こんにちは、インタレストです。
本日はシリーズ「お客様のkokochi」(→新日記の記事、旧日記の記事)、お客様によるkokochi sun3のオーダー靴をご紹介いたします!(お客様にお許し頂いた場合のみ、ご紹介しています。)
前回の「お客様のkokochi」でデザインが好対照のDjango(ジャンゴ)2足をご覧頂きましたが、今回もその「好対照シリーズ」の第2弾ということで、2足のmarco(レディース57,000円+税、メンズ59,000円+税)をご紹介いたします!
marcoは「らるごHSS-SL」と双璧をなすkokochi sun3の大人気短靴で、マッケイ製法であるのと足入れ周りがコンパクトなつくりなのとで、存在感のある「らるごHSS-SL」と比べるとスッキリした履き方ができるのが特徴です。
そしてそのデザインの柔軟性も相当で、ちょうど本日ご覧頂く2足のように、オーナー様のお好みやご意向によって、こだわり満載のユニークな靴にも仕上がりますし(=1足目)、一切のデザインを排したシンプルな靴も仕上がります(=2足目)!
それでは以下で2足の、まさに「好対照」のmarcoを、ジックリたっぷりご覧下さいませ~!
1,marco(馬革ブラウン・鹿革ワイン裏+ロウ・栗渋ソール)
ご紹介する1足目では、オーナー様のこだわりがギュギュッと詰め込まれたこちらのmarcoを!馬革ブラウン(つま先)と鹿革ワインの裏革(はね)のコンビネーションです!靴全体の見え方・バランスからディテールにいたるまで、計算し尽くされたスゴイ靴です・・・!
2トーンのデザインなのですが、対抗色同士のセレクトでメリハリをつけるというよりは、互いに近しい色味の革をつかってバランスを重視したいというのが、この靴のオーナー様のお考えでした。このあたりは、本当にそれぞれのオーナー様次第のお考えですね。バキッとメリハリをつけた2トーンを好まれる方もとても多いです。
こうして見ると、ブラウン×ワインという色の名前の組み合わせからは想像もできないほど、しっとりと落ち着いた雰囲気がありますよね・・・!
それもそのはずなのです。というのは、このつま先の馬革ブラウンは、文字通りの「ダークブラウン」の色味なのですが・・・
「はね」でつかっている鹿革ワイン(の特に裏革)は「ブラウンがかったワイン」という色味なので、ブラウン系の色との相性が抜群に良いのです。インタレストで大人気の馬革ワインはレッドに近い鮮やかなワイン色で、鹿革ワインの色味とはだいぶニュアンスが違います。さらに、新品時からやわらかく柔軟性もある鹿革を「はね」に配置していることは、履き心地の良さにも寄与しています。いろいろスゴイ~♪
「はね」まわりでさらにもう一つ小さなアクセントをということで、真上で「鹿革ワインとは色味が違う」と書きました馬革ワインが「ひも」でつかわれています。色のバランスを見てみると、このレッドワインの「ひも」が、ダークブラウンのつま先とワインブラウンの「はね」の間を取り持つようなはたらきをしているのがとても興味深いですね・・・。
こうして横から見ると、馬革ブラウン+鹿革ワインという組み合わせのバランスの良さが再確認できます。さらにさらに、靴全体の印象を重たくしすぎないように、ソールでベージュ色を差しています。このソールは「ロウ・栗渋ソール」というインタレスト限定のソールで、徐々に焼けて飴色に変わるエイジングを見せます。オーナー様は、そのときのこの靴の姿もイメージしてオーダーされています。
あとはこの「かかと」のタブですね~!この画像を一目見て「あれれ?!」と違和感を覚えられたなら、その方は間違いなく「kokochi sun3通」!そう、このタブはmarcoのそれではないのです!
