こんにちは、インタレストです。
先日速報しました通り、4月16日(土)~24日(日)の会期にてkokochi sun3受注販売会「路地裏の靴作家 vol.8」を開催いたします!
そしてその場で皆様にお披露目となります今春夏シーズンの新作靴「Django(=ジャンゴ)」が、一部先行でインタレストにやってきました!kokochi sun3の靴作家・森田さんが、私・店長D(=男性)とスタッフY(=女性)のジャストサイズ周辺の靴を送ってくれたので、両名で早速履いてみましたよ~!
この靴の誕生秘話や作り手のこだわりなどについては、kokochi sun3のオフィシャルブログにてご確認頂くとしまして、私たちはその「機能」について、つまり履き感・履き心地、サイズ感、デザイン的なおもしろさ、つかわれている革の雰囲気などについて、以下にて最速レポートいたします!
一言で表現するなら、「まるでMUKUのようなミドルカットレースブーツ」。これは履きまくってしまいそう!!とにかく楽ちんです~♪
それでは以下、kokochi sun3の新作靴「Django(=ジャンゴ)」を、ジックリたっぷりご覧下さいませ!
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「Django」とはどんな靴??
まずは画像たっぷりで、新作靴「Django」とはどんな靴なのか、私たちインタレストの第一印象をお話しいたしますね!
こちら、26.0cmの「Django」です。すぐ下でご紹介する「トーマス」というブランドの新作オリジナルレザーのブラウン×キャメルのコンビでつくられています。ソールは、側面を粗く仕上げる「マット」のナチュラルですね!濃いめの色味のボディに淡い色味のソールを合わせると、こんな風にバランスの良いデザインになります♪
これは実は私たちインタレストにとっては「kokochi sun3あるある」なのですが、工房で撮影された画像だけで見ると割と「コッテリ」した靴なのかなと思いきや、こうして実物を前にすると「想像していたよりずっとスッキリしているなあ」と感じるという、今回もまさにそんな気持ちを抱きました。
ブランドの新作オリジナルレザー「トーマス」、やわらかくて軽い万能感のあるオイルドレザー!
このDjangoでつかわれているブラウンの革は、kokochi sun3が姫路のタンナー(=革をつくる工場)と一緒に生み出したブランドオリジナルの新作レザー「トーマス」です!(以前、森田さんと一緒にそのタンナーを訪れて「工場見学」をしたときの様子はこちらから!)
以下の全4色展開の「トーマス」は、しっとりとした雰囲気のオイルドレザーです。これも事前の想像と比べてお話しすると、コッテリ&たっぷりオイリーな「重み」のあるレザーなのかと思いきや、実際には新品状態から軽くてやわらかく、そして程よくしっとり感もあるとてもつかいやすそうなレザーです!それこそzanpanoやhold-on hiのようなワークブーツとは抜群の相性でしょうし、さらにサーカスやCrazy Duckのようなカジュアルシューズにも合いそうです♪
革表面の着色ですので、つかっていると内側から焼けていって雰囲気も変わっていきそうです。楽しみですね~♪
キメの細かいレザーで、柔軟性も抜群。ひび割れなどもおきにくいと思います!
「ステッチダウン製法」の採用で、お客様のそれぞれのニーズに合うご提案が可能に!
Djangoの話に戻ります!この靴、構造的に他のkokochi sun3の定番靴たちと大きく違う部分があります。この画像をご覧になって、お気づきになりますか??
それはこの部分、アッパー(=ボディ)とソールの境目にステッチ(=糸)が見えるという点です。要するに靴の製法が違うんです。このDjangoは「ステッチダウン製法」でつくられていて、私・店長Dの知る限り、kokochi sun3の靴では初採用ではないかと思います。
こちらがDjango、ステッチダウン製法で・・・
そしてこちらがまったく同じ木型でつくられているMUKU、マッケイ製法です。アッパーとソールの境目にステッチがないですよね。アッパーの革がソールの中に吸い込まれるような見え方です。
横からも見てみましょう~!こちらがDjango、ステッチダウン製法です。靴全体の重量が軽くなるのと、ソールの「なじみ」(=反り返り)が良いのが、その大きな魅力といえます。真下のマッケイと比べると、ソールの側面が横に張り出す分、見た目がよりカジュアルになるという特徴もあります。
MUKU、マッケイ製法です。ステッチダウンとマッケイでは見た目として、ステッチの有無とソール側面の張り出しの有無という違いが大きいですよね。靴が比較的端正に見えるので、ビジネスシューズなどではマッケイ製法でのつくりがとても多いです。
マッケイがあって、ステッチダウンがあって、ハンドソーンウェルトがあって・・・と、kokochi sun3で「できること」の幅がさらに広がって嬉しいですよね!履き感、見た目、その後のメンテナンスなどはそれぞれ違いますので、お客様それぞれのニーズに合わせたご提案がいっそうしやすくなります・・・!
