こんにちは、インタレストです。
先月開催いたしました壺草苑の販売会にて、エタブル･everlasting sproutと壺草苑のコラボレーションアイテムを3点ご用意いたしました。それらは全点即完売いたしましたが、実はもう1点、事情により会期に間に合わなかったアイテムがあって、それが本日入荷いたしました！
ベースになっているのはこちらのエタブルのワンピースです！これのホワイト（プリントなし）をグラデーション染めで上げてもらったのですが･･･これが私たちからのデザインリクエストが、工房長の村田さんをして「いったいどうやったらいいの？」と言わしめる、「やったことがない染め方」（村田さん）だったそうで･･･汗。
例によって職人にはたいへんな苦労をかけてしまったのですが、そこはやっぱり壺草苑、仕上がって入荷してきたアイテムは、まさに「グラデーション染めの傑作アイテム」と呼ぶべき逸品に仕上がっております！エタブルのこのワンピース自体も私たちは「傑作」と呼んではばかりませんが、壺草苑によるこのアイテムの染めも「傑作」です！もちろん後にも先にもこの1点のみの特注アイテムです！ピンときたらすぐにお試し下さいませ！
いつもお話ししていますが、このワンピースは本当にたくさんの着方をお楽しみ頂けますので（上の3枚の画像は実はすべて同じワンピースなのです･･･！）、今回も以下にて4通りの着方をご紹介いたします！「何がスゴイのか」という点についてもしっかりご説明いたしますので、ぜひジックリご覧下さいませ！
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以下の記事でつかわれている「記号」のようなもので、「単色染めの濃さ」を表す便宜上の数字があり、5段階で「淡淡藍（1番）→淡藍（2番）→中藍（3番）→濃藍（4番）→濃濃藍（5番）」となります。ご確認下さいませ。
Eatable of Many Orders×壺草苑 楊柳織り･藍染めワンピースドレス（インタレスト別注）
価格（税抜き）： 69,000円
色： パーツ毎イレギュラーグラデーション染め（2番←→5番の幅）
サイズ： フリー
素材： コットン100％
オンラインストア： こちらから通信販売のご注文を承ります！
まずはベースとなりますこちらのルックから！この1着については、私たちは壺草苑の十八番であるグラデーション染めに強くこだわりました。こうして正面からご覧頂いたときに、上→下で5番→2番のグラデーションになるように染めてもらっています。濃色の部分は赤みが差す見事な濃さに染め上がっていて、ワンピース全体で4段階の濃さがハッキリと表現されていますね！もうこの正面からの姿だけでも十分にスゴイです･･･！
ベースの生地は楊柳織り（ようりゅうおり）のシャリ感のあるコットン地です。見た目も実際も清涼感が強く、かつシワになりにくいので実用性抜群です♪
それにしても見事な濃色です！決して染めやすい生地ではなかったと思うのですが、頑張って強い濃色まで染め上げてくれました･･･（嬉&喜&泣）。
両脇にポケットがあり、そして総裏地張り（←そしてその裏地もしっかり藍染め！）です！
そしてこのワンピースのグラデーション染めのスゴさは、以下で続く横と後ろから見たルックでご確認頂けます！このワンピースの特徴的なデザインで、後ろ身頃に私たちが「はね」と呼んでいる生地がサラリと流れているのですが、ボディとその「はね」とでグラデーション染めの「向き」を真逆にしてもらっているのです･･･！（ボディは上→下で薄く、「はね」は上→下で濃く） 我ながら「無茶を言っているなあ」と反省してしまいますが（汗）、でもこのデザインが真っ先に頭に思い浮かんだのでどうしてもチャレンジしたくって･･･。
ボディの裾は2番の淡色（画像1枚目）、そこから始まってボディの肩周りは5番（画像2枚目）で･･･
そして肩の上あたりから「はね」に入るくらいにかけてだんだん薄くなり（画像1枚目）、その「はね」の先は再び5番の濃色になります（画像2枚目）。工房長の村田さんいわく、「本当にどうしようか工房で皆で頭を抱えた」ということなのですが、こうして上がってきた実物を見ると、やっぱりお願いして良かったと思ってしまいます･･･。（そして今後についても期待が･･･笑）
