こんにちは、インタレストです。

昨日の日記に続きまして、本日も直近入荷しました(入荷速報はこちらの日記にて!)「インタレストのkokochi」5足より、それぞれまったく雰囲気が異なるCrazy Duck3足につきまして、たっぷりの画像とともに詳細にご紹介させて頂きます!

本日ご紹介する3足も店頭用にオーダーした靴ですので、デザインのお好みとサイズがピッタリというお客様がいらっしゃいましたら、2ヶ月間の制作期間を待たずに、これらそのものをその場でお求め頂けます!

P1460829

 

ところで、「まったく雰囲気が異なるCrazy Duck3足」と書きましたが、それはあくまで外見の問題で、デザインコンセプトは3足ともまったく同じです。

それはズバリ、「最高に履き心地の良いCrazy Duckを最高に肌当たりの良い革でつくる(=履き心地の良さの最大化)」というもの!とにかく足を入れた瞬間にご理解頂ける、圧倒的に快適な履き心地を最優先してデザインいたしました。

本日の日記では、「なぜCrazy Duckはここまで履き心地が良いのか」という点につきましても、私たちなりの理解としてご説明させて頂きます!kokochi sun3のオーダーをご検討頂く際に、ぜひご参考にして頂けましたらと思います!

P1460824

 

それでは以下、本日もたくさんの画像とともに、3足のCrazy Duckをじっくりご覧下さいませ!

 

——————

1,「Crazy Duck」(馬革ネイビー+ロウ・栗渋ソール)

kokochi sun3 Crazy Duck
価格(税抜き): 66,000円
デザイン: 馬革ネイビー(シボなし)+ロウ・栗渋ソール
サイズ: 26.5cm (普段27.0cmを中心に履かれる方にオススメのサイズ感です)

インタレスト限定の馬革ネイビーをボディに、そしてインタレスト限定のロウ・栗渋ソールを合わせてつくった、メンズサイズのCrazy Duckです。

昨日の日記では「馬革ネイビーの靴」としてご紹介したこちらのCrazy Duck。デザインやディテールにつきましては、昨日の日記をご参照頂きますとして、本日は「なぜCrazy Duckはここまで履き心地が良いのか」という点のキモにつきまして、私たちの理解としてご説明させて頂きます!
P1450857

 

Crazy Duckの圧倒的な履き心地の良さを実現している理由。おそらく特に重要な「キモ」は、次の2点だと考えます!

革靴のつま先には、その強度や美しいフォルムを保つために、硬くて「なじみ」も生じない「芯」が入っているのが普通です。ところが、Crazy Duckのつま先には、その「芯」が入っていないのです。そのため、履いたときのつま先まわりが他の靴では考えられないほどに快適かつ自由で、やわらかい革に包み込まれているような感覚が得られます。「革靴なのにつま先が気持ち良い」。このことが1点目の「キモ」です。
P1460047

そして2点目の「キモ」は、つま先から甲~さらにはスネの下にかけて、ライナーも張られていない一枚革でできているという、その構造にあります。裸足になったご自分の足のつま先からスネの下までの部分に、やわらかい革を一枚そっと乗せただけの状態をご想像下さい。極端な話、Crazy Duckの甲周りの気持ち良さは、それに近いものがあります。
P1460018

その甲回りの気持ちよさを極力保ちつつ、革靴として重要な「フィッティング」という機能を加えるため、シューホールが2つだけの靴ひもが付いています。私・店長Dは、当初「本当にこれだけでしっかりフィットするのだろうか」と疑問に思っていたのですが、初めてこの靴に足を入れてひもを結んだとき、それが杞憂であったと瞬時に認識しました。あとはもう、ただひたすらに、「なんて履き心地の良い靴なんだろう・・・」とウットリさせられるばかりです。
P1450989

このように、甲に当たる革はライナーも張られていない、正真正銘の一枚革でできています。ですので、今回新しく3足デザインするにあたり、この部分でつかう革を「肌当たりの良い革」にすることによって、「Crazy Duckならではの履き心地の良さ」を120%ご堪能頂けるはずと考えました。
P1460040

もちろん、Crazy Duckの履き心地の良さの理由は、その2点だけではありません!

