こんにちは、インタレストです。

本日は、壺草苑の来季2015年秋冬シーズンの新作展示会につきまして、詳細にご報告いたします!

もちろん新作のお洋服(=形)のリリースもありますし、私たちインタレストが壺草苑の大きな魅力であると考えている「染められる側=素材・生地」でも新しいものが数多く登場していて、相変わらず「どんなお洋服をつくろうかな・・・!」と、心からワクワクさせられる内容です!

(下ですぐに登場しますが、こちらは新しくリリースされたコットンコーデュロイの生地です。)
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*パーソナルオーダー(特注)を承ります!

期を追う毎に、壺草苑でパーソナルオーダーを下さるお客様がどんどん増えていますが、もちろん今回も承ります!

「Aという素材をつかって、Bというお洋服をつくり、染めはCの濃さで」というオーダーはもちろん、「スカートの裾丈を○cm短く」ですとか「シャツの袖丈を○cm長く」、「ボタンは△をつかって」など、多少のサイズ・デザイン修正(有料or無料)も承ることができてしまいます!(←驚!)

そうなるとそれはもはや「ご予約」ではなく、文字通りの「特注」です。そしてこの「特注」ができてしまうからこそ、壺草苑のパーソナルオーダーがどんどん増えているのです。(ご自分のお身体やお好みに合わせたお洋服がつくれてしまいますので!)

(こちらはご参考です。1枚目も2枚目もまったく同じ「形」のシャツです。1枚目:生地=薄手コットンフランネル、染め=濃濃藍、ボタン=ブラックシェル。2枚目:生地=コットンラミーシャンブレー、染め=中藍、ボタン=ホワイトシェル。)
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*ご相談やお問い合わせは、店頭もしくはお電話・問い合わせフォームにて承ります!

価格、生地感やサイズ感、色味、あるいは「可能なことor不可能なこと」・・・などなど、ぜひお気軽にお問い合わせ下さいませ!

なお、パーソナルオーダー受付の締め切りは、6月28日(日)の閉店時間19時とさせて頂きます。このタイミングは「オーダー受付の締め切り」です。お見積もりが必要になる場合もございますので、お問い合わせやご相談はなるべくお早めにお願いいたします!

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それでは以下、じっくりたっぷりご覧下さいませ~!

 

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1,「色見本」を見ながら、パーソナルオーダーをご検討下さいませ!

実は少し前に、工房に対して「ほんの端切れでも良いので、色見本があるとお客様にご説明しやすいかもしれないですね」と相談をしていました。

私たちは染めの濃さについて、通常の3段階(淡藍→中藍→濃藍)ではなく、5段階(淡淡藍→淡藍→中藍→濃藍→濃濃藍)で指定することが多く、お客様にもそのようにご説明しているので、「何か代表的な生地1種類でも良いので、5段階に染め分けた色見本があればなあ」と常々感じていたためです。

そして先日、「色見本ができましたから送りますね!」と連絡があったので、封筒くらいの大きさで届くのかと思いきや、そこそこの大きさの段ボール箱でやってきました。「あれれ??」と不自然に感じながらも開けてみると・・・

実際には、生地の種類は5種類、染めの種類は5段階+まだら染め、しかも端切れどころか、いずれもハンカチ半分くらいの大きな生地で、しかも端はロック処理(→ほつれ止め)までしてあるという、「これは商品か」と見まがうレベルのものが送られてきました!
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左から、薄手のボイル、コットンラミーシャンブレー、イタリアンリネン、綿麻ダブルフェイス、コットンローン。どれもインタレストでおなじみの定番生地ばかり。こうして改めて見比べてみると、同じ濃さの染めでも生地によって全然色味が違うんですよね。実際にこれらをご覧になったお客様も、皆様異口同音に「完成品を具体的にイメージできて良い」と仰います。(あとは、「これそのものが欲しい」と、これも皆様・・・笑。)
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それにしても仕事が丁寧で・・・。こういう誠実な姿勢は、私たちも見習わなくてはいけません。
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それぞれの生地には素材構成と・・・
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そしてこのような説明が付いています・・・!
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今後のパーソナルオーダーにつきましては、これら色見本を見ながらご検討頂くことができてしまいます!ぜひぜひご活用下さいませ!(さらに今後も、秋冬の定番生地をはじめ、もう少し色見本を充実できればと考えています。)
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*パーソナルオーダー受付の締め切りは、6月28日(日)の19時です!

