こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

本日はシリーズ「お客様のココチ」(→新日記の記事旧日記の記事)、お客様によるココチブランド(=kokochi sun3+kokochi sqir)のオーダー靴をご紹介いたします。

 

たまたまお客様の気分が重なったのか、昨年は「ブラック」のココチのオーダーを多く頂きました。

本日は、その一部をご紹介いたします。靴のモデルは様々で、kaza-ana、marco、ブギウギ5EYE、Rille、largoSQの5モデル、計7足です。

 

定番色のブラックも、選ぶ革によって雰囲気がまったく変わります。その違いをお楽しみ頂きつつ、ココチのオーダーのご参考になさって頂けましたらうれしいです。(最後の1足は、ブラックではありませんがlargoSQつながりで、ダークブラウンの靴をご紹介しております。)

 

 

それでは、以下ご覧下さいませ。(表記価格は本記事公開時点の税抜価格です。)


 

 

1, kaza-ana:セロ(ブラック)+ロウ・ブラックソール

 

 

本日1足目は、久々の登場となるkaza-ana(風穴)です。

私がココチブランドで8年前、初めてつくった靴もkaza-anaでした。一枚革に包まれて、特に夏場はこの通気性の良さから、とても快適に履ける靴です。

今回頂いたkaza-anaのオーダーは、ブラック一色。アッパーも、ソールも、ハンドステッチもブラックというデザインで、カジュアルなイメージのkaza-anaがとても格好良く仕上がっています。

価格はkaza-anaの基本価格+ソール裏ゴム貼り(つま先+2,500円)というイメージです。

アッパーはココチブランドオリジナルのヌメ革「cero」のブラック。オイルがたっぷり含まれていて、最終仕上げのプレスを極力していないため、革に厚みも残っています。広義の「ヌメ革」(=ベジタブルタンニンなめしによってつくられた革)ですので、今後の経年変化も楽しみです。

kaza-ana特有の、つま先の「とんがり」も健在です。

12色からお選び頂けるハンドステッチもブラック。潔いデザインです。

つま先のソール裏ゴム貼りは、+2,500円のオプションです。

 

 


 

2, marco:セロ(ブラック)+ロウ・ブラックソール

 

 

こちらも同じ「cero」のブラックで制作された、とてもきれいなmarcoです。シューツリーを入れてきれいに育てると、フォーマルシーンでもご活用頂けます。

同じ革ですが、先ほどのkaza-anaとまったく雰囲気が変わって、ツヤツヤとした雰囲気ですね。

価格はmarcoの基本価格+ソールカスタマイズ(+15,000円)+コバウィール(+5,000円)+ソール裏ゴム貼り(つま先+2,500円)+履き口の高さ修正(+5,000円)というイメージです。

marcoのソールは、オリジナルのデザインはマッケイ製法ですが、このきれいな雰囲気を出すために、「ハンドソーンシングル・シングルレザーソール仕様」にしています。それぞれのソールの画像はこちらのページにてご一覧頂けますが、マッケイ製法よりもよりフォーマルなデザインになっています。

さらには細かいことですが、ソールの張りだし部分にギザギザの紋様を入れる「コバウィール」のひと手間も加えられています。(+5,000円のオプションです。)

こちらもつま先のソール裏ゴム貼りは、+2,500円のオプションです。すべりづらくなってお手入れも簡単なので、ゴム「あり」を選択されるお客様も多いです。

画像1~2枚目でアップで撮影していますが、実は、かかとのタブもオリジナルのmarcoより小さめにしてもらっています。さらには、履き口の高さもオリジナルより1.5cmほど低くして、「きれいめ」に仕上げてもらっています。

オプション料金はかかりますが、こんなカスタマイズもできるのかと、私自身も驚きました。「きれいめに履きたい」というオーナーさまのご希望に対して、できうる限り柔軟に対応してくれる靴作家の森田さんの姿勢には、いつも感心してしまいます。

 

 


 

3, ブギウギ5EYE:アノネイ(ブラック)+ロウ・ブラックソール

 

 

インタレストで最も多くオーダーを頂くのが、この「ブギウギ5EYE」です。デザインの独自性&素敵さ、履き心地の良さ、価格的なお値頃感が揃った素晴らしいモデルだと思います。

今回は、ココチブランドでおつかい頂ける革の中でも、最も「美しい」と感じられる「アノネイ」でのオーダーを頂きました。

価格はブギウギ5EYEの基本価格+アノネイのオプション料金(+9,000円)というイメージです。

私たちが「アノネイ」と呼ぶこのレザーは、あまたのラグジュアリーブランドをその顧客として名を連ねる、フランスの世界的タンナーによるレザーです。(+9,000円のオプション料金がかかります。)キメがとても細かくてなめらかで、美しい光沢を放ちます。ボックスカーフですので、はじめから比較的やわらかいです。

撮影していると、自分の顔や背景が鏡のように反射するのですよね・・・。スゴイ革だと思います。

このアノネイで制作したブギウギ5EYE。画像でもご覧頂ける通り美しい光沢がみられます。「お仕事でもつかえるように」ということで、このレザーをつかって、ブラック一色の潔いデザインで制作させて頂きました。

