいため、入荷後にまた本ブログにてご案内する予定です。(デザインに明確な修正が入るものではないため、見た目はサンプルのままです。)

 

 

kokochi sun3 “365 Leather Backpack”

価格 (税抜き): 57,000円

サイズ: 高さ38cm×幅30cm×マチ9cm
素材: ALASKA
納期: オーダー時から約3ヶ月

 

 

 

 


 

 

これ以降では、ココチブランド受注会「路地裏の靴作家」とはどのようなイベントかにつきまして、毎回ご案内している内容をアップデートしてお伝えいたします。

特に今回が初めてのご参加となるお客様におかれましては、ぜひご一読下さいませ。イベントをいっそうお楽しみ頂けるかと思います。

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