繰り返しになりますが、このタイミングは「オーダー受付の締め切り」です。お見積もりが必要になる場合もございますので、お問い合わせやご相談はなるべくお早めにお願いいたします!

 

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2,来季秋冬展示会の様子、はじめに、ラックにかかっているお洋服の一覧画像を!

それでは以下、いつも通り画像にナンバリングしながら、来季秋冬展示会の様子を詳細にご案内してまいります!

ここではラックにかかっているお洋服の一覧画像を集めてみました。(それぞれの詳細につきましては後に続きます。)たとえば「画像(3)の前から4番目の洋服について・・・」などと、店頭でのご相談やお問い合わせのときなどにご活用下さいませ!

(1) コットンウール・キルトニット。
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(2) 厚手コットンフランネル、コットンコーデュロイ、薄手コットンフランネル。
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(3) 麻ウールビエラ、パキスタン手織りコットン。
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(4) オーガーニックコットンニット、綿麻ニット、ウールローゲージニット。
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(5) 綿ウールビエラ、パキスタン手織コットン。
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(6) これは・・・メモが残っていない・・・笑。染めは炭染めですね。形はジャケットとコート。ご要望がございましたらお調べいたします!
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3,「生地ごと」に、詳細にご紹介してまいります!

壺草苑のオーダーでは、今回ご紹介するサンプルそのものだけでなく、別の生地をつかってそのサンプルの形でつくるということも可能ですので、本日の記事では「生地ごと」に画像を並べてみました。

ここでご紹介するお洋服自体はほとんどレディースアイテムですが、つかわれている「生地」はもちろんメンズアイテムでもおつかい頂けます。メンズアイテムは、下の方でまとめてご案内いたします。

(なお、以下でサンプルを着用してくれているのは、別に断りのない限り、壺草苑の藍染め職人である丹羽さん、身長157cmです。)

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まずは以下、「A」~「D」までの生地は万能生地で、シャツ、ワンピース、チュニック、スカート、パンツ、そしてもちろんメンズアイテムと幅広くおつかい頂けます!ちなみに、(新)と印のある生地は、来季秋冬から新しくつかえるようになった生地たちです。

A: コットンコーデュロイ(新)

新しい生地です。コットン100%のコーデュロイ。薄すぎも厚すぎもせず、しなやかでやわらかい生地感の上質なコーデュロイです。そして、次のBでご案内する定番の薄手コットンフランネルとこのコーデュロイとが、きっと秋冬生地の両輪として人気を博すのではないかという予感がします。

温かく丈夫で、かつ畝(うね)の「かすれ」などカッコ良いエイジングを見せるコーデュロイですが、この生地はさすが壺草苑が選ぶだけあって藍染めの乗りも抜群です。まずはなんと言ってもシャツ(レディース・メンズともに)でつかいたいと感じるのと、あとはワンピースやチュニックでつかってもきっとかわいいと思います!

