こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

本日は、「ウールなどの動物性繊維のニット製品」は、必ず「おしゃれ着洗い用の洗剤で洗いましょう!」というお話です。

このことはほとんどの方にとって当然で、釈迦に説法だと思うのですが、実は私自身が、先日洗剤を誤ったために、6~7年物のニットをガツンと縮めてしまうという大失敗をしてしまいました(汗)。

あまりに見事に縮んでしまったため、むしろ不思議に思ってそのメカニズムを確認したり、縮んだニットを無理矢理伸ばすという試行錯誤をしてみました。結果としては元通りにはならなかったため、「とにかく洗剤は間違えないで下さい…!」というのが本日の結論です。><

 

以下、言ってしまえばひとつの失敗談なのですが(汗)、反面教師として今後の洗濯にお役立て頂けましたら幸いです…!

 


1.洗剤を誤って縮んだウールのタートルネックニットの様子。

インタレストのオープン前(6~7年前)に買った以下のウール100%のタートルネックニットですが、これまでずっと「おしゃれ着洗い用の洗剤」をつかって洗濯機の手洗いモード(=弱モード)で、全くトラブルなく洗濯を繰り返していました。でもある日、他のしっかりめに洗いたい衣類と一緒に、つい「おしゃれ着洗い用ではない」普通の中性液体洗剤で、洗濯機の「通常モード」で洗ってしまいました。

そのニットを朝、着ようとしたときにビックリしました。以下が、「おしゃれ着洗い用ではない」中性液体洗剤で洗った後の状態です。縮む前の画像がなくてわかりづらいのですが、しっかりと一折りできていたネック部分は画像2枚目のように、すっかり短くなってしまって・・・(汗)。
  

九分丈くらいだった袖も七分袖に。画像2枚目のウェストもおへその上くらいの丈になってしまいました。子供服のようなサイズになってしまったので、もう普通に着ることができません。折しもこの日に「この冬一番の寒波」が到来したため、たいへん寒い思いをしました(笑)。
  

 

2.縮みのメカニズム

「中性洗剤をつかったのにどうして縮むんだろう・・・(←弱アルカリ性洗剤でさえなければ縮まないと思っていたのに・・・)」と思って調べてみました。まず縮みの原因は「ウールの繊維表面にあるうろこ状の髪の毛のキューティクルのようなものが、水洗いのときに絡まってしまう」ためだそうです。「おしゃれ着洗い用の洗剤には、このキューティクルのようなものが絡まらないようにする成分が入っている」とのことです!酸性・アルカリ性といったpH(ペーハー)の問題ではなかったのですね。

こちらはおしゃれ着洗い用の洗剤のパッケージです。真ん中の「用途」に「毛・絹・綿・麻・合成繊維用」と書いてあります。この「用途」に「毛」が入っているので、ウールのニットを洗濯できると判断できます。

一方、こちらは今回ウールのニットが縮んだときの洗剤です。実はこの洗剤はとても優秀で、蛍光剤が入っていなくて中性(=pHニュートラル)のため、藍染めや草木染めのアイテムをしっかりめに洗いたいときや、デニムなどを洗うときにピッタリなんです!(店頭でもよくお客さまにお勧めしております!)この洗剤があまりに優秀なため、ウールも洗えるだろうと油断してしまいましたが、用途のところには「綿・麻・合成繊維のお洗濯用」とちゃんと表記されていて、これでウールを洗ってはいけないことがわかりました(汗)。

(店長Dからは、『まさか自分の部下がこの洗剤でウールのニットを洗うとは・・・』と驚かれました。笑)

ご参考までに、こちらは蛍光剤入りで、タオルなどしっかり洗いたいものを洗濯するときにつかっている洗剤です。こちらも「用途」には「綿・麻・合成繊維用」とありました。やっぱり、ウールのニットを洗うときには「おしゃれ着洗い用の洗剤」が適しているんですね。

 

3.縮んだニットを伸ばしてみました!見た目は回復しましたが・・・。

さて、縮んだニットを何とか直せないかと思って調べたところ、「髪用のヘアトリートメントにしばらく漬けて、型に合わせて伸ばして干す」という方法がありました。早速段ボールで型をつくって(=画像1枚目、この他に腕のパーツもつくりました)、ヘアトリートメントにしばらく漬けたニットをその型に合わせて伸ばして、クリップで留めて干してみました(ニットの伸びが足りなくて、画像2枚目では無理やり留めています・・・)。
  

以下が、ニットが縮んだ直後の画像(=再掲)と、型に合わせて伸ばしたあとの画像の、Before/Afterです!画像1枚目と比べると、無理やり伸ばした後の画像2枚目では、全体的にゆったりして、見た目は縮む前に戻った印象です。
  

一番わかりやすいのがネック周りです。普通に一折りできるようになりました。
  

七分丈くらいにまで縮んでいた袖も、九分丈くらいにまで回復しました。
  

裾丈も、クリップの癖がつきましたが、だいぶ伸びました。ただ、すっかり固くなった生地感はそのままで、元々ふんわりしていたニットの着心地とは程遠いものとなりました。やっぱり、「ウールのニットはおしゃれ着洗い用の洗剤で洗いましょう…!」というのが本日のメッセージです。><
  

 


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