こちらが本来のmarcoのタブです。いったいどういうことなのかといいますと・・・
オーナー様たってのご希望で、この画像でご覧頂けるサーカスのタブを、特別にmarcoに付けているのです・・・!事前に森田さんに確認したところ、「やったことのない仕様なので、仕上がりに対してノークレームをお約束頂ければやってみます!」とのことでした。オーナー様は二つ返事で「ぜひお願いします!」と仰り、この特別仕様でご対応できることになったのでした。
もう一度ご覧下さいませ!これが「marcoにサーカスのバックタブを」という特別仕様。ちなみに、「はね」でつかわれている鹿革ワインの表革がつかわれています。
こちらがmarcoオリジナルのタブで・・・
こちらがサーカスオリジナルのタブです。オーナー様の事前リサーチの深さにも驚きましたし、森田さんが電話口でOK(即決)をくれたことにもとても驚きました。もちろん「できること」と「できないこと」がありますが、もしご希望・ご要望がございましたら、ぜひ私たちまでお気軽にご相談下さいね!(こんなことを言うと森田さんに怒られるかもしれませんが、考えついた者勝ち、やった者勝ちかもです。笑)
主役のmarcoのご説明に戻ります!
上でも書きました通り、ソールはインタレスト限定の「ロウ・栗渋ソール」です。濃いめの色味の革でボディをつくったときにこのソールを敷くと、靴の印象が軽くなり、夏場でも履いて頂きやすい靴に仕上がります。実は、インタレストで頂くkokochi sun3のオーダーすべての2足に1足で、このソールがセレクトされています。たいへんご好評を頂いていて、とても嬉しく感じています!
すべり止め+ソール裏保護のためのゴム張りは「あり」で。(1,800円+税のオプションです。)
オーナー様がご来店下さいました~!このような麻のパンツをロールアップしたカジュアルな合わせでもバッチリ映えますね~!
特別仕様のバックタブについては、本当にお喜び頂けました♪
オーナー様はいわゆる「ジャケパンスタイル」「シャツスタイル」といったトラッドなスタイリングが中心の男性のお客様で、今回おつくり下さったmarcoはまさにこの方のライフスタイルにピッタリという印象です!そう、marcoは、オーナー様の足の形にもビックリするくらい合ったのですよね~!とってもステキなご縁を頂きました。ありがとうございました!!
2,marco(スエードホワイト+ロウ・栗渋ソール)
2足目は混じりっけが一切ない、清廉で潔いこちらのmarcoです!全身スエードのホワイトで、一切の遊びがありません。オーナー様は既に何足かkokochi sun3の靴をお持ちですが、いつも比較的凝ったデザインになさるので、この靴は新境地ですね!
オーナー様は「スニーカーのように履ける白い革靴がずっと欲しかった」と仰っていました。これは私・店長Dの経験に基づく考えなのですが、足にしっかりとフィットして、かつ履き慣れた革靴は、確かにスニーカーよりも「履きいい」と思います。「履きいい」というのは、特に長時間履けば履くほどわかる「履き心地の良さ」で、「足が疲れない」「蒸れない」「翌日に疲れが残らない」などの利点があります。(ちなみに、靴の重量は問題ではありません。)
スエードでできた革靴は雨の日に履きやすいです。事前に防水スプレーさえ振っておけば、表革よりも扱いが楽ちんです。通常のメンテナンスも、表革ほど気をつかう必要はありません。
まさに「スニーカーのように履ける白い革靴」ですね♪
全身真っ白のmarcoでも、ほとんどのオーナー様がアクセントとして色を変えるこの「かかと」のタブも、この靴ではホワイトです。
ソールはインタレスト限定のロウ・栗渋ソール。唯一、この部分だけ少しずつ焼けて飴色に変化していくことになります。そのときのこの靴を想像すると、本当にカッコイイだろうなあとたまらない気持ちになります・・・!
すべり止め+ソール裏保護のためのゴム張りは「あり」で。(1,800円+税のオプションです。)
オーナー様がお迎えにいらっしゃいました~!
このコートにこのパンツにこの靴。メチャクチャオシャレですよね!この方の装いにはいつも本当に感動します。他の靴たちと一緒にかわいがってあげて下さいませ!ありがとうございました!!
本日は以上です!
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