こんにちは、インタレストです。

本日はシリーズ「お客様のkokochi」(→新日記の記事旧日記の記事)、お客様によるkokochi sun3のオーダー靴をご紹介いたします!(お客様にお許し頂いた場合のみ、ご紹介しています。)

 

本日の主役は、その本来の端正な出で立ちにふさわしいクラシカルなデザインから、はたまたカラフルでカジュアルなデザインまで、オーナー様のお気持ち次第でまさに「変幻自在」の表情に仕上がる大定番靴「らるごHSS-SL」です!それぞれにオーナー様の深いこだわりのもとで生まれた4足を一挙に、大ボリュームでご紹介いたします!

ちなみに、今くらいのタイミングでオーダー頂きますと真夏に入ろうという時期にお渡しできますので、「短靴なので夏場に目一杯履きたい!」というご要望にもお応えできます♪

 

また、このらるごHSS-SLについては、私たちインタレストが「1足目のkokochi sun3」としても自信を持ってオススメしているモデルです!

(1)靴のフォルム自体はとてもシンプルなので様々なスタイリングで合わせやすい、(2)ハンドメイド靴ならではのハンドソーンウェルト製法による安定感あふれる履き心地をお楽しみ頂ける、(3)履いたときにアーチを作ってくれる木型による快適な足入れ感、(4)もともと頑丈である上に最終的にはソールの張り替えによる長年の着用が可能である・・・などが、その主な理由です。

私たちインタレストがオープンしたときから存在する数少ないモデルの1つで、今もこうして継続してオーダーを頂き続けています。「シンプルな短靴・・・それでいて特別な1足を探している」「ハンドメイド靴の楽しさ・履き心地の良さを体験したいがモデルで迷っている」などといったお客様に、ぜひオススメしたい1足です・・・!

 

それでは以下、それぞれに本当にこだわってデザインされていて、「この4足って本当に同じ靴?!」というくらいまったく異なる表情で生を受けた4足を、ぜひジックリたっぷりご覧下さいませ~!

 


 

1,らるごHSS-SL(馬革ワイン+ロウ・栗渋ソール)

丸ごと1足馬革ワインでつくったシンプルで端正なデザインです!馬革ワインのように深い色味のボディにすると、特にソールを深い色味にするか淡い色味にするかで靴の印象が大きく違ってくるのですが、こちらのオーナー様は明るいナチュラルカラーを合わせて靴全体が重たくならないようになさっていますね♪

つま先ではつるっとしたシボのない部分を、ボディの部分では粒系のシボの入った部分をつかわれて、「同種同色レザーによるツートーン」デザインになさっています。「ワントーンだとちょっと物足りないけれどツートーンほど華やかにしたくない」というときに、馬革だからこそ実現できる粋なデザインです!

靴ひもはソールの色味に合わせてベージュをセレクト。ただ、ひもはソールと違ってつけ替えることができるので、「最初はどうするか」くらいのお気持ちで大丈夫です。

馬革では「シボなし」のデザインが人気ですが、こうして見ると「シボあり」の豊かな表情も捨てがたいように思います・・・!この靴のオーナー様は男性ですが、まさにそのオーナー様が履かれるのにふさわしい雄々しいカッコ良さも備わっているので、皆様にもぜひご参考にして頂きたいです!

ソールはインタレスト限定の「ロウ・栗渋ソール」。これまでもときどきご説明してますが、もともとブラウンとブラックの2種類だったクラシカルなロウコーティングのソールで「どうしてもベージュが欲しい」と森田さんに相談したところ、ナチュラルソールに栗渋を塗った上でロウコーティングをするこのソールが生まれました。徐々に焼けていくエイジング(下掲↓)もご好評で、インタレストではロウ・ブラウンソールと人気を二分する定番になりました。

ソール裏保護+すべり止めのゴム張り(+1,800円)は「あり」で。ソールの色味と合わせてベージュにされています。

同時に、ボディと同色のこちらのワインブラウンのロウ引きひももご注文なさっていました。(+600円)

★オーナー様がお迎えにいらっしゃいました!

オーナー様は早速、店頭で両方のひもをつけ替えて比べられ、「まずはこっちでいこうかな」とボディと同色の色を選ばれました。靴全体の印象がすっかり落ち着きますよね!

奥様は以前にブギウギ5EYEをおつくり下さっていて、こうしてお二人で履いて下さっています!お二人とも靴の状態はいかがでいらっしゃいますか??ぜひまたメンテナンスがてら店頭までお立ち寄り下さいませ!ありがとうございました!

