こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。
本日はシリーズ「お客様のココチ」(→新日記の記事、旧日記の記事)、お客様によるココチブランド(=kokochi sun3+kokochi sqir)のオーダー靴をご紹介いたします。
本日ご紹介するのは、今年1月にリリースされた新作のヒール靴「Rille(リル)」です。ココチブランドのドレスシューズライン「kokochi sqir(ココチ・スクイル)」よりリリースされましたが、その直後から多くのオーダーを頂いておりまして、まだ制作中のRilleが何足もございます。
以下では、本日時点で撮影が間に合った4足をご紹介いたします。
さらに今回ご紹介する靴はすべて、プロのシューシャイナー(=靴磨き職人)の手による「プレメンテナンス」(=履き始める前のケア)が施されております。4月の受注会より開始しているプロのシューシャイナーによる靴磨きサービスの一環ですが、その内容も本文中にてご紹介いたします。
それでは以下、ご覧下さいませ。(表記価格は、本記事の公開日時点の税抜価格です。)
★お客様のRille:アノネイブラック+ロウ・ブラックソール
- オリジナル:63,000円
- ソールカスタマイズ:なし=0円
- ソール裏ゴム張り:あり=2,500円
- スペシャルレザー:アノネイ=9,000円
- その他オプション:なし
- 合計74,500円+税
Rilleについて、当店オンラインストアでは以下のようにご案内しております。
Rilleは、ドレスシューズライン「kokochi sqir」よりリリースされた、ココチブランド初・待望のドレスヒールです。
たとえばインタレストでいえば、LOKITHOのドレスと合わせるエレガントなスタイルで履ける初めてのココチブランドの靴ですし、一方でSancaのデニムパンツと合わせるカジュアルなスタイルでも素晴らしいアクセントになってくれます。7cmのヒールは、ピンヒール仕様とコーンヒール仕様、お客様のお好みでどちらにするかを選んで頂けます。ヒールに張られている革の種類や色も自由に選べますので、色によるアクセントを入れることも可能です。
価格的にも、「ハンドソーンの靴などに比べるとソール機構はかなりシンプルになるので、そのぶん木型やデザインに手間を惜しまなくても、高すぎない価格でつくれると思います」(森田さん)。上がってきた価格は、実は私たちインタレストが想定していた下限を下回る設定で、これで「kokochi sqirのドレスヒールが履けるのなら」と、まずは私たちスタッフがときめきました。
作り手の森田さんによると、量産される既製品の革靴とハンドメイドで一足一足制作される革靴とでは、木型そのものはもちろん、それがつくられる思想も全然違うのだそうです。前者が多くの人の「最大公約数」を探るようなアプローチが取られる一方で、後者は作り手1人と履き手1人のコミュニケーションによってつくるようなアプローチが取られます。
たとえば普段「見た目重視」で無理に履いている「最大公約数」のハイヒールと比べたとき、このRilleは「見た目の印象よりもずっと履き心地が良くて、一日中履いていられます。」とお客様から驚かれることが多いです。
こちらのRilleは「冠婚葬祭でもつかえるように。」という目的から、ブラック一色で制作されています。私たちが「アノネイ」と呼ぶこのレザー、あまたのラグジュアリーブランドをその顧客として名を連ねる、フランスの世界的タンナーによるレザーです。(+9,000円のオプション料金となります。) キメがとても細かくてなめらかで、美しい光沢を放ちます。ボックスカーフですので、はじめから比較的やわらかいです。
画像では伝わらないアノネイのきめ細かさ。店頭に革サンプルがございますので、ぜひ一度ご覧下さいませ。こちらのRilleはブラック一色の潔いデザインですので、革のクオリティが際立つことと思います。
ヒールの形状はピンヒールです。ソールはロウ・ブラックと、やはりブラック一色です。レザーの表面が周りの景色をナチュラルに映している様子もきれいですね。
すべり止めのつま先のゴムは「あり」で制作しています。また、ドレスラインのRilleは、kokochi sqirの刻印入りの箱に入って納品されます。ココチブランドの靴はいつも、独特の布袋に入って納品されますので、ココチブランドの「箱」は私たちも初めて見て新鮮です。(笑)
オーナー様に履いて頂きました。履いたまましばらくお話させて頂きましたが、「初めてなので一箇所だけ少し当たるところはありますが、なじめば大丈夫そうです。」と仰って頂いて、まずはホッといたしました。
ヒール靴は特に、つま先側に負荷がかかることと思います。当たる箇所には、履く前に肌に直接絆創膏などを貼って、はじめは短い時間から履き始めることがお勧めです。
ココチブランドの靴の場合は、オーナー様の足のサイズに合わせておつくりしておりますので、そのうち革がなじんで、絆創膏なしで履けるようになることと思います。
それにしても、このアッパーの光沢、きれいですね・・・!