ミドルカットレースブーツなのに、ひもをほどかなくても履ける?!
さて、次の話です。この横の画像では、足入れにご注目下さい。およそブーツとは思えないくらい、この足入れが大きいとは思われませんか??実はこの靴、ひもをいちいちほどかなくても、そのまま履いて頂けるように設計されています!(驚) それなので冒頭、「MUKUのような靴」と表現したのです!
「こんなに足入れが大きくてホールド感は大丈夫なの?」、「甲のフィット感がなくなるんじゃ?」、「かかとが浮いたりしない?」と思われると思います。当然、「何も工夫がなければ」、そのご懸念はもっともだと思います。
そこで森田さん、靴の内部にこんな風にゴムを張って、甲のフィット感を高めているのです!しかも、そのゴムが必要以上に伸びないようにレザーを縫い合わせるという徹底ぶり・・・!
先日、森田さんと電話で話していたとき、「ずいぶん前から、『ひもをほどかなくても履ける靴が欲しい!』というお客様の声を多く頂いていたんです。この靴の機能的な面では、そういうお客様の声にたっぷり応えたつもりです」と言っていました。
・・・そう、次にご紹介するカスタマイズもまさにそういう「お客様の声」に合わせて取り入れられたものです。
ソールはレザーソール仕様とクレープソール仕様からお選び頂けます!
kokochi sun3らしい、パーソナルカスタマイズの自由さももちろん健在です!
このかかとの部分をはじめとした各パーツは、それぞれお好きな革の種類&色をご自由に選んで頂けますし・・・
kokochi sun3流「ちょっとしたアクセント」である、このハンドステッチの色も13種類からお選び頂けます。
このステッチももちろん!こうして同色にすると落ち着いた雰囲気になりますし、まったく別の色になるとアクセントになってくれるわけです♪
そしてこのDjango、実はソールの種類もレザーソール仕様とクレープソール(=天然ゴムソール)仕様から選んで頂けるのです!この画像はクレープソール仕様です。クッション性があって、足が地面から受ける衝撃をやわらげてくれます。
レザーソール仕様はいつものkokochi sun3らしいですね!特有のすべりやすさも、こんな風にゴム張りをすることで防ぐことができます。レザーソールならではの通気性の良さや履き込むことによる「なじみ」(=反り返り)がその大きな魅力です!
Djangoはクレープソール仕様でつくると、税抜きでレディース46,000円・メンズ48,000円、そしてレザーソール仕様でつくると、税抜きでレディース64,000円・メンズ66,000円です。
kokochi sun3らしく、ポップな色でつくっても楽しいかも♪
23.0cmのトーマス・ターコイズでつくったDjangoです!画像をザッとご覧下さいませ!
上のブラウンでは、ひもはロウ引きひもでしたが、こちらではレザーひもがつかわれていますね。これももちろんお好みでお選び頂けます!
ハンドステッチは、ひもやかかとのタブに合わせてイエローがつかわれています。
ほんのちょっとした、ひょっとしてオーナー様だけが気づくくらいの遊びです♪
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Djangoを履いてみました!(メンズ、レディース)
届いたばかりのDjangoを、早速履いてみましたよ~!履き感やサイズ感もご案内いたしますね!まずはメンズから~♪
上でご紹介したトーマス・ブラウンのDjango(26.0cm、クレープソール仕様)を、私・店長D(身長179cm)が履いています。この日にたまたま履いていたスッキリとしたストレートシルエットのパンツともバッチリ合って、これは嬉しい驚きでしたね!太めパンツと合わせるカジュアルスタイル中心かなと想像していたので。それから、やはりブラウンという色の万能性も改めて実感・・・!
