こんにちは、インタレストです。
先日、私・店長Dの私物の革財布にフルメンテナンスを施しましたので、そのケアの仕方と、Before/Afterの画像をご案内したいと思います!
一般的に、革靴や革バッグと比べて、革財布は「オイル分が抜ける」とか「乾燥する」といったことが起きにくいです。その理由は簡単で、革財布の場合、私たちがその表面を直接触る機会が圧倒的に多いからです。人の脂が常に、そして自然に革に溶け込んでいるので、滅多なことではその状態が著しく悪化するということはありません。「ただつかっているだけで何もしていない」という革財布が、カッコ良く育っているというケースも珍しくはありません。
とはいえ、社会生活を送る上で大切なものをギッシリ詰め込んでいるお財布ですから、1年に一度くらいは外側も内側もきれいな状態にしてあげたいという気持ちになったりしませんか?私自身、「毎年いついつにやる」ということは一切決めていないのですが、どうも1年一度くらいのペースでフルメンテをいているような気がします。今回はそのBefore/Afterを撮影しましたので、それをご覧頂けましたらと思います!
今回のフルメンテでつかったケア用品は、すべてインタレストでお取り扱いしております!以下にてご紹介しておりますので、ぜひご参考になさって下さい!そのあとBefore/Afterの画像に続きます!
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1,今回つかったケア用品は、これら4点です!
ステインリムーバーは、お化粧でいうところのクレンジング剤にあたります。まずはこのステインリムーバーをやわらかい布に浸して、それで外側も内側も丁寧にやさしく拭いていきます。お化粧をしたその上からさらに(=クレンジングをせずに)お化粧をする方がいらっしゃらないのと同様、革についても新たにお化粧をする前に「すっぴん」の状態に戻してあげます。
デリケートクリームは、お化粧でいうところの美容液・乳液などの基礎化粧品にあたります。外側も内側も、このデリケートクリームを薄く、まんべんなく塗っていきます(手で塗って問題ありません)。これも人の肌と同様、「すっぴん」の状態でいきなりファンデーションを塗るのではなく、その前に美容液を入れて表面の状態を整えてあげるというイメージです。(このプロセスは好き好きかもしれませんね。)
モウブレイ・プレステージ「クリームナチュラーレ・ブラック」(税抜き2,000円)
クリームナチュラーレは、お化粧でいうところのファンデーション以降、つまりメークアップ化粧品にあたります。今回は、下でご覧頂ける「Before」の状態で、表面のブラックの色が抜けたり剥がれたりしていたので、着色も兼ねて色つきのクリームをつかっています。私の財布はタンニンなめしの革でできているので、クリームも天然由来の「クリームナチュラーレ」をつかうことにしました。
このクリームナチュラーレの着色効果が結構強いということは、このときのケアで分かっていました。色つきのクリームをつかうときはしばしば注意を要しますが、今回は「真っ黒に戻したい」というシンプルで簡単なケアなので、普通であれば明らかに過剰という量を「外側だけ」にたっぷり塗って、そのまま数時間放置しておきました。(内側には決してつかわないようにして下さい。)
あとはブラッシング+仕上げ(=やわらかい布で「から拭き」)を残すだけ。ブラッシングによって、過剰に塗ったクリームをすくい取りながら全体をならしていきます。ブラッシングだけで十分なつやが上がりましたが、今回は色つきのクリームをつかったということもあり、隅に残ったクリームを取り切ってしまう意味でもしっかり「から拭き」をしました。
手で持ったりバッグに入れたりするお財布に、色つきのクリームを入れることには抵抗があるかもしれません。ただ、もちろん革の種類や状態にもよりますが、塗ったあとにたっぷり時間を置いて(=革にクリームをしっかり浸透させる)、その後のブラッシングと「から拭き」をしっかりすれば、何かに色移りするリスクがあるのはせいぜいケア後1~2日の話です。(私たちが店頭で販売しているクリーム以外については保証できかねます。)
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2,以下、Before/Afterの画像をご覧下さいませ!
私が普段つかっているこの革財布は、タンニンなめしの馬革でできています。正確には覚えていませんが、つかい初めて5~10年の間くらいではいかと思います。買い換えるにしても同じものが欲しいというくらい、その何もかもが気に入っています。それなので大切に丁寧に・・・ではなく、ガンガンゴリゴリ、かなり雑に扱っています。笑
とても丈夫な革でつくられた財布ですが、当然ながら、つかっていれば表面に傷が付いたり全体的に色が褪せたりしていきます。そのままつかっていてもカッコイイので問題ないのですが、「これはもはやブラックじゃないな・・・」というくらいの褪せっぷりだったので、今回は一度しっかり色を入れることにしたのでした。
Before: 実物は画像よりも「黒み」が淡かったです。カーキにほんのりブラックが乗っているくらいの色味でした。
After: それがこのように「真っ黒」に。スムースレザーの場合、銀面(≒革の表皮)が生きていて健康であれば、適切なメンテナンスを施せばつやが上がります。逆に申し上げれば、いくら頑張ってケアをしてもつやが上がらないという場合、銀面が剥がれていたり乾燥で硬化してしまったりしている可能性もあります。そのケースでは、少なくとも私たちにはどうすることもできません。
Before: 銀面が生きているなら、こうした「かすり傷」くらいであれば・・・
After: 適切なケアによってきれいになくなってしまいます。
Before
After
Before
After
Before: 逆側です。どういうわけか、こちら側の方が色の抜けが大きかったです。私は財布はバッグに入れて持ち歩くので、光とか汗とかはあまり偏りがないと思うのですが。
After: いずれにせよ、こちら側も今回のケアによってしっかり色が入り、つやも上がりました。
Before: 色の抜け、この角度の方が分かりやすいでしょうか。本当、実物は「これはもうカーキ色だな」という雰囲気でした。
After: ケア後は真っ黒。新品時の色がよみがえりました。
Before
After: ちなみに、この画像は8月下旬のもので、それから2週間以上経過した今、かすり傷などは既にたくさん入っていますが、色味は真っ黒のままです。もちろん、他のアイテムへの色移りは一切ありません。
Before: 内側です。内側はステインリムーバーとデリケートクリームでケア完了です。こちらにクリームナチュラーレの、しかも色つきなどは決してつかわないようにお気を付け下さい。こちらはカードケースなどかなり入り組んだつくりをしているので、クリームの栄養分も色も必ず残ります。お札やカードなどが真っ黒になってはいけません。
After: デリケートクリームで完了しても、上の「Before」と比べると見違えますね。細かな傷などは消えてしまっていますし、何より「After」の革がうるっとしているのがよく分かります。これで十分です。
Before
After: 上の「Before」と比べてうるっとした感じになっている様子、お分かりになりますか?大切なものをいろいろ入れるのはこの内側なので、外側をケアするときに一緒に内側もケアしてあげると、とっても気持ちが良いです。内側をこそやりたいと感じます。1年に一度でも、ぜひお試し下さいませ!
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本日は以上です!
インタレストでご案内しているアイテムは、お洋服も靴もジュエリーも、お買い上げ頂いたそのときがスタートです!こんな風に、ご自身で育てていってあげて下さい!そのときには新品時よりずっと素敵な顔つきになっているはずです。
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Before
After
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