シナリオアート 『ナイトフライング』Music Video

 

この曲、(彼らのことを知らないなら)まずは映像を観ないで、耳だけで聴いて頂けると、あとでそれを観たときにいろいろビックリされかもしれません。

私も、確かラジオで流れていたのを聴いたのが最初だったと思うのですが(当然「耳だけ」)、それだけでも何度も「おお~」と感じたんです。

まずは、ここまで純粋な「男女のツインヴォーカル」というだけでも相当レアですよね。(どちらかがリードヴォーカルというわけではなさそう) 加えて、その男声(細めで中性的&ハスキー)と女声(ガーリーで強く&良く通る)のツインヴォーカルの相性が、まるで一体としてつくられたように見事なマッチングだなあと。

それで気になっていよいよスピーカーの前に移動して(←本当にやってます 笑)ちゃんと聴くと、演奏もサウンドもバッチリカッコイイ。たくさんの音の粒が乱舞するサウンドは個人的にとても好みですし、曲全体のメルヘンな雰囲気も良い感じ。ツインヴォーカルのハーモニーと演奏、特にブリッジ~間奏~終盤とか聴かせてくれます。

でもこの時点では、彼らがいったいどんな構成のミュージシャンなのか分かりません。バンドなのか、二人組のヴォーカルユニットなのか、あとは何らかのユニットのいわゆる”featuring”企画なのか、とか。

 

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それで後日、この映像を見つけて観たわけです。(*以下、ネタバレ的な感じかもです。)

まず何よりギョッとさせられたのが、ドラムセットの前に座っているのが花柄ワンピースを着た華奢な女の子だったこと(笑)。カーペンターズのような曲調ならまだしも、ドラムをめった叩きしながらこの女の子が歌うというシュールな、でも逆説的にこれがまたとってもキュートな絵に目が釘付けになります。

でも、この事実を知ってから耳を澄ませてみると、確かに、この曲のドラミングには良い意味での「軽さ」がありますよね。めった叩きしているのですが、重々しくなく、軽快。これが「女性らしさ」のなせる業だったのですね。

あとは、男性(ヴォーカル&ギター)、男性(ベース)、女性(ヴォーカル&ドラムス)というスリーピースバンドだったというのも少なからず衝撃的でした。ラジオで聴いたときは、「5人組くらいのバンドかな」というのが予想の最有力候補でした。あ、でもそうか、ドラムを女性ヴォーカルが叩いて、ギターを男性ヴォーカルがリードして弾いてるのだから、実質5人組のサウンドでもおかしくないですよね。笑

さらに、繰り返し聴いていると、歌詞もとっても良いなと感じます。とてもシンプルでまっすぐな「音楽が世界を救う」というメッセージで、音楽好きの私からすると共感できる内容。とても好きです。特に終盤、男声と女声が掛け合うシーンには結構グッときます。

 

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私は「純粋に音楽(だけ)を聴きたいがために、演奏するミュージシャンのことは深くは調べない」という、謎のポリシーを持っているので(笑)、彼らのことはこの記事を書いている今もよく知りません。今はふんわりと、このツインヴォーカルに聴き惚れている感じです。

ただ、その代わり、すぐにアルバムは買いました。これがメジャーデビュー後のファーストアルバムだということも知りました。これからしばらくかけて、じっくり聴いてみたいと思います。

そうそう、「この女の子、ライブでもこのドラミングの中で歌なんて歌えるの」と思われるかもしれませんが・・・↓ ↓ 思わず「すげ~」と声が漏れましたよ、ええ・・・笑

シナリオアート『スペイシー』 [2014.9.18@代官山UNIT]