こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。
本日は、シリーズ｢お客様の壺草苑｣。今季18AWに頂いた壺草苑のパーソナルオーダーの一部をご紹介いたします！
昨日のブログ記事でご案内いたしました通り、12月9日(日)までの期間限定で、壺草苑19SSのパーソナルオーダー(＝ご予約)を承っております。
本日ご紹介するアイテムの中には、通年物のワンピースやスカートもございますし、今までになかった｢お客様にお好みの裏地をご用意頂いて制作した藍染めのコート｣という、最新の取り組みをご覧頂けます。
ぜひ以下をお読み頂きまして、パーソナルオーダーのご参考にして頂けましたらと思います！
1，ウール麻ヘリンボン･立ち襟コート 3種 (裏地お持ち込み)
このコートは半年前の受注会のときに、｢このコート、裏地を変えることってできるかしら？｣という、あるお客様のアイディアから生まれました。私たちには思いも寄らない初めてのケースだったので、壺草苑の企画担当の塩脇さんに相談したところ、｢できます！｣という回答をもらえたので、必要な生地の長さや幅を聞いて、お客様それぞれにお好みの裏地をご用意頂いたのでした。
まずは1点目のコートです。形は今季の新型で、すらりとしたシルエットですが実際の身幅･袖幅はたっぷりで着心地抜群です。染めは濃濃藍染めで、藍染めの光沢が美しくあがっています。ウール×麻の生地なので、あたたかいのに軽いんです。
ボタンは鹿の角で手作りされています。それをさらに藍染めしていて、味わいのある仕上がりです。
そして、裏地はお客様にお持ち込み頂いた生地で制作されています。繊細な鳥や植物の柄、そしてこの光沢がとても良い雰囲気です。着ているときは見えませんが、脱ぎ着したときだけ見えるお洒落です。｢藍染めのコート｣というだけでも珍しいのに、お客様お好みの裏地をつけさせて頂いて、完全に一点もののコートとなりました！
同じ形で同じ濃濃藍染めの、2点目のコートです。前を開けるとこんな女性らしいシルエットになります。
こちらのコートでは、裏地はあざやかな鳥の羽の柄です。こちらも素敵ですね！実は、様々な裏地を取り扱っているお店はとても少なくて、今回は、お客様から目や手や足をつかって様々な情報を頂いて、やっとこうした裏地を購入できるお店を発見したのでした。本当にありがとうございました！
最後のコートは、同じ生地で、染めは濃まだら染めです。｢よく見ないとわからないくらいの濃いまだら染めにして下さい。｣と工房にお願いをしたところ、イメージ通りの格好良い仕上がりです。
こちらのコートでは、深いグリーンの裏地です。裏地も格好良く落ち着いた上品な雰囲気で、様々なシーンに合うコートとなりました！
そうそう、時々こんなふうに袖先を折って、裏地を見せて着てもお洒落ですね♪
2，重ねワンピース(袖丈調整)
こちらは春夏にもバッチリ着て頂けるコットン100%のワンピースです。からみ織りの柄が入った今季の新生地で、この通り藍染めがあざやかに映えます。軽くてやわらかくて、気持ち良いんです。
このワンピースの特注ポイントは袖丈です。元々五分丈くらいだった袖丈を、20cmくらい伸ばして制作してもらっています。お客様のお好みの着方に合わせてこうした調整ができることが、パーソナルオーダーの醍醐味だと思います。
それにしても、この｢白残しまだら染め｣の美しさ。濃淡があざやかで、花柄のようで、きれいですね。今オーダーを頂くとちょうど来年の春夏シーズンに合わせてできあがりますので、ぜひご検討下さい！
3，重ねスカート(バックポケット追加)
こちらのスカートも、同じ生地×同じ染め(＝白残しまだら染め)がメインとなるオーダーです。内側のスカートが少し長くなるように制作された二枚のスカートです。このように重ねて履いても、それぞれを別々に履くこともできます。
からみ織り×白残しまだら染めの美しさ。そして、裾からのぞく同じ染め柄のパイピングがとても粋ですね♪
このように、下のスカートだけでも｢ホワイトのスカート｣として履けるように制作されています。裾とウェストの染め柄が効いていますね。
そして、ここからが最大の特注ポイントです。後ろについたこの二つのポケット。サンプルは真っ白なスカートでしたが、半年前の受注会で｢後ろにポケットをつけられますか？｣というお客様のご相談を頂き、塩脇さんに聞いたら｢できます！｣ということだったので、完全に特注のスカートとして制作してもらいました。実は、ウェスト部分の染め柄もサンプルより数cm太くしてもらっています。
ポケットの染め柄は、外側のスカートやパイピングと同じ白残しまだら染めで。とてもかわいいスカートになりました･･･！
4，ウール天竺･ハイネックプルオーバー(定番アイテムもお好みの染めで)
大定番の人気アイテムなのに、普段店頭には入荷しない(＝予算の関係で入荷できない･･･涙)というアイテムもたくさんございます。そうした定番アイテムを、お客様のお好みの染め柄で確実に手に入れて頂けるのも、パーソナルオーダーの強みです！
こちらは販売会ではほぼ必ず完売する大人気のウール天竺生地のプルオーバーです。オーナー様のご希望で、斜めに濃藍染め→中藍染めへと淡くなるグラデーションを入れてもらいました。
美しい光沢があがり、なめらかで軽くあたたかい生地感です。定番アイテムで思い通りの染め柄のものをとなると、なかなか手に入りづらいので、ぜひパーソナルオーダーをご活用頂けましたらと思います！
5，番外編(お客様私物の藍染め)：藍染め＋松煙染めの色味をお楽しみ下さい！
最後に、パーソナルオーダーではありませんが、当店で男性･女性を問わず人気の｢藍染め＋松煙染め｣をご紹介させて頂きます。この｢藍染め＋松煙染め｣もパーソナルオーダーでお選び頂けますので、ぜひご参考になさって下さいませ。
こちらはお客様の私物のシャツを、濃藍染めした後に｢松煙染め｣をしたものです。｢松煙染め｣とは、松を燃やした｢すす｣をつかって染める技法で、藍染めよりも黒く、でも漆黒ではない、深みのある良い色が出ます。
ネイビーのようなグレーのような、何とも言えない良い色味で、この色のとりこになってしまうお客様も多いです。こちらのシャツは、元々ストライプ柄が入った白シャツだったので、うっすらとその柄が見られます。きっと洗濯を重ねるうちに松煙染めの黒みが薄くなり、藍染めの青みとストライプ柄が浮き出てくるような、おもしろい経年変化を見せてくれることと思います。
当店オンラインストア内にある｢お客様の壺草苑｣というページで、より多くの画像などをご案内しております。よろしければご参考になさって下さいませ。
●当店オンラインストア内 ｢お客様の壺草苑｣ ＞こちらから！
オーダー受付締切日(12月9日)までの間、多くのお客様からのお問い合わせとパーソナルオーダーを、そして受注会会期中のご来場を心よりお待ちしております！
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