先日も展示会からの帰り道に寄ったので、ふと。

 

過去にも本ブログで折にふれてお話ししていることですが、私・店長Dは洋服を買うのも着るのも好きですし、それを自分好みにお直しするのも大好きです。革靴などで必要な定期的に修理なども一切いといません。

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  • コラム:洋服の直し屋さんの誇りと矜恃。私物のテーラードジャケットの仕立て直しをお願いしに伺いました >こちらから
  • コラム:「オススメのお直し屋さんはどこ??」というご質問に対してお答えするなら・・・ >こちらから

パンツだけ見てもどれだけお直しに出したか・・・本当に数えきれません。ある1本のパンツだけで4~5回持ち込んだものもあるような・・・笑。

たとえば、まず丈詰めをして、次にシルエットを変えて、変わったシルエットにふさわしい丈に詰め直して、丈を詰めたらアタリがなくなったので裾先にダメージを入れて・・・という具合です。毎回「一度にできれば」と思うのですが、一つのお直しが仕上がってみないと次の問題が分からないので、段階的にしかできないんですよね・・・汗。

 

年齢や好みの変化で着なくなった服には「お直し」を

インタレストというショップをオープンしているくらいなので、私の洋服たちもとても物持ちが良く、今の年齢になると10年物/15年物も増えてきていているわけですが、「つくりや雰囲気は好きだけど、年齢や好みの変化で形やディテール・シルエットなどがちょっと・・・」というアイテムも同時にどんどん増えていきます。

そういう洋服たちと向き合ったとき、なるべく「思い入れ」などの私情は排して、「着ないから処分する」か「着られるようお直しを入れる」ことにしているのですが、特にこの数年は後者のケースがほとんどになってきました。(処分すべき洋服は大概処分しきった感もあります。)

一例ですが、こちらの画像はもともとダメージ加工が入っていた膝部分が着用により実際に裂けてしまったのを修復した箇所です。クラッシュ加工で最初から裂けたデニムパンツが不定期でトレンドになるため、この手のお直しはプロにとっては日常茶飯の作業です。たいてい「1箇所=○円」という価格設定になっています。

 

 

まったく別の話ですが、つい先日、私が「(今自分が履いている)このデニムパンツの形、生地違いや柄違いであと3本くらい欲しいんだよね~。この形はもう間違いなく一生履く気がするわ~」と、本当に何気なくつぶやいたときのことです。

横にいたスタッフYが「買わずにお得意のお直しでどうですか?」と返してきて、「お得意のってコラ・・・ん??あ、う~ん、なるほど・・・」と我に返りました。当のYは「ええ・・・」と絶句し、「余計なこと言ったかな・・・」みたいな引きつった笑顔を浮かべていましたが。笑

その日の夜、早速家で「候補」と思われた何本かのパンツを採寸したところ、「これならいけそうだな」と感じたので(=蓄積した経験でふんわり分かります)、それらのシルエットをお気に入りのデニムパンツに似せるお直しを入れることを決めました。

もちろん、あるブランドのパンツのパターン(型紙)をコピーして営利目的に販売しようものならハッキリ違法行為ですが、過去に購入した私物を自分が履くためだけにお直しすることは何ら問題はありません・・・というより、それはむしろ尊いことです。

今回は、「灯台もと暗し」状態だった私に重要な「気づき」を与えてくれたYに感謝ですね。

 


 

「メンテナンスや修理を依頼した」という経験・知識は蓄積されていく

ちなみに、これは以前にもお話ししましたが、洋服のシルエットのお直しでは「これに近いシルエットにしたいんですけど」と、お直し屋さんにモデルになるアイテムを持参し、そのまま預けてしまうのが吉です。「できるかどうかまったく分からない」という未経験の方はもちろん、私のようにふんわり分かるという方でも同様です。

プロのお直し屋さんであればその場で可能・不可能を判断してくれますし、可能である場合は二つ返事で引き受けてくれます。過去に何度も似た依頼をして完璧に上げてくれた実績があるので、あとは安心して仕上がりを待つだけです。

さらに、そのときに「今は持ってきていないんですけど、○○のようなことってできますか?」と質問したりすると、可能・不可能の印象とおおよその見積もりもくれたりするので、やはりお直し屋さんの店頭に足を運ぶことはとても大きいと思います。

そして上でも少し触れましたが、洋服や革靴のメンテナンスや修理を依頼したという経験や知識は、自分自身にも積み上がっていくという点がとても重要です。処分せざるを得ない洋服と、そこそこの投資で再び着られるようになる洋服とが、事前にある程度分かるようになっていくのです。

 


 

私は壺草苑の私物染めオーダーもたくさん利用しています。これはある意味パンツのお直しなどよりもスゴくて、場合によっては「捨てようと思っていた」くらいの状態の洋服が、まるで新品のような表情になって帰ってくることもあります。これは大げさでなく、経験者の偽らざる実感として本当にそうなのです。

「捨てようと思っていた」くらい着まくっていた洋服ですから、当然ながら初めたあとは再びレギュラーに復帰して大活躍してくれます。

 

素材とつくりの良いクオリティの高い洋服を買って、メンテナンスや修理を重ねながらそれを長年着続けるという「洋服の楽しさ」を、様々な観点からご提案できるショップを目指して、私たちインタレストはこれからもたくさんのことを考え、経験し、そしてお客様皆様にお伝えしていきたいと考えております。

 

 

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