こんにちは、インタレストです。
本日はシリーズ「お客様のkokochi」(→新日記の記事、旧日記の記事)、お客様によるkokochi sun3のオーダー靴をご紹介いたします!(お客様にお許し頂いた場合のみ、ご紹介しています。)
今回の主役は、今季秋冬シーズンの新作である「トレッキングブーツ(仮) #100」です!
・・・まだ「(仮)」のままっ?!というツッコミはさておき(笑)、ついに前回受注会でオーダー頂いた数々のトレッキングブーツ(仮)たちが入荷し、そしてそれぞれのオーナー様のもとへどんどん嫁いでいっています♪ 今回はその中から、ビブラム#100タンクソールのモデル4足をご覧頂きます!
★トレッキングブーツ(仮)で「kokochi sun3を最大限楽しむ!」
このトレッキングブーツ(仮)については、デザインを自在にカスタマイズできるkokochi sun3の靴たちの中でも、最もその自由度の幅が大きいモデルです。選んで頂けるパーツがとても多い上、ソールの形状でもレザーソールorビブラム#100タンクソールの2種類が用意されているからです。(詳細につきましては、以下のリンク先にて♪ )
- 新作靴「kokochi sun3のトレッキングブーツ(仮)」の詳細と、それを履いたスタイリングのご紹介> こちらから!
- 秋冬はブーツとして、春夏はスニーカーとして!?新作トレッキングブーツ「通年履き」の大きな可能性!> こちらから!
そのため、今回オーダーを頂いておつくりしたトレッキングブーツ(仮)たちは皆、それぞれのオーナー様のお好みや想いなどによってまさに「十人十色」のデザインで仕上がってきています!「kokochi sun3を最大限楽しむ!」という意味でも、このトレッキングブーツ(仮)はたいへんにオススメなのです・・・!
本日ご覧頂く4足につきましても、ぜひ皆様のオーダーのご参考にして頂けましたらと思います。
★森田さんによって1足1足ハンドメイドでつくられることによる表情の違い!
それからもう1点、市販されているトレッキングブーツとの大きな違いは、1足1足、靴作家の森田さん自身によってハンドメイドで制作されているという点です。それらは、仮に同じデザイン・同じパターン・同じ革をつかった靴であっても、必ずそのすべてが、まるで生き物のように異なる表情で仕上がってきます。
とても入り組んだ構造になっている今回の「トレッキングブーツ(仮)」は、その「森田節」をお感じ頂ける最たるモデルです・・・!誠実なクラフトマンシップによって生み出される生命力あふれる、生き生きとした靴たち、ぜひ末永くお楽しみ下さいませ!
それでは以下、個性的な4足の「トレッキングブーツ(仮)#100」、ジックリご覧下さいませ!
サイズが小さい順にご紹介です♪ 1足目・2足目はレディースサイズ、3足目・4足目はメンズサイズで承っています。このサイズの幅も、ハンドメイドオーダー靴のkokochi sun3ならではです!
1,トレッキングブーツ(仮)#100(ハンコックブラック・鹿革ネイビー+#100ソール)
この靴は本当にたくさんご説明する箇所がありますので、この画像ではまずは全体像を!画像ではお伝えしにくいのですが、小さいサイズなの見た目がとにかくかわいいです♪
タンクソールを敷いたハンドソーンウェルト製法による本格的なトレッキングブーツなのですが、ちっとも見た目がゴツくならないのは、つかわれている木型にその秘密があります。詳しくはぜひこちらのリンク先にて♪
ボディはkokochi sun3オリジナルレザーである「ハンコック」のブラック。上質なキップのスエードレザーの毛羽立ちを特殊なオイルで寝かせた革で、新品時からやわらかく、当然のごとく雨や汚れにも強いです。
このhold-on hi DLS(店長D私物)は、同じハンコックブラックの3年物です。モウブレイのデリケートクリームとリッチデリケートクリームを数ヶ月に一度くらい入れるだけで、あとはブラッシングだけのケアですが、このように美しいツヤが上がってきています。デリケートクリームを入れなければどんどん毛羽だってワイルドに育っていくので、履く方のお好み次第でお楽しみ頂ける、便利で楽ちんなレザーです。個人的にも相当にオススメです♪
この靴は一見モノトーンかと思いきや、実はひそやかに「色」が入っていて、タンの部分で鹿革ネイビー(の裏革)がつかわれています。鹿革ネイビーはとても深い色味なので、こうしてブラックと合わせるとしっとりとしたツートーンになってくれます。そのタンに合わせて、靴ひもはロウ引きのネイビーです。革ひもと比べてすべりが良く、脱着は楽ちんです。
上の画像の「はね」の部分と、この画像のミッドソールの部分でホワイトを差しています。ビブラム#100タンクソールを敷いたブラックのトレッキングブーツでありながら、見た目が重たくなりすぎないのには、このホワイトの差し色が大きく寄与しています。
ミッドソールのハンドステッチは、タンや靴ひものネイビーと同系色のターコイズブルーです。このターコイズブルーのハンドステッチはハンドソーンウェルト製法のキモである「すくい縫い」によるもので、森田さん自身の手縫いによりボディとソールをつなぐ要となる「ウェルト」が縫い付けられています。(「色で遊べる」といいつつ、実はものすごく重要なステッチなのです・・・!)
