The 1975 – thank u, next (Ariana Grande cover)

 

実は昨日の話なのですが、いよいよ待望のニューアルバムリリースを3日後に控えるThe 1975がBBC Radio1の名物コーナー”Live Lounge”で、おそらく2年ぶりくらいに公の場で演奏すると知り、かつ現地時間12:00頃(=日本時間21:00頃)と運良く聴ける時間だったので、仕事をしながらラジオを聴いて待っていました。(こういうとき、世界中のラジオ局に簡単にアクセスできるインターネット環境の恩恵を実感します。)

フロントマンのマシュー・ヒーリーが「(久しぶりなので)僕たちにとっても大きな仕事なんだ」とおどけて話したその”Live Lounge”で披露されたのは全4曲。そのうち3曲はもちろんニューアルバムからの先行シングルたちで、世界中のファンと同様、これら自体ライブの演奏を聴くのは初めてだったので半袖Tシャツになっても汗をかくほど興奮しましたが(笑)、それ以上に、まさに飛び上がるほどにビックリしたのが、このAriana Grandeのカバーが演奏されたことです。

この”thank u, next”、まさに先週の今日、この休日コラムでアップしたその曲なのです。

この”Live Lounge”には世界中の名だたるミュージシャンが出演していますが、それぞれ初披露のカバーソングが演奏されることで有名です。今回も何らかのカバーソングが聴けることは分かっていて、また今回はDJが「どんな曲を歌ってくれるの?」と聞いたときにマシューが「”gratitude”についての曲だよ」なんていうやり取りがあって、Gratitude・・・「感謝」・・・んん??なんて、ちょっとだけ予感めいたものがあったのですが、イントロを聴いて「うわ~!」と雄叫び&全身鳥肌。笑

まいりましたね~。めちゃくちゃステキです。ファンの目線なしでもとんでもなく素晴らしいカバーだと思います。以前Justin Bieberの”Sorry”をカバーしていたときも感じましたが、名曲たる原曲のイメージが吹っ飛ぶくらい、完全無欠の1975節にアレンジされていて圧巻です。Ariana Grandeによる原曲のポップでダンサブルな「昔懐かしのR&B」が、グルーヴィーでソウルフルなエレクトリックナンバーに様変わりしていて、この曲がアルバムに収録されていなくていいのかと思うくらいのクオリティです。

DJが”That’s the answer, everyone!”と言ってコーナーを締めたあともしばらく放心で、家路についたのは日本時間22:00頃になっていましたが、本当に幸せな数十分間でした。

 

 

さて、自制しないと休日コラムが毎週The 1975になってしまうというくらい、この半年間はトピック満載でした。ニューアルバムは3日後の11月30日発売ですが、この日のブログ記事でご紹介したファーストシングルを含めて、既に先行シングルが5曲リリースされています。

この5曲それぞれのベクトルがバラバラ、しょっちゅう変わるマシューの髪の色ばりに相変わらずのカメレオンぶりで、しかもそのそれぞれの完成度がきわめて高く、何百回聴いてもまったく飽きません。曲のリリースの数ヶ月後にミュージックビデオもリリースされていて、そのできも出色。以下に貼り付けておきますので、ご興味がありましたらぜひ「見て聴いて」みて下さい。

それにしてもホント、もうこれ以上好きにさせないで・・・笑。

 

The 1975 – It’s Not Living (If It’s Not With You)

マシューいわく、”I think it’s the 1975-iest 1975 song since The 1975 debut record”。最後の先行シングルは、ファンからすると「待ってました」の1975ソング。

*こちらは最新シングルでミュージックビデオは未リリース(2018年11月末時点)。ちょうどLive Loungeの映像がアップされていたのでこちらで。

The 1975 – It's Not Living (If It's Not With You)

 

The 1975 – TOOTIMETOOTIMETOOTIME

個人的にちょっと別格という1曲。過去にこの曲に似た曲を聴いたことがないし、ジャンルもまったく分からない。聴いていると自然に身体が動き出す、すぐれて動的なサウンド。バンドからの呼びかけに応じて集まったファンと一緒に撮影したというミュージックビデオの多幸感もステキ。

The 1975 – TOOTIMETOOTIMETOOTIME

 

The 1975 – Sincerity Is Scary

今までにはなかった雰囲気の、ジャジーでアナログなナンバー。ず~っと味がなくならないガムのような、クセになる魔法の味。ミュージックビデオがラブリーすぎてもだえる。

The 1975 – Sincerity Is Scary (Official Video)

 

The 1975 – Love It If We Made It

歌詞もメロディも歌唱も強烈。現代・現状に対する絶望・失望・憎悪・嫌悪を並び立てる中で、「そんな世の中で俺たちが何かを成し遂げられたら最高じゃないか」と叫び続ける。カッコ良すぎて卒倒。

The 1975 – Love It If We Made It (Official Video)

 

The 1975 – Give Yourself A Try

先行シングル5曲を聴くと、いろいろな意味で、この曲がファーストシングルだったことが理解できる。きっとアルバムを聴くともっとそう。

The 1975 – Give Yourself A Try

 

No Rome – Narcissist ft. The 1975

最後に番外編で、同じインディレーベルに所属している「弟分」的なミュージシャンであるNo Romeの1曲に、フィーチャリングアーティストとして参加したナンバーを。バンドとしてクレジットされているので、サウンドメイキングとレコーディングにはメンバー全員が参加しているとみられる。この曲もシビれるカッコ良さ。

No Rome – Narcissist ft. The 1975