Sharon Van Etten – Your Love Is Killing Me

 

今、アメリカのミュージシャンではこの人が一番好きかもしれないです(もう1組候補がいますが、間違いなくどちらかです)。中でも昨年リリースされたアルバムの重厚さ・濃密さが尋常ではなく、心の芯を無造作にグイッと握られるかのような、身勝手で容赦のないパワーを感じます。その意味で、本日ご紹介しているこの曲がまさに象徴的なのですが、特にサビの「圧」のような、立体的な迫力が凄まじいです。

最初はバンドだと思ったのですが、実は女性のソロアーティストだということを知ってビックリしました(汗)。なんと骨のある音楽をつくるのでしょう。誤解を恐れずに申し上げると、あくまで私自身の感覚なのですが、この人のアルバムを聴いているときの精神状態は、マーラーの交響曲を通して聴いているときとほぼ等しいです。

全身を(あまり快適とはいえない感触で)なで回されるような。なで回され続けるような。「気持ちいい」わけではないのですが、でもやめられない。実に美しい音楽なのですが、「甘美な」というような生やさしいものではなく、緊張感のある刺すような美しさです。それがとんでもなくカッコ良くて。

昨年のアルバムは、私の人生のトップ10に入るかもしれないです。定期的に入れ替わる店頭のBGMで、もう1年近くずっとプレイリストに入り続けています(滅多にないことです)。既に数百回と聴いていると思いますが、まったく飽きない・・・どころか、どんどん魅力的に感じるようになってきています。

あ、でも、こんな重たげな音楽ばかりかかっているわけではないです!むしろこれが例外で、ほとんどは明るく軽快なポップミュージックですので、どうぞご安心下さい!笑

 

YouTubeをめぐっていたら、KEXP(アメリカのラジオ局)でのライブ映像を発見しました!話をしている姿を見るのを初めてですが、良い意味で「普通の女性」ですよね。音楽から想像するに、もっと強烈な(?)パーソナリティを持っていても不思議ではない感じですが。いいですね~!ますます好きになりました。(それにしても、気に入ったミュージシャンのライブ音源を探すと、驚くほどしょっちゅうこのKEXPにたどり着きます。こういうラジオ局、日本でも生まれないかしら・・・)

Sharon Van Etten – Full Performance (Live on KEXP)