(7)
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(8) そのコットンコーデュロイでつくられた、こちらは新しい形のシャツです(淡藍染め)。Aラインのシルエットが出る着丈の長いオーバーサイジングのシャツで、両脇にポケットも付いていますので、シャツとしてだけでなくチュニックのような着方もお楽しみ頂けます。
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(9) そもそも展示会の招待状に「コーデュロイの生地云々」と書かれていたのを見た瞬間に、心がトキメキましたからね。笑
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(10) こちらもコーデュロイ生地でつくられたサンプル。 左が定番の形の七分袖チュニック(濃藍)、右が上の(8)で着ているシャツとまったく同じ形のシャツ(まだら染め)。
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(11) 切り替えの箇所や生地の畝の部分に独特の「かすれ」が出るのが、コーデュロイの「味」です。着れば着るほどに、その「味」の雰囲気がどんどん良くなっていきます。当然ながら、発酵建による藍染めがなされたコーデュロイ生地は初めて見ましたので、これからどんな風に変化していくのかというのが、私たちにとってもたいへん大きな楽しみになりそうです!
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(12) このまだら染めの入ったコーデュロイの表情が、ことのほかカッコ良かったです。
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(13) そう、ワンピースのグラデーション染めもとってもステキでした。このワンピースも新しい形で、身幅・着丈ともにかなり大きめに取られていて、かつポケットも付いているので、前身頃のボタンを開けて着ると薄手のロングコートのような雰囲気になります。このようにコーデュロイでつくれば、春先と秋口はそれこそスプリングコートとして、冬から真冬にかけてはコートの下のメインとして、大活躍してくれそうです。(2枚目は縞柄&格子柄生地でつくられた、同じ形のワンピースです。)
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B: 薄手コットンフランネル(定番・継続)

秋冬の大定番の薄手コットンフランネル生地はもちろん継続です!というより、これがなくなったらショックです・・・笑。「壺草苑でつくる1着目のシャツ(秋冬)」の生地としては、第一にオススメしたい素晴らしい素材です。

とにかく驚くほどやわらかく肌触りが良いことと、藍染めの乗りが素晴らしいことの2点が、一般的なフランネル生地のイメージを覆す、その大きな魅力です。加えて、やはりこれもフランネルならではの麗しいエイジングを見せるという点も見逃せません。

コーデュロイと同様、シャツ(レディース・メンズ)でつかうのがその筆頭の候補で、あとはチュニック、ワンピースも良いと思います。ボトムスでおつかいになるのは、次の「C」の厚手コットンフランネルがオススメです。

(14) 左から中藍、濃藍、濃濃藍(すべて表地仕立て)。左の2着がレディースシャツ、右がメンズシャツです。
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*薄手フランネルでは、表地仕立てと裏地仕立て、どちらもオススメなんです!

通常フランネルは表地が起毛している風合いになるのですが、この生地の場合、裏地への藍染めの乗りが抜群に良いという特徴があるので、裏地を表側にして仕立ててつくるのも一興です。濃藍染めにして「褐色(かちいろ=赤みが差す藍染めの究極的な濃さ)」を楽しみたいときは、この裏地仕立てがオススメです。

(15) 1枚目は中藍の表地仕立て、2枚目が中藍の裏地仕立てです。表地仕立てではフランネルならでは温かみがあり、裏地仕立てでは美しい光沢が上がっています。画像だと分かりにくいのですが、実物では両者はまったくの別物です。
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(16) 1枚目では中藍の表地仕立てをスカートと合わせてカジュアルに着て、2枚目では濃藍の裏地仕立てをパンツと合わせてきれいめに着ています。
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(17) 濃濃藍の表地仕立て(1枚目)と裏地仕立て(2枚目)のイメージです。これも画像では分かりにくいのですが、表地仕立てでは「濃い藍色」なのですが、裏地仕立てでは明らかに「褐色」です。
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(18) こちらは昨年パーソナルオーダー頂いた、ある男性のお客様のフランネルシャツです。特注で仕立てていまして、ヨーク(2枚目後ろ身頃の肩周り)と袖先だけ表地をつかい、あとの部分は裏地をつかって縫製しています。それを藍色をたっぷり残した「変わり板締め」で染め上げたもので、これは本当に逸品、工房の気概を感じる傑作だと感じています。
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C: 厚手コットンフランネル(新)

そしてそして、今回より上でご紹介した「薄手コットンフランネル」に加えて、「厚手コットンフランネル」が新たにラインナップに加わりました!