「はね」の途中から薄くなっていって、裾先でまた濃くなりますので、「濃→淡→濃」の三段階グラデーション染めになっています！しかも「はね」限定の部分染めでです！美しすぎるし、ぜいたくすぎるっ！こうしてボディと「はね」とで染め方を変えたので、この先でご覧頂ける別の着方もとっても楽しくなります！
（このワンピースを着たときのシルエットはこちらの通りです。決して他では見つけることのできないデザインのユニークさと、そして実際の合わせやすさ･着やすさを兼ね備えた傑作ワンピースであると感じています！）
2ルック目、「はね」を後ろ身頃で一度クロスさせて、前に持ってきてベルトづかいでウェストを絞っています。実際に着たときに最もクラシカルで端正なシルエットが出ます。そしてそして、このワンピースのイレギュラーグラデーション染めでは、この着方をしたときの色の出方がものすごく楽しいです！2番～5番それぞれの色味が、ところどころで交わり重なって、そのさまが素晴らしいスペクタクルです♪
そのたくさんの色味が交わるさまをジックリご覧下さいませ～♪ 以下の画像4枚は前からみたときです。
横と後ろから見ると、さらにユニークでステキすぎる雰囲気でウットリです･･･。「はね」が後ろ身頃でクロスする部分では、2番～5番のすべての色味が重なっていますね･･･！
（この着方のときのシルエットは以下のような見え方です。これでジャケットなどを合わせれば、セミフォーマルなスタイリングができあがってしまいます。）
3ルック目、「はね」を後ろ身頃で結んでリボンにして着ています。このワンピースの一番「かわいい着方」ではないかと思います！このワンピースでは、前身頃（とシルエット）がとてもシンプルな見え方で、そしてリボンでたくさんの色が重なる後ろ身頃がとってもユニークな見え方になります！ご注目下さいませ！
リボンが本当にかわいいです♪
ラスト4ルック目、「はね」をストールづかいで首で巻いています。ここでは肩に生地をかぶせてみました。こうして着ると、首元と肩の日焼け止めにもなりますね！このワンピースでは柄がないので、この着方でもとてもシンプルな印象です。
グラデーション染めのストールを別で巻いているようなアクセントが出ますが、実際には洋服の一部だというのが楽しいですね～！
上でも書きましたが、このワンピースでつかわれている楊柳織りの生地は本当にシワになりにくいので（←想像ではなく実感です）、「はね」をこんな風にストールづかいにしても、2ルック目のようにベルトづかいにしても、目立ったシワは入りません。もちろん、少しクセのようなものは付きますが、それもハンガーにかけておくだけですぐになくなります。いつでもきれいめに、その一方で気持ち肩の力が抜けたような雰囲気で着られるので、実用性が抜群なのです！
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本日は以上です！
以下、以前の日記でも書いたことなのですが、大切なことなので再掲です！
このワンピースは発酵建による天然藍の染液で丹念に染められているため、生地自体の強度が著しく上がっています。（藍の染液によって生地がコーティングされたような状態になり、実際に破けにくくほつれにくくなります。）これだけ美しいお洋服たちが、実は「丈夫さ」という得がたい機能も得ているという嬉しさ。
もちろんお洗濯も水洗いで楽ちんですし、多くの回数で生地が傷んだり色が褪せたりしたら、染め直すこともできてしまいます。もうずっとずっと、長く先まで着てあげて頂けましたらとっても嬉しいです！しっかりサポートもいたしますので！
エタブルが提供してくれているファッションデザインとしての楽しさと、オリジナルテキスタイルの素晴らしさ、そして壺草苑による藍染めの魅力を存分にご堪能頂けましたらと思います！（店頭およびオンラインストアにてお求め頂けます！）
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