ウェルトとソールを縫い合わせるミシンステッチはブラック。ボディの色と合わせています。
ダークグレーのヒールは、実はkokochi sun3オリジナルのアイアン染めソールです。この「ヒールをアイアン染め」というオーダーが、今回ものすごく多かったですね!このトレッキング(仮)に限らず、他のモデルでもアイアン染めソールは大人気です♪
「はね」も手縫いで縫い付けられています。森田さんいわく、この部分がことのほかたいへんなのだとか。色はミッドソールのハンドステッチと同じターコイズブルー。
この「かかと」の部分は、タンと同じ鹿革ネイビーの裏革がつかわれています。この靴のオーナー様は、お洋服については種類・色を問わずなんでもお召しになる方なのですが、インタレストからお嫁に行った洋服たちではネイビーのアイテムも少なくないため、店頭でオーナー様と一緒に「このデザインはいいですね!」ととても興奮してしまいました。
上から、「かかと」のダークネイビー、ミッドソールのホワイト、ヒールのダークグレーなどが、ボディとタンクソールのブラックに包まれて、素晴らしいバランスの靴に仕上がっています!
迫力のあるタンクソールなのですが、レディースサイズでつくると、その小さめのつくりとのギャップで、むしろかわいらしく仕上がります。このデザイン&この本格的なつくりで、レディースサイズのトレッキングブーツを見つけるのは、なかなか難しいと思います・・・!
「超」有名なビブラム#100タンクソール、問答無用に「頑強」の一言です。「すり減って交換」という方がいらしたら、その方がむしろスゴイというくらいの丈夫さです!
★オーナー様がお迎えにいらっしゃいました!
もうこのスタイリングにトキメキまくりです・・・!昨年秋冬シーズンの大ヒットアイテムであるエタブルのアルガリジャケット(ネイビー)に、今季秋冬のeverlasting sproutのカーゴパンツ(カーキ)、ベージュのソックスに今回のトレッキングブーツ!
上でも書きましたが、オーナー様はパンツスタイルだけではなく、ワンピーススタイルもスカートスタイルも、どんな格好もなさるので、このブーツでは様々な装いにステキにハマるデザインをとお手伝いさせて頂きました。本当にステキなブーツに仕上がったと感激しております。ぜひこの靴のエイジングも、一緒に拝見できましたら嬉しいです♪ オーナー様、ありがとうございました!
1,トレッキングブーツ(仮)#100(トーマスブラック・トーマスターコイズ+#100ソール)
2足目は、1足目と同様ブラックベース+ミッドソールがホワイトというデザインながら、印象から合わせる洋服から何から何まで違ってくるというこちらの靴です!
ボディはkokochi sun3のオリジナルレザーである「トーマス」のブラックです。この革はツヤ感のある牛の表革というビジネスシューズも顔負けに美しい見た目ながら、たっぷりとオイルを含ませたやわらかい革で、質感としてはむしろベジタブルタンニンなめしの革に近いです。
タンは、同じくトーマスのターコイズ。事前にデザインのお話を頂いたときから、この部分でこの革&この色をつかうという点は一切変わらずでした。決して簡単な合わせではないと思うのですが、こうして仕上がってみると実に自然な印象。さすがですね・・・!ひもは鹿革ブラック(水でしごいて細くしたバージョン)です。
ミッドソールのハンドステッチと・・・
「はね」のハンドステッチは、タンと「かかと」に合わせてターコイズブルー。まるでこの靴のデザインのためにあった色であるかのような自然さで・・・!
