＜お客様のkokochi＞ストラップが付いて装いも新たになった4足の「ブギウギパンプス」！

こんにちは、インタレストです。

本日はシリーズ「お客様のkokochi」（→新日記の記事、旧日記の記事）、お客様によるkokochi sun3のオーダー靴をご紹介いたします！（お客様にお許し頂いた場合のみ、ご紹介しています。）

今回は、「ブギウギパンプス」（レディースのみ41,000円＋税）を4足、一挙にご紹介いたします！ブギウギパンプスは、この日の日記で書きましたようにストラップが付いて装いも新たに生まれ変わっており（＝ストラップ込みで41,000円です）、ここのところドドッとオーダーが増えております。

そしてその理由はハッキリしていて、これまで「この靴を履きたい！でも自分の足には合わない･･･」と諦めておられたお客様が、ストラップが付いたことで履いて頂けるようになったことです♪

昨日その詳細についてご案内しました通り、今週末4月16日（土）からkokochi sun3の今春夏シーズンの受注販売会を開催いたします！もちろん、本日ご紹介するブギウギパンプスも全サイズ店頭に並びます！この靴も、今回の受注販売会で改めてオススメしたい1足です♪

パンプスは季節を問わない靴ではありますが、春夏は軽快に履いて頂けるシーズンだと思いますので、ぜひお試し頂けましたらと思います！

本日ご紹介する4足はすべてストラップ付きのブギウギパンプスです。パンプスですのでフォーマルづかいも視野に、単色できれいめにおつくりになるお客様もいらっしゃいますし、ストラップの色だけ変えられるというお客様もいらっしゃいます。ディテールでそれぞれのオーナー様の個性が光る靴ともいえそうです。

それでは以下、4足のブギウギパンプスをジックリご覧下さいませ～！

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１，｢ブギウギパンプス｣（馬革ネイビー＋ロウ･ブラウンソール）

お客様にオーダー頂いたブギウギパンプスについて詳しくご紹介するのは本当に久しぶりですので、こちらのモデルで改めて丁寧にご説明させて頂きます♪

まずは全体像を！インタレスト限定の馬革ネイビーのボディ&ストラップで、ソールは最もクラシカルなロウ･ブラウンという、王道的でとてもシンプルなデザインです。上でも触れました通り、カジュアルづかいはもちろんのこと、お仕事できれいめにも履けるようにというお考えです。

ボディとストラップはともに馬革ネイビー。深いネイビーの色味で、ブラックの靴のように足元を引き締める効果があります。

この日の日記で詳細にご説明していますが、ブギウギパンプスのストラップは、ボディに縫い付けられるわけではなく、こんな風に靴の周りをぐるっと一周する構造です。それなので、一つは「取り外しができる」という機能的な長所と、もう一つは見え方のアクセントになってくれるというデザイン的な長所があります。

ソールの中央でこんな風に留まっていますが、固定しているわけではありません。

一見して、ベルトの取り外しが面倒かなと思いきや･･･

実はスナップボタンで楽ちんというのもポイントが高いです！

ストラップ「だけ」を何種類か揃えておいて、気分やスタイリングによってつかいわけるなんてことも「あり」ですよね！たとえば、この靴はネイビーですから、イエローのストライプなんてとても良い差し色になってくれそうです♪ （あとになって、ストラップだけを追加でオーダー頂くことも可能です！）

この靴のデザインをもう一度見てみます。ネイビーのボディ＋ブラウンのソールという、とにかくどんなスタイリングとも合う万能の組み合わせです。馬革ネイビーはインタレストでも大人気の革ですが、ダントツでこのロウ･ブラウンソールとの組み合わせでオーダーを頂くことが多いです。

ロウ･ブラウンソールは、いくつかお選び頂けるブラウンのソールの中でも光沢とつるっとした質感がある、最もトラッドでシンプルなソールです。

ソールの色味に近い鹿革ブラウンを、このかかとのタブでつかっています。この靴の唯一といっていいアクセントですね！

ブギウギパンプスでは、すべり止め＋ソール保護のゴム張りは定価（＝41,000円＋税）に含まれています。オプションの追加料金は発生しません。

さてさて、こちらのお客様のブギウギパンプスには、このオリジナルの前部インソールが付属されていました。店頭でオーダーとオーナー様の足型を頂き、それを工房で木型と合わせてもらったところ、「サイズダウンしてしまうと小さすぎてつま先が当たりそうだし、その上のサイズだと大きすぎて『かかと』が抜けそう」という工房の見解で、「さあどうしよう･･･」といろいろ検討したのですが･･･

その結論として、大きい方のサイズで靴をおつくりし、レザーとゴムとを組み合わせた厚めの前部インソーを付属させようという話になりました。一足一足オーナー様のためだけの靴をつくる、オーダー靴ならではの柔軟性です･･･！皆様も靴まわりのお悩みがありましたら、ぜひ私たちスタッフまでお気軽にご相談下さいませ。工房と一緒になって、できる限りでご対応させて頂きます！

