<メンテナンスガイド>5年間ハードに履かれたkokochi sun3「MUKU(鹿革イエロー)」にお化粧を♪ 補色ケアできれいになりました!

こんにちは、インタレストです。

本日の日記では久しぶりに、kokochi sun3の靴をケアしたときの「BEFORE/AFTER」の画像をたっぷりご覧頂きたいと思います!

こちら、普段は当店スタッフHが履いている私物のkokochi sun3「MUKU」(鹿革イエローの5年物)です。この5年の間、デリケートレザー(←鹿革)であるにもかかわらず、雨でビショビショにされたり(←!)本来はつかわないクリームでケアされたり(←!!)、さらにはそれらによって付いたシミを消すために試用した(←?!)クリーナーでさらにシミになったりと(苦笑)、これは実は耐用実験も兼ねてあえてハードに扱われているため、全身傷&シミだらけになっています。

(私たちが普段こうした経験を積んでいるからこそ、お客様皆様には適切なアドバイスを差し上げることができております。)

 

でも、これはいつもいつもお話ししています通り、「見た目」では傷&シミだらけだからといって、このMUKUの「靴としての機能」が致命的に劣化したわけではまったくありません。というより長年人に履かれ続けたことで、新品時とは比較にならないの「履き心地の良さ」を味わえるように、むしろ「成長」しているのです・・・!

「革靴は足を守るための道具」なのですから、足の代わりに傷が付いていくことは当然のことです。このMUKUは通常と比べてもかなりハードに扱われているので、それこそ「かすり傷」は山ほどありますし、その一部では銀面(=革の表皮)が破れてしまっていますが、「靴としての機能」=「足を守るための道具」としてはもちろんこれからもまだまだ現役で活躍してくれます。

 

このMUKUに限ったことではありませんが、私たちのこうした耐用実験に付き合ってくれているあらゆる私物たちに対しては感謝の気持ちでいっぱいで、年々それらに対する愛情は深まっていくばかりです。それなので、「靴としての機能」と「靴の見た目」は必ずしもリンクしないということとは別の次元で、後者の「見た目」についても私たちの技術の及ぶ範囲できれいにしてあげたいと思うのです♪

そういうわけで、本日はこのMUKU(鹿革イエロー・5年物)に「お化粧」をしてあげた(←今回のケアはこの表現がピッタリです♪)、そのBEFORE/AFTERをご覧頂けましたらと思います!

(実は向かって左が「AFTER」、同じく右が「BEFORE」です。この画像だと思いのほか分かりにくい(汗)・・・ということで、本記事の一番下でたっぷり画像を掲載しております。ぜひこのままお読み進め下さいませ~!)

 

それでは以下、今回のケアの概要・つかったケアグッズ、そしてケアの「BEFORE/AFTER」についてご覧下さいませ!

 


 

★今回のケアの概要とつかったケアグッズにつきまして

さて、今回のケアは、以前ご案内した以下の2つ記事とまったく同じ方法で行っています。ともにかなり詳しくご説明しておりますので、具体的なケア方法につきましては、これらの記事をご参照下さいませ。

  • (2014年12月17日付日記) MUKU(鹿革キャメル・USED)の補色ケアのご説明 >こちらから!
  • (2015年12月16日付日記) たいこのおと(牛革ブラウン・USED)の補色ケアのご説明 >こちらから!

 

今回もいつも通り、インタレストで販売している一般的なケア用品しかつかっておりません。(「慣れ」以外の特別な技術も必要ありません。) 具体的には、以下の5点をつかっています。

1, M.モウブレイ「ステインリムーバー」:2,000円+税 >オンラインストア

お化粧する前の基本中の基本、それはクレンジングです。これまでの汚れや残ったクリームを落とすために、このクレンジングリキッドをつかいます。鹿革イエローはデリケートレザーであるため、水性であるこの「ステインリムーバー」の安心感がことさら大きいです。
 

2, M.モウブレイ「デリケートクリーム」:1,000円+税 >オンラインストア

インタレストでは、いつもは乳液や美容液のような基礎化粧品のような用途でご案内しているこのデリケートクリーム、鹿革のようなデリケートレザー、すなわちシミになりやすいレザー相手には仕上げクリームとしてつかいます。(理由はごくシンプルで、このクリームではシミになりにくいからです。) クレンジングしたあとにこのデリケートクリームをアッパー全体に薄く塗り込み、それが終わったら下の補色ケアにすすみます。

3, M.モウブレイ「シュークリームジャー(ライトブラウン)」:900円+税 >オンラインストア

革靴の仕上げクリームとしても優秀な有機溶剤入りの乳化性クリームですが、本日のケアでは主に色入れ用、つまり補色剤としてつかっています。ちなみに、鹿革イエローはやまぶき色の色味ですが、必ずしもその革の色にピッタリ合わせた色のクリームが必要というわけではありません。ではどのような色のクリームをつかうと良いのか・・・ということについては、ぜひ店頭でご相談下さいませ。今回のケアでは、このライトブラウンをつま先を中心に薄くなじませていきます。

4, M.モウブレイ「シュークリームジャー(ライトブラウン)」:900円+税 >オンラインストア

こちらも補色剤としての利用です。一目瞭然で鹿革イエローよりもはるかに濃い色なので、ごく少量ずつ、ゆっくり&慎重につかいます。靴の見た目にメリハリを付けるために、アッパーと天然ゴムソールの境目を縁取るように塗り込み&ならしていきます。

5, コロニル「馬毛ブラシ(ブラウン)」:1,500円+税 >オンラインストア

革靴のケアではこれがないと始まりません。その「基本の『き』」ことブラッシング。鹿革は表面がしなやかなので、当たりがやわらかい馬毛ブラシをつかうのが良いと思います。ブラッシングで塗ったクリームをなじませて完成です。

 


 

★5年物「MUKU(鹿革イエロー)」の「BEFORE/AFTER」をご覧下さいませ♪

それでは以下にて、お化粧できれいになった5年物のMUKUをぜひご覧下さいませ!

パサパサ&ガサガサだったのがしっとり&つややかになっているので、もちろん靴も喜んでくれているように見えますが、同時にお手入れした私たちの気持ちもほっこりするのです~♪ これからも一緒にがんばろう~!

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本日は以上です!

インタレストのモットーは「買ったときがスタート」。洋服も靴もジュエリーも、長年かけてゆっくりジックリ、そして何よりワクワク楽しく育てていって頂けましたらと願っております!

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