P1450895

たとえば、このマッケイ製法で張られたレザーソールがあると思います。zanpanoらるごHSS-SLなどで採用されているグッドイヤー製法に比べて、レザーソールの「なじみ」や「返り」が早く上がるので、履けば履くほど、自分の足に寄り添うようにどんどんその形を変えていきます。
P1450995

ソールがマッケイ製法で張られているということ自体は、kokochi sun3の他の靴でも同じなのですが、Crazy Duckの場合、上記のように甲回りも寄り添ってくれるので、両者が相まってその「効果感」はさらに大きいと考えられます。
P1460015

そしてまだまだ、私たちの知っていること、あるいはまだ気づいてもいないことを含めて、たくさんの理由があるのだと思います!何はともあれ、ぜひ足を入れてみて下さいませ!そう、このCrazy Duckはフィット感がしっかりしているため、甲が低いという方でも自然に履いて頂けます!この点も、お話しし忘れてはいけない大きな魅力でしたね!
P1450917

 

——————

2,「Crazy Duck」(スエード・ホワイト+ロウ・ブラウンソール)

kokochi sun3 Crazy Duck
価格(税抜き): 64,000円(+ゴム張り分1,800円)
デザイン: スエード・ホワイト+ロウ・ブラウンソール
サイズ: 23.0cm (普段23.5cmを中心に履かれる方にオススメのサイズ感です)

爽やかなホワイトのボディを、光沢のあるブラウンのソールで引き締めるデザインにしています。(お買い上げ下さるお客様には、秋冬向けに靴の印象を引き締めてくれるブラウンのロウ引きひもをプレゼントいたします。)

普段はあまり登場しない革なのですが、実は「やわらかさ」や「肌当たりの良さ」という観点では、このスエードもたいへんオススメなのです!夏場に裸足で履いても、素晴らしく快適だと思います!

P1460670

このスエード・ホワイトと、次のインディ・キャメルのCrazy Duckも、デザインコンセプトの最重要項目は同じく「履き心地の良さの最大化」です。そのため、素材としてスエードを選んだのは紛れもなく、この革が抜群にやわらかく、そして肌当たりが良いからです。この靴、お嫁にもらって下さったら、ぜひ裸足でも履いてみて下さい。ビックリするほど気持ち良く履いて頂けると思います!
P1460686

色はやっぱりホワイトで!靴としてもなくてはならない定番色ですし、ホワイトでしたら起毛しているスエードでも春夏に履きやすい(むしろ、春夏にこそ履きたい!)という利点もあります。
P1460713

ひももソールの色味に合わせて、ロウ引きのベージュで。お買い上げ下さるお客様には、秋冬向けにダークブラウンのロウ引きひもをプレゼントいたします。(下で画像を載せております。)
P1460724

ハンドステッチはイエローにしました。ボディのホワイトにナチュラルに溶け込みつつ、でもチラッと主張もしてくれるという、微妙なニュアンスを期待しています。
P1460732

かかとのハンドステッチもイエローで。そう、このチラッと見える感じを目指したんです。内々の話ですが、本日ご紹介している3足にかかわるすべてのディテールで最後まで一番迷ったのが、このスエード・ホワイトのハンドステッチでした。実物が仕上がってきて、「イエローにして良かった!」と感激もひとしおでした。笑P1460756

遠目には見えないレベルのアクセントです。それこそが私たちの目指したデザインなのでした!
P1460777

 

一方、これはまったく迷うことなく即座に決めたデザインが、ソールで「ロウ・ブラウン」をつかうということでした!

P1460805

ホワイトのボディに合わせるソールですと、マット・キャメルやマット・ナチュラル、あるいはロウ・栗渋など、「ボディよりは濃いけれど、それ自体は濃すぎない色味」をつかうとバランスが良いということは承知しているのですが、常々「一度見てみたいデザイン」として考えていたのがこの組み合わせでした。
P1460818

この靴のデザイン上、最も大切にしたイメージは、「春夏だけでなく秋冬も履いて頂きやすい靴をつくる」ということです。ホワイトボディに対して明るい色味のソールを持ってくると「春夏の靴!」という表情になり、それはそれで明るく爽快で捨てがたいデザインなのですが、今回はあえて濃いめの色味のソールでキュッと引き締めていますので、秋冬でも「ホワイトのブーツ」として違和感なく履いて頂けるはずです。ぜひ一年中ご活用下さいませ!
P1460785

滑り止め+ソール保護のためのゴム張りをしています。(+税抜き1,800円です。)
P1460802

「秋冬にも履いて頂きたい!」ということで、ブラウンのロウ引きひもをプレゼントいたします!この画像で見るよりもずっと引き締まった表情になっていて、たとえばコーデュロイのパンツやウールのワンピースなどと合わせてもしっくりきそうです!良い雰囲気~♪ この靴もつくって良かった~!笑
P1460659

P1460664

 

——————

3,「Crazy Duck」(インディマット・キャメル+ロウ・ブラウンソール)

kokochi sun3 Crazy Duck
価格(税抜き): 64,000円(+ゴム張り分1,800円)
デザイン: インディマット・キャメル+ロウ・ブラウンソール
サイズ: 24.0cm (普段24.5cmを中心に履かれる方にオススメのサイズ感です)

私たちの頭の中では、Crazy Duckといえばまずはインディ(現在のインディマット・キャメル)という革が結びつきます。森田さんがCrazy Duckの初回ロットで一番につくったのが、このインディのモデルだったからかもしれません。

でもそれだけが理由というわけではなく、インディ(→現在のインディマット)という革が最初からしっとりとやわらかい質感で、それでつくられたCrazy Duckを裸足で履いたときビックリして、思わず足元を二度見してしまったくらい、履き心地が良かったからというのが大きいです。インディマットでつくったCrazy Duck、今度はレディースサイズですので、ぜひ女性の皆様にもお試し頂きたいです!