「肉厚」というほどではありませんが、新品時はしっかりと硬く、ゴリッとした雰囲気があります。これがまたメチャクチャカッコ良くって・・・!工房としてはメンズ向けに用意した生地とのことですが、こういうソリッドな雰囲気こそを好まれる女性のお客様もいらっしゃると思います!

シャツでつかうのが最高にカッコ良さそうですが、薄手コットンフランネルと比べてもかなり丈夫なはずですので、ボトムスでつかうのにも適しているのではないかと感じます。(ワンピースやチュニックでは重たくなりすぎる気がするので、あまりオススメいたしません。)

(19) スミマセン、なぜか画像が1枚しか、しかも遠目に撮ったものしかありませんでした・・・汗。この画像の右側の濃濃藍のシャツが、厚手フランネルで仕立てられたメンズシャツです。生地の感触は記憶しておりますので、気になるというお客様はぜひお気軽にお尋ね下さいませ!
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D:メリノウールフラノ(フランネル) (新)

その名の通り、ウールでも最高レベルのクオリティといわれるメリノウールがつかわれた、極上のウールフランネル生地です!またスゴイものを・・・笑。

ウールの、しかもメリノウールのフランネル生地ですから、温かさ、やわらかさ、肌触りの良さは申し上げるまでもありません。たとえば、この生地をつかってシャツをつくったなら、セーター並みの温かさになると思います。

そう、この生地は何でつかっても良いと思うのです。シャツ、軽めのジャケット、ワンピース、チュニック、スカート、パンツ。もちろんメンズアイテムでもあらかたおつかい頂けそうです。トップスでつかうと気持ち良いだろうな~・・・(妄想)。

(20) フランネル生地ですから表面は起毛しています。見た目もとても温かな印象。
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(21) サンプルでは、この新作キュロットパンツの形でつかわれていました(左が淡藍、右が濃藍)。会場で「ずいぶん裾丈が長いですね」という話になり、「このくらいにしましょうか」ということで、画像右側(ウェストを一度折り返して履いています)くらいの長さに修正されるかもしれません。とはいえ、裾丈の長さはパーソナルオーダーで調整できますので、ご自身のお好みの丈でおつくり頂けましたらと思います。
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(22) 触るとふわっとした質感です。それからすっごく軽いです。いろいろ驚かされる生地です・・・!
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(23) それから、こちらのオーバーサイジングの新作プルオーバーワンピースでは、まだら染めで上がっていました。これもかなり大きいサイズ感です。このウールフランネル生地でつくると、ビックリするほど温かいはずです。
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以下、「E」~「G」では、秋冬のアウターでもつかえる厚めの生地が続きます!

E:コットンウール・キルトニット (新)

これも新しい生地・・・と、それにしても本当に新しい生地が多いですね!こちらも名前の通り、ウール混のキルト生地なので、もちろんその温かさは折り紙付きですが、私の中でおもしろかったのは、「すべての生地の中で一番かわいい」という印象を持ったことです。

以下に画像が続きますが、キルティングされているので、アウターとしてつかえるというのが大きいと思います。あるいはシャツで仕立てて、シャツジャケット風に着るとか、いずれにしてもトップスでつかうならアウター寄りのアイテムとの相性が良さそうです。ボトムスではスカートでもパンツでも、何でもOKですね!

(24)
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(25) 画像右側、丹羽さんが着ているのは大人気定番のポンチョ(濃藍)ですが、この生地でつくると「かわいい」と思われませんか?会場でも2人で「この生地でつくるとかわいいですねえ」、「そうねんですよ~」と大いに盛り上がりました。左側は新作のジャケットです(淡藍)。
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(26) このポンチョが相当なお役立ちアイテムでして、シャツの上から軽くサラッとまとっても絵になりますし(1枚目)、かなり横に大きいのでジャケットの上からガバッと羽織ることもできてしまいます(2枚目)。ボトムスも選びません。
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(27) 当店スタッフY(身長160cm)が着るとこういうシルエットが出ます。「横に大きい」と書きましたが、この通り、シルエットが膨らむということはありません。いろいろな意味でたいへんオススメできるアイテムです。
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(28) キルト生地に戻って、こちらは新作のスカートです(中藍)。この形もステキでしたね。このスカート、実はすごくぜいたくなつくりになっていて、切り替わっている黒みがかった部分では、藍染め×松煙染めされたコットンの生地がつかわれているんです・・・!凝っていますよね!
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F:パキスタン手織りコットン(白綿) (定番・継続)