★ご参考: 同じ「馬革ワイン+ロウ・栗渋ソール」の靴で見る、疑似BEFORE/AFTERです!

BEFORE

AFTER: こちらは私・店長Dの私物・・・だった、そして1月のイベントのときにUSEDの状態で新しいオーナー様のもとへ嫁いで行ったhold-on hi DLSです。実はここでご紹介しているらるごHSS-SLとまったく同じデザインなのです!

BEFORE

AFTER: 革の表情は明らかにやわらかくしなやかに育っています。

BEFORE

AFTER: 最も分かりやすいのは、やはりこのロウ・栗渋ソールのエイジングですね!私はアッパーのケアをするときにソールにも一緒にクリームを入れたりしていたので、何もしないより速く強く焼けていきました。「最終的にこうなる」という例です。ぜひご参考になさって下さいませ!

BEFORE

AFTER

 

2,らるごHSS-SL(インディ数種コンビ+ロウ・アイアンソール+柿渋染め&クラッシュ加工)

1足目のらるごHSS-SLはデザイン性を極力抑えてシンプルにおつくりしたのですが、こちらはガッツリ「森田節」で料理した「THE kokochi sun3」ならるごHSS-SLです♪ まるごと1足、絶対にkokochi sun3でしかつかえない素材をつかって、かつ森田さんにしかできない加工&アレンジが加わっています!デザイン自体が職人技のような。笑

靴全体に凹凸があったりシワがあったりしますが、こちらはUSEDではなく新品です。森田さんによる柿渋塗り&クラッシュ加工が入っているのです。クラフト感がスゴイことになっています・・・!

実はボディ全体でkokochi sun3オリジナルレザーである「インディ」のシリーズがつかわれているのですが、らるごHSS-SLらしく、それぞれのパーツでその種類が切り替わっています。つま先の部分はインディヌバック、ボディの部分はインディヌバックの裏で・・・

そして「はね」の部分では再びインディヌバックがつかわれています。ひもについては、「この靴をつくってみて一番バランスが良さそうなものに」という森田さんに「おまかせ」のオーダーでしたが、実際ここでつかわれている鹿革ブラウン(水しごき加工)がキリッと引き締めてくれていますね!

インディヌバックは「ヌバック」ですので表革です。それなのでその裏は毛羽だっているわけですね。その両者の切り替えという実にユニークなデザインです。

そしてボディでもう一工夫。かかとでは、インディシリーズで一番つるっとしている「インディ・ツヤ」をつかっています。いずれも元は同じ革なので、こうして3種類に切り替えても整合性がとれていて、まったくバランスが崩れません。ええ、やっぱりデザイン自体にクラフト感がありますよね。スゴイ・・・!

ソールもkokochi sun3オリジナルのロウ・アイアンソール。その名の通り、鉄で染めた上でロウコーティングしたソールで、これも元々は私たちインタレストのわがままお願いによって生まれたソールです。最初は「無理だと思うんですよ~」と言っていた森田さんですが、今ではこんなにカッコ良く仕上げてくれます。森田さんが「思う」と言っている時点で、「それってできる可能性があるっていうこと?」と考えてしまうのですよね・・・。洗

ソール裏のゴム張りはなし。

★オーナー様がお迎えにいらっしゃいました!

このとんでもなく凝った靴、実は女性のお客様のデザインなのです・・・!しかもレギュラーサイズ(22.5cm~27.5cm)ではとてもおさまらないコンパクトなサイズでの特注です♪ (+3,000円) かわいらしくも渋い、極上のらるごHSS-SLに仕上がりました!

壺草苑のワンピースとの合わせがとってもステキです!オーナー様、いつも本当にありがとうございます!今年はそれぞれの靴たちを愛でて育てていきましょうね!ありがとうございました!
 

 

3,らるごHSS-SL(鹿革ネイビー・馬革ネイビー+ロウ・アイアンソール)

この深い色味で抜群にカッコイイ3足目は、一見するとぐるり1周同じネイビーの革でというデザインに見えますが・・・??

実は、つま先・ボディ・「はね」でそれぞれ別種の革に切り替わっているのです・・・!しかも、1足目の馬革ワインのように「同種同色」ではなく「別種同色」です。お分かりになりますでしょうか?

