<メンテナンスガイド>洋服にできてしまう「毛玉」のケア方法についてご紹介いたします!

こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。

本日は、冬になるとお客様からのご相談が急増する、お洋服にできた「毛玉」のケア方法についてご案内いたします!

ご紹介するのは、毛玉の取り方、毛玉の予防方法など、「今すぐできる日常的なケア」が中心で、ほとんどお金もかかりません。

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以下をご参考にして頂きまして、お買い上げ頂いたお洋服と、長くおつきあい頂けましたらとてもうれしく思います!

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(1)毛玉の取り方:「T字カミソリ」をつかうと便利です!

最近、毛玉を取るときに「T字カミソリ」をつかうという方法を知りました。試してみたところ、思いのほか効果的だったため、以下でご説明いたします!

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以前は電動の毛玉取り器やハサミをつかっていましたが、毛玉取り器では刃と生地の間にすき間ができてうまく毛玉が取れなかったり、ハサミだと広範囲の毛玉は取りきれなかったりして、困っていました。

「T字カミソリ」をつかうと、力加減を自分で調節できるため確実に、広範囲の毛玉を一気に刈りとれます!(←『刈りとる』という表現をつかいましたが、実際には、そっとやさしくなでてあげて下さいね。笑)

こちらは、毛玉ができたBEFOREの状態です。
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平らなところに置いて、T字カミソリでやさしく表面をなでるようにします。切れないカミソリだと生地をひっぱって傷めてしまうので、新品のカミソリの使用をオススメします。
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毛がこのように集まるので、手で取ります。
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もう一度、BEFOREです(この程度の毛玉は普段あまり気にしないのですが、今回は比較をするためにこの状態からケアをします)。
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AFTERです。表面のモコモコがなくなりました。
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BEFOREのアップです。
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AFTERです。きれいになりましたね。この後、やさしくブラッシングをして、ケアの完了です。ブラッシングは、カシミヤ用のやわらかいブラシで、一方向にブラッシングしてあげて下さい。毛並みを整えるようなイメージです。強くブラッシングをすると、生地表面が荒れてまた毛玉ができてしまいます(ブラッシングの方法について詳しくはこちら)。
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(2)一番大切なのは「毛玉の予防」です!

カミソリで簡単に毛玉が取れるということは発見でしたが、生地の表面をカットするので、生地は多少なりとも傷みます。そしてなによりも、着るたびに毛玉ができてしまっては、着るのもケアをするのも嫌になってしまいます。

一番大切なのは、やっぱり毛玉を予防することなんです。

以下のメンテナンスガイドのページで書かれている「6つのポイント」が、お洋服の「毛玉の予防」にも通じます。リンク先では、ひとつひとつのポイントについて詳しくご説明してありますので、ぜひじっくりとお読み頂けましたらと思います。

1,上質なコート(=お洋服)を買う(年月をかけて少しずつ増やしていく)
2,着すぎない
3,着たら毎回ブラッシングをする
4, 「丁寧に」着る
5,着たまま汗をかかない
6,洗いすぎない(特にドライクリーニング)

<メンテナンスガイド> 「冬のウールコートを『育てる』ための6つのポイント」をご提案いたします!

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(3)毛玉を「あまり気にしないこと」も大切です!

毛玉の「予防」の次に大切なのは、「気にしすぎないこと」だと思います。お洋服を着ていくうちに、生地表面がやわらかく変化していくのは自然なことですし、そのお洋服が「自分のものになってきたんだ」と考えるとステキなことだと思います。

たとえばウールのニットなら、生地表面が少し毛羽立ってきたぐらいの方が、「味わい」が出て良いと個人的には感じています。もちろん生地表面がみすぼらしく傷んでしまうのは困りますが、ある程度のケアをした上での変化であれば、それも「経年変化」だと思って楽しんで頂けますと、ひとつひとつのお洋服と長くおつきあい頂けるかなと思います。

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(番外編)「ひっかけ」への対処方法。

毛玉のケアをしていると、このような「ひっかけ」が見つかることもあります。
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糸が切れていなければ、かぎ針や針をつかって、ご自分でも直して頂けます。私は100円ショップで、画像右下の小さなかぎ針を購入しました。
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まず、(1)ひっかけの周りの生地を上下左右ななめにひっぱって、飛び出た糸をなるべく落ち着かせます。(2)かぎ針や針で、飛び出た糸を裏に引き出します。
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そのままなじませると、表からはまったくわからなくなります。飛び出た糸が長い場合は、裏側で、生地の近くで結び目をつくってカットしても良いです。ひっかけを放っておくと、それを何かにひっかけて被害を拡大させてしまう恐れがあるので、早めの対処がお勧めです。
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ただし、「糸が切れていた場合」はそこから穴が開いてしまうため、この方法では直りません。当店でお買い上げ頂いたお洋服でしたら、ご相談下さいませ。ブランドに相談して、きれいに直るケースもございます。自分で縫ってしまうと跡が残って、ブランドでも直せなくなってしまうので、まずはご相談下さいませ!

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ここまでお読み下さり、ありがとうございました。ご不明な点やご意見・ご相談などがございましたら、ぜひお気軽にご連絡下さいませ!「こんな方法もありますよ~」といったご提案も、とてもうれしいです。

明日からの週末も通常営業で、皆様のご来店やお問い合わせを、心よりお待ちしております!

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<お問い合わせ>

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