こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。
年に2回開催している壺草苑販売会の際に、「お客さま私物の藍染め(→詳しくはこちらやこちらにて)」のオーダーを承っております。本日は、「壺草苑に藍染めしてもらった私物を洗濯したときの模様」をご紹介いたします。
ご紹介するのは、濃濃藍染めしてもらったカシミヤ100%のセーターです。ウール系の繊維は綿麻に比べると色の定着がしづらい、藍の染液をすぐにダメにしてしまう・・・といった話を聞いておりましたし、壺草苑が選び抜いた生地をつかった洋服とは異なるため、藍染め後の初回の洗濯は、いったいどんなことが起こるんだろう・・・とドキドキ(ワクワク?)していました。
結論としましては、ほぼ色落ちなく、簡単に洗濯が終わりました。以下ではその洗濯の模様をご案内させて頂きます。
今回の洗濯を通じて、壺草苑の藍染めアイテムのケアのしやすさについて、安心感がさらに高まりました。店頭に入荷している選りすぐりの壺草苑のアイテムたちも、ぜひお手元にお迎え下さいませ!
藍染め後の初回の洗濯は、ほぼ色落ちなく終わりました。
今回洗濯するセーターは、この日の日記でご紹介した、5番単色で染め上げたカシミヤ100%のセーターです。実は、こちらは私物のヴィンテージのセーターを壺草苑で染めてもらったのでした。
前身頃の柄は見事に消えていて、見事な「褐色(=かちいろ、赤みが差した濃藍色)」が出て、とても驚きました。素材によっても藍の状態によっても色の出方は異なるのですが、このカシミヤは藍との相性が良かったようです。冬になると、時々店頭で着ています♪
さて、このセーターを洗濯いたします!初回の洗濯ということもあり、今回は手洗いです。以下では、おしゃれ着洗い用の洗剤を混ぜた水に漬けています。もっと丁寧に洗う場合は、ネットに入れても良いと思います。
水に少し藍の色が出ています。おわかり頂けますでしょうか?
画像1枚目が、セーターを漬け込み洗いしたときの水です。画像2枚目は、その後軽く脱水して、すすぎをしたときの水です。ほんのり藍の色が出ていますが、それはほんのわずかで、ほとんど色は落ちませんでした!
壺草苑では、染め上げた後に4日間、水洗いと天日干しを繰り返してから納品しますので、このようにほとんど色落ちしないんです。もちろん、灰汁発酵建という、天然原料だけをつかった江戸時代から伝わる方法で藍染めを行うことが前提です。
平干しの後、ハンガーに掛けたときの様子です。室内で携帯電話のカメラで撮影したため、本来の色は出ておりませんが、洗濯前と色の変化はありません。カシミヤのニットも、これだけしっかり染まり上がって、洗濯も簡単に済むということに、改めて驚きました。これで毎年、安心してがんがん着られます♪
壺草苑のアイテムの一般的な洗濯の方法につきましては、以下の記事をご参考にして頂けましたら幸いです。
(2016年5月25日付日記) お役立ち小話:壺草苑の洋服(私物)を家で洗濯してみました♪
壺草苑のアイテムは、こちらのページでご案内しておりまして、通信販売でもお求め頂けます。店頭でのお嫁入りも早いブランドですので、ぜひお早めにご利用&ご検討下さいませ。
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