このトレッキングブーツ(仮)のデザイン上の重要なポイントとして、「靴の高さ」が高すぎない、という点があります。森田さんは当初、この靴を一般的なトレッキングブーツと同程度の高さでデザインしていたのですが、実際それでつくってみたところ、「あまりにブーツっぽすぎてゴツく感じた」のだそうです。それで、このいわゆるミドルカットブーツくらいの高さになったことで、トレッキングブーツでありながら見た目が重たくなりすぎないという、絶妙のバランスに仕上がったのです。これで春先までまったく問題なく履いて頂けますね!
「かかと」はタンと同様、トーマスのターコイズです。
ヒールはボディとソールに合わせて、潔くブラックで。
ブラックの中でキリッと差し込むホワイトと、明らかに「もう1アクセントを」という雰囲気のターコイズという3トーンづかいという、この靴のオーナー様だからこそうまいこと整うというデザインが圧巻です!
★オーナー様がお迎えにいらっしゃいました!
ジャケット&パンツスタイルのこちらのオーナー様にピッタリのこの靴!この日の装いでは、スタイリング全体の色の統一感もお見事です・・・!当初この靴の企画についてお話ししたとき、「kokochi sun3でトレッキングブーツなんて、なんてものをつくってくれるんですか・・・!」と喜んで・・・もとい、困ってしまわれたときのことが忘れられません(笑)。オーナー様、素晴らしいデザインの靴を、本当にありがとうございました!
3,トレッキングブーツ(仮)#100(鹿革ホワイト+#100ソール)
この3足目と真下の4足目はメンズサイズです。女性・男性問わず、そして年齢も問わず、幅広くご興味と関心を持って頂けてとっても嬉しいです!
本日ご紹介している4足の中で最もシンプルなデザインがこちらですね!ボディは全パーツ鹿革ホワイトの表革で統一されています。
鹿革は、現在kokochi sun3でおつかい頂けるすべての革の中でもダントツでやわらかい質感で、この革でつくられた靴はものすごく履き心地が良いです。ただそれで脆弱かといえばそんなことはまったくなく、かえって柔軟性があり「引っ張り」や「ひっかき」に強いです。大きな弱点は水や油などが容易にシミになってしまうという点なのですが、ホワイトについてはその心配もほとんどありません(←色味として目立ちにくいからです)。
ひもも同じく鹿革ホワイトです。水でしごいてもいませんので、とにかく靴全体の統一感がスゴイです。清廉潔白の一言ですね・・・!
ミッドソールのハンドステッチ、ミシンステッチ・・・
そして「はね」のハンドステッチと、糸関係はすべて生成りで統一されていて、いわゆる「遊び」が一切ありません。カッコ良すぎす・・・!
真冬にこそ履きたいオールホワイトの靴、それがトレッキングブーツでとなると、実はありそうでないのかもしれません。先ほどお話しした「靴の高さが高すぎない」という点も相まって、もちろん合わせる洋服にもよりますが、夏場でも履けてしまうデザインだと思います!
「かかと」では表裏を切り替えたりされるものですが、こちらの靴はここもいじらずです。
ヒールはアイアン染めソール。アイアン染めソールは焼けるとだんだん生成りがかっていくので、だんだんボディとミッドソールの色に近づいていくということが計算されています。
この靴からは気品すら漂います。実に美しい靴です。
★オーナー様がお迎えにいらっしゃいました!
まったくもって、申し上げることのないカッコ良さですね・・・!それから、冬の装いながらこの靴を履かれることによって、スタイリングがグッと明るくなっているという点も見逃せません。「白い靴を履く」ということは、スニーカー以外では決して簡単なことではないとも思いますが、でもやっぱりブラックと並ぶ定番色なのだなあと、このルックを拝見して改めて感じ入っています。オーナー様、この度はありがとうございました!たいへん勉強になりました♪
オーナー様のご要望で、その場でイニシャルケア(=履き始める前に施すケア)をご一緒させて頂きました。私たちインタレストは、洋服でも靴でもジュエリーでも「買ったその瞬間がスタート」であると考えていて、その後のメンテナンスや修理などにつきましても、責任を持ってご対応させて頂きます。お手入れにつきましては、こちらのページでいろいろまとめておりますので、ぜひぜひご参考になさって下さいませ!