もちろん、ひもをほどかずに履きましたよ~!私にはワンサイズ小さい靴なのですが、それでも普通に履けます。履き心地の良さは折り紙付き!既に何度もお話ししています通り、「まるでMUKUのようなミドルカットレースブーツ」です!どなたにでもオススメですが、MUKUやサーカスなどが好きという方にはたまらないかもしれません・・・!
一番心配だった「かかとの浮き」は全然気になりません!これはスゴイ・・・!ゴムで押さえつけられているという不快な感じもまったくないですし。クレープソール仕様でそうなのですから、レザーソール仕様でつくってソールがなじんだらとんでもなく心地よく履けそうです♪
ヒールはどんな風に遊びましょう??
こちらは、馬革ワイン&ブラックコンビのDjango(27.0cm、レザーソール仕様)を履いています。
こんな風なツートーンカラーのデザインでもおつくり頂けます!上のブラウンと同じ靴とは、一見して分かりませんよね!
さて、肝心のサイズ感です。私はこの木型でつくられた靴については通常は27.0cmで、履き心地の良いCrazy Duckなどを裸足に近い感じでピッタリ履きたいときは26.5cmで履きますが、この靴も26.0cm(上のブラウン)はさすがに小さく感じました。一方、こちらの27.0cmでは甲をひもで締めないぶん気持ちフィット感が弱い印象で、自分用につくるなら迷わず26.5cmにします。
MUKUやCrazy Duckと同様、「ぜひともジャストフィッティングで履いて頂きたい!」と感じる靴です。
続きましてレディースです!
上でご紹介したトーマス・ターコイズのDjango(23.0cm、クレープソール仕様)を、スタッフY(身長160cm)が履いています。ターコイズ、いい色ですね~!(着ているワンピースはこちらです。)
この靴はYには少し小さいサイズなのですが、彼女もやっぱりひもをほどかずに履けていました。
Yはしきりに、このトーマスという新しい革を褒めていました。「結構しっかりホールドされるのに、やわらかいので全然痛くないです。これ新品ですよね??」と驚いた様子。Yは私以上に、kokochi sun3のあらゆる靴を履いて履いて履きまくっているので、かなり説得力がありますね。
こちらは、インディヌバック・シボ+アイアン染めのDjango(24.0cm、レザーソール仕様)を履いています。(着ているコートはこちらです。)
サイズ感については、Yも私とまったく同じ感想を持ったようです。Yもこの木型でつくられた他の靴は23.5cm~24.0cmの幅で履き分けますが、「Djangoは23.5cmですね!」と。「(24.0cmを履いて)かかとが浮くわけではないのですが、これから革がなじむことを考えると、新品時には足にピッタリくっついていて欲しいです」とのことです。
Y「なんかこの靴すごくかわいいです!私、この靴欲しくなっちゃいました♪」 D「あなた欲しい靴たくさんあるじゃない。どれが一番欲しいの?」 Y「え・・・」 D「・・・」 Y「・・・でもこれが欲しいかもです!そのまま履けるし!」 ・・・と、意外にこの「ひもをほどかなくていい」がポイントになるかもしれませんね!
ところで、冒頭、新作オリジナルレザーということでトーマスをご紹介しましたが、この「インディヌバック・シボ」というのも今季春夏からつかえるになった新作レザーです。その名の通り、大人気レザーである「インディヌバック」に革特有のシボ感が入った風合いです。(ここでご紹介しているアイアン染めのDjangoは、このインディヌバック・シボを染めたものです。)
下がインディヌバック、上がインディヌバック・シボ。(色味は下が新品時だとお考え下さいませ。)
下がインディヌバック、上がインディヌバック・シボ。
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本日は以上です!
本日ご紹介した新作靴Djangoの全サイズも揃うkokochi sun3受注販売会「路地裏の靴作家 vol.8」は、4月16日(土)~24日(日)の会期で開催いたします!いつも通り、会期末の3日間は森田さん自身が終日インタレストに在店します。
詳細につきましては数日内にまた本日記でご案内いたしますので、ぜひ引き続きチェックをお願いいたします!今回も盛りだくさんでお届けいたしますよ~!
明日からの週末、ぜひインタレストまで足をお運び下さいませ!各ブランドの春夏の新作たちがズラリ勢揃いしておりますよ~!多くのお客様のご来店とお問い合わせ、そしてオンラインストアでの通信販売のご利用を、心よりお待ちしております!
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