こんにちは、インタレスト(本日はスタッフY)です。
本日は、シリーズ「お客様の壺草苑」。今季20SSにお客様から承った壺草苑のパーソナルオーダーの一部をご紹介いたします。
ご案内しております通り、ただいま壺草苑の来季20AWのご予約&特注を承っております(~8月2日)。
- 壺草苑20AW・展示会レポート >こちらから
- 壺草苑20AW・オンライン受注会の会場である「オンラインストア特設ページ」 >こちらから
- ( 「オンライン受注会」のご利用ガイド >こちらから )
- 壺草苑20AW・インタレストの店頭でのサンプル展示受注会の様子 >こちらから
本日ご紹介するアイテムは春夏物のためシーズンは異なりますが、来季20AWのカスタマイズでお選び頂ける生地が一部につかわれております。壺草苑の素晴らしい職人技も全アイテムで見られますので、ぜひお楽しみ下さいませ。
それでは、以下ご紹介いたします。
1, ワンピース
はじめにご紹介するのは、「バルーンワンピース」という名前のワンピースです。この生地「オーガニックコットン植物柄ジャカード」は、来季20AWのカスタマイズでもお選び頂けますので、ぜひご注目下さいませ。淡色も濃色も、藍の色が映える良い生地です。
生地はオーガニックコットンで、ジャカード織りで柄が表現されています。ふわっとやわらかくて気持ち良く、程よく厚みもあって、一枚でも安心してお召し頂けると思います。
実は、この画像をご覧下さった別のお客様からオーダーを頂きまして、同じワンピースを改めて一から制作してもらったのですが、なぜか染めたときの生地の縮み具合が小さく、同じ大きさに仕上がらなかったという出来事がありました。
工房は、本来の大きさに仕上げるため、改めて縮率(=染めたときに生地が縮む割合)を見直し、少し小さめにつくり直して染めてみますということでした。
工場で画一的に大量生産する工業製品とは異なるのはもちろん、特に壺草苑では、国内の幡屋さんが丁寧に少量生産する生地をつかって、「生き物」である藍を建てて、一点一点職人の手で丁寧に染め上げるので、こうした苦労は今までもときどき聞いておりました。
オーガニックであること、ハンドメイドであることが大きな魅力なのですが、そのことと表裏一体で、科学では説明できない、想定通りにいかないことが実際に起こります。
「まったく同じ条件で染めているはずなのにサンプルと同じ色が出なくて何度も何度も染め直した」という話などは、本当にその苦労が忍ばれるとともに、藍が「生き物」であることを痛感させてくれます。
その都度、藍や生地と真摯に向き合い、1点の完璧な洋服を作り上げるという工房のストイックで誠実な姿勢には、強く感銘を覚えます。また、私たちが壺草苑のアイテムを自信を持ってお勧めできる理由でもあります。
こちらは定番の「四角ワンピース」ですが、織り柄の入った独特のコットン生地「サーフィンワッフル」と、工房長謹製の板締め柄が映えわたり、一点物の素敵なワンピースに仕上がっています。
この生地は、赤みがさす「褐色」がしっかりと出ることが特徴です。この白地と濃藍部分のメリハリを出すために、板締めの際は、藍の発色が最も良い「一番藍(=まだ一度も染めにつかっていない建てたばかりの藍)」をつかうそうです。工芸品と言っても良いような見事な仕上がりです。
2, Tシャツ
春夏シーズンということで、Tシャツを何点かご紹介します。
こちらも工房長謹製の板締め柄です。板締めは、かつて着物の染めにつかわれていた古い貴重な2枚の板で生地を挟み、藍の染液につけて染めます。生地を挟むときに、生地の織り方や挟み方、そして染液へのつけ方を変えることで柄のバリエーションができます。
こちらは、白地が多い板締め柄で、白地部分に一滴でも染液がたれると失敗となる難しい染め柄です。後ろから見ると真っ白なTシャツに見えるというデザインです。
このTシャツ、実はまったく別の長袖トップスである以下の画像1枚目を工房に送って、「この柄のイメージでお願いします。」と伝えてつくってもらいました。
画像2枚目の染め上がったTシャツと今改めて比べてみると、見事に再現されていますね。一体どのように折りたたんで染めるのか、私には想像もつきません。凄い再現力、見事な職人技だと思います。
こちらは濃まだら染めのTシャツです。柄物にも、単色の洋服にも合わせやすい、万能の染め柄です。オーナー様からはその後開催した壺草苑のオンライン販売会で、染め柄違いのTシャツをお求め頂いて、「この夏は壺草苑のTシャツでのりきります!」とのメッセージも頂きました。お気に召して頂けたことがわかって、本当にうれしかったです。