 

 


 

4, Rille:アノネイ(ブラック)+ロウ・ブラックソール

 

 

こちらも同じく「アノネイ」で制作したRilleです。フォーマルシーンにもぴったりの仕上がりです。

「アノネイ」のRilleはこれまでに何度もご紹介しておりますが、このRilleの特徴としては、「靴の内側までブラック一色にする」という特殊なライニングで制作してもらっています。(+5,000円のオプションです。)

価格はRilleの基本価格+アノネイのオプション料金(+9,000円)+特殊ライニング・ブラック(+5,000円)+ソール裏ゴム貼り(つま先+2,500円)というイメージです。

つま先の輝き、本当にきれいでため息が出ます。お買い上げ後のお手入れにつきましても、しっかり承りますので、お気軽にご相談下さいませ。

ピンヒールは、見た目の印象よりも安定感があって履きやすいです。
 

ひもは丸ひもではなく平ひもにしています。細かい違いですが、つかいこんでいったときに、丸ひもよりも傷みが目立たないと思います。

この通り、靴の内側(ライニング)もブラックでまとめられています。格好良いです。

 

 


 

5, Rille:鹿革&イアン(ブラック)+マット・ブラックソール

 

 

こちらは同じブラックのRilleですが、よりカジュアルな雰囲気に仕上げられています。フォーマル・カジュアルも含めたより幅広いシチュエーション・スタイリングに合わせやすくデザインされています。

アッパーは、つま先とかかと部分がやわらかい鹿革で、履き心地の良さがアップしています。

価格はRilleの基本価格+ソール裏ゴム貼り(つま先+2,500円)というイメージです。

ハネの部分は、ココチブランドがドレスシューズ向けに制作したオリジナルレザーのイアン(ブラック)。

ヒールの形状はピンヒールではなくコーンヒールで、安定感が増しています。履きやすさも重視したデザインです。Rilleでは、このコーンヒールも人気があります。ふんわりとした洋服を着ることが多い方は、コーンヒールの方が合わせやすいかもしれません。

 

 


 

6, largoSQ:馬革(ブラック)+ロウ・ブラウンソール

 

 

ココチブランドのドレスシューズライン・kokochi sqir(ココチ・スクイル)より、largoSQ(らるご・スクイル)のオーダーを承りました。

largoSQはオリジナルのシューツリーが入り、箱に入って納品されます。長い年月をかけて、育てて頂けましたら幸いでございます。

価格はlargoSQの基本価格+ソールカスタマイズ(+9,000円)+コバウィール(+5,000円)+ソール裏ゴム貼り(つま先+2,500円)というイメージです。

アッパーは、インタレストで大人気の馬革です。丈夫で水や汚れに強く、お手入れが楽ということが大きな特長です。数年間経っても、新品時とあまり変わらない雰囲気のまま履いて下さっているお客様が多いです。

ソールはロウ・ブラウンで、ブラック系のスタイリングにもブラウン系のスタイリングにも合う、一年中つかいやすいデザインとなっています。

ハンドソーンダブル・ダブルレザーソール仕様で、重厚感のある仕上がりです。格好良いです・・・!

kokodhi sqirの刻印が入ったオリジナルのシューツリーと箱です。靴のサイズに合わせたシューツリーを探すのは大変ということもあり、納品時からそれが用意されているlargoSQベックは、ココチブランドの中でも特別な位置づけだと思います。

 

 


 

 

7, largoSQ:kudu(ダークブラウン)+ロウ・ブラウンソール

 

 

最後は、ブラックではありませんが、同じlargoSQをご紹介いたします。

こちらは1月までの期間限定レザー「kudu」のダークブラウンで制作させて頂きました。

価格はlargoSQの基本価格+kuduのオプション料金(+5,000円)+ソールカスタマイズ(+9,000円)+コバウィール(+5,000円)というイメージです。

ひもは、先ほどのlargoSQと同じく、「カントリーシューレース」を選択しています。見た目のボリューム感や雰囲気があるひもで、すべりも良くてつかいやすいです。

こちらも重厚感のあるハンドソーンダブル・ダブルレザーソール仕様です。ブラウン系のカラーで統一されていて、こちらも合わせやすそうです。

 

ここまでの見た目からは想像がつきませんが、なんと、ソールはゴムソールです。お手入れが楽で、すべりづらいです。この「ダイナイトソール」について、本ブログでの過去の説明を、以下に引用いたします。

ダイナイトソールはドレスシューズ向けのラバーソールの代表格で、ラバーソールでありながら、ドレスシューズの見た目をカジュアル化させずに済むという優れた機能を有しています。先ほどまでの画像で、ソールがラバーソールだとはほとんど気づかれなかったのではないかと思います。レザーソールが苦手な方にお勧めです。

 

 

 


 

 

ココチブランドの情報は、以下のポータルサイトにまとめております。オーダーはいつでも承っております。ぜひお気軽にご来店&お問い合わせ下さいませ。

・kokochi sun3 / kokochi sqir ポータルサイト >こちらから!

 

 


 

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

 

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