こんにちは、インタレストです。
6月8日(土)~16日(日)の会期にて、靴作家・森田圭一さんが制作する革靴・革小物の受注販売会「路地裏の靴作家 vol.24」を開催いたします。
1年に2度のメイン受注会なので、会期末の週末6月15日(土)・16日(日)の2日間は、森田さんも来京&在店いたします。
*本記事で掲載している価格は、すべて「税込み価格」です。
★イベント:靴作家・森田圭一「路地裏の靴作家 vol.24」(6/8~)開催のお知らせ(全3本)
- BUILDのカラーオーダー解禁、魅惑的な新革の詳細なご案内 >こちらから
- 足数限定のインタレスト別注レザー2種類の詳細なご案内 >こちらから
- 「どのようなイベントか」、定期的な修理・メンテナンスなどのご案内 >本日の記事です
以下、靴作家・森田圭一さんによるハンドメイド革靴の受注会「路地裏の靴作家」がどのようなイベントかについて、詳しくご案内いたします。
現会場での開催が今回が最後となります関係で、特に皆様から修理のご依頼方法が変更となりますので、この点を中心にお知らせいたします。
1, イベント「路地裏の靴作家」とは?
「路地裏の靴作家」とは、インタレストでお取り扱いしている靴作家・森田圭一さんによるハンドメイド革靴をフィーチャーし、そのパーソナルオーダーを承る受注会です。ミニイベントも合わせると、過去30回以上開催しています。
靴作家・靴デザイナー:森田圭一
靴作家&靴デザイナー・森田圭一さんが制作する革靴や革小物をご紹介しています。
お手頃なイージーシューズからハンドソーン製法による本格革靴まで、
お好みのモデルを、お好みの革&色で、足型を取って木型と合わせるジャストサイズでオーダー頂けます。
森田さんは常に「履く人の側」に立って物事を考える、クリエイターとしては希有な人柄です。
そんな森田さんにしか生み出せない、私たちの心をくすぐるユニークなデザインと、
彼による手作業だからこその「一人ひとりにとっての履き心地の良さ」を、
メンテナンスや修理を繰り返しながら、一生涯味わって頂けます。
- 森田さんが制作する革靴をご紹介するポータルサイト(当店ウェブサイト内) >こちらから
森田さんが手掛ける靴は本当に幅広くて、2万円台のイージーシューズから、4~5万円台の本格レザースニーカー、6~7万円台のマッケイ製法、10万円~のハンドソーン製法、13万円~のノルヴェジェーゼ製法まで、ありとあらゆる革靴をオーダー頂けます。
本イベントでは、以上のようなたくさんのラインナップの中から、お好みの革靴を選んだ上で、サイズ、革や素材の種類・色などを自由に選んで頂いて、まさに「世界に1足だけのハンドメイド革靴」を、パーソナルオーダーでおつくり頂くことができます。
その後、森田さん自身が革を裁断するところから制作し、数ヶ月間の納期を経てお手元にお届けいたします。
たとえば、こちらの画像で並ぶ6足はすべて同じ「Dawn」というモデルですが、それぞれサイズ・革や素材の種類や色が異なります。このように、お好みのモデルをお好みのデザインでオーダー頂けます。
これまでたいへん多くのお客様からパーソナルオーダーを頂き、たくさんの創意工夫でもって生まれた靴たちの画像を、当店ウェブサイト内の森田圭一さん関連の情報をまとめたポータルサイトで掲載しております。ご自身のオーダーのご参考にして頂けましたら幸いです。
★イベントでご試着頂いた上でオーダー頂けます
革靴をオーダーしてみたくても、試着なしでというのはご不安だと思います。そこで本イベント開催中は森田さんの工房から多くのサンプル靴を借り受けて、会場には100足以上の革靴や、ときには革バッグなど革小物がズラリ並びます。
普段は見ることのできない靴やサイズが揃いますので、それぞれのお客様のお好みのモデルやご自身のジャストサイズもきっと見つかるはずです。ぜひイベントにご来場頂きまして、まずはたくさんの靴をご試着頂けましたらと思います。
(画像は前回1月に開催した受注販売会開催中の店頭の様子です。)
★靴作家・森田圭一さんも在店します
イベントには作家の森田さん自身も在店します。
今回vol.24では、6月15日(土)・16日(日)の2日間、来京&在店予定です。ご検討頂いているオーダー内容や足・靴周りのお悩みについて、ぜひ直接ご相談頂けましたらと思います。
(以下の画像は、1月に開催した前回vol.23の店頭の様子です。ぜひ今回も、ご一緒に楽しい時間を過ごせましたらと思います。)
2, お足元の革靴のリペア(=修理)につきまして
2024年6月下旬以降、当店インタレストの実店舗営業終了後の、革靴の修理・メンテナンスについてご案内いたします。
その前に、こちら3枚の画像を。過去のイベント開催時に1日でお預かりした修理依頼の靴たちです。
こうした通常メンテナンスの修理依頼が多くあるというのは、つくり手にとっても、私たち販売店にとっても、とても大きな喜びです。これからもドンドン履いて、ときどき修理して、森田さんがつくった革靴たちを育てていって頂きたいです。
