こんにちは、インタレストです。
本日はシリーズ「お客様のkokochi」(→新日記の記事、旧日記の記事)、お客様によるkokochi sun3のオーダー靴をご紹介いたします!(お客様にお許し頂いた場合のみ、ご紹介しています。)
今回の主役は、kokochi sun3の「顔」ともいえる大定番ブーツzanpanoにビブラム#100ソールを敷いた「zanpano #100」(レディース82,000円、メンズ84,000円、ともに「税抜き価格」)です!奇をてらわないオーソドックスなデザインが潔い上、革のクオリティがとても高いのと、つくりがしっかりしているのとで、たまらなくカッコイイ靴に仕上がっています!
今週末から始まる受注販売会「路地裏の靴作家 vol.7」で靴をオーダー頂く場合、オーナー様に完成品をお渡しするのは11月になります。つまり、秋の受注販売会は、ブーツのオーダーをご検討頂くのにまさにバッチリのタイミングなのです!
本日ご紹介するzanpano&zanpano #100はもちろん、私・店長Dが惚れ込んでいる新作サイドゴアブーツBrooklyn(→#100仕様も可能です)など、他にも魅力的なブーツモデルがたくさんございますよ~!
それでは以下、本日の主役をじっくりご覧下さいませ!
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まずはこちら、全体像です!ボディはぐるり一周馬革キャメルで、ソールと靴ひもでダークブラウンをつかって靴の印象を引き締めています。いつもお話ししています通り、zanpanoはワークブーツながら細身で端正な顔立ちをしているのが特徴です。そのzanpanoのソールがビブラム#100になると、それらに「たくましさ」、「力強さ」といった雰囲気が加わります。
#100ソール仕様の靴は男性向けと思われがちですが、私たちとしては女性にもオススメしたいんです。デニムパンツなどカジュアルなアイテムとの合わせは間違いありませんし、ワンピースなどのレディースアイテムと合わせて、足元で強烈なギャップを演出するのも楽しいです♪
インタレストのお客様でzanpanoをオーダー下さる方の間で人気なのが、「(同色の)馬革のシボの有無によるツートーン」のデザイン。この靴では、つま先で「シボあり」の部分がつかわれていて、ボディで「シボなし」の部分がつかわれています。「シボあり」は、つま先のほか、「はね」と「かかとのタブ」でもつかわれています。そうと分かって見ないと気づかないレベルのツートーンで、ほんのちょっとした遊び心ですね。
それにしても、この馬革キャメルの美しさです。キメの細やかさ、オイルの乗り、色の入り・・・文句の付けようがありません。この日の日記でも触れましたが、馬革キャメルの現行ロットは絶品です。この革この色をご指定の場合は、お急ぎ頂くのがよろしいかと思います・・・!
ウェルト(=ボディとソールをつなぐパーツ)にミシンステッチ。「ミシン」ステッチ(笑)。なぜミシンを強調したのか・・・答えはこちらの中に・・・笑。
靴ひもはディアスキン(鹿革)のブラウンを、工房で水などをつかってしごいた革です。無加工の場合と比べて、色味がずいぶん濃くなります。
靴ひもとソールがダークブラウンですので、それらに合わせて革のコバ(=縁)にもダークブラウンの色を入れています。この画像でいうと、ギザギザの部分です。馬革キャメルを切った断面はナチュラルカラーなのですが、こうすることによってダークブラウンで縁取られ、靴全体に統一感が与えられます。
この部分もそうですね。このようにコバに色を入れるのは、追加料金なしのレギュラーオプションで、どなたでもいつでもご指定頂けます。ほとんどのオーダーであまり議論にならない部分なのですが、「この靴の場合は・・・」というときは私たちからご提案いたします。どうぞご安心下さいませ。
ちなみに、ご参考までにこちらのTramp-low、同じぐるり一周馬革キャメルのデザインですが、コバの色入れは「なし」です。ずいぶん印象が違うと思われませんか?
