<メンテナンスガイド>雨で内側&インソールまでグッショリ濡れてしまった革靴のケアの仕方です!

こんにちは、インタレストです。

今回はご紹介するのにちょうど良いシーズンということで、「雨でビショビショに濡れてしまった革靴のケアの方法」についてご案内いたします!

本日の神楽坂は梅雨に入ってから一番強い雨の日となりました。今日のように前日から「明日の降水確率は100%です」ということであれば分かりやすくて良いのですが、特に梅雨が明けてからはスコールのシーズンに入り、本来は濡れるはずでなかった革靴がビショビショに・・・なんてことも当然あると思います。

・・・そう、ちょうど4年前のある夏の日のように。この日、スタッフYはほんの10分くらいの用事のために外に出ていったのですが、当然のにわか雨に打たれて、外側は画像1枚目のように、内側は画像2枚目のように、私物のkokochi sun3 zanpanoをグッショリ濡らしてしまったのでした。ただし、慌てることはありません。仮に画像2枚目のようになっても、適切にケアをしてあげれば、また元通り普通に履けるようになりますので♪
  

 

雨で内側&インソールまでグッショリ濡れてしまった革靴のケアの仕方、これまでも断片的には何度かお話ししてきた内容なのですが、以下にて改めてまとめてみました。ぜひご参考になさって下さいませ!

 


 

★「適切なケア」といっても、特別なことは一切ありません!

グッショリ濡れた革靴のケアで、何よりも一番大切なことは、ゆっくり&ジックリ、そしてしっかり乾かすことです。風通しの良い日陰に、1週間ほど置いておきたいですね。その際、直射日光と強い湿気は避けたいです。前者はヒビ割れや色褪せ・変色などの原因に、後者は生乾きやそれによるニオイやカビなどの原因になるリスクがあります。

1週間程度(=このときは実際には10日間くらい)乾かした状態がこちらです。見るからにカピカピで、このまま放っておいたら風化してしまいそうな顔つきですね。笑

 

★ゆっくり&ジックリ、しっかり乾かしたあとは「いつも通り」です♪

まずはモウブレイの「デリケートクリーム」(=基礎化粧品)で表皮をやさしくケアしてなじませたのち、この靴であれば同じくモウブレイの「クリームナチュラーレ・ニュートラル」(=ファンデーション)あたりでお化粧してあげます。カラカラに乾いた状態から始めるので、いつもよりデリケートクリームのプロセスが重要です。丁寧になじませてあげて下さい。

ブラッシングは革靴のケアの「基本の『き』」。ケアを始める前にブラッシング、デリケートクリームを入れてブラッシング、クリームナチュラーレを入れてブラッシング、日々のケアでも帰宅後ブラッシング、です。インタレストでは現在、利便性と費用対効果の観点からコロニルの「馬毛ブラシ」をオススメしています。

当時は革ひもをつかっていたので、これにはシダーウッドオイルの入ったコロニルの「1909シュープリームプロテクトスプレー」を振っておきます。(靴ひもは種類を問わず消耗品なのですが、革ひもは定期的にオイルを入れてあげるとより長持ちします。)

雨に濡れたときに最も大きなトラブルになる可能性があるのは、実はレザーソールの靴底です。(腐らせてしまうと、最悪オールソール交換などの大がかりで高価な修理が必要になるリスクがあります。) ゴム張りをしていれば特に問題はありませんが、こうしてレザーソールのまま履いているときは、雨の日に履き始める前にコロニルの「ソールトニック」を入れてソールを事前にケアしてあげて下さい。逆にいえば、このケアさえやっておけば、雨の日でもレザーソールの革靴を問題なく履いて頂くことができるのです。私・店長Dはゴム張りはしませんので、このケアは必須です。

 

カラカラに乾いた状態(BEFORE)とケアをしたあとの状態(AFTER)です!

ケアをしたあとはしっとりつややかに、まるでグッショリ濡れたことがウソのように仕上がっています。雨に濡れた革靴、悲観せず落ち込まず、冷静に丁寧にケアしてあげて下さいね!

BEFORE

AFTER

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★革靴の傷みが強くなってきても、実は「まだまだこれから」なのです♪

ちなみに、上でお話しした濡れた状態からのケアののち1年後くらいでしょうか。このzanpanoは「リフレッシュ」の名の下で、さらなる大変身を遂げています。そのときの様子は以下の日記記事にて詳細にご説明していますので、ご興味がおありでしたらぜひご一覧下さいませ!「裏技」のようなネタなのですが(笑)、今もたいへん多くのアクセスを頂いている記事です♪

(2015年6月22日付記事) メンテナンスガイド:履き込まれて着用感のある革靴でも、このような方法で「リフレッシュ」できるかも?! >こちらから!

 

「これは結構傷んでしまったな・・・」と感じたとしても、それでもその靴を諦める必要なんて一切ありません。諦めるどころか「まだまだこれから」なのです・・・!「雨でグッショリ濡れた」ことなど、そもそも傷んだうちに入りません。

そしてこのように「手を掛けて育てて楽しい!」という点こそが、革靴をはき続けることの最大の魅力だと、私たちインタレストは考えています。そのためのサポートも引き続き積極的にしてまいりますので、ぜひお気軽にご相談下さいませ!

 

BEFORE 「リフレッシュ」
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AFTER 「リフレッシュ」 >詳細はこちらの記事にて♪
P1510974

 


本日は以上です!

目下の梅雨のシーズン、そしてこれからやってくるスコールのシーズンに、ぜひご活用頂けましたらと思います!

インタレストは明日ももちろん通常営業です!多くのお客様のご来店とお問い合わせオンラインストアのご利用を、心よりお待ちしております!

 

モウブレイ「デリケートクリーム」 >オンラインストア

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コロニル「馬毛ブラシ」 >オンラインストア

コロニル「1909シュープリームプロテクトスプレー」 >オンラインストア
コロニル「ソールトニック」 >オンラインストア
 

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