パキスタンで手紡ぎ&手織りでつくられた風合い豊かな(=目が粗めの)コットン生地で、とにかく「使い勝手の良さ」がその最大の魅力です。たとえば、「シャツ1枚だと肌寒いけれど、ニットカーディガンを着ると暑い」というようなときに、この生地でできたジャケットをさらりと羽織ると、本当に「ちょうど良い」んです。

私・店長Dも昨秋にこの生地でメンズジャケットをつくって、それ以来ついつい着まくってしまっています。私に限らず、お買い上げ下さったお客様が皆様同じことを仰り、やはりすごい頻度でご愛用下さっているようです。

手紡ぎ&手織り生地らしく、着るとどんどんやわらかくしなやかになじんでいくのも、この生地の忘れてはいけない魅力ですね!シャツ生地ではありませんので、やはりアウターやボトムスでおつかい頂くのが最適ではないかと思います。

(29) 左が濃濃藍、右が中藍。
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(30) 左が昨秋リリースされてそれ以来大評判のメンズカバーオール(濃濃藍)。私が私物で持っているのがこの形です。(女性のお客様がお求め下さるケースも少なくありません。) 右も継続アイテムであるノースリーブワンピース(中藍)。
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(31) こちらが散々着まくって洗いまくっている私・店長Dの私物です。ちょっと青っぽく撮れすぎていますが、実際には濃藍(=5段階中4番目の濃さ)を指定した色味です。も~便利すぎて便利すぎて・・・!
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(32) 「女性もお求め下さる」と書きましたが、身長160cmの女性が着るとこのような雰囲気になります。ラグランスリーブなので、肩周りがことさら不自然にならないのが良いんです。Yもこうして着るたびに「自分も欲しい」と言っています。笑
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(33) それからこの生地といえば、このコートですね~!喜ばしいことに継続です!このコートには総ウールの裏地が張られていますので、真冬の防寒具として着て頂けます。サンプルでは色味で切り替えていますが、もちろん単色で仕立てることもできます。
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(34) これは着て頂くと皆様ビックリされるのですが、しっかりとシルエットが計算されたコートなんです。生地はかなりたっぷりつかわれているのですが、不自然に膨らみません。昨秋の販売会でとてもご好評を頂きました。ぜひお試し下さいませ!
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G:麻ウールビエラ (定番・継続)

麻とウールがおよそ半々でつかわれている、シャリ感とストンという落ち感のある厚手の生地です。こちらも継続です。

遠目には真上のパキスタン手織りコットンと似ているのですが、近づいて見たり実物に触れたりするとまったく違います。こちらは太めの麻糸とウール糸の綾織りの生地なのですが、どちらかの糸(確かウールの方だった気が・・・)でブラックの色糸がつかわれています。

それなので、この生地を藍染めするとまるでインディゴデニムのような見た目になり、それがとってもカッコイイんです!(もちろん質感はまるで違います。)

ウールがたっぷりつかわれているので、パキスタン手織りコットンと比べるとずっと温かいです。仕立ては、やはりジャケット以上のアウターか、あるいはワンピースやボトムス類がよろしいかと思います。

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(36) 左がメンズカバーオール(濃藍)、右が定番のポンチョ(中藍)。
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(37) この生地をカバーオールの形にして、かつそれをまだら染めした、あるお客様によるパーソナルオーダーアイテムがこちらです。デザインイメージは「藍染めによるカモフラ柄」。これは飛び上がるほどカッコイイ仕上がりで、初めて見たときにはとても興奮しました。このジャケットのオーナー様は、秋冬用にこちらを、そして春夏用にパキスタン手織りコットンでもう1着、ディテールの異なるデザインでこのジャケット2着をお持ちです。「あまりに便利なので一年中着ていたくて」と、オーナー様。
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「H」~「I」は、ニット類で私たちが気になったアイテムたちです!