この靴の場合、靴全体でガッツリ「シボあり」の部分をつかっているのと、ソールもムラがあり光沢のない「マット」にしているということもあり、クラフト感満載ですよね。まさに本日ご紹介している端正な顔つきのzanpano #100とは対照的な雰囲気です。
この靴のオーナー様からすれば、コバの色入れは「もちろんなしで」ということになります。それによって得られたであろうキリッとした雰囲気は、確かにデザインコンセプトとちぐはぐですよね。オーナー様それぞれのお好みやご希望に応じて、できあがる靴はそれぞれまったく別の印象になります。このことは、kokochi sun3で革靴をオーダーすることの醍醐味の一つといえます。
戻って、本日の主役です。改めて「きれいな靴」ですよね!この靴のオーナー様は、「基本はシンプルで合わせやすい靴」をご希望でしたから、自ずとこのような雰囲気で仕上がります。また、上でお話ししましたように、つま先と「はね」で、「シボあり」の部分がつかわれていることもご確認下さいませ。
ビブラム#100ソールは、ハンドソーン(=手縫い)でウェルトを縫い付け、レザーソール一層を張ったそのあとに張られます。言い換えれば、通常の仕様に+αの一手間が入っているため、オリジナルのzanapanoと比べて追加料金が発生するのです。(ウェルトを縫い付けずにゴムを張るだけなら、はるかに簡単に、はるかにお安く仕上がるのですが、堅牢度、ソール交換の可否、そして見た目と、あらゆる面で大きく劣ります。)
この「かかと」とか、ものすごくカッコ良くないですか??ダークブラウンの光沢のあるソール(ロウ・ブラウン)に、ブラックのゴムの層が入っているさまがたまりませんね!
今秋冬の新作靴「Brooklyn」、実はzanpanoと同じ木型がつかわれてつくられています。きっとご想像になるより、実物はスッキリとシャープな顔つきだとお感じになると思います。(そして、その見た目からはとても想像できないレベルの、抜群の履き心地の良さが魅力的です。)
そしてそのBrooklynも、本日ご紹介しているzanpanoと同じように、#100ソール仕様のおつくりもできます。(税抜き+4,000円のオプションということも同様です。)
上の2足のBrooklynは、両方とも同じ女性のオーナー様の靴です(詳しくはこちらをご覧下さいませ)。この方のご厚意で、来週末から始まる受注販売会の会期中、この2足をインタレストの店頭で展示させて頂けることになりました。ぜひこの2足の雰囲気の違いを、実物をもって体感頂けましたらと思います!
それでは以下、#100ソールの「たくましさ」、「力強さ」、そして「カッコ良さ」、ぜひたっぷりご堪能下さいませ!(早速このヒールからしてシビれますね~!)
この靴のオーナー様は、秋の入口や春先にも履きやすいようにと、明るい色味の革ひもも追加でオーダーなさいました。(税抜き+1,200円のオプションです。)
ディアスキン・ベージュの靴ひもです。新品時にはほとんどホワイトのような色味ですが、徐々に飴色に焼き上がっていきます。その姿をご想像になりつつのオーダーです。
オーナー様が迎えにいらっしゃいました~!
ご本人の印象としても、私たちが見たところでも、新品時としては完璧なサイズ感で、もちろんとってもお似合いに♪
しっかりした重量のあるzanpano #100ですが、「重たい靴は履き慣れている」とのことで、その点も安心です。蛇足ですが、「靴は軽い方が良い」というのは、一概に正しいとはいえません。特に長年の付き合いになる靴の場合、むしろ一定の重量があった方が良いです。このあたりの話にご興味がおありでしたら、ぜひ店頭で私・店長Dまでお尋ね下さいませ。
オーナー様、このたびはシビれるカッコイイ靴のオーダー、誠にありがとうございました!履いてケアをなさって、このあとどのように育っていくのか、私たちもとっても楽しみです。ときどき拝見できましたら嬉しいです!
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本日は以上です!
いよいよ開幕まであと数日と迫りましたkokochi sun3受注販売会「路地裏の靴作家 vol.7」(8月29日~9月6日)、ぜひこの日の日記と森田さんへのインタビュー小冊子をご一読の上、ふるってご参加下さいませ!
インタレストは明日ももちろん通常営業です!多くのお客様のご来店とお問い合わせを、心よりお待ちしております!
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