答え合わせとしましては、つま先が鹿革ネイビー、ボディが馬革ネイビー・・・

「はね」が鹿革ネイビー、そして下でご覧頂けますが、かかとのタブで再び馬革ネイビーに切り替わるという、この組み合わせも今までありそうでなかったデザインなのですよね!ボディは一番負荷がかかるので強度のある馬革にして、つま先と足周りを快適にしようということでその部分でやわらかい鹿革をつかうという、機能的にもバッチリ考えられたデザインなのです♪

少なくとも画像ではまず分からないです。左が1足丸ごと馬革ネイビー、右がここでご紹介している馬革・鹿革の切り替えデザインです。「このほとんど分からない感じがとてもいいですね」と、オーナー様もとても喜んで下さいました。

革の種類が切り替わる部分に寄って撮影してみました。

かかとのタブは馬革ネイビーです。

ソールは、真上の「インディらるごHSS-SL」と同じ、ロウ・アイアンソールです。このソールが、インタレストではロウ・ブラウンソール、ロウ・栗渋ソールに次ぐ人気を獲得しつつありますね。

森田さん、これも以前は「(色味を)濃くするのは難しいと思います」と言っていたのですが、今はこの通りの濃さで上がってきます!いや、ものすごく賞賛していますよ、森田さん!笑

ソール裏のゴム張りは「あり」で。(+1,800円)

★オーナー様がお迎えにいらっしゃいました!

この靴については、デザインの電話打ち合わせのときに森田さんが「これは良く考えましたね~!」ととても感心していました。これもまた、とてもkokochi sun3らしいデザインですよね!

エタブルのツイードジャケット&インディゴデニムと、このらるごHSS-SLの合わせ、最高です!カッコイイ~♪ いつもこの靴を履いてご来店下さってありがとうございます!状態も良く、どんどん良い靴に育っていきそうです。これからも楽しく付き合ってあげて下さいませ!ありがとうございました!

 

4,らるごHSS-SL(トーマスキャメル&ターコイズ・ヌメ革ネイビー+ロウ・ブラウンソール)

ラストは、らるごHSS-SLならこれがないと!というスリートーンのデザインのご紹介です!本日ご覧頂いている4足を見ただけでも、らるごHSS-SLという靴の懐の深さといいますか、その変幻自在な出で立ちに改めて感動させられます・・・!

つま先とボディは、今ではドロップしてしまった(=廃盤してしまった)牛のヌメ革ネイビーです。このらるごHSS-SLをオーダー頂いたまさにそのタイミングが、この革をおつかい頂ける最後の瞬間だったと記憶しています。しかもそのときのこの革が、過去最高レベルに良い状態だったのですよね・・・!素晴らしいご縁でした。

「はね」の部分は、kokochi sun3オリジナルレザーである「トーマス」のキャメルです。

そしてかかとのタブは、同じくトーマスのターコイズ。この靴のオーナー様は、このトーマスのキャメルとターコイズをつかわれることについては、事前にかなりデザインを固めておられました。「それでボディはネイビーのどれかにしようというところまでは決めてきたのですが・・・」と。それなのでいっそう、つま先&ボディの牛革ネイビーはご縁だったように感じられます。

ソールは、今でも一番人気。最もクラシカルなロウ・ブラウンソールです。

ソール裏のゴム張りは「なし」。インタレストでは女性のお客様でもゴムを張られない方が多くいらっしゃいますね。

かかとでつかっているトーマス・ターコイズの靴ひもも同時にご注文下さいました。(+1,200円) この靴のオーナー様は、1足平均2~3種類のひもをつけ替えて履いておられるように感じます。それだけでデザインがガラリと変わって楽しいのですよね。

★オーナー様がお迎えにいらっしゃいました!

デザインよりも心配だったサイズも、受注会のときに履いて頂いた同じサイズのサンプルで確認済みで、こうしてバッチリの状態でお渡しすることができました!

普段パンツスタイルの女性のお客様で、らるごHSS-SLのハマリっぷりがスゴイです・・・!私たちスタッフも感動するデザインの靴をオーダー下さいまして、本当にありがとうございました!オーナー様のもとでこの靴がどのように育っていくのか、私たちも今から楽しみでなりません・・・!
  

 


本日は以上です!

この日の日記で速報しました通り、kokochi sun3の多くの靴が一堂に会してご試着し放題という年2回の受注会のタイミングが、すぐ先に迫ってきております・・・!(4月8日~16日) こんな風に「ご自分だけの1足」を、ぜひこの機会にデザインしてみて下さいませ!

 

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