ニット類は、なかなかインタレストの店頭在庫としては入荷しにくいので、気になるというアイテムはぜひ決め打ちでパーソナルオーダー下さいませ!

特に下の「I」でご紹介するローゲージニットは、私たちインタレストとしても手放しでオススメいたします!

なお、ニット類は基本的には形が決まっていますので、パーソナルオーダーでお選び頂けるのは染めの種類だけです。また、糸染めのアイテムは、サンプルそのもののおつくりのみです。

H:糸染め・かすりニット(新)

(38) 糸の状態で藍染め(ムラ染めor板締め)しているので、それで編んだニットは、このように豊かな表情になります。
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(39) 新作のボートネックニット。工房のイチオシアイテムでもあります。素材はコットン60%・ウール40%で、とてもやわらかく温かいです。
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(40) この首回りがうまいこと仕上がっているなあという印象を持ちました。ムラっぽい表情のニットなので、下に単色の藍染めシャツなどを合わせても良いかもしれません。
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I: ローゲージニット&オーガニックコットンニット(定番・継続)

(41) こちらの定番の大人気アイテム、ローゲージニットプルオーバー(左・濃濃藍)、オーガニックコットン・タートルロングチュニック(右・グラデーション)、両方とも継続です!これはヒヤヒヤしていましたが、継続だそうです!良かった!笑
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(42) ローゲージニットプルオーバー、昨秋リリースされ、もともとはメンズアイテムとしてのご提案でしたが、インタレストでは男性にも女性にもたいへんご好評を頂きました。なくなっては補充して、なくなっては補充してを5回くらい繰り返したかもしれません。
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(43) 濃濃藍です。身長160cmの女性が着ると2枚目のような、キリッと引き締まっているようで、ずいぶんとかわいいという、得がたい雰囲気になります。なんといっても壺草苑が染めた藍色の色味なので、およそセーターではお目にかかることのできない圧倒的な美しさです!まさに唯一無二のセーターだと思います。
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(44) 中藍です。身長179cmの私・店長Dが着た画像が2枚目です。入荷当初からずっと狙っていて、そして最後の最後に自分用に買うことができました(笑)。ただ、もうその頃には冬が終わりかかっていたので、次の秋冬にはガッツリ着まくりたいと思います!
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(45) このオーガニックコットン・タートルロングチュニックも、昨秋は入荷後一瞬で完売したアイテムです。こちらの画像は、「上→下で薄く(濃藍→中藍)」という珍しいグラデーションで、画像を見て「これだ」と目を付けてご来店下さったお客様の元へお嫁にいきました。
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オーガニックコットンニットならではのやわらかさ・肌触りの良さが大きいのと、あとはタートルネックや裾先の大きめのリブなどのディテールが効いて、インナーとして着て差し色になってくれるということも大きな魅力です。
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4,メンズアイテムのまとめ

メンズアイテムについては、「洋服の形」自体は新しいものはほとんどないのですが、何しろここまでご紹介してきたたくさんの新しい生地たちがいますので、それをつかって、まったく新しいお洋服をつくることができそうです!