★お客様のRille:イアンブラック+ロウ・ブラックソール
- オリジナル:63,000円
- ソールカスタマイズ:なし=0円
- ソール裏ゴム張り:あり=2,500円
- スペシャルレザー:なし=0円
- その他オプション:ろうびきひも追加=600円
- 合計66,100円+税
こちらのRilleは、同じブラックですが、「せっかくココチでオーダーするので・・・。」と、オーナー様の遊び心がつまったデザインです。
靴ひもは、今は季節的に夏ということもありホワイトにしていますが、ブラックの靴ひもも追加でご用意しております。(+600円) ブラックのひもを通すと、より落ち着いた印象になります。
画像1枚目、履き口の内側にターコイズの色をさしています。さりげないアクセントになって、これがとてもステキです。ココチブランドだからこそ、この部分の革の色もお客様に選んで頂けます。
画像2枚目、つま先はココチブランドのオリジナルレザー「イアン」のブラックですが、羽根の部分はやわらかい鹿革のブラックに切り替えています。履き口がよりやわらかくなって、履き心地が良いことと思います。
サイドから見ると、さりげないイアンと鹿革の切り替えが効いていますね。ピンヒールで、お仕事でもバッチリ履いて頂けるデザインです。
さて、このRilleのつま先は、冒頭で申し上げたプロのシューシャイナーによる「ハイシャイン」がほどこされています。画像1枚目で、ハイシャインによるつま先部分の強い光沢がご覧頂けるかと思います。
今回制作させて頂いた靴には、このシューシャイナーによる無料メンテナンス(プレメンテナンスを含む3回まで)のチケットも一緒に差し上げております。チケットは12月末までの期間限定ですので、ぜひこの貴重な機会をご活用下さいませ。
★お客様のRille:イアングレー+染めツヤ・ホワイトソール
- オリジナル:63,000円
- ソールカスタマイズ:なし=0円
- ソール裏ゴム張り:あり=2,500円
- スペシャルレザー:なし=0円
- その他オプション:なし
- 合計65,500円+税
アッパーは、先ほどのイアン・ブラックの色違いのイアン・グレーです。グレーと名づけられていますが、少しブルーがかったような良い色味で、受注会での評判が良かったです。ソールと靴ひもでホワイトをさしていて、軽やかでとても上品なデザインです。
つま先には、先ほどのプロのシューシャイナーに、ネイビーのハイシャインを入れてもらいました。これも、画像よりも実物の方がずっときれいです。後ろにいくにつれて、徐々に淡くなるグラデーションとなっています。履きジワが入る場所はハイシャインを避けていますが、後々お客様のご希望に応じてケアの方法は自在に変えられるそうです。
サイドから見ると、ソールのホワイトがデザイン上のアクセントになっています。このホワイトは、森田さんが工房で着色していますので、将来的に色がはげてきた場合はいつでも塗り直すことができて、安心です。
ピンヒールの外側はさりげなくネイビーの革に切り替えていますが、靴全体の雰囲気にバッチリ調和していると感じます。
すべり止めのつま先のゴムは「あり」で、ゴムもホワイトを選んでいます。靴の底までかわいいですね。
オーナー様に履いて頂きました。トップスはLehのレース刺繍・トランシルヴァニアブラウスをふわっと。画像は影で暗くなってしまいましたが、トップスのホワイトと、靴のホワイトの色合わせがバッチリでステキでした。グレーの靴は、様々な洋服に合わせやすそうです。
Rilleは、こんな風に靴下と合わせてもかわいいですね。私もスタイリングの参考にしたい!と思いました。
★お客様のRille:イアングレー+ロウ・ブラックソール(コーンヒール)
- オリジナル:63,000円
- ソールカスタマイズ:なし=0円
- ソール裏ゴム張り:あり=2,500円
- スペシャルレザー:なし=0円
- その他オプション:ろうびきひも追加=600円
- 合計66,100円+税
最後にご紹介するこちらのRilleも、アッパーはイアン・グレーです。ソールがブラック、靴ひもがネイビーになると、一気に落ち着いた雰囲気になります。
靴ひもは、今はネイビーを通していますが、ホワイトもご用意させて頂きました。(+600円) つま先には、プロのシューシャイナーによるネイビーのハイシャイン。つま先のツヤっとしたネイビーが、後ろに向かってぼかされている様子がきれいですね。
ソールはロウ・ブラックで引き締めています。ヒールの形は先ほどまでの3足とは異なり、コーンヒールとなっています。ヒール周りの革はイアン・ブラックで、ソールのブラックと色を合わせています。
コーンヒールはヒール部分に少しボリュームが出ますが、つま先は細いので、画像2枚目のようにソール側から見るとやはりシュッとした印象です。
オーナー様は、ヒールの形に特にこだわりは持っていらっしゃらなかったのですが、受注会で2種類のサンプルを履いて頂いたときに、コーンヒールの方がお似合いであるように感じました。ふんわりとした洋服をお召しになることが多いので、ボリュームのあるコーンヒールの方がスタイリングに合っていらしたのかもしれません。
受注会の店頭では、ぜひ様々なサンプルを実際に履いてお試し頂けましたらと思います。
ちなみに設置面積が広いので、履いたときの安定感はピンヒールよりもコーンヒールの方があります。
ココチブランドの情報は、以下のポータルサイトにまとめております。ぜひご覧頂きまして、お気軽にご来店&お問い合わせ下さいませ。
・kokochi sun3 / kokochi sqir ポータルサイト >こちらから!
・kokochi sun3 / kokochi sqir 店頭在庫の一覧 >こちらから!
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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