4,トレッキングブーツ(仮)#100(馬革ネイビー・インディヌバック+#100ソール)
本日のラスト4足目は大きめメンズサイズのこちらです!
現行ロットが絶好調に状態が良い馬革ネイビーをベースに、ナチュラルやキャメルをつかって靴の見た目の重さを引き上げているという、こちらも秀逸のデザインですね・・・!
私たちがこの靴のデザインで最も感動したのは、馬革をメインでおつかいになるお客様のほとんどが「シボなし」をご指定になるのに対して、この靴のオーナー様はあえて「シボあり」をご指定になっている点です。確かに、メンズサイズのトレッキングブーツですから、このくらい表情があった方が雄々しくてカッコイイですね!お見事だと思います!
「はね」はナチュラルカラーのインディヌバックで、ここはミッドソールの色味と合っています。ひもは鹿革イエロー(水でしごいて細くしたバージョン)で、この色味が馬革ネイビー×ナチュラルカラーのボディを素晴らしく引き立てて、最高のアクセントになってくれています。本当に、考え抜かれたデザインですね・・・!
ミッドソールのハンドステッチはグリーンで・・・
「はね」のハンドステッチは、ターコイズブルーです。さりげない色の遊びが良いですね。
それから、今回頂いたオーダーで唯一、ひも留めの金具でD管ではなくフックをセレクトされたという点も特筆されます。
この部分ですね。上から2つのD管をフックに変更されています。ひもを絞ったり緩めたりが格段に楽ちんになります。一般的なトレッキングブーツでは、むしろこのフックの仕様の方が多いと思います。このオプションを予め用意してくれているのも、かゆいところに手が届くkokochi sun3らしいですね♪
ミッドソールでナチュラルカラーが差し込まれていることで、靴全体の印象がずいぶん明るくなっています。そして明るくなりすぎないのは、タンクソールがブラックだからですね。完璧すぎる・・・!
「かかと」の部分は、同じく馬革ネイビーの「シボなし」の部分に切り替わっています。繰り返しになりますが、多くの場合はむしろ逆に、ボディを「シボなし」・アクセントで「シボあり」という組み合わせの方が多く、このデザインはほとんど見たことがありません。でもこうして目の前にしてみると明らかに「あり」なので、今後増えてくるかもしれませんね!
ヒールはアイアン染めソールです。
馬革ネイビー+ナチュラルカラーという色の組み合わせ自体は、私たちインタレストの大好物でもあるのですが、馬革のシボの有無やナチュラルカラーの配置、イエローのアクセントづかいなどがとても新鮮でした。そしてこのデザインのトレッキングブーツは、きっとどこを探してもないことと思います・・・!
★オーナー様がお迎えにいらっしゃいました!
そう、こちらのオーナー様はトップスで壺草苑の藍染めをお召しになることがとても多いのですよね・・・!それなので、この靴のデザインはある意味では必然だったのかもしれません。今までネイビーの靴をお持ちでなかったのが不思議・・・と、店頭でオーナー様とお話したくらいです。ミッドソールでナチュラルカラーをつかわれている効果も絶大です。オーナー様、ぜひ今回「も」お足元でカッコ良く育てていって下さいませ!ありがとうございました!
予め鹿革ホワイトの革ひももオプションでご用意なさいました。
ホワイトのひもを入れるとこのような・・・!これ、イエローかホワイトか迷ってしまわれませんかね・・・笑。どちらとも良すぎませんか・・・!
本日は以上です!
インタレストでは、kokochi sun3がラインナップするあらゆる靴のオーダーを、1年中承っております!実際にオーダー下さるお客様の半分は初めてのオーダーという方々です。私たちがしっかりとサポートいたしますので、ご不安になる点は一切ございません。ぜひお気軽にご相談下さいませ!
当店ウェブサイトのkokochi sun3のページでは、これまでオーダー頂いた多くの靴の画像をご覧頂けます。ぜひご参考になさって下さいませ!
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