(46) たとえば、カバーオールでしたら、「E」のコットウール・キルトニットとかいかにも良さそうです!さわやかに中藍くらいでもカッコイイと思いますが、まだら染めなんかもカッコイイと思います!
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(47) シャツはやっぱり欲しいですね!ダントツオススメなのは、「A」のコットンコーデュロイと「C」の厚手コットンフランネルという2つの新しい生地ですが、「D」のメリノウールフラノあたりでつくっても冬らしくていいかもしれません!
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(48) あとは、めでたく継続となった、こちらのローゲージニットは鉄板ではないでしょうか。昨年逃したという方は、ぜひこの機会にお求め下さいませ!藍染めされてかなり生地が強化されていますから、ずっと長いこと着て頂けると思います!一緒に育ってまいりましょう~!笑
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5,ストール・マフラー類

ストール・マフラー類は展開自体はとても多様なので、ここでは特に私たちインタレストが気になった2種類をピックアップしたいと思います!

(49) 左が新作でウール100%のヘリンボーン生地をドット柄で染めたもの、そして右が昨年秋冬にたいへんご好評頂いたシルクカシミヤ大判ストール(淡藍・継続)です。
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(50) ヘリンボーン柄が横向きに入っているのがおもしろい生地です。そして展示会場でビックリしてしまったのですが、このドット柄、なんと板締めで入れているのだそうです!確かに、一見して絞り染めっぽくないのですが、まさか板締めとは・・・!板締めならではのボヤっとした輪郭と、ほんの目立たない程度にシュッと放射する染めムラがとってもステキです!藍染めドット、しかも板締めって、ドット柄の生地はあまたあっても、これは「ない」ですよね!「かわいいのにカッコイイ」みたいな!
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(51) 高価ながら、そのあまりの美しさ・肌触りの良さ・温かさで、昨年は数多くお求め頂いたシルクカシミヤ大判ストール、継続かどうかかなりヒヤヒヤしていたので、こうしてまたご案内できてとても嬉しいです!インタレストで最も人気のあるストールである「コットンジョーゼット大判ストール」と比べてもさらに大判で、それから工房では「ショール」と呼ぶように長方形というよりは正方形に近い形をしています。
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(52) シルクカシミヤ大判ストール、こちらはインタレスト特注の「ななめグラデーション染め」です。どう巻いても必ずグラデーションの表情が出ます。シルクとカシミヤという光沢の出る生地ならではの鮮やかな発色で、「タペストリーにしてしまいたい」というお声も頂くほどの美しさです。
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「華のあるマフラー」にもなってくれます。カシミヤもシルクも動物繊維で抜群に温かい素材なので、これだけ薄手の生地なのに真冬でも十分な暖が取れます。
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(53) シルクカシミヤ大判ストール、こちらは「やってどうなるか分からない」と工房を困惑させた(笑)、インタレスト特注のまだら染め。いや~でもこれがまた花柄のようで、本当に華やかで美しかったんです。こちらのシルクカシミヤ大判ストールについては、染めの種類はパーソナルオーダーでお選び頂けます!
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(54) 以下は、時間の関係で説明を受けられなかったのですが、ギリギリまで撮影してきましたのでザッと画像をご覧下さいませ!(詳細につきましては、ご要望を頂けましたらお調べいたします。お気軽にお問い合わせ下さいませ!)
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本日は以上です!長くお付き合い下さいまして、ありがとうございました!

単純な画像の枚数とかならもっと大きな記事もあったと思うのですが、書くのにこれだけ時間がかかった展示会レポートは初めてです(笑)。壺草苑の場合、過去のアイテムでも、形・生地の種類・染め方などで大いにご参考にして頂けそうなものが結構あって、それをあちらこちらから引っ張ってくるのに思いのほか時間がかかりました。これから書くときには気をつけないと・・・笑。

 

ともあれ、本日より6月28日(日)までパーソナルオーダーを承ります!壺草苑の場合、ここまででご説明してきましたように、有料・無料含めて「ここまでできちゃうの?」というくらいカスタマイズしたパーソナルオーダーが可能です。分からないことも多いかと思いますので、まずはぜひお気軽にご相談下さいませ!

お問い合わせとパーソナルオーダーは、店頭とお電話・問い合わせフォームなどで承ります。ぜひ受付期間中に、どしどしお寄せ下さいませ!お待ちしております!

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