こちらは新生地「コットン×ベルギーリネン天竺」によるTシャツをななめグラデーション染めで制作させて頂きました。
同生地によるTシャツは、店頭在庫が1点のみございます。こちらはすぐにお買い上げ頂けて、この夏から気持ち良く着て頂けますので、ぜひご検討下さいませ。
・コットン×ベルギーリネン天竺・オーバーTシャツ >オンラインストアへ
また、夏物のトップスにつきましては先日、当店で定評のある形を追加入荷いたしました。こちらもすぐにお買い上げ頂けます。(価格もおさえめのものを厳選しております。)
壺草苑のアイテムは、ネットに入れて洗濯機で洗えますので、夏場に本当に役立ちます。私自身も高頻度で壺草苑の夏物を着ていますが、何年ももつので本当に助かっています。
江戸時代には「庶民の野良着」だったという、生地を丈夫にしてくれる灰汁発酵建による天然藍染め。ぜひこの機会にお試し下さいませ。
・オンラインストアの壺草苑のページ >こちらから
3, ボトムス
こちらは20SSで人気のあった「水玉ドット刺繍」生地で仕立てられたその名も「チューリップスカート」。こう見えて、ウェストの後ろ半分はゴムなので、脱ぎ履きは簡単です。
刺繍には素材の異なる糸がつかわれていて、それぞれ藍の染まり具合が異なるため、柄が浮き出る仕組みです。刺繍が入っているため生地も高価なのですが、とてもきれいな仕上がりです。
形は異なりますが、同生地を両サイドにあしらった「切り替えギャザースカート」が、店頭に在庫しております。こちらも脱ぎ履きが簡単で、夏にさらりと履いて頂けます。ぜひお手元にお迎え下さいませ。
・[別注]テンセルリネン×刺繍・切り替えギャザースカート >オンラインストアへ
こちらは定番の「たるパンツ」を、白残しまだらグラデーション染めしています。壺草苑の一人の若手職人が得意とする染め柄で、本当にきれいに仕上がっていて、ため息が出てしまいます。
透けないようにと裏地をつけて縫製されているので、裏地まできれいに染まっています。
4, セットアップ
同じ白残しまだらグラデーション染めで、シャツとスカートのセットアップというスペシャルなオーダーも頂きました。
こちらはシャツで、上→下に向かって濃くなる白残しまだらグラデーション染めです。新生地の「テンセルローン」は色がきれいに映えます。
こちら、実は襟の形も、丸襟からVネックに変更してもらいました。オプション料金はかかりますが、熟練した縫製さんでないとこうした対応はできないため、今後かなり貴重になっていくことと思います。
こちらはスカートです。シャツとは逆に、上→下に向かって淡くなる白残しまだらグラデーション染めです。
このスカートは実は二重になっていて、リボンと内スカートは濃藍染めです。テンセルローンは、濃藍の染まりが強くて、メリハリが効いています。
セットアップで着ると、本当にきれいです。上下セットで着たときに、中心が最も濃くなって、上と下に向かって淡くなるようにと染め方をお願いしたところ、見事に仕上がりまして、感無量です。
ちなみに、こちらと同型のスカートが店頭に入荷しております。品のあるきれいな雰囲気で、さらりとした肌あたりで気持ち良く着て頂けます。もちろん洗濯もOKです。
・[別注]テンセルリネン×コットンローン・二重スカート >オンラインストアへ
こちらは、先ほどご紹介した水玉ドット刺繍生地によるシャツです。濃藍染めをしてもらい、刺繍柄が見事に浮かび上がっています。
こちらは二重スカートです。外スカートは水玉ドット刺繍生地(ななめグラデーション染め)、内スカートとウェストは、織りでドット柄が入った綿麻の生地(濃藍染め)です。
こちらは、スカートでつかわれている2種類の生地を、左右アシンメトリーに組み合わせたオリジナルのはおりです。定番の「シャツジャケット」の着丈を大幅に伸ばして制作してもらいました。
シャツ+スカートのセットアップ。
その上からはおりを着た3点のセットアップです。サイドスリットから、左右逆の生地が見える点が絶妙なデザインで、ステキなアイディアだと思いました。
ちなみに、ここでつかわれている綿麻カットジャカード生地(=画像右半分)は、20AWのカスタマイズでもおつかい頂けます。やわらかくて気持ち良く、透け感もないので安心しておつかい頂ける良い生地です。ぜひご検討下さいませ。
本日は以上です。多くのお客様の来季20AWのご予約&特注、そして入荷アイテムのお買い上げを、心よりお待ちしております。
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