ストラップを外すとこのような雰囲気に♪

オーナー様がお迎えにいらっしゃいました！

上でご覧頂いた前部インソールがないとかなり大きめの印象でしたが、それを敷いて履いて頂いたところ、「あ、これなら大丈夫です！履けます！」と喜んで下さいました。できあがった靴をお客様に履いて頂く瞬間は、今でもとても緊張します。もちろんこのときに良ければOKというわけでもなく、今後革がなじんでいく過程で履き感がどうなっていくかをフォローさせて頂けましたらと考えております。

この日のスタイルは思い切りカジュアルに振った雰囲気♪ 太めのデニムをどかんと履いて、それにパンプスを合わせるというアンバランスのスタイル、いつ見てもかわいいと感じます！LOKITHOのパンチング加工ジャケット、壺草苑の藍染めストライプシャツ、エタブルのリネンデニムパンツ･･･全身インタレスト♪ オーナー様、いつも本当にありがとうございます！新しい靴も、ぜひかわいがってあげて下さいね！

２，｢ブギウギパンプス｣（鹿革ブラック＋ロウ･ブラックソール）

以下の3足につきましては、そのデザインをご覧頂けましたらと思います！「とても同じモデルの靴とは思えない！」という楽しさも、kokochi sun3ならではです♪

こちらは潔く、オールブラックのデザインです！鹿革ブラック＋ロウ･ブラックソール。デザイン的なアクセントは一切ありません。「履いて見える部分はすべてブラックで」「革の表情はきれいめで」というのが、この靴のオーナー様のご希望です。（日頃からモノトーンのスタイリングを中心に着られるお客様です。）

鹿革はシボがあってカジュアルな印象をお持ちかもしれませんが、そもそもそのシボ感が均一で美しい上、たとえばこのつま先のようにグッと引っ張るとツヤも上がる、とても上品な雰囲気の出る革なのです。肌当たりも抜群にやわらかいため、オーナー様には真っ先に「この革はどうでしょう？」とオススメさせて頂きました。

このシンプルな靴でももちろんディテールにこだわっていまして、実はこのストラップの内側の革、肌に当たるので普通でしたらヌメ革（＝ベージュ色）をつかうところ、ここもブラックにしています。「見える部分は全部ブラック」というオーナー様のご希望に沿ったデザインです。「そんなことまで！」と言われそうですが（笑）、はい、指定できてしまうのですよ～！

鹿革ブラックのパンプス、凜として本当に美しい仕上がりです･･･！

ストラップは外側･内側すべてブラックの革でつくっています。直接肌に触れる内側は、やわらかい鹿革の裏革を当てています。

ストラップを外してみました。

オーナー様、今回もカッコイイ全身ブラックの靴をオーダー頂きましてありがとうございます！いつもながら、「ブラックという色の強さ」を強く実感いたします！お迎えをお待ちしております～！

３，｢ブギウギパンプス｣（馬革ブラウン＋ロウ･ブラウンソール）

こちらも単色の潔いデザイン♪ 馬革ブラウンのボディとロウ･ブラウンソールの組み合わせです！真上の全身ブラックのパンプスと、こちらの全身ブラウンのパンプス、それぞれに「これが一足あったら便利だろうな～！」と感じるデザインです！

馬革ブラウンは、「チョコ」というカワイイ名前が付いています。そう言われてみるとビターチョコのような色味で･･･。

ストラップも同色です。

実はボディのブラウンとソールのブラウンの色味が微妙に違っていて、これがとてもカッコ良いんです。濃さだけで表現されるツートーン、とても参考になるデザインですよね！

ほんのちょっとしたアクセントで、この「かかと」のタブはボディと同じ馬革ブラウンの裏革を当てられています。この裏革の色味がソールの色味と合っていて、このセンスがまた渋カッコイイ･･･！

ストラップを外しています。

オーナー様、その後のこの靴の様子はいかがでしょうか？もし何かお手伝いできることがございましたら、いつでもお気軽にご相談下さいませ！ありがとうございました！

４，｢ブギウギパンプス｣（ハンコック･ワイン＋マット･キャメルソール）

このパンプスは、オーナー様が過去の受注販売会の会場にて現品でお買い上げ下さった靴で、あとからストラップだけを追加でオーダー下さったものです。ですのでボディのハンコック･ワインは履かれている雰囲気で、そしてストラップのヌメ革はまさに「焼ける前」の初々しいフレッシュな色味ですよね！

ハンコック･ワイン、たいへんご好評を頂きましたが、前秋冬シーズンにて終了となりました。（←工房のストックがなくなりました）ハンコックのようなkokochi sun3のオリジナルレザーに限らず、おつかい頂けるレザーは、実は毎季ガラッと変わっています。「革は生ものです」といつもお話ししていますが、「この革で靴をつくりたい！」というのがございましたら、きっとそのときがつくるタイミングなのかもしれません･･･！