オーナー様皆様、いつも本当にありがとうございます。
★前提として~「行きつけの修理屋さん」をお持ちになることをオススメいたします
さて、今後の大前提といたしまして、まずはご近所か足を運ぶことが可能なエリア、もしくはオンラ
以下に続く通り、これまでに近いご案内をさせて頂くことができるので
たとえば、革靴でダントツ多い2種類の修理、すなわち「ソール裏のゴム交換」と「ヒール修理」の場合、簡単な修理のため、これまで通りですと工賃より送料の方が大きくなる可能性が高
とりわけこの2種類の修理については、革靴を履いていれば必ず必要になる必須メンテナンスですので、近所でサクッと直してもらえるに超したことはありません。そもそも洋服好き・革靴好きにとって、修理や調整は日常茶飯です。
それなので、ご近所を歩いて探してみたり、あるいはネットなどで調べて、可能なら足を運び、簡単な修理から依頼し
これは、私たち自身の経験的にもそう考えていますし、また森田さんと話してみても「『つくる人』と『なおす人』は知識も技術も違うので」と同様の意見です。
こちらご参考までに、画像1枚目&2枚目が「ソール裏のゴム交換」、画像3枚目&4枚目が「ヒール修理」、それぞれBEFORE/AFTERです。
上でも書きましたが、この2種類は革靴を履く方にとっては必ず発生する必須メンテナンスであり、修理屋さんにとっても「基本のき」といえる作業です。こうした基本的な修理については、チェーン展開している一般的な修理屋さんにまかせるのも便利です。なんといっても、その場でやってくれますしね。
ちなみに、どこに依頼しても(=森田さんに預けても)素材の問題で修理前から多少見た目が変わることも多いですが、ソール裏なのでデザイン全体への影響は小さく、少なくとも私たちはまったく気にしません。
一例を挙げますと、ゴムソールの場合、かかとだけ削れてしまったときに、経験と矜恃のある修理屋さんだと、以下のようにかかと部分だけ切り取って別パーツを埋め込むという方法を勧めてくれるときがあります。工賃は、高価なオールソール交換の数分の1で済みますので、素晴らしい提案です。
別パーツの新品をつかいますので、以下のように見た目の齟齬が生じる場合もあるのですが、よく考えてみると、ゴムなので履いていればすぐに汚れるし黄ばみますよね。しかも、色が切り替わっているのはソールなので、知っている本人以外は誰も気づきません。これなら工賃の圧倒的な安さを優先したいです。
以下の画像6枚、奇数枚目が修理前(BEFORE)、偶数枚目が修理後(AFTER)です。画像5枚目&6枚目、上から見たらこの通り、ソールは見えません。
★今後の革靴の修理のご依頼についてのご案内
一方、もちろん地方にお住まいだったり、あるいはその他の事情で近くで修理屋さんを探すのは難しいという方も
さらに、故障の度合いが大きかったり、デザインに大きくかかわるアッパー関係の修理だったりする場合は、森田さんに直接依頼しないと大事故になりかねません。
そこで今回、本件について森田さんと打ち合わせを重ねた結果、以下のご提案をさせて頂き
1, 平時 (=イベント会期中以外)
- 森田さんとお客様の間で連絡を取って頂き、両者間の「直送直帰」
となります。 - 修理工賃、往復の送料を、お客様にご負担頂きます。お支払い先は森田さん(「こうべくつ家」)です。
2, イベント会期中
- イベント会場にお持ち込み頂いた場合は、その場でお預かりし、往路の送料を当店で負担して工房に送ります。
- 戻しは、森田さんから直接お客様へお送りすることになりますので、靴をお預かりする際にご住所等の個人情報を頂くか、当店で管理している情報を森田さんに伝えることにご同意頂きます。
- 修理工賃、復路の送料を、お客様にご負担頂きます。お支払い先は森田さん(「こうべくつ家」)です。
<ご注意事項>
- 以上の修理依頼を承ることができるのは、過去に当店インタレストでお買い上げ頂いた靴のみです。森田さんに相談する際、「インタレストでつくった靴なんですけど」と一言添えて頂けると、スムーズに手続きが進むと思います。
- 今後私たちインタレストは、修理関係の物流・商流(=連絡とお支払い)双方にかかわりません。私たちが間に入ると手続きが多くなり、時間もかかり、何よりお客
様の金銭的ご負担も大きくなるためです。 - 今後の修理関係の連絡先はインタレストではなく、森田さんの工房となります。森田さんの工房「こうべくつ家」のウェブサイト内、こちらの問い合わせフォームやお電話などでご相談下さいませ。
★「近所の修理屋さんにまかせるか、森田さんに預けるか」について
ソール裏の基本的なメンテナンスは近所の修理屋さんにまかせるとして、それ以外については「分からない」という方が多いと思いますので、以下でいくつか判断の参考にして頂けるような例をご紹介いたします。