P1460508

私・店長Dが初めて履いたCrazy Duckがインディ(現在のインディマット)でなければ、きっとここまでこの靴に惚れ込むことはなかっただろうと考えています。このインディマットだからこその、あの圧倒的なまでの履き心地の良さなのでした。その意味で、このデザインもまったく迷うことなく、最初からオーダーすることを決めていました。
P1460510

でも、もし森田さんが「インディマット」という革をつくってくれなかったら、やっぱり他の革にしていたと思うのです。(「インディマット」の誕生秘話?についてはこちらの日記にて!) らるごzanpanoなどきれいめな靴ならともかく、Crazy Duckという100%カジュアルな雰囲気の靴では、革の表情自体は「マット」であって欲しいと感じていました。今回インディマットのCrazy Duckがつくることができて、そしてこうして皆様にご案内することができて、とっても嬉しく感じています!
P1460531

それにしてもこのインディマット、期待以上の風合いです!質感は間違いなく「マット」なのですが、元の革のクオリティが高いので程よくツヤも残っていて。そして、新品状態から感じられるウルウルっとした独特のやわらかさももちろん健在です。Crazy Duckという靴との相性は、申し上げるまでもなく抜群なのです!
P1460644

靴ひもはロウ引きのダークブラウンです。
P1460534

ハンドステッチは赤で。ボディのキャメルやソール・ひも・コバ塗りのダークブラウンと同系色でありつつ、かつしっかりとしたアクセントにもなってくれる色ということで、ここもまったく迷いませんでした。
P1460543

なんでしょう、インディマット・キャメルのCrazy Duckを見ていると、とっても安心感があります。笑
P1460575

P1460583

P1460590

 

ダークブラウンで「コバ塗り」をして、靴の表情にメリハリをつけています!

他の2足ではやっていないこととして、「コバ塗り」というオプション(随時・無料)をお願いしています。コバ塗り、簡単に申し上げれば、革の切れ目をダークブラウンで縁取りしてもらっているということです。
P1460553

たとえば、このつま先ですね。革を切りっぱなしにするとベージュなのですが、この靴はデザイン上しっかりとしたメリハリが欲しかったので、ダークブラウンに塗ってもらっています。
P1460624

切れ目の部分にはすべて、ダークブラウンを入れてもらっています。
P1460617

この画像は分かりやすいかもしれません。革の切れ目のダークブラウンと、ひものダークブラウンがとても良い雰囲気で重なり合っていますよね!
P1460632

足入れや「かかと」ももちろん。
P1460606

「ブラウン・ロウ」ソールの色味もダークブラウンなので、互いにナチュラルに重なり合います。もっとも、このデザインは森田さんが1年半前に最初につくったCrazy Duckそのままなので、私たちのアイデアというわけではありません。言うなれば、そのイニシャルモデル(メンズサイズ)をレディースサイズで再現したのが、今回つくったこの靴ということになると思います。この靴・このデザインを、女性のお客様にぜひとも履いて頂きたくって!
P1460603

滑り止め+ソール保護のためのゴム張りをしています。(+税抜き1,800円です。)
P1460615

 

——————

本日は以上です。

昨日は「あ~結局書いてしまったな・・・」という、ちょっとした落ち込みがあったのですが、今日は完全に開き直って「書くぜ~今日は書くぜ~!」という気持ちで書いたので、こうして無事に仕上がって爽快感があります。笑

Crazy Duck、これからインタレストの定番靴として、積極的に皆様にご提案させて頂きたいと考えております!まずはぜひ一度、店頭で実際に足を入れてみて下さいませ!その上でデザインは・・・ご存知の通り、無限の自由度がありますので、ゆっくり決めてまいりましょう!多くのお客様のご来店とお問い合わせを、心よりお待ちしております!

P1460847

P1460892

P1460896

 

 

 

<お問い合わせ>

  • 商品やその他のことについてのお問い合わせは、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡下さいませ。定休日に限らず24時間以内に必ずお返事いたします。
  • 24時間以内に当店からのお返事が届かない場合は、(1)ご入力頂きましたメールアドレスにお間違いがないか、(2)そのメールアドレスがPCからの受信を許可する設定にして頂いているか、をもう一度ご確認頂いた上、お手数ですが再度フォームよりお問い合わせ下さいませ。
  • 定休日(火曜日)以外であれば、お電話(03-6457-5360)でのお問い合わせが確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さい。