1, ソール部:森田さんの靴ならではの意匠まで削れている場合
こちら、画像1枚目&2枚目が「ソール裏のゴム交換」、画像3枚目&4枚目が「ヒール修理」、それぞれBEFORE/AFTERです。申し上げた通り、これだけであれば近所の修理屋さんにまかせるのが良いです。
一方、この靴の場合、画像3枚目でヒールの2層目が赤いのと、さらにその上段に「Uの字」の特殊なパーツが入っていますよね。これは森田さん独自の意匠なので、仮にここまで削れてしまった場合は、森田さんにご相談頂くことをオススメします。
重要なのは、そこまで削れる前に、ヒールであれば一番外側の1層が削れてなくなるくらいのタイミングで、近所の修理屋さんに出すことです。これを繰り返している限り、大きな修理にはなりません。
2, ソール部:オールソール交換が必要な場合
こちらは、画像1枚目が修理前(BEFORE)、画像2枚目が修理後(AFTER)です。
メインソールにしっかり&大きな穴が空いてしまっている(=画像1枚目)このケースは、オールソール交換という大きな修理が必要で、そのために必要な木型を持っている森田さんに相談して頂く方が良いです。実際、この靴は森田さんの工房に送られました。
一方、画像2枚目を見ると、ソールが別メーカーの素材になっているのが分かります。これは森田さんが、普段懇意に付き合っている修理屋にまかせたことによるものです。「『餅は餅屋』で、修理は彼にまかせた方が普通にうまいんです」と、森田さん。
レザーソールの靴でオールソール交換まで至らないために最も効果的なのは、新品時からソール裏にゴムを貼ることです。「ゴムが薄くなったら貼り替える」を繰り返していれば、メインソールは一切削られないままです。
以下の画像6枚、奇数枚目が修理前(BEFORE)で偶数枚目が修理後(AFTER)です。
全体的に削れてすり減ったラバー系のソールも、以下のようにオールソール交換修理によって、新品に貼り替えることができます。
ソールは新品になってもアッパーはすっかりやわらかくなじんでいるので、極上のフィッティングのまま、機能性を完璧に回復させることができます。つくりの良い革靴だからこそ味わえる、至高の楽しみ方です。
以下の画像6枚、奇数枚目が修理前(BEFORE)で偶数枚目が修理後(AFTER)です。
レザーソールで靴をつくったけれど足腰や膝などへの負担が気になる。そういう場合は、オールソール交換でラバーソールに貼り替えることができます。
このケースの場合、仮にソールがまだ傷んでいなくても、すぐ交換修理をする価値が大いにあります。ぜひ一度ご相談になってみて下さいませ。
2, アッパー部:修理に失敗するとデザインが大きく損なわれるケース
アッパーのトラブルについては多種多様で、例を挙げればきりがないのですが、基本的にはデザインに直接かかわる故障についてご相談頂くのが良いと思います。(相対的には、圧倒的にソール修理のご相談とご依頼が多いです。)
逆に、”かすり傷”や”切り傷”、”シミ”や”汚れ”など「外的刺激によって革に入った傷や汚れ」については森田さんは専門外ですので、その点はぜひご理解下さいませ。
以下、いくつかのアッパー修理のケースについて、奇数枚目に修理前(BEFORE)、偶数枚目に修理後(AFTER)の画像を掲載していますので、ご参考にして頂けましたらと思います。
本日は以上です。
本記事は、全3本のうち3本目の記事です。これで予定していた原稿はすべてアップしましたので、ぜひ繰り返し楽しんで頂けると嬉しいです。
★イベント:靴作家・森田圭一「路地裏の靴作家 vol.24」(6/8~)開催のお知らせ(全3本)
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なお、引き続きInstagramで情報のアップデートが続きますので、そちらのチェックもぜひお願いいたします。
会期は6月8日(土)を初日に、6月16日(日)までです。森田さんの在店は6月15日(土)・16日(日)の2日間です。ぜひ今からご予定下さいませ。多くのお客様のご来店を、心よりお待ちしております!
<お問い合わせ>
- 各商品の詳しいご説明や多くの画像は、インタレストのオフィシャルオンラインストアにて掲載しております。各アイテムのページの「商品についてお問い合わせ」や、もしくはこちらの「問い合わせフォーム」よりぜひお気軽にご連絡下さいませ。折り返しご回答いたします。
- 定休日や臨時休業日以外で当店からのお返事が届かない場合は、(1)ご入力頂きましたメールアドレスにお間違いがないか、(2)そのメールアドレスがPCからの受信を許可する設定にして頂いているか、をもう一度ご確認頂いた上、お手数ですが再度フォームよりお問い合わせ下さいませ。
- なお、店頭の営業日であれば、お電話( 03-6457-5360 )でのお問い合わせが早くて確実です。在庫確認・確保やその他につきまして、その場でご対応可能です。ぜひお気軽にお電話下さいませ。